募集中
普通
準備期間の目安: 約45

令和7年度「年収の壁突破」総合対策促進奨励金

基本情報

補助金額
50万円
0円50万円
募集期間
2025-06-05 〜 2026-04-24
残り52
対象地域東京都
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 分類不能の産業 / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途雇用・職場環境を改善したい

この補助金のまとめ

「年収の壁突破」総合対策促進奨励金は、東京都内の中小企業を対象に、いわゆる「年収の壁」問題に対応するための職場環境整備を支援する奨励金制度です。「年収の壁」とは、配偶者の扶養範囲内で働くために、あえて就業時間や収入を抑える「就業調整」が起きる問題を指します。本奨励金は、配偶者手当の見直しや社会保険に加入した非正規雇用者向けの手当新設など、女性が就業調整を行うことなく能力を十分に発揮できる環境を整備した企業に対して、最大50万円を支給します。申請には事前エントリーが必要で、抽選により当選した事業主のみが交付申請できるという特殊な仕組みが採用されています。事前エントリーの受付期限は令和8年2月27日までです。東京しごと財団が運営する本制度は、労働力不足が深刻化する中、女性の就労拡大と企業の人材確保を同時に実現する、時宜を得た政策支援です。

この補助金の特徴

1

「年収の壁」問題への直接的な対策

本奨励金は、配偶者控除や社会保険料の負担増により生じる「年収の壁」問題に、企業側から対策を講じることを支援します。配偶者手当の見直しや社会保険加入者向け手当の新設など、従業員が就業調整をせずに働ける環境づくりを促進する、政策的に非常に意義のある制度です。

2

事前エントリー制と抽選方式の特殊な申請プロセス

本奨励金は通常の先着順ではなく、事前エントリーを行い、各回の受付期間終了後に抽選で当選者を決定する方式を採用しています。当選した事業主のみが交付申請を行えるため、公平性が確保される一方、申請が確約されないという特徴があります。

3

最大50万円の支給額

配偶者手当の見直しや社会保険加入者向け手当の新設を行った企業に対して、最大50万円が支給されます。制度変更に伴うコスト(就業規則の改定、人件費の増加等)を一部補填する役割を果たします。

4

令和8年2月27日までの事前エントリー期限

事前エントリーの受付は令和8年2月27日(金)午後5時までです。エントリー後すぐに交付申請ができるわけではなく、抽選結果の通知を待つ必要があります。当選後は当選メール送信日から1か月以内に交付申請を行う必要があります。

ポイント

本奨励金の戦略的な活用ポイントは、「年収の壁」対策を企業の人材戦略として位置づけることです。パートタイム従業員が就業調整をせずに長時間働けるようになれば、人手不足の解消と一人あたりの生産性向上につながります。配偶者手当の見直しは社員の給与体系全体の見直しにもつながるため、奨励金をきっかけに人事制度全体の最適化を図る好機と捉えましょう。事前エントリーは抽選のため不確実性がありますが、エントリー自体は無料・簡単なので、とりあえずエントリーしておくことを強くお勧めします。

対象者・申請資格

企業要件

  • 東京都内に事業所を有する中小企業等であること
  • 労働関係法令を遵守していること
  • 事前エントリーの抽選に当選していること

取組要件

  • 以下のいずれかまたは両方の取組を実施すること
  • 配偶者手当の見直し(廃止または減額等)
  • 社会保険に加入した非正規雇用者向けの手当等の新設
  • 取組が従業員の就業調整の解消につながるものであること

申請手続き要件

  • 事前エントリー期限:令和8年2月27日(金)午後5時まで
  • 抽選に当選後、当選メール送信日から1か月以内に交付申請
  • 各回の事前エントリー受付期間終了後に抽選実施

注意事項

  • 事前エントリー後、直ちに交付申請ができるわけではない
  • 抽選結果はEメールで通知される

ポイント

本奨励金の最大の注意点は「事前エントリー+抽選」という特殊な申請方式です。エントリーしても必ず交付申請できるわけではないため、当選を前提とした計画は立てないようにしましょう。ただし、エントリー自体にリスクはないため、要件に該当する可能性がある企業はまず事前エントリーをしておき、当選した場合に具体的な準備を進めるという二段構えのアプローチが合理的です。

あなたは対象?かんたん診断

8問の質問に答えるだけで、この補助金の対象かどうかを簡易診断できます。

申請ガイド

1

ステップ1:制度内容の確認と自社の状況把握

まず特設WEBサイトで奨励金の詳細を確認します。自社に配偶者手当がある場合の見直し方針、非正規雇用者の社会保険加入状況、就業調整を行っている従業員の有無などを把握します。

2

ステップ2:事前エントリーの実施

令和8年2月27日(金)午後5時までに事前エントリーを行います。各回の受付期間が設定されているため、特設WEBサイトでスケジュールを確認し、希望する回にエントリーします。エントリーは無料で、リスクはありません。

3

ステップ3:抽選結果の確認

各回の事前エントリー受付期間終了後に抽選が行われ、結果がEメールで通知されます。当選した場合のみ次のステップに進めます。落選した場合は次回のエントリーを検討します。

4

ステップ4:具体的な取組の実施

当選した場合、配偶者手当の見直しや社会保険加入者向け手当の新設など、具体的な取組を実施します。就業規則の改定や給与体系の変更が伴うため、社会保険労務士との連携が不可欠です。

5

ステップ5:交付申請の提出

当選メール送信日から1か月以内に交付申請を行います。申請期限が短いため、当選を想定した書類の事前準備が重要です。取組の実施証明書類、就業規則の改定前後の比較、対象従業員の一覧などを準備します。

ポイント

当選後の交付申請期限が「当選メール送信日から1か月以内」と非常に短い点に注意してください。当選してから慌てて準備を始めると間に合わない可能性があります。事前エントリー後、抽選結果を待っている間に、配偶者手当の見直し案や新手当の設計、就業規則の改定案を先行して準備しておくことを強くお勧めします。「当選したらすぐ動ける」状態にしておくことが成功の鍵です。

審査と成功のコツ

事前準備の徹底が最重要
抽選方式のため、当選してから準備を始めると1か月以内の交付申請期限に間に合わない可能性があります。エントリー段階で、配偶者手当の見直し案、新手当の設計、就業規則の改定案を準備しておきましょう。
従業員への丁寧な説明
配偶者手当の見直しは、一部の従業員にとっては不利益変更と捉えられる可能性があります。「年収の壁」対策の趣旨を丁寧に説明し、全従業員の理解を得ることが重要です。労使間の合意形成を事前に進めておきましょう。
専門家との連携
給与体系の変更や就業規則の改定には専門的な知識が必要です。社会保険労務士や人事コンサルタントに早い段階から相談し、法的リスクのない制度設計を行いましょう。
実効性のある取組の設計
形式的な手当の廃止・新設ではなく、実際に従業員の就業調整が解消される制度設計を目指しましょう。従業員の声を聞きながら、働く意欲を引き出す手当体系を構築することが、奨励金の趣旨にも合致します。

ポイント

成功のカギは「従業員にとってのメリットを明確にすること」です。配偶者手当の廃止だけでは従業員の反発を招く可能性があります。代わりに社会保険加入者向け手当を新設するなど、「働けば働くほど手取りが増える」仕組みを設計することで、従業員の就労意欲向上と企業の人材確保を同時に実現できます。制度変更の前後で従業員の手取り額がどう変わるかシミュレーションを行い、具体的な数字で説明することが効果的です。

対象経費

対象となる経費

人事制度変更費用(3件)
  • 就業規則の改定に伴う社会保険労務士への報酬
  • 給与体系の見直しコンサルティング費用
  • 人事制度変更の社内説明会開催費用
配偶者手当見直し関連費用(2件)
  • 配偶者手当の代替手当設計費用
  • 従業員への影響シミュレーション作成費用
新手当の原資(2件)
  • 社会保険加入者向け手当の支給原資
  • 処遇改善手当の初年度分
システム対応費用(2件)
  • 給与計算システムの設定変更費用
  • 勤怠管理システムの改修費用
周知・啓発費用(3件)
  • 従業員向け説明資料の作成費用
  • 社内説明会の開催費用
  • 制度変更に関するQ&A資料の作成費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 通常の事業運営に係る経費
  • 制度変更前に発生した既存の手当支給額
  • 他の助成金・奨励金で補填される費用
  • 飲食・接待に関する費用
  • 不動産の取得や賃貸に関する費用
  • 事業者の役員報酬
  • 抽選に落選した場合の準備費用

よくある質問

Q事前エントリーとは何ですか?
A

本奨励金の交付申請を行うために必要な事前手続きです。特設WEBサイトからエントリーし、各回の受付期間終了後に抽選が行われます。当選した事業主のみが交付申請を行えます。事前エントリーの受付は令和8年2月27日(金)午後5時までです。エントリー自体は無料で、特にリスクはありません。

Q抽選に落ちたらもう申請できませんか?
A

事前エントリーは複数回の受付期間が設定されています。一度の抽選で落選しても、次回の受付期間に再度エントリーすることが可能です。ただし、最終的なエントリー期限は令和8年2月27日までですので、早めのエントリーをお勧めします。

Q配偶者手当を廃止しなければなりませんか?
A

配偶者手当の見直しは「廃止」に限らず、「減額」や「支給条件の変更」なども含まれます。また、配偶者手当の見直しだけでなく、社会保険に加入した非正規雇用者向けの手当新設のみでも申請可能な場合があります。具体的な要件は特設WEBサイトで確認してください。

Q交付申請の期限はどのくらいですか?
A

当選メール送信日から1か月以内に交付申請を行う必要があります。この期間は非常に短いため、事前エントリー後の抽選待ち期間中に、制度の見直し案や申請書類の準備を先行して進めておくことを強くお勧めします。

Q「年収の壁」対策として具体的に何をすればよいですか?
A

主な対策として、①配偶者手当の廃止・減額により就業調整のインセンティブを除去する、②社会保険に新たに加入した非正規雇用者に対して手当を新設し、社会保険料負担の増加を補填する、などが考えられます。いずれの取組も、従業員が「年収の壁」を気にせず働ける環境づくりにつながるものである必要があります。

Q従業員から配偶者手当の廃止に反対されたらどうすればよいですか?
A

配偶者手当の廃止は一部の従業員にとって不利益変更となるため、丁寧な説明と代替措置が重要です。例えば、配偶者手当を廃止する代わりに、子ども手当の増額や全従業員対象の手当新設など、総合的な処遇改善とセットで実施することで、従業員の理解を得やすくなります。労使間の協議を十分に行い、合意形成を図ってください。

Q50万円でどのような取組ができますか?
A

50万円の奨励金は、就業規則の改定費用(社会保険労務士報酬10〜20万円程度)、給与計算システムの設定変更費用、従業員説明会の開催費用、新手当の初期支給分などに充当できます。制度変更に伴う直接的なコストの多くをカバーできる金額であり、企業の経済的負担を大幅に軽減します。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本奨励金は東京都独自の制度ですが、国が推進する「年収の壁・支援強化パッケージ」の各種施策との連携が可能です。特に、キャリアアップ助成金(社会保険適用時処遇改善コース)は、短時間労働者の社会保険適用に伴い、手当支給等の取組を行った事業主に助成金を支給する制度で、本奨励金と趣旨が近い施策です。両方の制度を活用することで、「年収の壁」対策の効果を最大化できます。ただし、同一の取組に対する二重受給にならないよう、対象となる取組内容や期間を明確に区分する必要があります。また、東京都の他の雇用環境整備関連の奨励金との併用可否も確認が必要です。社会保険労務士に相談し、国と都の制度を最適に組み合わせた「年収の壁」対策プランを策定することをお勧めします。

詳細説明

「年収の壁突破」総合対策促進奨励金とは

令和7年度「年収の壁突破」総合対策促進奨励金は、東京都が公益財団法人東京しごと財団を通じて実施する奨励金制度です。「年収の壁」の原因の一つである配偶者手当の見直しや、社会保険に加入した非正規雇用者向けの手当等の新設を行った都内中小事業主に対して、最大50万円を交付します。

「年収の壁」問題とは

「年収の壁」とは、配偶者の扶養範囲内にとどまるために、就業時間や収入を意図的に抑える「就業調整」が発生する現象です。主に103万円の壁(所得税)、106万円の壁(社会保険)、130万円の壁(社会保険)などがあり、働く意欲のある方が能力を十分に発揮できない原因となっています。

奨励金の支給額

最大50万円が支給されます。配偶者手当の見直しや社会保険加入者向け手当の新設に伴うコストの一部を補填する役割を果たします。

申請の流れ

  1. 事前エントリー:特設WEBサイトから事前エントリーを実施(期限:令和8年2月27日午後5時)
  2. 抽選:各回の受付期間終了後に抽選を実施
  3. 結果通知:抽選結果がEメールで通知
  4. 交付申請:当選メール送信日から1か月以内に交付申請

注意:事前エントリー後、直ちに交付申請ができるわけではありません。抽選に当選した事業主のみが申請できます。

対象となる取組

  • 配偶者手当の見直し(廃止または減額等)
  • 社会保険に加入した非正規雇用者向けの手当等の新設

これらの取組により、働く意欲のある女性が就業調整を行うことなく、能力を十分に発揮できる環境を整備することが求められます。

問い合わせ先

「年収の壁突破」総合対策促進奨励金事務局
(公益財団法人東京しごと財団 企業支援部 雇用環境整備課 雇用環境整備促進係内)
電話:03-5211-2315
受付時間:平日午前9時〜午後5時(正午〜午後1時、土日・祝日、年末年始を除く)

関連書類・リンク