募集終了全国対象
普通
準備期間の目安: 約45

令和6年度「中小水力発電自治体主導型案件創出調査等支援事業費補助金」の公募の追加(4次締切)

基本情報

補助金額
2000万円
補助率: 「補助金のサマリー」参照
0円2000万円
募集期間
2025-07-29 〜 2025-08-28
対象地域日本全国
対象業種電気・ガス・熱供給・水道業
使途新たな事業を行いたい / 災害(自然災害、感染症等)支援がほしい / 設備整備・IT導入をしたい

この補助金のまとめ

中小水力発電自治体主導型案件創出調査等支援事業費補助金は、中小水力発電の隠れた開発ポテンシャルを掘り起こし、自治体が主導する開発案件の創出を支援する国の補助金です。発電出力50kW以上30,000kW未満の中小水力発電について、事業性評価に必要な調査・設計等の費用を補助率3/4以内で支援します。対象事業者は地方公共団体および地方公共団体と連携する民間事業者で、リパワリング(既存設備の出力増強)や取水量増加に係る調査も対象に含まれます。一般財団法人新エネルギー財団(NEF)が事務局を務め、予算額は16.8億円です。4次締切として追加公募が実施されており、公募説明会やオンライン個別説明会も開催されています。カーボンニュートラル達成に向けた再生可能エネルギー導入推進の一環として、地域の水力資源を最大限に活用する事業です。

この補助金の特徴

1

補助率3/4の手厚い支援

調査・設計段階の費用を3/4以内という高い補助率で支援します。水力発電の開発は初期調査に多額のコストがかかるため、この段階でのリスク軽減は事業化への大きな後押しとなります。

2

自治体主導型で地域資源を活用

地方公共団体が主導する案件を対象としており、地域の水力資源を地域主体で活用する仕組みです。自治体と民間事業者が連携することで、地域の実情に即した事業展開が可能になります。

3

幅広い発電規模に対応

50kW以上30,000kW未満という幅広い発電出力範囲が対象です。小規模な農業用水路を活用した発電から、ダム関連の中規模発電まで、多様な水力ポテンシャルの開発を支援します。

4

リパワリングも対象

新規開発だけでなく、既存の水力発電設備のリパワリング(出力増強)や取水量増加に係る調査も補助対象です。老朽化した設備の更新と同時に発電能力を向上させる案件にも活用できます。

5

充実した事前サポート体制

公募説明会(オンライン)や個別訪問説明会が複数回開催されており、事業概要から申請書の記載方法まで丁寧な説明を受けることができます。初めての申請でも安心して取り組めます。

ポイント

水力発電は太陽光や風力と比較して設備利用率が高く、安定した発電が可能な再エネ源です。本補助金は調査・設計段階に特化しており、事業化リスクを大幅に低減できます。予算額16.8億円に対して複数次の公募が行われている点から、まだ予算に余裕がある可能性があります。自治体との連携体制を早期に構築し、NEFの個別説明会も積極的に活用することをお勧めします。

対象者・申請資格

事業者要件

  • 地方公共団体(都道府県、市区町村)が主な対象
  • 地方公共団体と連携する民間事業者も対象
  • 民間事業者単独での申請は不可(自治体との連携が必須)

対象事業の要件

  • 中小水力発電の開発案件の創出に向けた事業性評価
  • 事業性評価に必要な調査・設計等が補助対象
  • 発電出力50kW以上30,000kW未満を見込むもの
  • リパワリングや取水量増加に係る調査も対象

補助率・経費の要件

  • 補助率は3/4以内
  • 消費税は補助対象外(事業者の性質を問わず)
  • 予算超過の場合は減額採択の可能性あり
  • 補助対象経費の減少時は変更後経費に補助率を乗じた額が上限

ポイント

本補助金の最大の特徴は「自治体主導型」という点です。民間事業者が水力発電を開発したい場合でも、必ず地方公共団体との連携が必要です。まずは開発候補地の自治体に相談し、連携体制を構築することが第一歩です。自治体にとっても地域エネルギーの自立化や脱炭素推進のメリットがあるため、積極的な提案が効果的です。

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申請ガイド

1

ステップ1:水力ポテンシャルの予備調査

まず開発候補地の水力ポテンシャルを概略的に調査します。河川の流量データ、落差、利用可能な水利権の状況などを確認し、50kW以上30,000kW未満の発電が見込めるか検討します。

2

ステップ2:自治体との連携体制の構築

民間事業者の場合、地方公共団体との連携が必須です。開発候補地の市区町村や都道府県に事業構想を提案し、連携体制を構築してください。自治体にとっての地域エネルギー政策上のメリットを明確に示しましょう。

3

ステップ3:NEFの公募説明会・個別説明会への参加

新エネルギー財団(NEF)が開催する公募説明会(オンライン)や個別訪問説明会に参加し、補助事業の詳細や申請方法を理解しましょう。個別説明会では、事業概要から申請書の記載方法まで丁寧に説明してもらえます。

4

ステップ4:交付申請書の作成

公募要領と様式をNEFのウェブサイトからダウンロードし、交付申請書を作成します。事業計画の内容、調査・設計の範囲、予算計画、スケジュール等を具体的に記載してください。

5

ステップ5:jGrantsでの申請

原則としてjGrants(電子申請システム)を通じて申請します。やむを得ない事情がある場合は電子メールでの申請も受け付けられます。申請期限に余裕を持って提出しましょう。

6

ステップ6:審査・交付決定・事業実施

申請内容に不備がなければ審査が行われ、約1ヶ月後に交付決定されます。交付決定後、調査・設計等の事業を実施し、完了後に実績報告を行います。

ポイント

4次締切は追加公募ですので、予算残額の状況により早期に公募が終了する可能性があります。申請を検討している場合は早めの着手が重要です。NEFの個別訪問説明会は非常に有用で、申請書作成のノウハウを直接教えてもらえます。水力発電の調査は専門性が高いため、水力コンサルタントの起用も検討してください。

審査と成功のコツ

水力ポテンシャルの定量的評価
開発候補地の流量データ、落差、年間を通じた水量変動などを定量的に示し、想定発電出力の妥当性を明確にしましょう。既存の水文データやGISデータを活用した予備的な分析結果があると説得力が増します。
自治体との連携の強固さ
地方公共団体との連携体制の充実度が審査で重要視されます。自治体の首長や担当部署からの推薦・協力確認、地域エネルギー計画との整合性などを明確に示しましょう。
調査・設計の具体性と合理性
調査・設計の範囲、手法、スケジュール、費用の見積りが具体的で合理的であることが重要です。不必要な調査項目がないか、コストが適正かが厳しくチェックされます。
事業化の見通し
調査・設計の結果として事業化に至る可能性の高さを示しましょう。系統連系の見通し、水利権取得の可能性、地域の理解・協力体制なども評価ポイントです。
地域への貢献
中小水力発電が地域にもたらす効果(雇用創出、エネルギーの地産地消、防災・減災への貢献等)を具体的に示すことが差別化要因になります。

ポイント

審査では「開発ポテンシャルの確からしさ」と「事業化への道筋」が最も重視されます。単なる学術調査ではなく、調査後の事業化を見据えた実践的な計画であることを示してください。NEFは水力発電の専門機関であり、技術的な内容の妥当性を厳密に審査します。水力コンサルタントの知見を活用して申請書の技術的質を高めることが採択のポイントです。

対象経費

対象となる経費

調査費(5件)
  • 水文調査(流量測定、水位観測等)
  • 地質調査(ボーリング、地質踏査等)
  • 測量費(地形測量、路線測量等)
  • 環境影響調査
  • 系統連系に関する調査
設計費(5件)
  • 基本設計費
  • 概略設計費
  • 水車・発電機の仕様検討
  • 取水施設・導水路の設計
  • 放水路・放水口の設計
事業性評価費(4件)
  • 発電量シミュレーション
  • 経済性分析(事業収支計画)
  • リスク評価
  • 水利権に関する調査・手続き
その他経費(3件)
  • 委託費(コンサルタント等)
  • 旅費・交通費
  • 資料作成費

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 消費税
  • 発電設備の購入・建設費
  • 土地取得費
  • 恒久的な建築物の建設費
  • 一般管理費のうち事業に直接関係しないもの
  • 既に実施済みの調査の費用
  • 他の補助金で賄われる経費

よくある質問

Q民間企業単独で申請できますか?
A

いいえ、本補助金は「自治体主導型」のため、民間事業者単独での申請はできません。必ず地方公共団体との連携が必要です。民間事業者が申請する場合は、地方公共団体と連携する形で申請してください。まずは開発候補地の自治体に相談することをお勧めします。

Qリパワリング(既存設備の更新)も対象ですか?
A

はい、既存の水力発電設備のリパワリングや取水量増加に係る調査も補助対象です。老朽化した発電設備の更新と同時に出力を増強する計画の調査・設計に活用できます。

Q発電出力が50kW未満の小規模な水力発電は対象外ですか?
A

はい、本補助金の対象は発電出力50kW以上30,000kW未満です。50kW未満のマイクロ水力発電については、別の支援制度を検討してください。環境省等が実施する再エネ導入支援事業が活用できる場合があります。

Q補助率3/4とのことですが、自己負担はどのくらいですか?
A

補助対象経費の3/4が補助金で賄われるため、自己負担は1/4です。ただし、消費税は補助対象外ですので、消費税分は全額自己負担となります。また、予算状況により減額採択となる場合もあります。

Q予算額に達した場合は早期に公募が終了しますか?
A

はい、予算額(16.8億円)以上の申請があった場合は、公募期間中であっても公募を中止する場合があります。申請を検討している場合は、早めに準備を進め、可能であれば早い締切で申請することをお勧めします。

Q公募説明会はオンラインで参加できますか?
A

はい、公募説明会はMS Teams(オンライン会議ツール)を使用して実施されます。また、個別訪問説明会も実施されており、NEFの担当者が直接訪問して事業概要から申請書の記載方法まで説明してくれます。詳細はNEFの水力関連補助事業ホームページをご確認ください。

Q調査の結果、事業化が困難と判明した場合はどうなりますか?
A

調査・設計の結果として事業化が困難と判明した場合でも、適切に調査・設計が実施され、報告書が提出されれば補助金の返還は求められません。調査段階のリスクを軽減するための制度ですので、結果にかかわらず活用できます。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は調査・設計段階を対象としているため、事業化段階では別の支援制度との組み合わせが有効です。 調査・設計の結果、事業化が見込まれる場合には、FIT(固定価格買取制度)やFIP(フィードインプレミアム)制度を活用した売電事業として展開できます。特に中小水力発電はFIT/FIP制度において比較的高い買取価格が設定されているため、事業採算性の確保がしやすい分野です。 建設段階においては、環境省の「地域脱炭素推進交付金」や「再生可能エネルギー電気・熱自立的普及促進事業」等の活用を検討できます。自治体主導の事業であれば、地方創生関連の交付金との連携も可能です。 また、農業用水路を活用する案件の場合は、農林水産省の「農山漁村再生可能エネルギー導入支援事業」との連携も考えられます。砂防ダムを活用する場合は国土交通省関連の支援策もあります。 さらに、グリーンボンドやESG投資による民間資金の調達と組み合わせることで、公的支援と民間資金の最適なファイナンス構造を構築できます。

詳細説明

中小水力発電自治体主導型案件創出調査等支援事業費補助金とは

本補助金は、中小水力発電の隠れた開発ポテンシャルを明らかにし、自治体が主導する開発案件の創出を支援する国の制度です。一般財団法人新エネルギー財団(NEF)が事務局を務め、事業性評価に必要な調査・設計等の費用を補助率3/4以内で支援します。

事業の目的と背景

中小水力発電は、太陽光や風力と比較して設備利用率が高く、安定した発電が可能な再生可能エネルギーです。日本各地には未開発の水力ポテンシャルが多数存在しますが、開発リスクやコストの問題から事業化に至らないケースが少なくありません。

本補助金は、事業化の前段階である調査・設計の費用を支援することで、開発リスクとコストを低減し、自治体と民間事業者の連携による案件創出を促進します。

補助対象の概要

項目内容
対象事業者地方公共団体、地方公共団体と連携する民間事業者
発電出力50kW以上30,000kW未満
補助率3/4以内
予算額16.8億円
補助上限2,000万円

対象となる調査・設計

以下のような調査・設計が補助対象です。

  • 水文調査:流量測定、水位観測など水力ポテンシャルの把握
  • 地質調査:ボーリング調査、地質踏査など建設適地の評価
  • 測量:地形測量、路線測量など設計に必要な基礎データの取得
  • 基本設計:発電施設の概略設計、水車・発電機の仕様検討
  • 事業性評価:発電量シミュレーション、経済性分析
  • 環境影響調査:生態系への影響評価

リパワリング(既存設備の出力増強)や取水量増加に係る調査も対象です。

公募スケジュール(4次締切)

令和7年6月26日〜8月28日の公募期間中、以下の区切りで審査が行われます。

  • 3次締切:7月28日到着分 → 8月下旬に交付決定予定
  • 4次締切:8月28日到着分 → 9月下旬に交付決定予定

予算額以上の申請があった場合は、公募期間中であっても中止となる可能性があります。

公募説明会・個別説明会

NEFでは以下のサポートを提供しています。

オンライン公募説明会

MS Teamsを使用したオンライン説明会が複数回開催されています。

個別訪問説明会

希望者に対して個別に訪問し、事業概要から申請書の記載方法まで丁寧に説明してもらえます。

申請方法

原則としてjGrants(電子申請システム)を通じて申請します。やむを得ない事情がある場合は電子メールでの申請も可能です。公募要領や様式はNEFの水力関連補助事業ホームページからダウンロードできます。

問合せ先

一般財団法人新エネルギー財団 水力普及促進部
電話:03-6810-0371
メール:phpd1@nef.or.jp

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