募集中全国対象
普通
準備期間の目安: 約30

【令和8年度・第2回】INPIT外国出願補助金

基本情報

補助金額
300万円
補助率: 1/2
0円300万円
募集期間
2026-03-02 〜 2026-03-23
残り20
対象地域日本全国
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途新たな事業を行いたい / 販路拡大・海外展開をしたい

この補助金のまとめ

INPIT外国出願補助金(令和8年度・第2回)は、独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)が実施する、中小企業者及び試験研究機関等の外国における知的財産権の取得を支援する補助金です。外国での発明(特許)、実用新案、意匠、商標の出願・権利化に要する経費の2分の1(上限300万円)が補助されます。海外市場への展開を目指す中小企業にとって、知的財産の国際的な保護は事業戦略の要であるにもかかわらず、外国出願は費用が高額になりがちです。本補助金を活用することで、翻訳費用や現地代理人費用など外国出願特有のコストを大幅に軽減し、国際的な知的財産戦略の構築を加速できます。1社1申請のルールがあるため、複数案件がある場合はまとめて申請する必要があります。

この補助金の特徴

1

外国出願費用の2分の1を補助

外国における特許・実用新案・意匠・商標の出願にかかる経費の2分の1が補助されます。上限は300万円で、高額になりがちな外国出願の費用負担を半減させることができます。海外展開を目指す中小企業の知財戦略を強力にバックアップする制度です。

2

特許・実用新案・意匠・商標のすべてに対応

外国出願の種類を問わず、発明(特許)、実用新案考案、意匠、商標のいずれの出願も補助対象です。技術系の特許出願からブランド保護のための商標登録まで、幅広い知的財産権の取得を支援します。

3

業種を問わない全国の中小企業が対象

全国の中小企業者と試験研究機関等が対象であり、業種制限はありません。製造業の技術特許から、サービス業の商標登録まで、あらゆる業種の海外展開に伴う知財保護ニーズに対応しています。

4

INPITによる信頼性の高い国の支援

独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)が実施する国の補助金であり、一般社団法人発明推進協会が事務局を運営しています。知的財産分野の専門機関による安定した支援体制が確保されています。

5

jGrantsでの電子申請に対応

jGrantsを通じた電子申請が可能であり、全国どこからでもオンラインで申請手続きを完了できます。書類の郵送や窓口持参の手間がなく、効率的に申請できます。

ポイント

本補助金の戦略的な価値は、「海外展開のコストバリア」を下げる点にあります。多くの中小企業は優れた技術やブランドを持ちながら、外国出願の高額なコストに二の足を踏んでいます。本補助金を活用すれば、その障壁を半減させながら、模倣品対策や権利侵害への備えという攻めと守りの知財戦略を同時に構築できます。

対象者・申請資格

対象者要件

  • 中小企業者であること
  • 試験研究機関等であること

対象となる出願

  • 外国における発明の出願(特許)
  • 外国における実用新案考案の出願
  • 外国における意匠の出願
  • 外国における商標の出願

申請ルール

  • 1社(者)につき1申請であること
  • 複数案件がある場合はまとめて1つの申請にすること
  • 申請フォームの担当者欄には実際の申請作業担当者の情報を記入すること

申請期間

  • 令和8年度第2回の公募期間内に申請すること
  • 書類の不備修正に時間を要するため、早期の申請が推奨されること

ポイント

本補助金で最も注意が必要なのは「1社1申請」ルールです。特許と商標など異なる種類の外国出願を同時に検討している場合でも、1回の申請にまとめなければなりません。申請前に自社の知的財産ポートフォリオ全体を見渡し、外国出願が必要な案件を一括で洗い出すことが、補助金の効果を最大化する鍵です。

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申請ガイド

1

ステップ1:知的財産の棚卸しと出願計画の策定

自社の保有する知的財産(発明、実用新案、意匠、商標)を棚卸しし、外国出願が必要な案件をリストアップします。1社1申請のため、複数案件はまとめて計画してください。

2

ステップ2:公募要領の確認と書類準備

INPITの外国出願補助金HPから最新の公募要領をダウンロードし、申請書類を準備します。出願予定の国・地域、出願の種類、見積費用などを整理します。

3

ステップ3:jGrantsでの電子申請

公募期間内にjGrantsを通じて電子申請を行います。担当者欄には実際に申請作業を行う方の情報を正確に入力してください。

4

ステップ4:書類確認と修正対応

申請後、INPIT外国出願補助金事務局が提出書類を確認します。不備や不足書類がある場合は修正・追加提出の指示がありますので、迅速に対応してください。

5

ステップ5:交付決定と外国出願の実施

採択・交付決定を受けた後、計画に基づき外国出願手続きを進めます。特許事務所や現地代理人と連携し、権利化を推進します。

ポイント

申請で最も重要なのは「早期の応募」です。事務局が指摘しているように、公募期間終了直前の申請では、書類の不備修正に十分な時間が確保できず、受理されないリスクがあります。公募開始後、可能な限り早い段階で申請を完了させ、修正対応の余裕を確保することが採択への近道です。

審査と成功のコツ

出願先国の戦略的選定
補助上限が300万円であるため、出願先の国・地域を戦略的に選定することが重要です。自社製品・サービスの主要市場、製造拠点がある国、模倣品リスクの高い国を優先し、コストパフォーマンスの高い出願計画を立てましょう。
知的財産の権利範囲の最適化
外国出願にあたっては、特許クレームの範囲や商標の指定商品・役務の設定が権利の価値を大きく左右します。補助金で費用を軽減できる分、弁理士や特許事務所との協議に十分な時間をかけ、最適な権利範囲を設定してください。
PCT出願等の活用による効率化
複数国への特許出願を検討している場合、PCT(特許協力条約)出願を活用することで、手続きの効率化とコスト削減が可能です。マドリッドプロトコルによる商標の国際登録も同様に検討に値します。
事前の特許事務所との連携
申請書類には外国出願の費用見積りが必要となるため、特許事務所や現地代理人との事前連携が不可欠です。申請期間が限られているため、公募開始前の段階で特許事務所に相談しておくことをおすすめします。

ポイント

本補助金を最大限に活用するには「知財戦略の全体設計」が不可欠です。個別の出願費用を減らすだけでなく、どの国で、何の権利を、どのタイミングで取得するかという戦略全体を描いた上で補助金を活用する企業が、海外市場での競争力を最も効果的に高められます。都道府県の知財総合支援窓口やINPITの相談サービスを積極的に活用してください。

対象経費

対象となる経費

特許出願関連費用(4件)
  • 外国特許出願の出願料・手数料
  • 翻訳費用(明細書・クレーム等)
  • 現地代理人費用
  • 国際調査手数料(PCT出願の場合)
実用新案出願関連費用(3件)
  • 外国実用新案出願の出願料
  • 翻訳費用
  • 現地代理人費用
意匠出願関連費用(3件)
  • 外国意匠出願の出願料
  • 図面作成費用
  • 現地代理人費用
商標出願関連費用(4件)
  • 外国商標出願の出願料
  • マドリッドプロトコルによる国際登録費用
  • 現地代理人費用
  • 翻訳費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(9件)
  • 日本国内での出願にかかる費用
  • 出願前の先行技術調査費用
  • 弁理士の国内相談料
  • 権利維持にかかる年金・更新料
  • 訴訟・紛争解決にかかる費用
  • 社内人件費
  • 旅費・交通費
  • 通信費
  • 出願後の審査対応(拒絶理由通知への応答等)にかかる費用

よくある質問

Q1社1申請とはどういう意味ですか?
A

1つの企業(者)が提出できる申請は1件のみです。複数の外国出願案件(例:米国への特許出願と中国への商標出願)がある場合は、すべてをまとめて1つの申請書に記載してください。案件ごとに別々の申請を行うことはできません。

Q既に外国出願を済ませている場合も申請できますか?
A

補助金の対象となる出願のタイミングや条件については、公募要領で詳細が定められています。一般的に、交付決定前に着手した経費は対象外となる場合が多いため、出願前の段階で申請されることをおすすめします。詳細はINPIT外国出願補助金事務局にご確認ください。

QPCT出願も対象になりますか?
A

PCT(特許協力条約)に基づく国際出願も、外国における権利化を目的とする出願として補助対象となる場合があります。詳細な条件は公募要領をご確認いただくか、事務局にお問い合わせください。

Q個人事業主でも申請できますか?
A

中小企業者に該当する個人事業主であれば、申請可能です。ただし、対象者の詳細な定義は公募要領で定められていますので、ご確認ください。

Q補助金の上限300万円で何か国くらい出願できますか?
A

出願費用は国や権利の種類によって異なりますが、目安として特許の場合は2〜3か国、商標の場合は5〜10か国程度の出願費用をカバーできる可能性があります。出願先と権利の種類に応じた見積りを特許事務所に依頼してください。

Q申請書類に不備があった場合はどうなりますか?
A

INPIT外国出願補助金事務局が書類を確認し、不備・不足がある場合は修正・追加提出の連絡があります。ただし、公募期間終了直前の申請では修正対応の時間が不足する恐れがあるため、できるだけ早い段階での申請が推奨されています。

Q大企業は申請できますか?
A

本補助金の対象は中小企業者および試験研究機関等です。大企業は対象外となります。中小企業の定義については、中小企業基本法に基づく基準が適用されますので、公募要領でご確認ください。

Q翻訳費用だけでも申請できますか?
A

補助対象経費は外国における権利化に要する経費全般であり、翻訳費用もその一部として対象に含まれます。ただし、出願手続きを伴わない翻訳のみの経費が対象となるかは公募要領をご確認ください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

INPIT外国出願補助金は、知的財産の国際展開に特化した制度であるため、海外展開全般を支援する他の制度と組み合わせることで、国際ビジネス戦略を総合的に推進できます。まず、JETROの「新輸出大国コンソーシアム」や各種海外展開支援事業を活用すれば、外国出願と並行して販路開拓のサポートが受けられます。また、中小企業庁の「海外展開・事業再編資金(日本政策金融公庫)」を利用すれば、海外事業の運転資金や設備資金を有利な条件で調達できます。知的財産の活用面では、各都道府県に設置された「知財総合支援窓口」で無料の専門相談を受けることが可能です。さらに、自治体独自の海外展開支援補助金と組み合わせることで、出展費用や翻訳費用などをカバーできる場合があります。特許庁の「中小企業等海外侵害対策支援事業(模倣品対策事業)」も、権利取得後の保護活動を支援する有力な選択肢です。

詳細説明

INPIT外国出願補助金(令和8年度・第2回)の詳細ガイド

制度の背景と目的

グローバル化が進展する中、日本の中小企業が海外市場で競争力を維持するためには、知的財産の国際的な保護が不可欠です。しかし、外国出願には翻訳費用、現地代理人費用、各国の出願手数料など、国内出願に比べて格段に高いコストがかかります。本補助金は、こうしたコスト負担を軽減し、中小企業等の国際的な知的財産戦略の構築を支援することを目的としています。

補助内容の詳細

本補助金では、外国における以下の知的財産権の出願・権利化に要する経費の2分の1(上限300万円)が補助されます。

  • 発明(特許):製品やプロセスの技術的な発明を外国で権利化
  • 実用新案考案:物品の形状・構造等に関する考案を外国で権利化
  • 意匠:製品のデザインを外国で権利化
  • 商標:ブランド名やロゴマークを外国で権利化

対象者

中小企業者および試験研究機関等が対象です。業種の制限はなく、全国の中小企業が申請可能です。大企業は対象外となります。

申請上の重要ルール

本補助金には「1社(者)1申請」というルールがあります。複数の外国出願案件を持っている場合でも、すべてをまとめて1回の申請で提出する必要があります。例えば、特許の米国出願と商標の中国出願を同時に検討している場合、両方を1つの申請にまとめてください。

申請方法と手続き

jGrantsを通じた電子申請で受付されます。申請フォームの担当者欄には、実際に申請作業を行う担当者の氏名と連絡先を正確に入力してください。応募申請後、INPIT外国出願補助金事務局が書類を確認し、不備や不足がある場合は修正・追加提出の依頼があります。

早期申請の重要性

事務局は早期の応募申請を強く推奨しています。公募期間終了直前に申請した場合、書類の不備修正に十分な時間が確保できず、正式に受理されないリスクがあります。公募開始後、可能な限り早い段階で申請を完了させることが重要です。

外国出願の種類と選択肢

外国出願にはいくつかの方法があり、目的と予算に応じて最適な方法を選択できます。

  • 直接出願:各国の特許庁に直接出願する方法。特定の1〜2か国への出願に適しています。
  • PCT出願:特許協力条約に基づく国際出願。複数国への特許出願を効率的に進められます。
  • マドリッドプロトコル:国際商標登録制度。複数国への商標登録を一括で手続きできます。
  • ハーグ協定:国際意匠登録制度。複数国への意匠登録を効率化できます。

外国出願にかかる一般的な費用

外国出願の費用は出願先の国や出願の種類によって大きく異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。

  • 特許(米国):100〜200万円程度(翻訳費・代理人費含む)
  • 特許(欧州):150〜300万円程度
  • 特許(中国):50〜100万円程度
  • 商標(各国):20〜50万円程度

本補助金の上限300万円を活用することで、複数国への出願費用の相当部分をカバーできます。

知的財産戦略の構築に向けて

外国出願は単にコストの問題ではなく、企業の国際ビジネス戦略全体の中に位置づける必要があります。どの国で、どのタイミングで、何の権利を取得するかという戦略的判断が、海外市場での競争力を大きく左右します。本補助金を活用する際は、特許事務所や知財総合支援窓口の専門家と十分に協議し、最適な知的財産ポートフォリオを構築することをおすすめします。

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