募集中
簡単
準備期間の目安: 約45

令和7年度医療機関におけるAI技術活用促進事業(単年度型)

基本情報

補助金額
1000万円
補助率: 1/2
0円1000万円
募集期間
2025-04-18 〜 2026-03-31
残り28
対象地域東京都
対象業種医療、福祉
使途設備整備・IT導入をしたい

この補助金のまとめ

東京都が実施する「医療機関におけるAI技術活用促進事業(単年度型)」は、都内の200床未満の病院および有床診療所を対象に、AI技術の導入・活用を支援する補助金です。補助率1/2、上限1,000万円という明確な条件が設定されており、医療従事者の業務負担軽減と患者サービスの向上を同時に実現することを目的としています。AI問診システム、画像診断支援AI、音声認識によるカルテ入力支援、予約最適化AIなど、医療現場で実用化が進むAI技術の導入コストを大幅に軽減できる貴重な機会です。特に注目すべきは、大規模病院ではなく中小規模の医療機関を対象としている点で、IT投資の余力が限られる医療機関のデジタル化を重点的に支援する政策意図が明確です。申請期間は2025年4月18日から2026年3月31日までと通年型であり、過去に本補助金の交付を受けたことがない医療機関が対象となります。

この補助金の特徴

1

中小規模医療機関に特化したAI導入支援

200床未満の病院と有床診療所に対象を限定しており、大規模病院では自力で実現できるAI導入を、資金力に制約のある中小規模の医療機関でも実現可能にする制度設計となっています。医療のデジタル格差を解消する社会的意義の高い事業です。

2

補助率1/2・上限1,000万円の明確な条件

補助率と上限額が明確に定められているため、事業計画が立てやすい補助金です。例えば2,000万円のAIシステムを導入する場合、自己負担は1,000万円で済みます。中小医療機関にとって、数百万円から1,000万円の補助は非常に大きなインパクトがあります。

3

幅広いAI技術が対象

特定のAI技術に限定されておらず、医療従事者の業務負担軽減や患者サービス向上に資するAI技術であれば幅広く対象となります。AI問診、画像診断支援、音声認識、業務効率化AI、予約管理AIなど、医療機関のニーズに合わせた自由度の高い活用が可能です。

4

東京都独自の先進的取組

AI技術活用に特化した医療機関向け補助金は全国的にも珍しく、東京都の先進的な取組です。都内の医療機関のDX推進のモデルケースとなることが期待されており、採択された事業は他の自治体への波及効果も見込まれます。

ポイント

本補助金は「初回限定」(過去に交付を受けたことがない医療機関が対象)という大きな特徴があります。つまり、一度きりのチャンスです。そのため、最も効果の高いAI導入テーマを慎重に選定し、1回の申請で最大の効果を得られる計画を立てることが極めて重要です。安易に小規模なAIツール1つに使うのではなく、業務フロー全体を見直した上で、投資対効果の最も高いAI活用領域を特定してください。

対象者・申請資格

対象医療機関

  • 東京都内の200床未満の病院の開設者
  • 東京都内の有床診療所の開設者
  • 病床配分決定を受け、新規に上記医療機関を開設する者を含む
  • 東京都知事が適当と認める者

除外対象

  • 地方公共団体
  • 地方独立行政法人
  • 独立行政法人
  • 国立大学法人
  • 過去にこの補助金の交付を受けたことがある医療機関(ただし200床未満の病院で2か年計画の2年目は除く)
  • 暴力団(東京都暴力団排除条例に該当する団体)
  • 法人の代表者・役員・従業者に暴力団員等に該当する者がいるもの

補助条件

  • 補助率:1/2
  • 補助上限額:1,000万円
  • 単年度型(年度内に事業完了が必要)

ポイント

本補助金は民間の中小規模医療機関に限定しており、公立・公的病院は対象外です。また「一度きり」の補助金であるため、200床未満の病院は2か年計画で2回に分けて申請する戦略も検討すべきです。特に、初年度にインフラ整備(ネットワーク環境等)、2年度にAIアプリケーション導入という段階的アプローチが有効な場合があります。

あなたは対象?かんたん診断

8問の質問に答えるだけで、この補助金の対象かどうかを簡易診断できます。

申請ガイド

1

ステップ1:補助金要綱の確認

東京都保健医療局のWebサイト(https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/iryo/jigyo/ai)から実施要綱・交付要綱を確認します。問い合わせ先:03-5320-4448(医療政策課医療改革推進担当)。

2

ステップ2:AI導入計画の策定

自院の業務課題を分析し、導入するAI技術を選定します。AI開発企業やIT販売業者から見積書を取得し、導入効果の試算を行います。医療従事者の業務負担軽減効果と患者サービス向上効果を具体的に計画書に記載してください。

3

ステップ3:交付申請書類の準備

交付申請書、事業計画書、収支予算書、見積書、法人の登記事項証明書等の必要書類を準備します。申請書類の様式は東京都のWebサイトからダウンロードできます。

4

ステップ4:jGrantsでの電子申請

jGrants(補助金電子申請システム)を通じて交付申請を行います。GビズIDプライムアカウントが必要です。申請期限は2026年3月31日ですが、予算に限りがあるため早めの申請をお勧めします。

5

ステップ5:交付決定・事業実施・実績報告

交付決定後にAI技術の導入・運用開始を行い、年度末までに実績報告書を提出します。その後、消費税報告も必要となります。

ポイント

東京都のWebサイトには交付申請書類だけでなく、変更交付申請、契約手続き、実績報告、消費税報告の様式も公開されています。申請前に全工程の書類を確認し、事業完了までの全体スケジュールを把握しておくことが重要です。特に年度末に事業完了と実績報告が集中するため、AI導入のスケジュールは余裕を持って計画してください。導入するAIベンダーの納期も考慮に入れる必要があります。

審査と成功のコツ

具体的な業務課題とAI活用の紐付け
「AI導入」という漠然とした計画ではなく、「問診時間の平均30分を15分に短縮」「夜間の画像読影の見落としリスクを低減」など、具体的な業務課題とAI活用による改善効果を数値で示すことが重要です。
導入後の運用計画の明確化
AI技術は導入して終わりではなく、継続的な運用と活用が求められます。院内の誰がAIシステムを管理するか、職員への研修計画、トラブル時の対応体制など、運用面の計画も充実させてください。
患者メリットの強調
医療従事者の負担軽減だけでなく、患者にとってのメリット(待ち時間短縮、診断精度向上、利便性向上等)を具体的に示すことで、事業の社会的意義が高まり、評価されやすくなります。
費用対効果の客観的な試算
1,000万円の補助を受けた結果、どの程度の業務効率化や医療の質の向上が実現するかを、可能な限り定量的に示してください。同規模の医療機関での導入事例があれば、参考データとして引用すると説得力が増します。

ポイント

東京都は補助金の成果を「モデルケース」として広く発信することを期待しています。そのため、導入効果を測定するためのKPI(指標)の設定と、その測定方法を事業計画に盛り込むことが差別化のポイントになります。「導入して終わり」ではなく「導入効果を検証し発信する」という姿勢を示すことで、都のDX推進パートナーとしての評価を得ることができます。

対象経費

対象となる経費

AIシステム導入費(4件)
  • AI問診システムライセンス料
  • 画像診断支援AIソフトウェア
  • 音声認識カルテ入力システム
  • 予約最適化AIシステム
ハードウェア費(4件)
  • AIシステム稼働用サーバー
  • GPU搭載コンピュータ
  • タブレット端末(AI問診用)
  • ネットワーク機器
システム構築費(3件)
  • AIシステムのカスタマイズ・設定費
  • 既存システムとの連携開発費
  • データ移行・変換費
研修費(2件)
  • 職員向けAIシステム操作研修
  • 管理者向け運用研修
コンサルティング費(3件)
  • AI導入計画策定支援
  • 業務フロー分析・改善提案
  • 効果測定計画の策定支援
その他関連経費(3件)
  • 通信回線増強費
  • セキュリティ対策費
  • マニュアル作成費

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 土地・建物の取得費
  • 既存の非AI設備の更新費
  • AIに関連しないIT機器の購入
  • 人件費(職員の給与・手当)
  • 光熱水費・施設維持管理費
  • AIシステムの月額ランニングコスト(導入初年度分を除く)
  • 他の補助金で既に支援されている経費
  • 消費税(仕入税額控除の対象となる場合)

よくある質問

Q無床診療所は対象になりますか?
A

いいえ、本事業の対象は200床未満の病院と有床診療所に限定されており、無床診療所(入院設備のない診療所)は対象外です。無床診療所向けには、東京都や国の他のIT導入支援制度を活用することをご検討ください。

QどのようなAI技術が補助対象になりますか?
A

医療従事者の業務負担軽減や患者サービス向上に資するAI技術であれば、幅広く対象となります。AI問診システム、画像診断支援AI、音声認識カルテ入力、予約最適化AI、業務効率化AIなどが代表的な例です。ただし、AI技術を含まない一般的なIT機器の導入は対象外となります。

Q過去にこの補助金を受けたことがある場合はどうなりますか?
A

原則として、過去に本補助金の交付を受けたことがある医療機関は対象外です。ただし、200床未満の病院であって、事業期間が2か年にわたる事業計画に基づき、2か年目に交付申請をする場合は例外として認められます。

Q補助金の上限1,000万円を超える事業も申請できますか?
A

はい、補助対象経費が2,000万円を超える事業でも申請可能です。ただし、補助金額の上限は1,000万円であるため、2,000万円を超える部分は全額自己負担となります。例えば、3,000万円のAIシステム導入の場合、補助金1,000万円+自己負担2,000万円となります。

QAIシステムのランニングコスト(月額利用料等)は補助対象ですか?
A

導入初年度分のランニングコスト(ライセンス料等)は補助対象となる場合がありますが、2年目以降の継続的なランニングコストは対象外です。SaaS型のAIサービスの場合、初期導入費と初年度利用料が補助対象となり、翌年度以降は自院の予算で賄う必要があります。詳細は東京都の担当課にご確認ください。

Q申請してからどのくらいで交付決定されますか?
A

申請時期や審査状況によって異なりますが、一般的に1〜2ヶ月程度で交付決定が通知されます。交付決定前に契約や支出を行うと補助対象外となる場合がありますので、交付決定を確認してからAIベンダーとの契約に進んでください。

QGビズIDの取得方法は?
A

GビズIDプライムアカウントは、デジタル庁のGビズIDサイト(https://gbiz-id.go.jp)から申請できます。法人の代表者名義での申請が必要で、取得までに2〜3週間程度かかります。まだ取得していない場合は、補助金申請に先立って早急に手続きを開始してください。

Q複数のAIシステムを組み合わせて導入することは可能ですか?
A

はい、可能です。例えばAI問診システムと音声認識カルテ入力システムを組み合わせて導入するなど、複数のAI技術を1つの事業として申請できます。補助上限の1,000万円の範囲内で、自院のニーズに最も合った組み合わせを検討してください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は東京都の単独事業であり、同一のAIシステムについて他の補助金との重複受給は認められません。ただし、以下の補助金との組み合わせ(異なる対象経費での申請)が考えられます。厚生労働省の「医療機関等におけるサイバーセキュリティ確保支援事業」と組み合わせ、AIシステムのセキュリティ対策費を別途補助を受けることが可能な場合があります。また、東京都中小企業振興公社の「デジタル技術活用推進事業」など、IT導入全般を支援する別の補助金と併用することも検討できますが、対象経費の切り分けが必要です。診療報酬上のAI関連加算(画像診断管理加算等)との関係では、AI導入による収益改善効果も事業計画に反映させると良いでしょう。なお、本補助金は「一度きり」であるため、将来的に追加のAI導入を行う場合は他の補助金を活用する計画も併せて検討してください。

詳細説明

事業概要

令和7年度「医療機関におけるAI技術活用促進事業(単年度型)」は、東京都保健医療局が実施する、都内の中小規模医療機関におけるAI技術導入を支援する補助事業です。

目的

本事業は、医療機関におけるAI技術の活用を支援することで、以下の2つの目的を同時に達成することを目指しています。

  • 医療従事者の業務負担軽減:医師・看護師等の業務をAIで支援し、専門業務に注力できる環境を整備
  • 医療の質・患者サービスの向上:患者の待ち時間短縮、診断精度の向上等を通じた医療サービスの改善

補助条件

  • 補助率:1/2
  • 補助上限額:1,000万円(つまり最大2,000万円の事業に対して1,000万円の補助)
  • 事業形態:単年度型(年度内に事業完了が必要)

対象医療機関

東京都内の200床未満の病院または有床診療所の開設者が対象です。国、地方公共団体、独立行政法人、国立大学法人、過去に本補助金を受けたことのある医療機関は対象外です。

想定されるAI技術の活用例

  • AI問診システム:患者が来院前にスマートフォンで症状を入力し、AIが問診を実施。医師の問診時間を大幅に短縮
  • 画像診断支援AI:X線、CT、内視鏡等の画像をAIが分析し、見落としリスクの低減や読影効率の向上を実現
  • 音声認識カルテ入力:医師の音声をAIがリアルタイムで電子カルテに変換。記録業務の大幅な効率化
  • 予約・患者動線最適化AI:患者の予約状況や診療時間をAIが分析し、待ち時間を最小化する予約スケジューリング
  • 業務効率化AI:書類作成支援、レセプト点検、在庫管理等の事務業務にAIを活用

申請手続き

jGrants(補助金電子申請システム)での電子申請が必要です。GビズIDプライムアカウントを事前に取得してください。申請期間は2025年4月18日から2026年3月31日までですが、予算に限りがあるため早めの申請をお勧めします。

提出書類

交付申請書類は東京都のWebサイト(https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/iryo/jigyo/ai)からダウンロードできます。変更交付申請、契約手続き、実績報告、消費税報告の各様式も同サイトで入手可能です。

問い合わせ先

東京都保健医療局医療政策部医療政策課医療改革推進担当
TEL: 03-5320-4448
Email: S1150401@section.metro.tokyo.jp

関連書類・リンク