水力発電の事業性評価に必要な調査及び設計等を行う事業(令和6年度 新規事業 1次締切分)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
事業初期段階の調査・設計費用を補助
水力発電事業の初期段階で最も負担の大きい事業性評価のための調査・設計費用を補助します。事業化の判断に必要な基礎データを低コストで取得できます。
地方公共団体向けは定額(10/10)補助
地方公共団体が水力発電有望地点の調査と事業者公募を行う場合は、補助率10/10(全額補助)で最大2,000万円/年という非常に手厚い支援です。
民間事業者向けは補助率1/2で最大2,000万円
民間事業者等は補助率1/2以内で、基本設計を含む場合は上限2,000万円/年、含まない場合は1,000万円/年の補助を受けられます。
作業道整備費も別途補助
調査に必要な作業道整備(総延長100m以上)の費用も別途補助対象です。山間部での調査に必要なアクセス道路の整備もカバーされます。
幅広い発電規模が対象
20kW以上30,000kW未満と幅広い発電規模が対象で、小規模な農業用水路活用から中規模のダム式発電まで対応しています。
ポイント
対象者・申請資格
■対象事業(1)水力発電事業性評価事業 ・新設及びリプレイスする水力発電所が対象 ・発電出力20kW以上30,000kW未満を見込むもの ・事業性評価に必要な調査・設計等を行う事業 ■補助対象事業者(1) ・自ら中小水力発電を実施予定の民間事業者等(法人及び青色申告を行っている個人事業者) ・地方公共団体 ■補助率(1) ・1/2以内 ・基本設計を含む場合:上限2,000万円/年 ・基本設計を含まない場合:上限1,000万円/年 ■対象事業(2)地方公共団体が行う水力発電事業性評価・公募事業 ・水力発電有望地点の調査・設計等 ・発電事業者の公募(コンセッション方式PFI含む) ■補助率(2) ・定額(10/10) ・上限2,000万円/年 ■作業道整備費 ・総延長100m以上の調査用作業道 ・15万円/10mに距離と補助率を乗じた額(最大1,000万円) ■対象エリア:全国
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申請ガイド
ステップ1:水力発電候補地の選定
発電が見込める候補地を選定し、発電出力20kW以上30,000kW未満の範囲に該当するか概略的に確認します。河川の流量データや落差の情報を収集してください。
ステップ2:公募要領の確認と事業区分の選定
NEFの公募要領を入手し、(1)事業性評価事業と(2)公募事業のどちらに該当するか判断します。基本設計を含めるかどうかで補助上限額が変わります。
ステップ3:調査・設計の外注先選定と見積取得
調査・設計を外注する業者を選定し、見積もりを取得します。補助対象経費は原則として外注費とリース料のみである点に注意してください。
ステップ4:申請書類の作成・提出
所定の様式に従い申請書類を作成し、公募期間内に提出します。候補地の概要、調査・設計の内容、スケジュール、経費明細を具体的に記載してください。
ステップ5:採択後の調査・設計実施と報告
採択後、交付決定を経て調査・設計を実施します。完了後は実績報告書を提出し、事業性評価の結果を報告します。
ポイント
審査と成功のコツ
候補地の有望性を客観的に示す
調査・設計内容の妥当性
事業化への具体的な道筋
地域との合意形成の進捗
補助対象経費の範囲に注意
ポイント
対象経費
対象となる経費
外注費(6件)
- 地形測量費
- 地質調査費
- 水文調査費(流量調査等)
- 基本設計費
- 概略設計費
- 環境影響調査費
リース料(2件)
- 調査用機器のリース料
- 測定機器のレンタル料
作業道整備費(1件)
- 調査用作業道の整備費(総延長100m以上)
公募関連費(自治体のみ)(2件)
- 公募用資料作成費
- 事業者選定に係る費用
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 自社の人件費(民間事業者の場合)
- 材料費・消耗品費
- 土地取得費・用地費
- 水力発電設備の建設費
- 通常の事務管理費
- 消費税及び地方消費税
- 事業性評価に直接関係のない経費
- 作業道整備費のうち100m未満のもの
よくある質問
Qどのような規模の水力発電が対象ですか?
発電出力20kW以上30,000kW未満の新設またはリプレイスする水力発電所が対象です。小規模な農業用水路活用から中規模のダム式発電まで幅広く対応しています。
Q個人事業主でも申請できますか?
はい、青色申告を行っている個人事業者であれば申請可能です。法人格がなくても対象となります。
Q補助対象経費にはどのようなものがありますか?
原則として外注費(地形測量、地質調査、水文調査、設計等)とリース料のみです。自社人件費や材料費は原則対象外ですのでご注意ください。
Q基本設計を含めるかどうかで何が変わりますか?
民間事業者向けの補助上限額が異なります。基本設計を含む場合は2,000万円/年、含まない場合は1,000万円/年が上限です。
Q地方公共団体の定額補助とは何ですか?
地方公共団体が水力発電有望地点の調査と事業者公募を行う場合、補助率10/10(全額補助)で最大2,000万円/年の支援を受けられます。
Q作業道整備費はどのように計算しますか?
15万円/10m(消費税含まず)に距離(10m未満切り捨て)と補助率を乗じた額が上限です。総延長100m以上の作業道が対象で、最大1,000万円(自治体は2,000万円)です。
Q現在の募集状況はどうなっていますか?
令和6年度1次締切分の募集は終了しています。次回の公募については新エネルギー財団のウェブサイトで最新情報をご確認ください。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は事業初期段階の調査・設計を支援する制度であり、事業化が決定した後の発電設備建設には別の補助制度を活用できます。例えば、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の再生可能エネルギー関連補助金や、経済産業省の固定価格買取制度(FIT)を活用した事業スキームの構築が考えられます。また、地方自治体が独自に実施する再エネ導入補助金との併用も検討してください。環境省のCO2排出削減関連補助金と組み合わせることで、事業全体の経済性をさらに高めることも可能です。調査段階と建設段階で制度を使い分ける戦略が有効です。
詳細説明
水力発電事業性評価支援事業の概要
本事業は、一般財団法人新エネルギー財団(NEF)が運営する水力発電導入加速化事業の一環として、中小水力発電の事業初期段階における調査・設計費用を補助する制度です。
対象となる発電所
新設及びリプレイスする水力発電所で、発電出力20kW以上30,000kW未満を見込むものが対象です。
2つの事業区分
(1)水力発電事業性評価事業
- 対象者:民間事業者等(法人・青色申告個人事業者)、地方公共団体
- 補助率:1/2以内
- 基本設計を含む場合:上限2,000万円/年
- 基本設計を含まない場合:上限1,000万円/年
- 補助対象経費:原則として外注費とリース料のみ
(2)地方公共団体が行う事業性評価・公募事業
- 対象者:水力発電有望地点の調査・事業者公募を行う地方公共団体
- 補助率:定額(10/10)
- 上限:2,000万円/年
作業道整備費
総延長100m以上の調査用作業道整備も別途補助対象です。15万円/10mに距離と補助率を乗じた額が上限で、最大1,000万円(自治体公募型は2,000万円)です。