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やや難しい
準備期間の目安: 約30

令和6年度技術協力活用型・新興国市場開拓事業(研修・専門家派遣・寄附講座開設事業)費補助金

基本情報

補助金額
11.2億円
補助率: 1/3,1/2,2/3,定額
0円11.2億円
募集期間
2024-01-18 〜 2024-02-19
対象地域日本全国
対象業種分類不能の産業
使途販路拡大・海外展開をしたい / 人材育成を行いたい

この補助金のまとめ

技術協力活用型・新興国市場開拓事業費補助金は、日本企業が海外進出先での事業活動を担う現地人材の育成・獲得を支援する経済産業省の制度です。日本での受入研修、現地への専門家派遣、寄附講座の開設という3つの手法で、海外展開に必要な人材基盤を構築できます。補助上限額は約11億円と大規模で、国の通商政策・国際協力の一環として位置づけられています。新興国市場への本格進出を検討する企業にとって、現地での事業運営体制構築の重要な足がかりとなる制度です。

この補助金の特徴

1

受入研修・専門家派遣・寄附講座の3手法を網羅

本補助金は現地人材育成の主要手法を3つカバーしている点が特徴です。日本への受入研修で日本式の品質管理やオペレーションを学ばせ、専門家派遣で現地の実情に即した技術指導を行い、寄附講座で長期的な人材育成基盤を構築できます。企業の進出段階や現地の状況に応じて最適な手法を選択または組み合わせることが可能です。

2

コンソーシアム形式での共同申請が可能

単独企業だけでなく、複数の企業・団体がコンソーシアムを組んで申請することができます。同業種の企業が共同で現地研修プログラムを構築したり、異業種連携で総合的な人材育成を行うなど、柔軟な事業設計が可能です。ただし幹事企業が業務の全てを再委託することはできません。

3

新興国市場進出の戦略的人材投資を補助

一般的な海外展開支援が市場調査やビジネスマッチングに留まるのに対し、本補助金は現地で事業を運営する人材そのものへの投資を支援します。進出後の事業継続に不可欠な人材基盤の構築に特化した、他に類を見ない制度設計です。

ポイント

本補助金の最大の価値は、海外進出の成否を左右する「現地人材」の育成を直接支援する点にあります。製品・サービスの海外展開は他の補助金でも支援されますが、現地オペレーションを担う人材育成に特化した制度は稀少です。新興国進出を計画する企業は優先的に検討すべき制度です。

対象者・申請資格

組織の要件

  • 日本に拠点を有する企業・団体等であること
  • 本事業を的確に遂行する組織、人員等を有していること
  • 事業遂行に必要な経営基盤を有し、資金管理能力が十分であること

欠格要件

  • 経済産業省からの補助金交付等停止措置が講じられていないこと
  • 経済産業省からの指名停止措置が講じられていないこと

申請形態

  • 単独企業・団体での申請が基本
  • コンソーシアム形式による共同申請も可能(幹事を決定し、幹事が事業提案書を提出)
  • コンソーシアムの場合でも、幹事が業務の全てを他の企業等に再委託することは不可

ポイント

形式的な応募資格のハードルは比較的低いですが、海外での人材育成事業を的確に遂行できる組織体制と実績が実質的に求められます。新興国に現地法人や取引先を持つ企業、または業界団体が主な対象です。単独での実施が難しい場合はコンソーシアム形式を検討してください。

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申請ガイド

1

ステップ1:公募要領の確認と事業構想の策定(公募開始時)

経済産業省貿易経済協力局のウェブサイトから公募要領を入手し、対象事業・経費区分・審査基準を確認します。受入研修・専門家派遣・寄附講座のいずれか(または組み合わせ)で事業を設計してください。

2

ステップ2:事業提案書の作成(2〜4週間)

公募要領の様式に従い事業提案書を作成します。現地人材育成の目的・内容・実施体制・期待される効果を具体的に記載します。コンソーシアムの場合は参加団体の役割分担も明記してください。

3

ステップ3:申請書類の提出(公募期間内)

指定の方法で申請書類を提出します。公募期間は約1ヶ月のため、早めの準備が必要です。

4

ステップ4:審査・採択(提出後1〜2ヶ月)

事業の妥当性・実現可能性・人材育成効果等が審査されます。

5

ステップ5:交付決定・事業実施・実績報告

交付決定後に事業を開始し、受入研修や専門家派遣等を実施します。事業完了後に実績報告書を提出し、成果を報告してください。

ポイント

本補助金は問い合わせ方法が電子メールに限定されており、件名も指定されています。ルール違反の問い合わせには回答されない場合があるため注意してください。事業提案書では、現地人材育成が自社の海外事業にどう直結するかを具体的に示すことが重要です。

審査と成功のコツ

現地市場の具体的ニーズとの整合
審査では、対象国・地域の市場特性と人材育成内容の整合性が重視されます。「なぜこの国で」「なぜこの人材が必要か」を市場データや現地の事業環境分析に基づいて論理的に説明してください。
人材育成の体系性と持続可能性
単発の研修ではなく、段階的なスキルアップにつながる体系的なプログラム設計が評価されます。研修後のフォローアップ体制、育成した人材の定着・活用計画も含めて提案してください。
日本の技術・ノウハウの優位性の活用
日本企業ならではの品質管理、改善活動、チームワークなど、日本式の強みを活かした人材育成プログラムが高く評価されます。現地では得られない日本固有の価値を明確に打ち出してください。

ポイント

採択の分かれ目は「育成した人材が自社の海外事業成長にどう貢献するか」の具体性です。人材育成の目標を定量化(例:現地管理職○名育成、品質不良率○%低減)し、事業計画との因果関係を明示できる提案が勝ち筋です。

対象経費

対象となる経費

研修実施費(3件)
  • 受入研修のカリキュラム開発費
  • 研修施設の使用料
  • 研修教材・テキストの作成費
旅費・滞在費(3件)
  • 受入研修生の渡航費・滞在費
  • 専門家の海外派遣旅費
  • 現地視察の旅費
人件費・謝金(3件)
  • 研修講師の謝金
  • 派遣専門家の人件費
  • 通訳・翻訳者の費用
寄附講座関連費(3件)
  • 大学等への寄附講座開設費
  • 講座運営に係る経費
  • 教材開発費
委託費(2件)
  • 研修プログラムの企画・運営委託費
  • 現地調査の委託費
一般管理費(3件)
  • 事務経費
  • 通信費
  • 消耗品費

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • 土地・建物の取得費
  • 団体の経常的な運営経費
  • 事業に直接関係しない人件費
  • 交際費・娯楽費
  • 他の補助金と重複する経費
  • 恒常的な設備投資

よくある質問

Q中小企業でも申請できますか?
A

はい、日本に拠点を有する企業・団体等であれば中小企業でも申請可能です。単独での実施が難しい場合は、同業他社や業界団体とコンソーシアムを組んで共同申請することもできます。ただし、海外での人材育成事業を遂行できる体制が求められます。

Qどの国が対象になりますか?
A

公募要領で具体的な対象国・地域が定められます。一般的には、アジアを中心とした新興国市場が対象となります。自社の海外展開戦略と対象国が合致するか、公募要領で確認してください。

Q受入研修・専門家派遣・寄附講座を組み合わせて申請できますか?
A

はい、複数の手法を組み合わせた事業提案も可能です。例えば、まず現地に専門家を派遣して技術指導を行い、その後、選抜した人材を日本に招いて高度な受入研修を実施するといったプログラム設計が考えられます。

Q補助率はどのくらいですか?
A

事業内容によって1/3、1/2、2/3、定額のいずれかが適用されます。具体的な補助率は公募要領に記載されていますので、事業計画の策定前に必ず確認してください。

Q問い合わせの方法に制限はありますか?
A

問い合わせは電子メールのみ受付で、それ以外の方法(電話等)では回答されません。件名も指定されているため、ルール通りに問い合わせてください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は経済産業省の事業であり、同一事業での他の国庫補助金との重複受給はできません。ただし、海外展開支援には複数の公的制度があり、役割を分けて活用することが可能です。JETROの海外展開支援事業で市場調査やビジネスマッチングを行い、本補助金で現地人材育成を実施するという組み合わせが効果的です。また、JICAの民間連携事業やODAとの連携により、より大規模な国際協力プログラムとして展開することも検討できます。中小企業の場合は、中小企業庁のJAPANブランド育成支援等事業と組み合わせて、製品の海外展開と現地人材育成を並行して進める戦略も有効です。

詳細説明

制度の目的

本補助金は、日本企業が海外進出先での事業活動を担う現地人材の育成・獲得を支援することで、新興国市場の開拓と日本の通商政策の推進に寄与することを目的としています。

補助金額・補助率

補助上限額は約11億1,700万円です。補助率は事業内容により1/3、1/2、2/3、定額のいずれかが適用されます。

対象となる3つの事業手法

  • 受入研修事業:新興国の現地人材を日本に招き、日本式の技術・ノウハウを習得させる研修を実施
  • 専門家派遣事業:日本から専門家を現地に派遣し、技術指導や人材育成を実施
  • 寄附講座開設事業:現地の大学等に寄附講座を開設し、長期的な人材育成基盤を構築

コンソーシアム形式

複数の企業・団体がコンソーシアムを組んで申請することも可能です。幹事企業を決定し、幹事が事業提案書を提出します。ただし、幹事が業務の全てを他の企業等に再委託することはできません。

問い合わせ先

経済産業省 貿易経済協力局 技術・人材協力課(担当:髙橋)。問い合わせは電子メール(bzl-tech-co-op@meti.go.jp)のみ。件名は「■質問■令和6年度技術協力活用型・新興国市場開拓事業(研修・専門家派遣・寄附講座開設事業) 質問事項」と指定されています。

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