募集中
普通
準備期間の目安: 約45

令和7年度 農林水産物認証取得支援事業(森林認証取得支援事業)補助金

基本情報

補助金額
40万円
補助率: 1/2以内
0円40万円
募集期間
2025-04-14 〜 2026-03-18
残り15
対象地域東京都
対象業種農業、林業
使途販路拡大・海外展開をしたい

この補助金のまとめ

本補助金は、公益財団法人東京都農林水産振興財団が実施する森林認証取得を支援する制度で、持続可能な森林管理の推進を目的としています。SGEC、FSC、PEFCの3種類の国際的な森林認証の取得費用(初回審査)及び定期審査・更新審査の費用を1/2以内で補助します。補助上限額は40万円で、コンサルタント契約料の上限は事業費80万円(補助額40万円)です。森林認証は、持続可能性に配慮した森林管理が行われていることを第三者が証明する制度であり、環境意識の高まりとSDGs推進の中で、認証木材の市場価値は年々向上しています。特に東京の木多摩産材認証協議会に登録している事業者を対象としており、多摩産材のブランド価値向上と販路拡大に直結する補助金です。森林所有者(FM認証)と木材加工・流通事業者(CoC認証)の両方が対象となっています。

この補助金の特徴

1

3つの国際森林認証に対応

SGEC(緑の循環認証会議)、FSC(森林管理協議会)、PEFC(PEFC評議会)という世界的に認知された3つの森林認証スキームに対応しています。どの認証を選択するかは事業の特性や取引先の要件に応じて最適なものを選ぶことができます。

2

FM認証とCoC認証の両方をカバー

森林管理認証(FM認証)は森林所有者・管理者向け、木材認証(CoC認証)は加工・流通事業者向けです。サプライチェーン全体をカバーする認証取得を一つの補助制度で支援できるため、多摩産材の認証木材としての流通体制構築を総合的に後押しします。

3

初回取得だけでなく更新審査にも対応

森林認証は取得後も定期審査や更新審査が必要ですが、本補助金はこれらの維持費用も対象としています。継続的な認証維持をサポートすることで、認証の形骸化を防ぎ、持続可能な森林管理の実効性を担保します。

4

CoC認証は複数事業所の一括申請が可能

同一会社で多摩産材の取扱実績がある複数事業所のCoC認証を一括して申請できるため、効率的な認証取得が可能です。事業所は東京都内外を問わないため、広域に展開する事業者にも使いやすい制度です。

ポイント

森林認証の市場価値は、2020年東京オリンピック関連施設での認証木材使用を契機に大きく向上しました。公共建築物の木材利用促進法の影響もあり、今後公共工事等で認証木材が優遇される機会が増えることが見込まれます。先行して認証を取得しておくことは、将来の受注機会の拡大に直結する戦略的投資といえます。

対象者・申請資格

FM認証の対象者

  • 東京都内に所在する森林の所有者または管理者であること
  • 中小企業者等であること
  • 東京の木多摩産材認証協議会に登録していること

CoC認証の対象者(区分1)

  • 伐採事業者、原木市場または製材事業者であること
  • 東京の木多摩産材認証協議会に登録していること

CoC認証の対象者(区分2)

  • 中小企業者等であること
  • 東京の木多摩産材取扱実績があること
  • 二次加工事業者または流通事業者等であること
  • 東京都内に本社があるか、都内に多摩産材取扱実績のある事業所があること

中小企業者等の定義

  • 製造業その他:資本金3億円以下または従業員300人以下
  • 卸売業:資本金1億円以下または従業員100人以下
  • 小売業:資本金5千万円以下または従業員50人以下
  • 社会福祉法人、NPO、一般社団法人等も対象

ポイント

多摩産材認証協議会への登録が前提条件となるため、未登録の場合はまず登録手続きを進める必要があります。また、CoC認証の区分2では「多摩産材の取扱実績」が要件となっているため、これから多摩産材を扱う予定の事業者は、まず取扱実績を積んでからの申請となる点にご注意ください。

あなたは対象?かんたん診断

8問の質問に答えるだけで、この補助金の対象かどうかを簡易診断できます。

申請ガイド

1

ステップ1:認証スキームと区分の決定

まず、取得する認証の種類(SGEC、FSC、PEFC)と区分(FM認証またはCoC認証)を決定します。取引先の要件や市場の動向、コスト等を総合的に判断してください。迷う場合は認証機関やコンサルタントに相談することをお勧めします。

2

ステップ2:認証取得の準備

FM認証の場合は森林管理計画の策定、CoC認証の場合は管理体制の構築が必要です。多くの場合、コンサルタントの支援を受けながら準備を進めます。コンサルタント契約料も補助対象(上限事業費80万円)となっています。

3

ステップ3:補助金申請書類の作成

東京都農林水産振興財団のウェブサイトまたは申請様式を使用して、申請書(第1号様式)、誓約書、工程表経費内訳、申請者の概要等を作成します。FM認証の場合は森林の状況の書類、CoC認証の場合は多摩産材の取扱状況の書類も必要です。

4

ステップ4:申請書の提出と審査

作成した書類を東京都農林水産振興財団に提出します。審査を経て補助金の交付が決定されます。申請受付期間は令和7年4月14日から令和8年3月18日までです。

5

ステップ5:認証審査の受審と実績報告

交付決定後、認証機関による審査を受審します。認証取得後、実績報告書(第5号様式)を提出し、補助金の額の確定を経て、請求書(第7号様式)により補助金を受領します。

ポイント

認証取得にはコンサルタントの活用が効果的ですが、コンサルタント契約料の補助上限は事業費80万円(補助額40万円)に設定されています。初回のコンサルタント契約料を含む全体費用を事前に把握し、自己負担額を正確に見積もった上で予算計画を立てましょう。また、認証機関の審査スケジュールと補助金の事業年度を合わせる必要があるため、早めのスケジュール調整が重要です。

審査と成功のコツ

認証スキームの適切な選択
SGEC、FSC、PEFCにはそれぞれ特徴があり、取引先や市場が求める認証は異なります。国内市場向けならSGEC、国際取引を見据えるならFSCやPEFCが適しています。SGECはPEFCとの相互承認があるため、国際対応も可能です。
森林管理計画の充実(FM認証)
FM認証では持続可能な森林管理が実践されていることを示す必要があります。森林管理計画の充実度、生物多様性への配慮、地域社会との関係等が審査されるため、これらの取り組みを体系的に整理・文書化しておくことが重要です。
管理体制の構築(CoC認証)
CoC認証では、認証木材と非認証木材の分別管理体制が審査されます。入荷から出荷までの管理手順書を作成し、トレーサビリティを確保する仕組みを構築してください。
経費の適正な見積もり
認証機関によって審査料が異なるため、複数の認証機関から見積もりを取得することをお勧めします。補助率は1/2以内のため、自己負担分も含めた資金計画を事前に策定しておくことが重要です。

ポイント

森林認証は「取得して終わり」ではなく、継続的な維持管理が必要です。本補助金は定期審査・更新審査の費用もカバーしているため、長期的な認証維持計画を策定し、毎年度の補助金活用を計画的に行うことで、認証維持コストを最小化できます。認証の価値は年数を重ねるほど高まるため、長期的な視点での活用をお勧めします。

対象経費

対象となる経費

認証取得費(初回審査)(2件)
  • 初回審査料
  • 年間公示料
コンサルタント費用(1件)
  • 認証取得に係るコンサルタント契約料(上限事業費80万円)
定期審査費(2件)
  • 定期審査料
  • 年間公示料
更新審査費(2件)
  • 更新審査料
  • 年間公示料

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 消費税及び地方消費税
  • 認証範囲外の森林管理費用
  • 通常の事業運営経費
  • 認証取得に直接関係しない研修費
  • 交付決定前に支出した経費
  • 旅費・交通費
  • 認証マーク使用料
  • 認証とは無関係の広告宣伝費

よくある質問

Qどの森林認証を取得すべきですか?
A

取引先や市場の要件に応じて選択するのが基本です。国内市場中心であればSGECが手続き面で取り組みやすく、PEFCとの相互承認により国際的にも通用します。グローバルな取引先からFSC認証を求められている場合はFSCを選択してください。いずれの認証も本補助金の対象です。認証機関やコンサルタントに相談し、事業の特性に最も適した認証を選ぶことをお勧めします。

QFM認証とCoC認証の違いは何ですか?
A

FM認証(Forest Management)は森林そのものの管理が持続可能であることを証明する認証で、森林の所有者・管理者が取得します。CoC認証(Chain of Custody)は認証木材が加工・流通の過程で適切に管理されていることを証明する認証で、製材業者、加工業者、流通業者等が取得します。認証木材として最終消費者に届けるには、サプライチェーン全体でFM認証とCoC認証が連携している必要があります。

Q多摩産材認証協議会への登録は必須ですか?
A

FM認証の申請者は多摩産材認証協議会への登録が必須条件です。CoC認証の区分1(伐採事業者、原木市場、製材事業者)も登録が必要です。区分2(二次加工事業者、流通事業者等)は協議会登録ではなく、多摩産材の取扱実績が要件となります。未登録の場合は、まず多摩産材認証協議会への登録手続きを行ってください。

Q補助金の上限額はいくらですか?
A

補助率は1/2以内で、コンサルタント契約料については事業費80万円(補助額40万円)が上限です。全体の補助上限額は40万円です。認証の種類や審査規模により実際の費用は異なりますが、初回審査の場合はコンサルタント料を含めて数十万円から100万円程度が一般的です。自己負担額も含めた資金計画を事前に策定してください。

Q認証取得後の維持費用も補助されますか?
A

はい、本補助金は初回の認証取得(初回審査)だけでなく、定期審査や更新審査の費用も補助対象です。森林認証は取得後も定期的な審査を受ける必要があり、維持コストが発生します。毎年度の補助金申請により、認証維持にかかる費用の1/2を継続的に補助してもらえるため、長期的な認証維持計画を策定する際の財政的な安心材料となります。

Q東京都外の事業所でもCoC認証の対象になりますか?
A

はい、CoC認証については東京都外の事業所も対象となる場合があります。同一会社の複数事業所でCoC認証を一括取得する場合、多摩産材の取扱実績があれば都内外を問わず対象事業所に含めることができます。ただし、区分2の申請者は東京都内に本社があるか、都内に多摩産材取扱実績のある事業所が1つ以上あることが条件です。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は東京都農林水産振興財団が実施する単独事業であり、同一経費について他の補助金との重複受給はできません。ただし、森林認証取得後の販路拡大や製品開発に関しては、東京都の中小企業向け補助金(販路拡大支援、製品開発支援等)を別途活用できる可能性があります。また、林野庁の「森林・林業再生基盤づくり交付金」等の国の補助制度も、異なる対象経費であれば併用が検討できます。森林認証取得をきっかけに、多摩産材のブランド化や新商品開発を進める場合は、複数の支援制度を組み合わせた中長期的な事業戦略を策定することをお勧めします。

詳細説明

森林認証取得支援事業とは

本事業は、公益財団法人東京都農林水産振興財団が実施する補助制度で、持続可能性に配慮した森林管理等を推進するため、森林認証の取得に要する経費を補助するものです。東京の木多摩産材の付加価値向上と持続可能な林業経営の実現を目的としています。

対象となる森林認証の種類

本事業では以下の3種類の森林認証が対象となります。

  • SGEC(緑の循環認証会議):日本発の森林認証制度で、日本の森林環境に適した基準を設定しています。PEFCとの相互承認により国際的にも通用します。
  • FSC(森林管理協議会):世界で最も広く認知されている森林認証の一つで、厳格な環境・社会基準を特徴としています。
  • PEFC(PEFC評議会):世界最大の森林認証面積を持つ国際的な森林認証の枠組みです。

認証の種類

FM認証(森林管理認証)は、森林が持続可能な方法で管理されていることを証明する認証です。東京都内の森林所有者・管理者で、多摩産材認証協議会に登録している方が対象です。

CoC認証(加工・流通過程の管理認証)は、認証森林から産出された木材が加工・流通の全過程で適切に管理されていることを証明する認証です。伐採事業者、製材事業者、二次加工事業者、流通事業者等が対象です。

補助率と補助上限額

補助率はいずれの事業区分も1/2以内です。コンサルタント契約料については事業費80万円(補助額40万円)が上限となっています。消費税は補助対象経費に含みません。初回の認証取得だけでなく、定期審査や更新審査の費用も補助の対象です。

申請方法

東京都農林水産振興財団のウェブサイトから申請様式をダウンロードし、必要書類を揃えて提出します。申請受付期間は令和7年4月14日から令和8年3月18日までです。問合せ先は東京都農林水産振興財団 地産地消推進課 認証支援係(電話:042-528-0510)です。

関連書類・リンク