募集終了全国対象
普通
準備期間の目安: 約30

令和7年度予算の二次公募 二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金 ストレージパリティの達成に向けた太陽光発電設備等の価格低減促進事業

基本情報

補助金額
3000万円
補助率: 公募要領を参照のこと。
0円3000万円
募集期間
2025-09-04 〜 2025-10-07
対象地域日本全国
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業 / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途エコ・SDGs活動支援がほしい

この補助金のまとめ

ストレージパリティの達成に向けた太陽光発電設備等の価格低減促進事業は、環境省が実施する二酸化炭素排出抑制対策の補助金です。自家消費型の太陽光発電設備や蓄電池の導入を支援し、再生可能エネルギーの普及拡大と地域共生の加速化を通じて、2050年カーボンニュートラルの実現を目指します。「ストレージパリティ」とは蓄電池を併設した太陽光発電システムのコストが、蓄電池なしの場合と同等以下になる状態を指し、本事業はその達成を促進するために設備価格の低減を図ることを目的としています。補助上限額は3,000万円で、幅広い業種の事業者が活用でき、脱炭素経営への転換を後押しする重要な制度です。

この補助金の特徴

1

自家消費型太陽光発電と蓄電池のセット導入を強力支援

本補助金は、太陽光発電設備と蓄電池を組み合わせた自家消費型システムの導入を重点的に支援します。FIT(固定価格買取制度)に依存しない自立型の再エネ活用モデルの構築を促進し、エネルギーコストの削減と脱炭素化を同時に実現できます。

2

幅広い業種が対象の全国規模の支援制度

製造業から医療・福祉まで、21以上の業種が対象となっており、ほぼ全ての事業者が申請可能です。全国どこでも活用できるため、地方の中小企業にとっても再エネ導入のハードルを大幅に下げる制度です。

3

ストレージパリティ達成による長期的メリット

蓄電池の価格低減が進むことで、太陽光発電と蓄電池のセット導入が経済的にも合理的な選択となります。本補助金を活用して先行導入することで、電力コストの長期的な削減と電力の安定供給を実現できます。

4

2050年カーボンニュートラルへの直接貢献

国が掲げる2050年カーボンニュートラル目標に直結する事業であり、企業のESG評価や環境経営の推進にも大きく寄与します。Scope2排出量の削減に直結するため、サプライチェーン全体の脱炭素化にも貢献できます。

ポイント

この補助金の最大の価値は、蓄電池併設型の太陽光発電を経済的に成立させる点にあります。電力料金の高騰が続く中、自家消費型の再エネ設備は投資回収期間が着実に短縮しています。補助金を活用することで初期投資のハードルを下げつつ、長期的には電力コスト削減の恩恵を享受できる、まさに一石二鳥の投資となるでしょう。

対象者・申請資格

事業者要件

  • 民間企業(中小企業・大企業いずれも可)であること
  • 地方公共団体、独立行政法人等も対象
  • 日本国内で事業を実施すること

設備要件

  • 自家消費型の太陽光発電設備であること(FIT・FIP制度による売電を主目的としないこと)
  • 蓄電池等のストレージ設備を併設すること
  • 一定の性能基準を満たす設備であること

事業要件

  • 導入する設備により確実にCO2排出量の削減が見込めること
  • 事業終了後も継続的に設備を運用する計画があること
  • 公募要領に定める各種条件を満たすこと

対象業種

  • 製造業、建設業、運輸業、小売業、サービス業、医療・福祉など幅広い業種が対象
  • 農業・林業、漁業も含む
  • 公務(地方公共団体等)も対象

ポイント

本補助金では「自家消費型」であることが重要な要件です。発電した電力を主にFIT売電に回す計画では採択されません。自社施設での消費を前提とし、余剰電力の取り扱いについても公募要領の基準を満たす計画を策定してください。蓄電池の併設も実質的に必須と考えてよいでしょう。

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申請ガイド

1

ステップ1:自社のエネルギー消費実態の把握

まず、自社施設の電力消費パターンを詳細に分析します。月別・時間帯別の電力使用量データを整理し、太陽光発電による自家消費の最適な規模を算出してください。電力会社からの請求書や電力デマンドデータが基礎資料となります。

2

ステップ2:設備仕様の検討と見積もり取得

太陽光パネルの設置容量、蓄電池の容量、パワーコンディショナーの仕様等を検討し、複数のメーカー・施工業者から見積もりを取得します。屋根面積や構造上の制約、日照条件なども考慮し、最適なシステム構成を決定してください。

3

ステップ3:CO2削減効果の算定

導入予定の設備によるCO2排出削減量を定量的に算定します。現在の電力使用に伴うCO2排出量と、太陽光発電導入後の排出量を比較し、削減率を明示してください。環境省の排出係数を用いた正確な計算が求められます。

4

ステップ4:申請書類の作成と提出

公募要領に沿って交付申請書を作成します。事業計画書では、設備の仕様、設置場所、工事スケジュール、CO2削減効果、費用対効果等を具体的に記載してください。jGrants(電子申請システム)を通じて期限内に提出します。

5

ステップ5:交付決定後の事業実施

交付決定を受けた後、計画に基づき設備の調達・設置工事を進めます。事業完了後は実績報告書を作成し、設備の設置状況、支出内容、CO2削減効果の実測値等を報告してください。設備の適正な運用と長期的な維持管理計画も重要です。

ポイント

審査ではCO2削減効果の定量的な説明が最も重視されます。単に設備を導入するだけでなく、導入によってどの程度のCO2削減が実現し、それが地域全体の脱炭素化にどう貢献するかまで踏み込んだ説明が必要です。また、自家消費率の高さを示すことで、エネルギーの地産地消モデルとしての評価も高まります。

審査と成功のコツ

自家消費率の最大化計画
太陽光発電の自家消費率を高める具体的な計画を示してください。蓄電池の適切な容量設計、デマンドレスポンスへの対応、EMS(エネルギーマネジメントシステム)の活用など、発電電力を最大限自社で消費する仕組みを提案することが高評価につながります。
CO2削減効果の具体的な数値目標
年間のCO2削減量を具体的な数値で示し、それが事業所全体の排出量のどの程度の割合に当たるかを明確にしてください。削減率が高いほど評価は高くなります。2050年カーボンニュートラルに向けたロードマップの中での位置づけも効果的です。
地域共生・波及効果の提示
設備導入が地域にもたらす効果(雇用創出、災害時のレジリエンス向上、地域の再エネ普及への波及等)を具体的に記載してください。環境省の事業であるため、地域との共生や社会的インパクトが重視されます。
費用対効果と経済合理性
設備投資の費用対効果を示し、ストレージパリティ達成への貢献度を説明してください。電力コスト削減額、投資回収期間、補助金活用後の経済性などを数値で示すことで、事業の持続可能性をアピールできます。

ポイント

近年の公募では、単なる設備導入ではなく「地域全体の脱炭素化への波及効果」が重視される傾向にあります。自社施設への導入をきっかけとして、取引先やサプライチェーン全体での再エネ導入促進につなげる計画を盛り込むと、審査での差別化が図れます。また、設備のメンテナンス体制や長期運用計画も確実に記載してください。

対象経費

対象となる経費

太陽光発電設備費(4件)
  • 太陽光パネル(モジュール)
  • パワーコンディショナー
  • 架台・設置工事費
  • 接続箱・配線工事費
蓄電池設備費(4件)
  • 蓄電池本体
  • 蓄電池用パワーコンディショナー
  • 設置工事・電気工事費
  • 蓄電池管理システム
エネルギー管理設備費(3件)
  • EMS(エネルギーマネジメントシステム)
  • 計測装置・モニタリング機器
  • 制御システム
付帯設備費(3件)
  • 受変電設備の改修費
  • 系統連系に必要な設備
  • 基礎工事・防水工事費

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 土地の取得・造成費用
  • 建物の新築・増築費用(設備設置に直接関係しないもの)
  • FIT・FIP売電を主目的とする設備
  • 消費税および地方消費税
  • 既存設備の通常の維持管理・修繕費
  • 人件費(自社従業員の人件費)
  • 交付決定前に発注・着手した経費
  • 他の補助金等との重複経費

よくある質問

Qストレージパリティとは何ですか?
A

ストレージパリティとは、蓄電池を併設した太陽光発電システムの導入コストが、蓄電池を設置しない場合と同等以下になる状態を指します。蓄電池の価格低減が進むことで、経済的にも蓄電池付き太陽光発電が合理的な選択肢となり、再エネの導入拡大が加速することが期待されています。

Qどのような設備が補助対象になりますか?
A

自家消費型の太陽光発電設備と蓄電池が主な補助対象です。太陽光パネル、パワーコンディショナー、蓄電池本体、EMS(エネルギーマネジメントシステム)、系統連系に必要な設備なども含まれます。ただし、FIT・FIP売電を主目的とする設備は対象外です。

Q補助金額はいくらですか?
A

補助上限額は3,000万円です。補助率の詳細は設備の種類や事業の内容によって異なりますので、公募要領でご確認ください。実際の補助額は、補助対象経費に補助率を乗じた額と補助上限額のいずれか低い方となります。

QFIT売電している設備でも申請できますか?
A

本補助金は自家消費型の太陽光発電設備を対象としているため、FIT(固定価格買取制度)やFIP制度による売電を主目的とする設備は対象外です。発電した電力を主に自社施設で消費する計画が必要です。

Q蓄電池は必ず導入しなければなりませんか?
A

本事業はストレージパリティの達成を目的としているため、蓄電池の併設が基本的な要件となっています。太陽光発電と蓄電池をセットで導入することで、自家消費率の向上とエネルギーの安定供給を実現することが求められます。

Q申請はどこから行いますか?
A

jGrants(電子申請システム)を通じてオンラインで申請します。jGrantsの利用にはGビズIDの取得が必要ですので、未取得の場合は事前にアカウント登録を済ませてください。GビズIDの発行には通常2〜3週間かかりますので、早めの手続きをお勧めします。

Q地方自治体の補助金と併用できますか?
A

国の補助金との重複受給は原則としてできませんが、地方自治体が独自に実施する再エネ導入支援制度との併用が可能な場合があります。各自治体の制度によって併用可否が異なりますので、所在地の自治体にご確認ください。

Q既に太陽光発電設備を設置している場合でも申請できますか?
A

既存の太陽光発電設備の増設や、蓄電池の追加導入についても対象となる場合があります。ただし、既設設備の更新・修繕は対象外となる可能性がありますので、公募要領で詳細な要件をご確認ください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は環境省のCO2排出抑制対策事業であり、同一設備に対して他の国庫補助金との重複受給はできません。ただし、補助対象外の経費や別の設備については、他の制度との組み合わせが可能です。例えば、省エネルギー投資促進支援事業(経済産業省)を活用して空調・照明等の省エネ設備を導入し、本補助金で太陽光発電・蓄電池を整備するという組み合わせが効果的です。また、地方自治体が独自に実施する再エネ導入補助金(都道府県・市区町村レベル)との併用が可能な場合もありますので、所在地の自治体の支援制度も確認してください。さらに、税制面ではカーボンニュートラル投資促進税制や中小企業投資促進税制の活用も検討価値があります。これらを戦略的に組み合わせることで、設備投資全体のコストを大幅に圧縮できます。

詳細説明

ストレージパリティの達成に向けた太陽光発電設備等の価格低減促進事業の詳細解説

事業の背景

日本政府は2050年カーボンニュートラルの実現を国家目標として掲げており、その達成には再生可能エネルギーの大幅な導入拡大が不可欠です。特に太陽光発電は日本の再エネ電源の主力として期待されていますが、出力変動への対応として蓄電池の併設が重要な課題となっています。

「ストレージパリティ」とは、蓄電池を併設した太陽光発電システムの導入コストが、蓄電池なしの場合と同等以下になる状態を指します。この達成により、蓄電池付き太陽光発電が経済的にも合理的な選択肢となり、自家消費型再エネの爆発的な普及が期待されます。

補助金の目的

本補助事業は以下の目的を持っています。

  • 自家消費型太陽光発電設備と蓄電池の導入促進
  • 設備価格の低減によるストレージパリティの早期達成
  • 再生可能エネルギーの導入拡大と地域共生の加速化
  • 2050年カーボンニュートラルの実現への貢献

補助金額と補助率

補助上限額は3,000万円です。補助率の詳細は公募要領に定められており、設備の種類や規模によって異なります。太陽光発電設備と蓄電池のセット導入が基本的な要件となっています。

対象事業者と業種

本補助金は非常に幅広い業種を対象としています。

  • 農業・林業、漁業
  • 建設業、製造業
  • 電気・ガス・熱供給・水道業
  • 情報通信業、運輸業・郵便業
  • 卸売業・小売業、金融業・保険業
  • 不動産業・物品賃貸業
  • 学術研究・専門サービス業
  • 宿泊業・飲食サービス業
  • 生活関連サービス業・娯楽業
  • 教育・学習支援業、医療・福祉
  • 複合サービス事業、公務

事実上、ほぼ全ての業種の事業者が申請可能な制度設計となっています。

自家消費型太陽光発電のメリット

自家消費型太陽光発電設備を導入することで、以下のメリットが得られます。

  1. 電力コストの削減:自社で発電した電力を使用するため、電力購入費を大幅に削減できます
  2. CO2排出量の削減:再エネ電力への切り替えにより、Scope2のCO2排出量を直接削減できます
  3. BCP(事業継続計画)の強化:蓄電池との併用により、停電時も一定の電力供給が可能になります
  4. 企業価値の向上:ESG評価やRE100等の国際イニシアチブへの対応が進みます
  5. 電力価格変動リスクの低減:自家発電により、市場電力価格の変動による影響を緩和できます

蓄電池併設の重要性

蓄電池を併設することで、太陽光発電の価値を最大化できます。

  • 自家消費率の向上:発電時間帯と消費時間帯のミスマッチを解消し、自家消費率を大幅に向上
  • ピークカット効果:電力需要のピーク時に蓄電池から放電することで、デマンド料金を削減
  • 非常用電源機能:災害時や停電時のバックアップ電源として活用可能
  • 系統安定化への貢献:余剰電力の系統への逆潮流を抑制し、配電系統の安定化に貢献

申請の流れ

  1. 事前準備:自社の電力消費実態を分析し、最適な設備規模を検討します
  2. 設備選定・見積もり:太陽光パネル、蓄電池、付帯設備の仕様を決定し、見積もりを取得します
  3. 申請書類の作成:事業計画書、CO2削減計算書、見積書等の申請書類を作成します
  4. jGrantsでの電子申請:公募期間内にjGrants(電子申請システム)から申請を提出します
  5. 審査・交付決定:外部有識者を含む審査委員会による審査を経て、交付決定がなされます
  6. 事業実施・完了報告:設備の調達・設置工事を行い、完了後に実績報告書を提出します

注意事項

  • FIT・FIP制度による売電を主目的とする設備は対象外です
  • 交付決定前の発注・着手は補助対象外となります
  • 設備の適正な運用と長期的な維持管理が求められます
  • 事業効果のモニタリングと報告が義務づけられます