令和7年度 産業車両等の脱炭素化促進事業のうち、フォークリフトの燃料電池化促進事業(二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
1台あたり最大550万円の補助
燃料電池フォークリフトと一般的なエンジン車との価格差額の1/2(最大550万円)が補助され、FCフォークリフトの導入コスト障壁を大きく引き下げます。
リース・レンタル導入にも対応
民間企業だけでなくリース・レンタル事業者も対象となっており、フォークリフトをリースで導入する企業も間接的に補助のメリットを享受できます。初期投資を抑えた導入が可能です。
幅広い業種の事業者が対象
製造業、物流業、卸売・小売業、建設業など、フォークリフトを使用する幅広い業種の事業者が申請可能です。地方公共団体や独立行政法人も対象に含まれます。
水素社会実現への貢献
燃料電池フォークリフトは水素を燃料とするため、走行時のCO2排出がゼロです。水素インフラの利用促進にもつながり、水素社会実現に向けた先駆的な取組みとなります。
長い申請受付期間
申請受付期間が2025年5月29日から11月28日まで約6か月間と長く設定されており、導入計画の立案から申請までの準備期間を十分に確保できます。
ポイント
対象者・申請資格
対象事業者
- 民間企業(リース・レンタル事業者を含む)
- 地方公共団体
- 独立行政法人通則法第2条第1項に規定する独立行政法人
- 一般社団法人・一般財団法人および公益社団法人・公益財団法人
- 法律により直接設立された法人
- 環境大臣の承認を得て北海道環境財団が認める者
対象設備
- 燃料電池フォークリフト(水素を燃料とするフォークリフト)
- 従来のエンジン式フォークリフトからの切替が前提
補助率の区分
- 通常:一般的なエンジン車との差額の1/2
- 令和2年度までに環境省補助金を利用して導入実績がある場合:差額の1/3
- 補助上限額:1台あたり550万円
主な要件
- 燃料電池フォークリフトの導入であること
- エネルギー起源CO2の排出抑制に資する事業であること
- 水素燃料の供給体制が確保されていること
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:水素供給環境の確認
まず、フォークリフトを使用する事業所の近隣に水素ステーションがあるか、または事業所内に水素充填設備を設置できるかを確認します。水素の安定供給が燃料電池フォークリフト導入の大前提です。水素供給事業者との協議も並行して進めます。
ステップ2:導入計画の策定
現在使用しているエンジン式フォークリフトの台数、稼働時間、燃料消費量を把握し、燃料電池フォークリフトへの切替計画を策定します。フォークリフトメーカーから燃料電池モデルの仕様・価格の見積りを取得し、一般的なエンジン車との差額を算出します。CO2削減効果のシミュレーションも実施します。
ステップ3:交付申請書の作成・提出
公募期間内にjGrants等を通じて交付申請書と必要書類を提出します。申請後は応募アドレス(fork_oubo@heco-hojo.jp)に申請済みの旨を記載したメールの送付が必要です。事業計画書、見積書(FCフォークリフトとエンジン車の比較)、CO2削減計算書等を揃えます。
ステップ4:交付決定後のフォークリフト導入
採択・交付決定後に、計画に基づいて燃料電池フォークリフトを発注・納入します。メーカーの納期やカスタマイズ対応期間を考慮したスケジュール管理が重要です。水素充填設備の準備も並行して完了させます。
ステップ5:実績報告と補助金受領
フォークリフトの導入完了後、実績報告書を提出し、検査を経て補助金額が確定します。導入後の稼働実績やCO2削減効果のモニタリングデータの提出が求められる場合があります。
ポイント
審査と成功のコツ
水素供給体制の確実な確保
導入台数と規模の最適化
運用体制の整備
コスト比較分析の充実
ポイント
対象経費
対象となる経費
車両本体(3件)
- 燃料電池フォークリフト本体
- 標準装備品
- 安全装備品
車両オプション(3件)
- アタッチメント
- 特殊仕様(防爆仕様等)
- テレマティクスシステム
導入関連費用(2件)
- 車両登録費用
- 初期点検・セットアップ費用
対象外の経費
対象外の経費一覧(9件)
- 消費税および地方消費税
- 水素ステーション・水素充填設備の設置費用
- 既存フォークリフトの廃車・処分費用
- 一般的なエンジン車と同等価格部分の費用
- 保険料
- 維持管理・メンテナンス費用
- 水素燃料費
- オペレーター教育費
- 事務経費・一般管理費
よくある質問
Q燃料電池フォークリフトとバッテリー式フォークリフトの違いは何ですか?
燃料電池フォークリフトは水素を燃料として発電しモーターで駆動します。バッテリー式と比べて充填時間が約3分と圧倒的に短く(バッテリー式は6~8時間)、連続稼働が可能です。高稼働の物流施設で特にメリットが大きいです。
Q水素ステーションが近くにない場合は利用できませんか?
水素の安定供給が前提条件となるため、近隣に水素ステーションがあるか、事業所内に水素充填設備を設置できることが必要です。水素供給事業者による配送サービスの利用も選択肢の一つです。事前に水素供給体制を確認してください。
Q補助金額はどのように計算されますか?
燃料電池フォークリフトの価格と一般的なエンジン式フォークリフトの価格との差額を算出し、その差額の1/2(過去に環境省補助金で導入実績がある場合は1/3)が補助されます。ただし、1台あたり550万円が上限です。
Qリースでフォークリフトを導入する場合も対象ですか?
はい、リース・レンタル事業者も応募資格に含まれています。リース会社が補助金を受けて燃料電池フォークリフトを導入し、利用者にリース提供するスキームが可能です。
Q何台まで申請できますか?
台数の上限は明示されていませんが、予算の範囲内での採択となります。1台あたり550万円の上限額が設定されているため、導入台数に応じた補助金総額の試算が可能です。
Q過去に環境省補助金で導入実績がある場合、補助率はどうなりますか?
令和2年度までに環境省補助金を利用して燃料電池フォークリフトを導入した実績がある場合、補助率は一般的なエンジン車との差額の1/3に下がります。令和3年度以降の導入実績は影響しません。
Q申請受付期間が長いですが、いつ申請するのが有利ですか?
申請受付期間は2025年5月29日から11月28日までの約6か月ですが、予算の範囲内での採択となるため、早めの申請が有利です。準備が整い次第、速やかに申請することをお勧めします。
Q申請後にメール送付が必要と聞きましたが?
はい、申請後に応募アドレス(fork_oubo@heco-hojo.jp)宛に「申請済みである旨」を記載した電子メールを送付する必要があります。これは担当者のメールアドレス確認のための手続きです。忘れずに対応してください。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は環境省の二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金として実施されており、同一の燃料電池フォークリフトに対して他の国庫補助金との重複受給はできません。ただし、経済産業省のクリーンエネルギー自動車補助金等、類似の車両導入補助金との比較検討は有用です。また、水素ステーションの整備については別途、経済産業省や環境省の水素インフラ整備補助金を活用できる可能性があります。フォークリフト本体は本補助金で、水素供給設備は別の補助金でと、設備ごとに最適な補助金を組み合わせることで、トータルの導入コストを大幅に削減できます。自治体独自の脱炭素化補助金や水素関連補助金との併用可否も個別に確認することをお勧めします。
詳細説明
フォークリフトの燃料電池化促進事業の詳細解説
本補助金は、環境省が推進する「産業車両等の脱炭素化促進事業」の一環として、燃料電池フォークリフト(FCフォークリフト)の導入を支援する事業です。公益財団法人北海道環境財団が事務局を務めています。
事業の背景と目的
物流施設や工場で使用されるフォークリフトの多くはディーゼルエンジンやガソリンエンジンを動力源としており、稼働中にCO2を排出しています。燃料電池フォークリフトは水素を燃料として発電し、モーターで駆動するため、走行時のCO2排出がゼロです。本事業は、環境優位性の高い燃料電池フォークリフトの導入経費の一部を補助することで、産業車両分野における脱炭素化を促進し、エネルギー起源CO2の排出抑制に資することを目的としています。
燃料電池フォークリフトの特徴
| 比較項目 | エンジン式 | バッテリー式 | 燃料電池式 |
|---|---|---|---|
| CO2排出 | あり | なし(電源由来あり) | なし |
| 充填/充電時間 | 数分(給油) | 6~8時間 | 約3分 |
| 連続稼働 | 長時間可能 | 充電で中断 | 長時間可能 |
| 排気ガス | あり | なし | 水のみ |
| 室内使用 | 換気必要 | 可能 | 可能 |
補助内容の詳細
補助率と補助上限額
| 区分 | 補助率 | 補助上限額 |
|---|---|---|
| 通常(初回導入等) | エンジン車との差額の1/2 | 1台あたり550万円 |
| 令和2年度までに環境省補助金で導入実績あり | エンジン車との差額の1/3 | 1台あたり550万円 |
対象事業者
- 民間企業(リース・レンタル事業者を含む)
- 地方公共団体
- 独立行政法人
- 一般社団法人・一般財団法人および公益社団法人・公益財団法人
- 法律により直接設立された法人
- 環境大臣の承認を得て財団が認める者
水素供給体制について
燃料電池フォークリフトの運用には水素の安定供給が不可欠です。以下のような水素供給方法が考えられます。
- 近隣の商用水素ステーションでの充填
- 事業所内への簡易水素充填設備の設置
- 水素供給事業者による定期配送
申請スケジュール
- 申請受付開始:2025年5月29日
- 申請受付終了:2025年11月28日
約6か月の長い申請受付期間が設定されていますが、予算の範囲内での採択となるため、早めの申請が推奨されます。
申請時の注意事項
申請後は、担当者のメールアドレス確認のため、応募アドレスに「申請済みである旨」を記載した電子メールを必ず送付してください。
応募メールアドレス:fork_oubo@heco-hojo.jp
問合せ先
公益財団法人北海道環境財団(環境省補助金専用サイト)
E-mail:fork_ask@heco-hojo.jp
URL:https://www.heco-hojo.jp/