募集中全国対象
やや難しい
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休廃止鉱山の鉱害防止に係るエネルギー使用合理化事業費補助金(令和7年度)【東北支部】

基本情報

補助金額
2.1億円
補助率: 補助対象経費の3/4
0円2.1億円
募集期間
2025-04-28 〜 2026-03-31
残り28
対象地域日本全国
対象業種鉱業、採石業、砂利採取業
使途安全・防災対策支援がほしい

この補助金のまとめ

休廃止鉱山の鉱害防止に係るエネルギー使用合理化事業費補助金は、経済産業省が所管する専門性の高い補助金制度です。休廃止鉱山から発生する坑廃水(酸性水や重金属を含む排水)の処理には、中和処理やポンプ設備の稼働など多大なエネルギーを要します。本制度は、この坑廃水処理施設のエネルギー効率化を図る事業に対して、対象経費の3/4を補助するものです。補助上限額は約2億900万円と大規模な支援が可能です。対象者は、鉱害防止義務者が無資力または現存しない休廃止鉱山について事業を実施する地方公共団体、坑廃水処理事業者、および指定鉱害防止事業機関に限定されます。東北支部管轄エリアの案件が対象で、省エネ設備への更新やシステム最適化により、長期にわたる坑廃水処理のランニングコスト削減と環境負荷低減の両立を目指す制度です。

この補助金の特徴

1

補助率3/4の高率補助

対象経費の75%が補助されるため、事業者の自己負担は25%に抑えられます。坑廃水処理施設のエネルギー合理化は専門性が高く高額になりがちですが、この高い補助率により積極的な省エネ投資が可能となります。補助上限額も約2億900万円と十分な規模です。

2

環境保全とコスト削減の両立

坑廃水処理は休廃止鉱山が存在する限り半永久的に続く事業です。処理施設のエネルギー効率を改善することで、年間の運用コストを大幅に削減でき、長期的な財政負担の軽減につながります。同時に、温室効果ガスの排出削減にも貢献します。

3

地方公共団体と事業者の双方が対象

鉱害防止義務者が無資力等の場合に事業を実施する地方公共団体だけでなく、坑廃水処理事業者や指定鉱害防止事業機関も対象となります。それぞれの立場に応じた申請が可能です。

4

専門的な審査体制

関東東北産業保安監督部東北支部が審査を担当し、鉱山保安の専門的知見に基づく適切な評価が行われます。技術的な妥当性が重視されるため、エネルギー削減効果の具体的な数値提示が求められます。

ポイント

本補助金は対象者が極めて限定的であり、一般企業が活用できる制度ではありません。しかし、該当する地方公共団体や坑廃水処理事業者にとっては、長期的な処理コスト削減に直結する重要な制度です。省エネ効果の定量的な見積もりと技術的な妥当性の説明が採択の鍵となるため、エネルギー診断の専門家やプラントエンジニアとの連携が不可欠です。

対象者・申請資格

地方公共団体

  • 休廃止鉱山のうち、鉱害防止義務を有する者が無資力であるか現存しない鉱山について、鉱害防止に係るエネルギー使用合理化事業を実施する地方公共団体
  • 石炭鉱業及び亜炭鉱業に係る鉱山は対象外

坑廃水処理事業者

  • 鉱業権が消滅している鉱山で坑廃水処理を行う者
  • 鉱業権は存続しているが採掘活動を終了し、長期間経過し再開見込みのない鉱山で処理を行う者
  • 関係地方公共団体が実施の必要性を認めるものであること
  • 自己の採掘活動に係る部分以外の経費が補助対象

指定鉱害防止事業機関

  • 法令に基づき指定された鉱害防止事業機関

共通要件

  • エネルギー使用合理化に資する事業であること
  • 東北支部管轄エリアの鉱山に係る事業であること

ポイント

本制度の対象者は非常に限定的です。「休廃止鉱山」「鉱害防止義務者が無資力または現存しない」という条件が前提であり、現役の鉱山や鉱害防止義務者が健全な場合は対象外です。坑廃水処理事業者の場合、関係地方公共団体の「実施の必要性の認定」が必要となるため、事前に自治体との調整を行っておくことが重要です。

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申請ガイド

1

ステップ1:事業計画の策定

現行の坑廃水処理施設のエネルギー使用状況を分析し、省エネ化の具体的な計画を策定します。エネルギー削減量の見込み、導入する設備・技術、事業費の概算を明確にします。

2

ステップ2:関係機関との事前相談

関東東北産業保安監督部東北支部の鉱害防止課に事前相談を行い、事業内容の適格性と申請手続きについて確認します。坑廃水処理事業者の場合は、関係地方公共団体からの必要性認定も並行して進めます。

3

ステップ3:補助金交付申請書の作成

交付要綱に定める様式に従い、申請書類一式を作成します。事業計画書、経費内訳書、エネルギー削減効果の算定根拠、事業者の概要資料等を準備します。

4

ステップ4:申請書の提出・審査

申請期間内(2025年4月28日〜2026年3月31日)に東北支部へ申請書を提出します。技術的妥当性と経済性の観点から審査が行われます。

5

ステップ5:交付決定・事業実施

審査通過後、交付決定通知を受けて事業を実施します。計画通りの実施と適切な経費管理が求められます。

6

ステップ6:実績報告・補助金受領

事業完了後、実績報告書を提出し、確定検査を経て補助金が交付されます。

ポイント

本補助金は専門性が極めて高いため、事前相談の段階で事業の技術的内容を十分に説明できる準備が必要です。特にエネルギー削減効果の定量的な根拠資料は採択の成否を左右します。坑廃水処理プラントのエネルギー診断を実施し、現状の非効率ポイントと改善後の効果を数値で示せるようにしましょう。

審査と成功のコツ

エネルギー削減効果の定量化
審査では省エネ効果の具体性が重視されます。現行施設のエネルギー消費量データを詳細に分析し、改善後の削減見込みを工学的根拠とともに示してください。可能であればエネルギー診断の専門機関による診断結果を添付することで説得力が増します。
技術的妥当性の確保
導入する設備や技術が坑廃水処理の品質を維持しつつエネルギー効率を改善できることを技術的に説明する必要があります。処理水質への影響がないことの検証結果も重要なポイントです。
長期的なコスト効果の提示
坑廃水処理は長期にわたる事業であるため、初期投資に対する長期的なランニングコスト削減効果を試算し、投資回収年数を明示することが有効です。
事前相談の活用
東北支部の鉱害防止課との事前相談を積極的に活用し、申請内容の方向性について事前に確認を得ておくことで、申請書類の手戻りを防げます。

ポイント

本補助金は対象者が限定的であるため競争率は高くありませんが、技術的な審査は厳格です。成功の鍵は「省エネ効果の定量的エビデンス」と「処理水質への影響がないことの証明」の2点です。プラントエンジニアリング会社や省エネ診断機関との連携により、説得力のある申請書を作成しましょう。

対象経費

対象となる経費

設備更新費(4件)
  • 高効率ポンプへの更新費用
  • 省エネ型中和処理設備の導入費
  • 高効率モーターへの交換費用
  • インバーター制御装置の導入費
制御システム費(3件)
  • 自動制御システムの導入・更新費
  • エネルギー監視システムの導入費
  • 処理プロセスの最適化制御装置
設計・工事費(4件)
  • 省エネ改修の設計費
  • 設備据付工事費
  • 配管・電気工事費
  • 試運転調整費
調査・診断費(3件)
  • エネルギー診断費用
  • 省エネ効果の検証調査費
  • 環境影響評価関連費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 坑廃水処理施設の新設費用(エネルギー合理化に該当しない部分)
  • 自己の採掘活動に係る経費
  • 土地の取得費用
  • 一般管理費・間接経費
  • 既に他の補助金で賄われている経費
  • 施設の通常維持管理費
  • エネルギー合理化に直接関連しない設備費

よくある質問

Q一般の製造業や建設業でもこの補助金を申請できますか?
A

いいえ、本補助金は休廃止鉱山の鉱害防止に係るエネルギー使用合理化事業に特化した制度であり、対象者は地方公共団体、坑廃水処理事業者、指定鉱害防止事業機関に限定されています。一般の製造業や建設業が設備の省エネ化を行う場合は、省エネ補助金など他の制度をご検討ください。

Q補助率3/4とは具体的にどのように計算されますか?
A

補助対象経費の総額に75%(3/4)を乗じた額が補助金額となります。例えば、対象経費が1億円の場合、補助金額は7,500万円、自己負担は2,500万円となります。ただし、補助上限額(約2億900万円)を超えることはできません。坑廃水処理事業者の場合、自己の採掘活動に係る経費は対象外となり、それ以外の部分のみが補助対象です。

Q石炭鉱山の坑廃水処理も対象になりますか?
A

いいえ、石炭鉱業及び亜炭鉱業に係る休廃止鉱山は本制度の対象外です。これらは別の制度(石炭鉱害関連の補助金等)で対応されています。本制度は金属鉱山等の石炭・亜炭以外の休廃止鉱山が対象です。

Q東北以外の地域の鉱山も東北支部に申請できますか?
A

いいえ、本件は関東東北産業保安監督部東北支部の管轄エリアに所在する休廃止鉱山に係る事業が対象です。他の地域の鉱山については、管轄する産業保安監督部(九州、中国四国等)が同様の補助金を公募していますので、該当する監督部にお問い合わせください。

Qエネルギー使用合理化とは具体的にどのような事業を指しますか?
A

坑廃水処理施設におけるエネルギー消費量を削減するための設備改修や技術導入を指します。具体例としては、高効率ポンプへの更新、インバーター制御の導入、自動制御システムによる運転最適化、断熱改修、LED照明への更新、再生可能エネルギーの導入などが該当します。単なる設備の老朽更新ではなく、エネルギー削減効果が明確であることが求められます。

Q補助金の申請に必要な書類は何ですか?
A

交付要綱に定める申請書様式のほか、事業計画書、経費内訳書、エネルギー使用状況の現状データ、省エネ効果の算定根拠資料、事業者の概要資料などが必要です。具体的な必要書類は交付要綱の様式集(PDFで提供)をご確認ください。不明な点は東北支部鉱害防止課(022-221-4968)に事前にお問い合わせください。

Q複数年度にまたがる事業も対象ですか?
A

本補助金は令和7年度の予算に基づく単年度事業として公募されています。複数年度にまたがる大規模事業の場合は、年度ごとに区分して申請するか、事業を単年度で完了できる範囲に設計する必要があります。詳細については東北支部の鉱害防止課にご相談ください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は経済産業省所管の鉱害防止に特化した制度であり、同一事業に対する他の国庫補助金との重複受給は原則として認められません。ただし、鉱害防止工事費補助金(休廃止鉱山鉱害防止等工事費補助金)とは事業の性質が異なる(本制度はエネルギー合理化、工事費補助金は鉱害防止工事そのもの)ため、異なる事業内容であれば両制度の活用が可能な場合があります。また、地方公共団体が実施する場合は、地方交付税措置との関係も考慮する必要があります。具体的な併用の可否については、関東東北産業保安監督部東北支部の鉱害防止課に事前に確認してください。

詳細説明

休廃止鉱山の鉱害防止に係るエネルギー使用合理化事業費補助金の詳細解説

制度の背景と目的

日本には数多くの休廃止鉱山が存在し、その多くから酸性の坑廃水や重金属を含む排水が発生し続けています。これらの坑廃水は、そのまま河川に流出すると深刻な環境汚染を引き起こすため、中和処理等の継続的な処理が不可欠です。しかし、坑廃水処理施設の運転には大量のエネルギーを消費するため、処理コストの削減と環境負荷の低減を両立させることが課題となっています。

本補助金は、こうした坑廃水処理施設におけるエネルギー使用の合理化(省エネ化)を促進するため、施設の改修や高効率設備への更新に要する経費の一部を補助するものです。

補助の仕組み

補助率と上限額

  • 補助率:補助対象経費の3/4(75%)
  • 補助上限額:209,022,000円(約2億900万円)

この高い補助率は、鉱害防止が公益性の高い事業であり、かつ鉱害防止義務者が無資力等であることから、事業の実施主体に対する手厚い財政支援が必要とされているためです。

対象者の詳細

(1)地方公共団体

休廃止鉱山のうち、鉱害防止する義務を有する者が無資力であるか現存しない場合に、鉱害防止に係るエネルギー使用合理化事業を実施する地方公共団体が対象です。都道府県や市町村が該当します。

(2)坑廃水処理事業者

以下のいずれかに該当する鉱山で坑廃水処理を行う者です。

  • 鉱業権が消滅している鉱山
  • 鉱業権は存続しているが、採掘活動を終了後、長期間が経過し再開の見込みがない鉱山

ただし、関係地方公共団体が実施の必要性を認めるものに限られ、自己の採掘活動に係る経費は対象外です。

(3)指定鉱害防止事業機関

鉱山保安法等に基づき指定された鉱害防止事業機関が対象です。

エネルギー使用合理化事業の例

本補助金の対象となるエネルギー使用合理化事業には、以下のようなものが想定されます。

  • 坑廃水処理施設のポンプを高効率型に更新
  • 中和処理設備の省エネ化改修
  • インバーター制御の導入による電力消費の最適化
  • 自動制御システムの導入による運転効率の向上
  • エネルギー監視システムの導入による消費エネルギーの可視化と管理
  • 太陽光発電等の再生可能エネルギー設備の導入

申請先と問い合わせ先

本補助金(東北支部管轄分)の申請先・問い合わせ先は以下の通りです。

関東東北産業保安監督部 東北支部
〒980-0014 仙台市青葉区本町3-2-23 仙台第2合同庁舎9階
鉱害防止課
担当:佐藤(尚)、藤田
電話:022-221-4968
E-mail:bzl-shinsashitsu@meti.go.jp

申請期間

2025年4月28日から2026年3月31日まで申請を受け付けています。ただし、予算の執行状況により早期に締め切られる場合がありますので、早めの相談・申請をお勧めします。

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