令和7年度救急搬送患者受入体制強化事業
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
救急救命士の院内配置を財政面から支援
本事業の最大の特徴は、従来は主に救急車内で活動していた救急救命士を救急医療機関の外来に配置するための経費を補助する点です。救急外来における人材確保と配置を直接的に支援することで、医師や看護師の負担軽減と救急対応力の向上を同時に実現します。
東京都独自の救急医療体制強化施策
本事業は東京都が独自に実施する補助金であり、都内の救急医療が抱える課題に特化した制度設計がなされています。救急搬送件数が全国最多レベルの東京都において、受入体制の強化は喫緊の課題であり、それに応える実効性の高い支援策です。
医療機関の経営負担を軽減しながら体制強化を実現
救急外来への専門人材の追加配置は医療機関にとって大きな人件費負担となりますが、本補助金を活用することで経営的な負担を抑えつつ体制強化が可能です。救急医療の安定的な提供と医療機関の持続可能な経営の両立を支援します。
ポイント
対象者・申請資格
医療機関の種別要件
- 東京都内に所在する救急医療機関であること
- 救急告示医療機関または救急医療対策事業の指定を受けた医療機関であること
人員配置の要件
- 医師の指示の下で救急救命処置を行う救急救命士等を救急外来に配置すること
- 配置する救急救命士等が適切な資格を有していること
事業実施の要件
- 救急搬送患者の受入体制強化に資する事業計画を有すること
- 交付要綱に定める補助対象経費の区分に該当する経費であること
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:交付要綱の確認と事業計画の策定
東京都保健医療局が公表する交付要綱を確認し、補助対象となる事業内容と経費区分を把握します。自院の救急外来の現状と課題を分析し、救急救命士等の配置計画を策定してください。
ステップ2:必要書類の準備と申請
交付要綱に基づき、事業計画書、経費の見積書、医療機関の概要書類等を準備します。東京都保健医療局医療政策部救急災害医療課へ申請書類一式を提出してください。
ステップ3:審査と交付決定
東京都による審査を経て交付決定が通知されます。交付決定後に事業を開始し、救急救命士等の配置を実施します。
ステップ4:事業実施と実績報告
計画に基づき救急救命士等を救急外来に配置し、事業を実施します。事業年度終了後に実績報告書を提出し、補助金額の確定を受けます。
ポイント
審査と成功のコツ
救急受入の現状データで必要性を裏付ける
配置計画の具体性と実現可能性を示す
期待される効果を定量的に示す
ポイント
対象経費
対象となる経費
人件費(3件)
- 救急救命士等の給与・賃金
- 社会保険料等の法定福利費
- 通勤手当
研修費(2件)
- 救急救命士等のスキルアップ研修費
- 資格取得に関連する費用
設備整備費(1件)
- 救急外来における処置に必要な医療機器等の整備費
対象外の経費
対象外の経費一覧(7件)
- 医療機関の通常運営に係る一般管理費
- 既に配置済みの既存職員の人件費
- 建物の新築・大規模改修費
- 医療機器のリース料(交付要綱に定めのないもの)
- 救急外来以外の部門に配置する職員の経費
- 飲食・接待にかかる経費
- 他の補助金で充当されている経費
よくある質問
Qこの補助金はどのような医療機関が対象ですか?
東京都内に所在する救急医療機関が対象です。救急搬送患者の受入実績がある救急告示医療機関等が主な対象となります。詳細な要件は交付要綱をご確認ください。
Q補助の対象となる経費は何ですか?
救急外来に配置する救急救命士等の人件費が主な補助対象です。具体的な補助対象経費の区分や補助率は交付要綱に定められていますので、東京都保健医療局にお問い合わせください。
Q救急救命士以外の職種も配置の対象になりますか?
本事業は「救急救命士等」を対象としており、医師の指示の下で救急救命処置を行う人材の配置を支援しています。対象となる職種の範囲は交付要綱をご確認ください。
Q申請先と問い合わせ先はどこですか?
東京都保健医療局医療政策部救急災害医療課救急医療担当が窓口です。電話番号は03-5320-4427です。
Q申請期間はいつですか?
令和7年度の申請受付は継続して行われています。具体的な申請期限や手続きの詳細については、東京都保健医療局救急災害医療課にお問い合わせください。
Q他の補助金と併用できますか?
同一の経費に対する重複補助は認められませんが、補助対象経費が異なる他の医療関連補助金との併用は可能な場合があります。具体的な併用の可否については事前に東京都にご相談ください。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本事業は東京都独自の救急医療体制強化策であり、国の救急医療関連補助金と組み合わせることで、より包括的な体制整備が可能です。例えば、厚生労働省の「救急医療体制等整備事業費補助金」で救急医療機器の整備を行い、本事業で人員配置を充実させるという役割分担が考えられます。また、東京都が実施する他の医療関連補助金(医療機関の施設整備補助や医療従事者確保対策事業)との併用も検討に値します。ただし、同一の経費に対する重複補助は認められないため、各事業の補助対象経費を明確に区分する必要があります。救急医療に関連する人材育成については、厚生労働省の各種人材育成事業も活用可能です。
詳細説明
令和7年度救急搬送患者受入体制強化事業の概要
本事業は、東京都が実施する救急医療体制の強化を目的とした補助金制度です。救急医療機関の救急外来に救急救命士等を配置し、増加する救急搬送需要への対応力を高めることを目指しています。近年、東京都では高齢化の進展や人口集中に伴い救急搬送件数が増加傾向にあり、救急医療機関の受入体制の強化が喫緊の課題となっています。
事業の背景と目的
東京都は全国でも最も救急搬送件数が多い地域の一つであり、救急医療機関の負担が年々増大しています。特に救急外来では、患者の増加に対して医師や看護師の人員が不足しがちで、受入困難事案の発生や長時間の救急車待機が課題となっています。本事業は、医師の指示の下で救急救命処置を行える救急救命士等を救急外来に配置することで、こうした課題の解消を図ります。
救急救命士の院内配置の意義
救急救命士は、従来は主に救急車内での活動が中心でしたが、法改正により医療機関内での救急救命処置が認められるようになりました。救急外来に救急救命士を配置することで、以下のような効果が期待されます。
- 救急搬送患者の初期対応の迅速化
- 医師や看護師の業務負担の軽減(タスクシフト)
- 救急患者の受入能力の向上
- 救急医療の質の維持・向上
対象となる医療機関
本事業の対象は、東京都内に所在する救急医療機関です。「医療、福祉」分野に該当する医療機関が申請可能であり、救急搬送患者の受入実績がある医療機関が主な対象となります。具体的な要件については交付要綱をご確認ください。
補助内容
補助率や補助限度額は交付要綱に定められています。救急救命士等の人件費を中心とした経費が補助対象となり、医療機関の経営負担を軽減しながら救急体制の強化を実現できる仕組みです。
申請手続きについて
申請は東京都保健医療局医療政策部救急災害医療課が窓口となっています。事業計画書や経費の内訳書等の必要書類を準備し、所定の手続きに従って申請を行います。申請期間や詳細な手続きについては、同課(電話:03-5320-4427)にお問い合わせください。
根拠法令
本事業は「救急搬送患者受入体制強化事業補助金交付要綱」(令和4年8月31日付4福保医救第45号)に基づいて実施されています。交付要綱には補助対象事業、補助対象経費、補助率、申請手続き等の詳細が定められています。