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準備期間の目安: 約30

令和5年度補正 家庭用蓄電池等の分散型エネルギーリソース導入支援事業費補助金(家庭・業務産業用蓄電システム導入支援事業)

基本情報

補助金額
3億円
補助率: 1/3以内
0円3億円
募集期間
2024-03-14 〜 2024-12-06
対象地域日本全国
対象業種電気・ガス・熱供給・水道業
使途新たな事業を行いたい

この補助金のまとめ

家庭用蓄電池等の分散型エネルギーリソース導入支援事業費補助金は、経済産業省が実施する再生可能エネルギーの導入拡大を目的とした大型補助金です。2050年カーボンニュートラルと2030年のエネルギーミックス達成に向け、家庭用・業務産業用蓄電システムの導入を支援します。特徴的なのは、単に蓄電池を導入するだけでなく、DR(デマンドレスポンス)への活用を前提としている点です。蓄電池アグリゲーターや小売電気事業者と連携し、電力需給ひっ迫時や再エネ出力制御時に蓄電池を活用することで、電力の安定供給と再エネのさらなる導入を実現する仕組みです。

この補助金の特徴

1

補助率1/3以内で最大3億円の大規模支援

補助率1/3以内、補助上限額3億円という大規模な補助金です。家庭用蓄電池から業務産業用の大型蓄電システムまで幅広く対象としており、蓄電池の普及を強力に後押しする国の重点施策です。

2

アグリゲーター・小売電気事業者経由の独特なスキーム

本事業は蓄電池の導入者が直接申請するのではなく、SII(環境共創イニシアチブ)に登録された蓄電池アグリゲーターまたは小売電気事業者を通じて申請する仕組みです。アグリゲーターが需要家の蓄電池を遠隔制御し、電力市場への調整力供出を行うことが前提となっています。

3

DR(デマンドレスポンス)活用が前提条件

単なる蓄電池導入ではなく、電力需給ひっ迫時のDR活用や再エネ出力制御対策としての活用が必須です。家庭用蓄電システムは遠隔制御が必須要件であり、蓄電池が電力システム全体の安定化に貢献する仕組みを構築します。

ポイント

本補助金は蓄電池の導入コストを下げるだけでなく、日本の電力システム全体の柔軟性を高めるための戦略的施策です。アグリゲーター経由の申請という独自スキームにより、分散型エネルギーリソースの統合管理を推進しています。蓄電池導入を検討する事業者は、まず対応アグリゲーターを見つけることが第一歩です。

対象者・申請資格

蓄電池アグリゲーターの要件

  • 日本国内で事業活動を営む法人であること
  • 需要家の蓄電システムを遠隔制御・制御指示等できること(家庭用は遠隔制御必須)
  • 各種電力市場への調整力供出に関し、セキュリティガイドライン等に基づく対策を実施できること
  • 経済産業省から補助金交付等停止措置を受けていないこと

小売電気事業者の要件

  • 電気事業法に基づく経済産業大臣の登録を受けた法人であること
  • DRメニューを有し、需要家に提供可能であること
  • 電力市場への調整力供出に関する法令・セキュリティ対策を実施できること

補助対象事業者(蓄電池導入者)の要件

  • アグリゲーターまたは小売電気事業者と契約した需要家
  • 家庭用または業務産業用蓄電システムを導入する者

ポイント

本補助金は個人や企業が直接申請するものではなく、SIIに登録された蓄電池アグリゲーターまたは小売電気事業者を介して申請する仕組みです。蓄電池導入を検討する方は、まずSIIのウェブサイトで登録されたアグリゲーター一覧を確認し、対応事業者に相談してください。

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申請ガイド

1

アグリゲーター/小売電気事業者の登録(事業者側)

SIIへの登録申請を行い、要件審査を経て登録・公表されます。登録済みであれば次のステップに進みます。

2

需要家とのマッチング

登録されたアグリゲーター/小売電気事業者が、蓄電池導入を希望する需要家(家庭・事業所)とDR契約を締結します。

3

補助金申請(アグリゲーター経由)

アグリゲーター/小売電気事業者がSIIに補助金を申請します。導入する蓄電システムの仕様、DR活用計画、遠隔制御体制を記載します。

4

審査・交付決定

SIIが審査し、適切と認められれば交付決定となります。

5

蓄電システム導入・実績報告

交付決定後に蓄電システムを導入し、完了後に実績報告を提出。その後のDR実績の報告も求められます。

ポイント

需要家が直接申請する補助金ではないため、まずSII登録済みのアグリゲーターまたは小売電気事業者を見つけてください。蓄電池メーカーや販売店がアグリゲーターと提携していることも多く、蓄電池購入時に補助金の適用可否を確認するのが効率的です。

審査と成功のコツ

遠隔制御体制の確実な構築
家庭用蓄電システムは遠隔制御が必須です。通信環境の安定性、制御プロトコルの信頼性、障害時の対応計画を具体的に示すことが重要です。
DR供出の実績・計画の具体性
電力市場への調整力供出をどのように実施するかの具体的計画が評価されます。過去のDR実績や、容量市場・需給調整市場への参加計画を示すと説得力が増します。
セキュリティ対策の充実
需要家の蓄電池を遠隔制御するため、サイバーセキュリティ対策が重視されます。ガイドラインに準拠したセキュリティ体制の構築を明確に示してください。
導入規模とコスト効率
補助金額に対する蓄電池導入量とDR供出量の効率性が評価されます。スケールメリットを活かした計画が有利です。

ポイント

アグリゲーターとしての登録・申請において、遠隔制御技術の信頼性とDR供出計画の具体性が採択の決め手です。需要家の獲得数と蓄電池の統合管理能力を定量的に示すことが重要です。

対象経費

対象となる経費

蓄電システム本体(4件)
  • 家庭用蓄電池
  • 業務産業用蓄電池
  • パワーコンディショナー
  • 蓄電池管理システム
制御・通信機器(4件)
  • 遠隔制御装置
  • 通信モジュール
  • HEMS連携機器
  • 監視端末
設置工事費(4件)
  • 蓄電池設置工事
  • 電気配線工事
  • 通信回線工事
  • 基礎工事
システム構築費(3件)
  • アグリゲーションシステム構築費
  • DR制御システム
  • データ管理プラットフォーム

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 太陽光発電設備の購入費(蓄電池以外)
  • 土地・建物の取得費
  • 汎用パソコン等の事務機器
  • 人件費
  • 消費税
  • 維持管理費・電気料金
  • 既設蓄電池の撤去費
  • 他の補助金で補填される経費

よくある質問

Q個人で蓄電池を導入する場合も対象ですか?
A

はい、家庭用蓄電システムも対象です。ただし、個人が直接申請するのではなく、SIIに登録された蓄電池アグリゲーターまたは小売電気事業者を介して申請する仕組みです。蓄電池の販売店やメーカーに対応アグリゲーターの紹介を依頼してください。

Q蓄電池の遠隔制御とは具体的に何をするのですか?
A

蓄電池アグリゲーターが、インターネット等の通信回線を通じて需要家の蓄電池の充放電を遠隔で制御します。電力需給がひっ迫した際に蓄電池から放電して供給力を確保したり、再エネの余剰時に充電して再エネの有効活用を促進したりします。

Q既に設置済みの蓄電池も対象ですか?
A

いいえ、本補助金は新規に導入する蓄電システムが対象です。既設の蓄電池への遡及適用はありません。ただし、遠隔制御対応のための通信機器の追加設置などについては、事務局に確認されることをお勧めします。

Q太陽光発電と蓄電池をセットで導入する場合、両方に補助が出ますか?
A

本補助金は蓄電システムの導入を対象としており、太陽光発電設備は対象外です。太陽光発電については別の補助制度(環境省や自治体の補助金等)を併用することで、セット導入のコストを軽減できます。

Qアグリゲーターの登録一覧はどこで確認できますか?
A

SII(一般社団法人環境共創イニシアチブ)のウェブサイトで、登録された蓄電池アグリゲーターおよび小売電気事業者の一覧が公表されています。お住まいの地域やご利用の電力会社に対応した事業者を確認してください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は経済産業省所管の蓄電池導入補助であり、同一の蓄電池について他の国庫補助金との併用は原則不可です。ただし、太陽光発電設備については別途、環境省の「再エネ設備導入支援」や自治体の太陽光発電補助金を活用できる場合があります。蓄電池と太陽光をセットで導入する場合、蓄電池は本補助金、太陽光は別の補助制度で対応するという組み合わせが効率的です。また、ZEH(ゼロエネルギーハウス)補助金など、住宅の省エネ性能向上に関する補助制度と組み合わせることで、住宅全体のエネルギー効率を最大化する投資計画が可能です。

詳細説明

事業の背景と目的

2050年カーボンニュートラル、2030年のエネルギーミックス(再エネ比率36~38%)達成に向け、再生可能エネルギーの最大限の導入・活用が不可欠です。蓄電池は再エネの自然変動を平準化する重要な役割を担っており、本事業はその導入を加速させるものです。

事業の特徴:DRを前提とした蓄電池普及

本事業は単に蓄電池を導入するだけでなく、DR(デマンドレスポンス)への活用を前提としています。蓄電池アグリゲーターが需要家の蓄電池を遠隔で制御し、以下の場面で活用します。

  • 電力需給ひっ迫時:蓄電池からの放電により供給力を確保
  • 再エネ出力制御時:余剰電力を蓄電池に充電し、再エネの有効活用を促進

補助スキーム

補助率:1/3以内

補助上限額:3億円

申請はSII(環境共創イニシアチブ)に登録された蓄電池アグリゲーターまたは小売電気事業者を通じて行います。

アグリゲーターの要件

蓄電池アグリゲーターは、需要家の蓄電システムを監視・遠隔制御できる法人です。家庭用蓄電システムは遠隔制御が必須要件です。各種電力市場への調整力供出に関し、セキュリティガイドラインに基づく対策を実施できることが求められます。

小売電気事業者の要件

電気事業法に基づく登録を受けた法人で、本事業の目的に資するDRメニューを有し、需要家に提供可能であることが条件です。