【令和6年度補正】二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(非住宅建築物ストックの省CO2改修調査支援事業)[五次公募]
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
ZEB化の事前調査に特化した補助金
実際の改修工事ではなく、ZEB達成可能性やCO2削減効果の事前調査が補助対象です。改修投資の前段階でリスクを低減でき、エネルギーシミュレーションや費用対効果の検証を専門家に依頼できます。
1施設100万円、同一事業者は最大500万円まで
1施設あたりの補助上限は100万円(補助率1/2)です。複数施設を保有する事業者は施設ごとに申請でき、累計500万円まで補助を受けられます。施設ポートフォリオ全体の省エネ戦略立案に活用できます。
全業種の民間事業者と地方公共団体が対象
オフィス、商業施設、工場、医療施設、教育施設など、住宅を除く全ての建築物が対象です。業種を問わず、非住宅建物を所有する事業者であれば申請可能です。
2050年カーボンニュートラルに直結する政策
政府の2030年度温室効果ガス46%削減目標と2050年カーボンニュートラル実現に向けた重要な施策であり、今後も継続的な支援が期待されます。
五次公募まで実施される手厚い公募体制
年度内に5回もの公募が行われており、申請の機会が豊富です。一度応募を逃しても、次回以降の公募で再チャレンジできます。
ポイント
対象者・申請資格
申請者要件
- 既存の非住宅建築物を所有する事業者であること
- 地方公共団体(都道府県、市区町村)
- 民間事業者(法人格を問わず)
- 全業種対象
対象建築物要件
- 既存の非住宅建築物であること(新築は対象外)
- 地方公共団体所有施設または民間業務用建築物等であること
- 建築確認申請単位で施設を区分すること
- 住宅は対象外
調査内容要件
- ZEB達成可能性に関する調査であること
- CO2削減効果に関する事前調査であること
- 快適な室内環境を維持しながらの省エネ化を検討する内容であること
申請回数・上限
- 1施設ごとに独立した申請が必要
- 同一事業者の累計補助上限額は500万円
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:対象施設の選定と現状把握
ZEB化を検討したい既存の非住宅建築物を選定します。建物の築年数、現在のエネルギー消費量、設備の老朽化状況などの基本情報を整理してください。複数施設を検討する場合は、優先順位をつけて計画的に申請しましょう。
ステップ2:調査実施者の選定と見積り取得
ZEB化の調査を実施できる設計事務所やエネルギーコンサルタントを選定し、調査費用の見積りを取得します。エネルギーシミュレーション、設備調査、CO2削減効果算定などの調査内容と費用を具体的に確認してください。
ステップ3:申請書類の準備
補助金申請書、調査計画書、見積書、建物の概要資料(図面、エネルギー使用実績等)などの必要書類を準備します。ZEB達成に向けた調査の具体的な内容と期待される成果を明確に記載しましょう。
ステップ4:電子申請による提出
jGrantsを通じて申請を提出します。公募期間は各回約3週間程度です。五次公募は10月1日~10月22日でしたが、次年度以降のスケジュールは事前に確認してください。
ステップ5:採択・調査実施・報告
採択後に調査を実施し、ZEB達成可能性やCO2削減効果のレポートを作成します。調査完了後に実績報告書を提出して補助金の確定を受けます。得られた調査結果は、今後のZEB改修工事の補助金申請に活用しましょう。
ポイント
審査と成功のコツ
エネルギー消費実績の事前整理
建物の図面・設備台帳の準備
ZEB達成レベルの段階的目標設定
再生可能エネルギーの導入可能性調査も含める
ポイント
対象経費
対象となる経費
エネルギー診断費(3件)
- 建物のエネルギー消費実態調査
- エネルギーシミュレーション費
- 熱負荷計算費
ZEB達成可能性調査費(3件)
- ZEB達成度の試算・評価費
- 省エネ改修メニューの検討費
- CO2削減効果算定費
設備調査費(3件)
- 空調設備の現況調査費
- 照明設備の調査費
- 外皮(断熱)性能調査費
再エネ導入調査費(2件)
- 太陽光発電の設置可能性調査
- 蓄電池導入の検討費
報告書作成費(2件)
- 調査報告書の作成費
- 改修計画書の作成費
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 実際の改修工事費
- 設備機器の購入費
- 建物の新築・増築費用
- 申請者自身の人件費
- 交通費・宿泊費
- 消費税等の公租公課
- 調査期間外に発生した経費
- 他の補助金で補填される経費
よくある質問
Q調査だけで実際の改修工事は対象外ですか?
はい、本補助金は事前調査のみが対象です。ZEB達成可能性やCO2削減効果の調査費用が補助されます。実際の改修工事については、別途「既存建築物のZEB化支援事業」等の補助金を活用してください。
Q住宅は対象になりますか?
いいえ、本補助金は非住宅建築物が対象です。オフィスビル、商業施設、工場、医療施設、教育施設、公共施設などの業務用建築物が対象となります。住宅の省エネ改修については別の補助制度を確認してください。
Q新築建物の調査は対象になりますか?
いいえ、既存建築物の改修に関する調査が対象です。新築建物のZEB設計については、別の補助制度(ZEBリーディング・オーナー支援事業等)をご確認ください。
Q複数の建物を持っている場合、まとめて申請できますか?
施設ごとに独立した申請が必要です。ただし、同一事業者が複数施設で申請することは可能で、累計補助上限額は500万円です。
Q地方公共団体も申請できますか?
はい、地方公共団体所有施設も対象です。庁舎、学校、図書館、体育館などの公共施設のZEB化調査に活用できます。
Q調査はどのような業者に依頼すればよいですか?
ZEB化の知識を持つ建築設計事務所、エネルギーコンサルタント、省エネ診断の実績がある事業者に依頼するのが一般的です。BEI(Building Energy Index)の計算やエネルギーシミュレーションができる専門家を選定してください。
Q五次公募まであるとのことですが、不採択でも再応募できますか?
はい、次回以降の公募で再度申請することが可能です。ただし、各公募の予算枠には限りがあるため、不採択の理由を確認し、申請内容を改善して再チャレンジすることをお勧めします。
Qテナントビルのオーナーでも申請できますか?
はい、建物を所有する事業者(ビルオーナー)が申請者となります。テナントが入居している場合でも、建物全体のZEB化調査として申請可能です。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は事前調査に対する支援であるため、調査結果を基に実施する改修工事については別途の補助金を活用できます。代表的なものとして、環境省の「既存建築物のZEB化支援事業」(改修工事費の補助)、国土交通省の「既存建築物省エネ化推進事業」、経済産業省の「省エネルギー投資促進支援事業」などがあります。本調査補助金で取得したデータを活用することで、これらの改修補助金の申請がスムーズになります。なお、同一の調査費用に対して他の補助金との二重受給は認められません。また、地方自治体独自の省エネ診断補助金が存在する場合もあるため、対象経費を分けて併用できるか確認してください。
詳細説明
非住宅建築物ストックの省CO2改修調査支援事業とは
本補助金は、環境省が実施する二酸化炭素排出抑制対策事業の一環で、既存の非住宅建築物(オフィスビル、商業施設、公共施設等)のZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化に向けた事前調査を支援する制度です。
制度の目的
2050年カーボンニュートラル実現および2030年度の温室効果ガス排出量46%削減(2013年度比)の政府目標達成に向けて、既存の非住宅建築物におけるZEB化を促進することを目的としています。改修工事の前段階となる調査を支援することで、ZEB化への取り組みの裾野を広げます。
補助金額・補助率
| 区分 | 金額 |
|---|---|
| 補助上限額(1施設あたり) | 100万円 |
| 補助率 | 1/2 |
| 同一事業者の累計上限 | 500万円 |
ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)とは
快適な室内環境を維持しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物です。省エネ技術と再生可能エネルギーの組み合わせにより実現します。
- ZEB:エネルギー消費量を100%以上削減
- Nearly ZEB:75%以上削減
- ZEB Ready:50%以上削減
- ZEB Oriented:用途に応じた基準以上の削減
対象となる調査内容
- 建物のエネルギー消費実態調査・診断
- ZEB達成可能性の評価・シミュレーション
- CO2削減効果の算定
- 省エネ改修メニューの検討・費用対効果分析
- 再生可能エネルギー導入可能性調査
申請上のポイント
- 1施設ごとに独立した申請が必要です
- 施設単位は建築確認申請単位に準じます
- 同一事業者は複数施設で申請可能(累計500万円まで)
- 五次公募まで実施されており、年度内に複数回の応募機会があります
調査結果の活用
本補助金で得られた調査結果は、ZEB改修工事の補助金申請に活用できます。環境省の「既存建築物のZEB化支援事業」など、大規模な改修工事の補助金を申請する際に、エビデンスとして重要な役割を果たします。
問い合わせ先
一般社団法人静岡県環境資源協会 省CO2促進事業支援センター
E-mail:zeb@siz-kankyou.or.jp