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非常に難しい
準備期間の目安: 約90

【令和6年度補正】二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(新築建築物のZEB普及促進支援事業/既存建築物のZEB化普及促進支援事業)[二次公募]

基本情報

補助金額
3億円
補助率: 1/4~2/3(ZEBランク、新築建築物・既存建築物により異なる)
0円3億円
募集期間
2025-07-22 〜 2025-08-22
対象地域日本全国
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業 / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途設備整備・IT導入をしたい / エコ・SDGs活動支援がほしい

この補助金のまとめ

二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(新築建築物のZEB普及促進支援事業/既存建築物のZEB化普及促進支援事業)は、業務用建築物におけるZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の実現に必要な省エネ・省CO2設備の導入を支援する環境省の大型補助金です。補助上限額は最大3億円(地方公共団体の既存建築物は5億円)で、新築・既存の両方が対象です。補助率はZEBランクにより異なり、新築は4分の1~2分の1、既存は3分の2と手厚い支援が受けられます。全業種対象で、2050年カーボンニュートラル達成に向けた業務用建築物の脱炭素化の切り札として位置づけられています。ZEBの各ランク(ZEB、Nearly ZEB、ZEB Ready、ZEB Oriented)に応じた段階的な支援体系が特徴です。

この補助金の特徴

1

最大3億円(自治体既存は5億円)の超大型補助

補助上限額は3億円、地方公共団体の延べ面積2,000平米以上の既存建築物は5億円と、環境省の補助金の中でも最大級の規模です。大規模な業務用建築物のZEB化にも対応可能な大型支援制度です。

2

新築・既存の両方が対象

新築建築物のZEB化と既存建築物のZEB化改修の両方を支援します。新しく建てる場合も、既存の建物を改修する場合も、ZEB化に向けた設備導入の費用が補助対象となります。

3

ZEBランクに応じた段階的な補助率

ZEBのランク(ZEB、Nearly ZEB、ZEB Ready、ZEB Oriented)に応じて補助率が設定されています。新築は4分の1~2分の1、既存は3分の2と、特に既存建築物のZEB化改修に手厚い補助率が設定されています。

4

延べ面積による対象区分の設定

延べ面積2,000平米未満、2,000平米以上、10,000平米以上で対象となるZEBランクや申請者要件が異なります。施設の規模に応じた適切な計画策定が必要です。

5

環境省の脱炭素政策の最重要事業

2050年カーボンニュートラル実現に向けた2030年度温室効果ガス排出量46%削減目標の達成に直結する最重要補助金です。ZEB化のモデルケースとして広く普及させることを目指しています。

ポイント

環境省の建築物脱炭素化施策の中で最も大規模かつ本格的な補助金です。既存建築物のZEB化は補助率3分の2と極めて手厚く、初期投資の負担を大幅に軽減できます。ただし、ZEBランクの達成が求められるため、専門家との連携による綿密な設計・計画が不可欠です。延べ面積の区分要件を正確に把握した上で申請戦略を立てましょう。

対象者・申請資格

事業者要件

  • 地方公共団体(都道府県、市区町村)であること
  • または民間事業者(法人、個人事業主)であること
  • ただし延べ面積による制限あり(後述)

新築建築物の対象・補助率

  • ZEB(一次エネルギー100%削減):補助率2分の1
  • Nearly ZEB(75%以上削減):補助率3分の1
  • ZEB Ready(50%以上削減):補助率4分の1(延べ面積2,000平米以上のみ)
  • ZEB Oriented:補助率4分の1(延べ面積10,000平米以上のみ)
  • 延べ面積10,000平米以上は地方公共団体のみ対象

既存建築物の対象・補助率

  • ZEB、Nearly ZEB、ZEB Ready、ZEB Oriented:いずれも補助率3分の2
  • ZEB Readyは延べ面積2,000平米以上のみ
  • 延べ面積2,000平米以上は地方公共団体のみ対象
  • ZEB Orientedは延べ面積10,000平米以上のみ

共通要件

  • 補助上限額:3億円(地方公共団体の2,000平米以上の既存建築物は5億円)
  • 補助事業期間内に事業を完了できること
  • 交付決定前に着工していないこと

ポイント

延べ面積による対象区分が複雑ですので正確な把握が重要です。特に「2,000平米未満はZEB Readyが対象外」「10,000平米以上は地方公共団体のみ」「ZEB Orientedは10,000平米以上のみ」といった制限に注意してください。既存建築物は補助率3分の2と非常に手厚いですが、2,000平米以上は自治体限定です。民間事業者は2,000平米未満の既存建築物が主な対象となります。

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申請ガイド

1

ステップ1:ZEB化目標の設定

対象建築物の延べ面積を確認し、どのZEBランクを目指すかを設定します。延べ面積による対象制限があるため、ランクの選定は慎重に行います。ZEBプランナー(環境省登録の専門家)に相談し、実現可能なZEBランクを見極めましょう。

2

ステップ2:設計・シミュレーション

ZEB化に必要な省エネ・省CO2設備の設計を行います。エネルギーシミュレーションによりZEBランクの達成見込みを検証します。空調、照明、断熱、給湯、BEMS、再生可能エネルギー等の最適な組み合わせを検討し、一次エネルギー消費量の削減率を算出します。新築の場合はBEI(Building Energy Index)の算定が必要です。

3

ステップ3:申請書類の作成・提出

jGrants(電子申請システム)を通じて申請します。GビズIDプライムアカウントが必要です。事業計画書、ZEB達成に関する設計資料、エネルギーシミュレーション結果、経費内訳書、見積書、建物の設計図面等を提出します。ZEBプランナーの関与を示す資料も重要です。

4

ステップ4:審査・交付決定

ZEBランクの達成可能性、省CO2効果、経費の適正性、事業計画の実現可能性等が審査されます。特にエネルギーシミュレーションの精度とZEB達成の確実性が重視されます。交付決定後に着工可能です。

5

ステップ5:事業実施・ZEB達成確認・完了報告

交付決定後、計画に基づいて工事を実施します。竣工後はエネルギー計測を行い、ZEBランクの達成を確認します。実績報告書を提出し、ZEB達成が確認された後に補助金が交付されます。竣工後一定期間のエネルギーデータの報告も求められます。

ポイント

ZEBプランナーとの連携が不可欠です。ZEB化の設計・シミュレーションは高度な専門知識が必要であり、ZEBプランナー登録企業への委託を強く推奨します。また、エネルギーシミュレーションの精度がZEB達成の確実性を左右するため、シミュレーション精度の高い設計事務所を選定してください。補助上限が大きい分、審査も厳格です。

審査と成功のコツ

ZEBプランナーとの早期連携
環境省に登録されたZEBプランナーとの連携が採択の最大の鍵です。ZEB化の豊富な実績を持つプランナーに設計段階から参画してもらい、確実にZEBランクを達成できる計画を策定しましょう。
精度の高いエネルギーシミュレーション
ZEBランクの達成をエネルギーシミュレーションで確実に示すことが求められます。建物の用途・規模・立地条件を正確に反映したシミュレーションを行い、達成の確実性を証明しましょう。
最適なZEBランクの選択
建物の規模や用途に応じて最も現実的なZEBランクを選択しましょう。無理に高いランクを目指すよりも、確実に達成できるランクで申請する方が採択率は高くなります。
省エネと再エネの最適組み合わせ
ZEB化には省エネ技術と再生可能エネルギーの最適な組み合わせが重要です。高断熱・高効率設備による大幅な省エネに加え、太陽光発電等の再エネ導入でエネルギー収支をゼロに近づける計画を策定しましょう。
地域のモデルケースとしての訴求
ZEB化の先進事例として地域のモデルケースになることを申請書でアピールしましょう。竣工後の見学会開催やデータ公開など、ZEB普及に貢献する取り組みを計画に含めると評価が高まります。

ポイント

ZEB化は建築物の脱炭素化の最高峰であり、設計段階からZEBプランナーと連携することが絶対条件です。エネルギーシミュレーションの精度が採否を分けるため、ZEB実績の豊富な設計事務所との協働が不可欠です。既存建築物は補助率3分の2と破格の条件ですので、老朽化した公共施設のZEB化改修は特に積極的に検討する価値があります。

対象経費

対象となる経費

高効率空調設備(5件)
  • 高効率パッケージエアコン
  • ビル用マルチエアコン
  • 地中熱ヒートポンプ
  • 全熱交換器
  • 放射冷暖房システム
高効率照明設備(4件)
  • LED照明器具
  • 昼光利用制御システム
  • タスクアンビエント照明
  • 照明制御システム
高断熱外皮(4件)
  • 高断熱窓(トリプルガラス・Low-E)
  • 外壁高断熱材
  • 屋根高断熱材
  • 日射遮蔽システム
高効率給湯設備(3件)
  • 高効率給湯器
  • 太陽熱利用給湯
  • ヒートポンプ給湯機
エネルギー管理システム(4件)
  • BEMS
  • 電力計測・監視装置
  • デマンドコントローラー
  • AI空調制御システム
再生可能エネルギー設備(3件)
  • 太陽光発電システム
  • 蓄電池
  • 太陽熱利用システム
その他省エネ設備(3件)
  • 高効率変圧器
  • インバータ制御ポンプ・ファン
  • コージェネレーションシステム

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 土地の取得費・造成費
  • ZEB化に関係しない建物の躯体工事費
  • 一般管理費・事務経費
  • 消費税
  • 内装仕上げ工事(省CO2に関係しないもの)
  • 家具・什器の購入費
  • 設計監理費のうち省CO2設備に関係しない部分
  • 補助事業期間外に発生した経費

よくある質問

QZEBとは何ですか?
A

ZEB(Net Zero Energy Building)とは、快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物です。省エネ技術と再生可能エネルギーの組み合わせにより実現します。ZEB、Nearly ZEB、ZEB Ready、ZEB Orientedの4段階のランクがあります。

Q新築と既存でどちらの補助率が有利ですか?
A

既存建築物のZEB化改修の方が補助率は有利です。既存はZEBランクに関わらず3分の2の補助率ですが、新築は4分の1~2分の1です。ただし、既存建築物の2,000平米以上は地方公共団体のみ対象という制限があります。

Q延べ面積2,000平米未満の民間建物はどのランクが対象ですか?
A

延べ面積2,000平米未満の民間建物は、新築の場合はZEBとNearly ZEBが対象(ZEB Readyは対象外)、既存の場合もZEBとNearly ZEBが対象です。ZEB ReadyやZEB Orientedは2,000平米以上の建物が対象となります。

QZEBプランナーへの依頼は必須ですか?
A

必須ではありませんが、ZEB化の設計には高度な専門知識が必要であり、ZEBプランナーへの依頼を強く推奨します。ZEBプランナーの関与は審査でも高く評価されます。環境共創イニシアチブ(SII)のウェブサイトで登録プランナーを確認できます。

Q補助上限3億円と5億円の違いは何ですか?
A

一般的な建築物は補助上限3億円です。5億円の上限は、地方公共団体が所有する延べ面積2,000平米以上の既存建築物のZEB化改修に適用される特別な上限です。公共施設のZEB化を特に手厚く支援する趣旨です。

Q太陽光発電などの再生可能エネルギー設備も補助対象ですか?
A

はい、ZEB達成に必要な範囲内で太陽光発電システムや蓄電池等の再生可能エネルギー設備も補助対象となります。ZEBランクの達成には省エネ技術と再エネの組み合わせが重要です。

Qこの補助金と省CO2改修調査支援事業を組み合わせることはできますか?
A

はい、段階的な活用が推奨されています。まず「非住宅建築物ストックの省CO2改修調査支援事業」でZEB化の可能性調査を行い、その結果に基づいて本補助金で実際のZEB化工事を実施するという流れが効果的です。

QZEB化後のエネルギーデータの報告義務はありますか?
A

はい、竣工後一定期間(通常3~5年程度)のエネルギー使用量データの報告が求められます。ZEBランクの達成状況を実測データで確認し、ZEB普及のためのデータ蓄積に協力することが条件です。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は環境省所管の二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金の中で最も大規模な事業であり、同一の補助対象経費について国の他の補助金との併用はできません。同シリーズの他事業(民間建築物省CO2改修、テナントビル省CO2改修等)との重複申請も不可です。ただし、事前調査としてID385の「非住宅建築物ストックの省CO2改修調査支援事業」を先行活用し、その結果に基づいて本補助金を申請するという段階的活用は可能であり、むしろ推奨されています。自治体の場合は脱炭素先行地域交付金との連携も検討できます。自己負担分の資金調達には、環境省のグリーンファイナンス推進施策に基づくグリーンボンド・グリーンローンの活用や、ESCO事業との組み合わせが有効です。

詳細説明

二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(新築建築物のZEB普及促進支援事業/既存建築物のZEB化普及促進支援事業)の詳細解説

本補助金は、環境省の建築物脱炭素化施策の中で最も大規模かつ本格的な補助金です。新築・既存の業務用建築物のZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化を推進し、2050年カーボンニュートラルの実現に貢献します。

ZEBとは

ZEB(Net Zero Energy Building)とは、快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物です。以下の4段階のランクがあります。

  • 「ZEB」:省エネ+再エネで一次エネルギー消費量を正味100%以上削減
  • Nearly ZEB:省エネ+再エネで75%以上削減
  • ZEB Ready:省エネで50%以上削減(再エネは含まない)
  • ZEB Oriented:一定の省エネ基準を達成(大規模建築物向け)

補助金額と補助率

補助上限額は3億円(地方公共団体の延べ面積2,000平米以上の既存建築物は5億円)です。

新築建築物の補助率

ZEBランク補助率備考
「ZEB」2分の1-
Nearly ZEB3分の1-
ZEB Ready4分の1延べ面積2,000平米以上のみ
ZEB Oriented4分の1延べ面積10,000平米以上のみ

※延べ面積10,000平米以上の建築物は地方公共団体のみ対象

既存建築物の補助率

ZEBランク補助率備考
「ZEB」3分の2-
Nearly ZEB3分の2-
ZEB Ready3分の2延べ面積2,000平米以上のみ
ZEB Oriented3分の2延べ面積10,000平米以上のみ

※延べ面積2,000平米以上は地方公共団体のみ対象

対象設備

  • 高効率空調:ヒートポンプ、地中熱利用、放射冷暖房等
  • 高効率照明:LED、昼光利用制御等
  • 高断熱外皮:トリプルガラス、高断熱壁・屋根等
  • BEMS:エネルギー管理システム
  • 再生可能エネルギー:太陽光発電、蓄電池等

ZEBプランナーの活用

ZEB化には高度な設計技術が必要です。環境省に登録されたZEBプランナー(設計事務所、コンサルタント等)との連携を強く推奨します。ZEBプランナーのリストは環境共創イニシアチブ(SII)のウェブサイトで確認できます。

延べ面積による区分の注意点

延べ面積によって対象となるZEBランクや申請者要件が異なります。2,000平米未満の民間建築物はZEBまたはNearly ZEBが対象、2,000平米以上は原則地方公共団体のみ、10,000平米以上はZEB Orientedも対象となるなど、複雑な区分がありますので公募要領で正確に確認してください。

問い合わせ先

一般社団法人静岡県環境資源協会 省CO2促進事業支援センターが事務局です。ZEB化の計画段階から事前相談を行うことを強くお勧めします。