エネルギー使用合理化設備導入促進対策費補助金(資源自律経済確立産官学連携加速化事業)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
サーキュラーパートナーズとの連動
経済産業省が推進する「サーキュラーパートナーズ」(サーキュラーエコノミーに関する産官学のパートナーシップ)の枠組みを活用する点が最大の特徴です。個社単独の取り組みではなく、業界横断的なパートナーシップの中でプロジェクトを推進するため、情報共有・技術連携・制度設計への反映など、単独では得られない相乗効果が期待できます。
資源循環の「システム」構築に焦点
個別のリサイクル技術や設備導入ではなく、「自律型資源循環システム」の構築を対象としています。原材料調達→製造→使用→回収→再資源化という一連のバリューチェーンを包括的に設計する取り組みが求められます。サプライチェーン全体の最適化を視野に入れた事業設計が評価されます。
産官学連携による加速化
「産官学連携加速化」の名が示すとおり、大学・研究機関の知見と民間企業の実践力、行政の制度設計力を結集することで、資源循環システムの社会実装を加速させることを目指しています。アカデミアの基礎研究成果を事業化につなげるブリッジング機能が期待されます。
補助上限2億4,000万円の中大規模支援
執行団体として最大2億4,000万円の支援が受けられるため、複数の実証プロジェクトを同時並行で推進することが可能です。
対象者・申請資格
組織形態の要件
- 民間団体等であること(企業、一般社団法人、NPO法人等)
- 日本国内に活動拠点を有していること
- コンソーシアム形式での申請も可能
事業遂行能力
- 本事業を的確に遂行できる組織体制と人員を有すること
- 事業を円滑に遂行するための経営基盤と資金管理能力を有すること
欠格事項
- 経済産業省からの補助金交付等停止措置を受けていないこと
- 経済産業省からの指名停止措置を受けていないこと
望ましい条件
- サーキュラーエコノミーに関する知見・実績を有していること
- 産官学の各セクターとのネットワークを有していること
あなたは対象?かんたん診断
8問の質問に答えるだけで、この補助金の対象かどうかを簡易診断できます。
申請ガイド
ステップ1:募集要領の確認と方針策定(公募開始〜1週間)
経済産業省ウェブサイトから募集要領を入手し、事業内容と応募要件を精読します。サーキュラーパートナーズの活動状況を把握し、自組織の強みと事業との適合性を検討します。
ステップ2:連携体制の構築(1〜2週間)
産官学の連携パートナーを選定し、各者の役割分担と貢献内容を明確にします。大学・研究機関との共同研究計画や、企業パートナーとの実証事業計画を策定します。
ステップ3:事業計画書の作成(1週間)
募集要領の様式に従い、事業計画書を作成します。自律型資源循環システムの全体像、具体的な実施内容、スケジュール、予算計画、期待される成果を詳細に記載します。
ステップ4:申請書類の提出(期限厳守)
令和8年3月13日(金)12時必着で提出します。電子メールまたはjGrants等の指定方法で提出してください。
ステップ5:審査・採択・事業開始(提出後1〜2ヶ月)
書面審査およびヒアリング審査を経て、採択結果が通知されます。採択後は速やかに交付申請を行い、事業を開始します。
審査と成功のコツ
資源循環システムの実現可能性と波及効果
産官学連携の実効性
サーキュラーパートナーズとの整合性
脱炭素効果の定量化
対象経費
対象となる経費
事業費(4件)
- 実証事業の実施費用
- データ収集・分析費
- システム設計・開発費
- プロトタイプ製作費
委託費(3件)
- 調査研究委託費
- 技術開発委託費
- コンサルティング費
人件費(2件)
- プロジェクト専任スタッフの人件費
- 研究員の雇用費
旅費(3件)
- 国内出張旅費
- 現地調査旅費
- 連携先との協議旅費
会議費・事務費(3件)
- 有識者委員会開催費
- 資料印刷費
- 事務局運営費
広報費(3件)
- 成果報告書作成費
- シンポジウム開催費
- ウェブサイト運営費
対象外の経費
対象外の経費一覧(7件)
- 土地・建物の取得費
- 恒久的な設備の購入費
- 団体の経常的な運営費
- 飲食費・接待費
- 消費税および地方消費税
- 自動車の購入費
- 他の補助金で賄われる経費
類似する補助金との比較
よくある質問
Qサーキュラーパートナーズに参加していない団体でも申請できますか?
募集要領に明示的な参加要件がない限り、サーキュラーパートナーズの既存メンバーでなくても申請は可能と考えられます。ただし、事業の趣旨がパートナーシップの枠組み活用を前提としているため、サーキュラーパートナーズの活動内容や方向性を十分に理解し、整合性のある提案を行うことが重要です。詳細は募集要領をご確認ください。
Q「執行団体」とは何ですか?直接補助との違いは?
執行団体とは、経済産業省から補助金を受け取り、個別の事業者(間接補助事業者)への補助金交付事務等を代行する団体です。直接補助では個々の事業者が国に申請しますが、本事業では執行団体が一括して事業管理を行います。執行団体には、事業全体のマネジメント能力、会計管理能力、個別事業者の選定・監督能力が求められます。
Q補助率はどのくらいですか?
補助率の詳細は募集要領を参照するよう案内されています。一般的にこの種の事業では定額補助(10/10)または一定の補助率(2/3〜3/4程度)が設定されますが、正確な条件は公募要領でご確認ください。
Qどのような産業分野の企業が対象ですか?
対象業種は幅広く設定されており、製造業、建設業、情報通信業、卸売・小売業、学術研究・専門技術サービス業など、ほぼ全ての産業分野が含まれます。資源循環はあらゆる産業に関わるテーマであり、特定業種に限定されるものではありません。自社の事業活動における資源循環の課題と改善機会を具体的に示すことが重要です。
Qこの補助金と脱炭素成長型経済構造移行推進対策費補助金(自律型資源循環システム強靱化促進事業)との違いは何ですか?
両事業はともにサーキュラーパートナーズの枠組みを活用する点で共通していますが、本事業(資源自律経済確立産官学連携加速化事業)は産官学の連携加速に重点を置き、システム構築の初期段階の取り組みを支援します。一方、強靱化促進事業は脱炭素と資源循環の両立に焦点を当て、より大規模な実証・実装事業を対象としています。事業フェーズや規模に応じて適切な制度を選択してください。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金はエネルギー使用合理化設備導入促進対策費補助金の一事業として位置づけられています。同一経費への二重補助は認められませんが、対象経費を明確に区分することで、環境省のサーキュラーエコノミー関連補助金やNEDOの技術開発支援との連携が可能です。特に、本事業でシステム設計を行い、別の補助金で設備投資を行うといった段階的な活用が効果的です。また、地方自治体の循環経済推進補助金との併用も検討に値します。サーキュラーパートナーズの枠組み内で得た知見を活用し、次のフェーズの補助金申請に活かすことで、継続的な支援を受けることが期待できます。
詳細説明
制度の背景
日本は天然資源の大部分を輸入に依存しており、資源価格の高騰や供給途絶リスクへの対応が経済安全保障上の重要課題です。本事業は、こうした課題に対してサーキュラーエコノミー(循環経済)の構築を通じた「資源自律」を目指すものです。
サーキュラーパートナーズとは
サーキュラーパートナーズは、サーキュラーエコノミーに関する産官学のパートナーシップとして経済産業省が推進する枠組みです。企業、大学、研究機関、自治体等が参画し、資源循環に関する課題の共有、技術開発の方向性の議論、制度設計への提言などを行っています。
事業の目的
本事業は、サーキュラーパートナーズの枠組みを活用し、以下を実現することを目的としています。
- 自律型資源循環システムの構築:輸入資源への依存を低減する国内資源循環の仕組みづくり
- 産官学連携の加速化:基礎研究から社会実装までのプロセスの迅速化
- 新たな資源循環市場の創出:ビジネスとして成立する循環経済モデルの確立
補助対象と補助率
補助上限額は2億4,000万円です。補助率等の詳細は募集要領を参照してください。本公募は執行団体(補助事業者)の選定を目的としており、採択された団体が個別事業者への支援を統括します。
対象分野の例
具体的な実施内容は募集要領に記載されていますが、一般的には以下のような分野が想定されます。
- プラスチック資源循環システムの設計・実証
- 金属資源(レアメタル等)の回収・再利用技術の社会実装
- バイオマス資源の高度利用システムの構築
- 産業間の副産物マッチングプラットフォームの開発
- デジタル技術を活用した資源トレーサビリティの確立
公募期間
令和8年2月18日(水)から令和8年3月13日(金)12時必着です。経済産業省GXグループ資源循環経済課が問い合わせ先となります。