募集終了全国対象
非常に難しい
準備期間の目安: 約60

令和7年度「脱炭素成長型経済構造移行推進対策費補助金(次期航空機開発等支援事業)」次期機体主要構造体開発・高レート生産技術実証

基本情報

補助金額
金額未定
補助率: 1/2以内
募集期間
2025-12-03 〜 2026-01-06
対象地域日本全国
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業 / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途新たな事業を行いたい / 研究開発・実証事業を行いたい / 設備整備・IT導入をしたい / エコ・SDGs活動支援がほしい

この補助金のまとめ

本補助金は、「航空機産業戦略」(2024年策定)に基づき、次世代航空機の機体主要構造体の開発および高レート(大量)生産技術の実証を支援する国の補助事業です。具体的には、CO2排出削減に資する先進複合材の適用実証と、航空機需要拡大に対応する高効率生産実証に要する費用の一部を補助します。補助率は1/2以内で、国内企業が次期航空機開発プロジェクトに上流工程から参画してインテグレーション能力を獲得することを目的としています。2050年ネットゼロ目標の達成に向け、機体構造体の軽量化による燃費向上とCO2削減を実現する技術革新を推進する制度です。全国の航空機構造体関連企業が対象です。

この補助金の特徴

1

機体軽量化×高レート生産の両立支援

先進複合材の適用による機体構造体の軽量化と、航空機需要の拡大に対応した高効率・大量生産技術の両方を支援する包括的な補助事業です。軽量化によるCO2削減と生産能力向上を同時に実現します。

2

補助率1/2以内の大規模技術実証支援

対象経費の最大半額が補助される手厚い支援により、先進複合材の適用実証や高レート生産ラインの構築など、大規模な設備投資を伴う技術実証プロジェクトの実現を後押しします。

3

インテグレーション能力獲得による構造転換

従来のサプライヤー構造から脱却し、上流工程からの参画によるインテグレーション能力を獲得することで、日本の航空機産業の国際的地位を抜本的に向上させます。

4

GX推進法に基づく国策事業

脱炭素成長型経済構造への移行を推進するGX政策の一環として位置づけられ、環境対応と産業成長を両立する戦略的な支援制度です。国の産業戦略に直結した重点施策として安定した支援が期待できます。

5

MRO事業を含む一貫体制の構築

製造だけでなく、整備(Maintenance)・修理(Repair)・分解点検(Overhaul)の拠点整備を含む一貫した事業実施能力の構築を視野に入れた包括的な支援です。

ポイント

機体構造体分野は航空機全体の重量・燃費性能に直結する極めて重要な領域です。本補助金は単なる技術開発にとどまらず、「高レート生産」という量産技術まで含む点が特徴的です。航空機需要の世界的拡大を見据えた生産能力の確保は、採択審査でも高く評価されるポイントです。

対象者・申請資格

企業形態

  • 航空機の機体構造体の開発・製造に携わる国内企業
  • 間接補助事業者として公募要領の要件を満たす法人
  • 航空機構造体のサプライチェーンに参画する企業

技術要件

  • 先進複合材の航空機構造体への適用に関する技術力を有すること
  • 高レート生産技術の実証に必要な設備・人材を確保できること
  • 複合材適用実証または高効率生産実証の具体的な計画を策定できること

事業要件

  • 機体の軽量化に資する複合材適用実証、または生産量増大に向けた高効率生産実証であること
  • 次期航空機開発プロジェクトへの上流工程からの参画を目指すこと
  • 公募要領に定める申請書類を期限内に提出できること

財務要件

  • 補助対象経費の自己負担分(1/2以上)を確保できること
  • 適切な経理処理体制を有すること
  • 事業完了後の実績報告が適切に行える体制があること

ポイント

本補助金は「間接補助事業者」への補助という構造です。公募要領で補助スキームの詳細を必ず確認してください。先進複合材の適用技術と高レート生産技術のどちらか、または両方を対象とできますが、事業計画の具体性と実現可能性が採択の鍵となります。

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申請ガイド

1

ステップ1:公募要領の入手と事業計画の策定

事務局ウェブサイト(www.teitanso.or.jp/jkk2025/aircraft)から公募要領を入手し、補助対象事業・経費・審査基準を詳細に確認します。自社の技術実証計画が「複合材適用実証」と「高効率生産実証」のどちらに該当するかを明確にし、具体的な事業計画を策定しましょう。

2

ステップ2:事前相談の実施

事務局(一般社団法人 低炭素投資促進機構)にメール(jkk2025@teitanso.or.jp)またはお問い合わせフォームから事前相談を行い、事業内容の適合性や申請上の留意点を確認します。大型の補助金であるため、事前相談は採択率向上に大きく寄与します。

3

ステップ3:GビズIDの取得と jGrants準備

jGrantsでの申請にはGビズIDが必要です。未取得の場合は早めに申請してください(取得に2〜3週間要する場合があります)。jGrantsのアカウント設定と操作方法も事前に確認しておきましょう。

4

ステップ4:申請書類の作成

公募要領に基づき、技術実証計画書、経費明細、事業スケジュール、実施体制図等の申請書類を作成します。CO2削減効果の定量的な記載、技術的優位性の明確な説明、インテグレーション能力獲得に向けたロードマップが重要です。

5

ステップ5:jGrantsでの申請提出

受付期間(令和7年12月3日〜令和8年1月6日)内にjGrantsから申請を提出します。締切は1月6日であり、年末年始を挟むため、余裕をもったスケジュール管理が必要です。

6

ステップ6:審査対応と交付決定

提出後、事務局による審査が行われます。ヒアリング等が実施される場合もありますので、技術的な質問に対応できる体制を整えておきましょう。採択後、交付決定通知を受けてから事業に着手します。

ポイント

申請期間が年末年始を挟む点に要注意です。実質的な準備期間は限られるため、12月初旬の公募開始と同時に動き出せるよう、事前に計画と書類のドラフトを準備しておくことが重要です。事前相談で事務局との関係構築を図ることも、円滑な申請プロセスに役立ちます。

審査と成功のコツ

先進複合材適用の技術的優位性
航空機構造体への先進複合材適用において、自社が保有する独自技術や製造ノウハウを具体的に示すことが重要です。CFRP(炭素繊維強化プラスチック)の成形技術や品質管理手法など、差別化要因を明確にしましょう。
高レート生産の具体的な実現計画
月産何機分の構造体を生産できるかという具体的な生産能力目標と、それを実現するための自動化技術・工程最適化の計画を提示することが評価のポイントです。
CO2削減効果の定量的提示
機体軽量化による燃料消費量の削減効果を定量的に算出し、航空機1機あたり、または年間のCO2削減量を具体的に示しましょう。脱炭素補助金としての趣旨に合致する提案が求められます。
インテグレーション能力獲得のロードマップ
本事業による技術実証から、将来の完成機事業参画に至るまでの中長期的なロードマップを提示することで、審査員に事業の戦略的意義を理解してもらえます。
国際連携の展望
将来の国際連携による完成機事業創出に向けて、海外パートナーとの関係構築状況や連携計画を示すことで、航空機産業戦略の目標に合致する提案となります。

ポイント

審査では、技術実証の成果が日本の航空機産業全体の競争力向上にどう寄与するかが重視されます。自社の利益だけでなく、サプライチェーン全体への波及効果や、国際共同開発プロジェクトへの参画可能性を具体的に示すことが採択への近道です。

対象経費

対象となる経費

研究開発費(3件)
  • 先進複合材適用に係る研究開発人件費
  • 高レート生産技術の研究開発費
  • 技術実証に必要な試験・分析費用
設備費(3件)
  • 複合材成形設備の購入・リース費
  • 自動積層装置等の高レート生産設備費
  • 品質検査・非破壊検査装置の導入費
試作費(3件)
  • 機体構造体の試作品製造費
  • 複合材部品の試作に必要な型・治具費
  • 試作品の強度試験・評価費用
材料費(2件)
  • 炭素繊維・樹脂等の複合材原材料費
  • 試験用資材・消耗品費
外注費(3件)
  • 技術実証に係る外注加工費
  • 専門機関への試験委託費
  • 技術コンサルティング費用
その他経費(3件)
  • 知的財産権の出願・維持費用
  • 成果報告書作成費用
  • 技術実証に関連する出張旅費

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 交付決定日より前に発注・購入・契約した経費(事前着手届出受理の場合を除く)
  • 土地・建物の取得費
  • 汎用性のある備品(パソコン、プリンター等)の購入費
  • 間接経費・一般管理費のうち補助対象外とされるもの
  • 飲食・接待に係る費用
  • 補助事業に直接関係しない経費
  • 消費税および地方消費税

よくある質問

Qこの補助金はどのような技術実証が対象ですか?
A

本補助金は2つの技術実証を対象としています。1つは先進複合材(CFRP等)を航空機の機体主要構造体に適用して軽量化を実現する「複合材適用実証」、もう1つは航空機需要の拡大に対応して生産量を増大させる「高効率生産実証」です。いずれもCO2排出削減と産業競争力強化に寄与するものが対象となります。

Q補助率と補助上限額はいくらですか?
A

補助率は対象経費の1/2以内です。補助上限額の詳細については公募要領をご確認ください。大規模な技術実証を想定した制度であり、事務局への事前相談をお勧めします。

Q申請期間はいつですか?
A

受付期間は令和7年12月3日(水)から令和8年1月6日(火)までです。年末年始を挟む期間のため、余裕をもって申請書類を準備することをお勧めします。jGrants(補助金申請システム)から申請してください。

Qどのような企業が対象ですか?
A

航空機の機体構造体の開発・製造に関わる国内企業が対象です。間接補助事業者として、複合材適用技術や高レート生産技術に関する実証能力を有する事業者が想定されています。詳細な要件は公募要領をご確認ください。

Q事前着手は可能ですか?
A

本事業には別途「事前着手届出」の制度があります。交付決定前に事業に着手する緊急性・必要性がある場合は、事前着手届出を行うことで、受理された場合に交付決定前からの経費を補助対象とすることができます。詳細は事務局にお問い合わせください。

Q先進複合材の適用実証とはどのようなものですか?
A

航空機の主翼・胴体等の主要構造体にCFRP(炭素繊維強化プラスチック)等の先進複合材を適用し、機体重量の軽量化を実現する技術の実証です。成形技術、接合技術、品質検査技術等を含む幅広い技術開発が対象となります。

Q他の補助金と併用できますか?
A

同一の対象経費について他の国庫補助金との重複受給はできません。ただし、対象経費が明確に区分される場合は、異なる経費項目について他の補助金を活用できる可能性があります。詳細は事務局にご相談ください。

QGビズIDを持っていないのですが、申請できますか?
A

jGrantsでの申請にはGビズIDが必須です。GビズIDプライムの取得には2〜3週間かかることがありますので、申請期間前に早めに取得手続きを行ってください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は「脱炭素成長型経済構造移行推進対策費補助金」の枠組みに属しており、同一の対象経費について他の国庫補助金との重複受給はできません。ただし、対象経費が明確に区分される場合は、異なる経費項目について他の補助金を活用できる可能性があります。例えば、NEDOの材料・プロセス関連の研究開発事業や、経済産業省のものづくり関連補助金と組み合わせる場合は、経費の切り分けを明確にした上で事前に事務局に確認しましょう。同じ親事業の「次期エンジンアーキテクチャ技術実証」とは対象が異なりますが、両方に申請する場合は経費の重複がないよう注意が必要です。自己負担分の資金調達には、日本政策金融公庫の融資制度や地方自治体の産業振興補助金の活用も検討できます。GX推進法関連の税制優遇措置との併用も有効です。

詳細説明

脱炭素成長型経済構造移行推進対策費補助金(次期航空機開発等支援事業)次期機体主要構造体開発・高レート生産技術実証とは

本制度は、2024年4月に策定された「航空機産業戦略」に基づく国の補助事業です。日本の航空機産業が2050年ネットゼロ目標を達成しながら国際競争力を強化するため、次世代航空機の機体主要構造体の開発と高レート(大量)生産に関する技術実証を支援します。

制度の背景と目的

世界の航空機需要が拡大する中、ICAOが合意した2050年ネットゼロ目標の達成には、機体構造体の軽量化による燃費向上が不可欠です。同時に、需要拡大に対応した生産能力の大幅な向上も求められています。本補助金は、GX(グリーントランスフォーメーション)推進の一環として、この二つの課題を同時に解決する技術実証を支援します。

補助事業の内容

本事業は以下の2つの実証を対象としています。

  • 複合材適用実証:先進複合材(CFRP等)を航空機の機体主要構造体に適用し、軽量化を実現する技術の実証
  • 高効率生産実証:航空機需要の拡大に対応するため、生産量を増大させる高レート生産技術の実証

補助率と対象

補助率は対象経費の1/2以内です。国内企業が次期航空機開発プロジェクトに上流工程から参画し、インテグレーション能力を獲得するための費用を補助します。間接補助事業者が対象となります。

申請手続き

申請はjGrants(補助金申請システム)を通じて行います。受付期間は令和7年12月3日(水)〜令和8年1月6日(火)です。GビズIDが必要となりますので、未取得の場合は早めに準備してください。年末年始を挟む申請期間のため、スケジュール管理に十分ご注意ください。

事業で目指す成果

  • 先進複合材の機体構造体への適用技術の確立
  • 高レート生産を実現する製造技術・工程の実証
  • インテグレーション能力の獲得と国際競争力の強化
  • 機体軽量化によるCO2排出の大幅削減
  • MRO拠点を含む一貫した事業実施能力の構築

航空機産業戦略との関連

2024年に策定された航空機産業戦略では、日本の航空機産業が従来のサプライヤー構造から脱却し、インテグレーション能力を獲得することで、将来的に国際連携による完成機事業の創出を目指す方向性が示されています。本補助金はこの戦略を実現するための具体的な支援施策です。

お問い合わせ先

一般社団法人 低炭素投資促進機構 業務第一部
メール:jkk2025@teitanso.or.jp
事務局ウェブサイト:https://www.teitanso.or.jp/
参照URL:www.teitanso.or.jp/jkk2025/aircraft