募集終了全国対象
非常に難しい
準備期間の目安: 約60

令和8年度産油国等連携強化促進事業費補助金(中央アジア・コーカサス地域等産油・産ガス国投資等促進事業)

基本情報

補助金額
4000万円
補助率: 定額
0円4000万円
募集期間
2026-02-06 〜 2026-03-02
対象地域日本全国
対象業種分類不能の産業
使途新たな事業を行いたい

この補助金のまとめ

本事業は経済産業省が実施する、中央アジア・コーカサス地域の産油・産ガス国との経済関係強化を目的とした補助金です。エネルギー供給源の多角化という国家戦略に基づき、同地域のエネルギー情勢の情報収集・提供、投資環境調査、ミッション派遣、セミナー開催等の事業を補助します。補助上限額は4,000万円(定額補助)と非常に大規模で、日本のエネルギー安全保障に直結する重要事業です。応募には同地域での調査・研究実績と現地政府との協力関係が求められるため、極めて専門性の高いシンクタンクや専門機関向けの制度といえます。

この補助金の特徴

1

最大4,000万円の定額補助

補助率は定額(10/10相当)であり、事業実施経費がほぼ全額カバーされる大型補助金です。情報収集、調査、ミッション派遣、セミナー開催など幅広い活動に充当でき、中央アジア・コーカサス地域との関係構築に包括的に取り組むことができます。エネルギー分野の補助金としてもトップクラスの規模です。

2

エネルギー安全保障に直結する国家戦略事業

日本のエネルギー自給率向上という国策に基づく事業であり、中東依存度の低減とエネルギー供給源の多角化を推進する戦略的位置づけです。採択された場合は経済産業省との密接な連携のもとで事業を遂行することになり、政策形成への影響力を持つ重要な役割を担います。

3

企業間交流と投資促進の両輪

単なる調査事業にとどまらず、ミッション派遣やセミナー開催を通じた日本企業と現地企業の交流促進が事業の柱です。エネルギー分野に限らず、インフラ・農業・ICTなど幅広い産業での投資促進も射程に含まれます。

ポイント

この補助金は一般的な中小企業向け制度とは全く異なり、エネルギー政策に関わるシンクタンクや専門機関を対象とした国家戦略級の事業です。応募要件に「現地政府関係機関との密接な協力関係」が含まれるため、新規参入は極めて困難で、既存の専門機関が主な対象となります。しかし、コンソーシアム形式であれば、特定分野の知見を持つ企業が参画できる可能性があります。

対象者・申請資格

基本要件

  • 日本に拠点を有する企業・団体等であること
  • 本事業を的確に遂行する組織・人員を有していること
  • 事業遂行に必要な経営基盤と資金管理能力を有していること
  • 経済産業省からの補助金交付等停止措置・指名停止措置を受けていないこと

専門性要件(最重要)

  • 中央アジア・コーカサス地域等産油・産ガス国における調査・研究の実施経験があること
  • 現地政府関係機関等と密接な協力関係を有していること
  • 同地域に進出意欲のある日本企業等の情報を有し、そのニーズを把握できる情報収集能力があること

その他の要件

  • 経済産業省のEBPM(証拠に基づく政策立案)に関する取組に協力すること
  • コンソーシアム形式の場合は幹事者を定め、幹事者が事業提案書を提出すること

ポイント

本事業の応募資格で最もハードルが高いのは「中央アジア・コーカサス地域での調査・研究実績」と「現地政府関係機関との協力関係」です。これらは一朝一夕に構築できるものではなく、実質的には同地域を専門とするシンクタンク、商社、エネルギー関連コンサルタント企業等に限られます。コンソーシアムであれば、幹事者が実績要件を満たし、他社が補完的な役割を担う形での参画が可能です。

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申請ガイド

1

ステップ1:説明会への参加(公募開始直後)

Microsoft Teamsによるオンライン説明会が開催されます。参加にはお問合せ先へ事前に連絡先を登録する必要があります。事業内容や審査基準の詳細が説明されるため、必ず参加してください。

2

ステップ2:事業提案書の作成(2〜4週間)

公募要領の様式に従い、事業提案書を作成します。エネルギー情勢の情報収集計画、投資環境調査の方法論、ミッション派遣やセミナーの具体案、実施体制、収支予算等を詳細に記載します。

3

ステップ3:事業提案書の提出

指定された方法で事業提案書を提出します。コンソーシアム形式の場合は幹事者が提出します。問い合わせは電子メールのみで、件名は正確に事業名を記載する必要があります。

4

ステップ4:審査・採択

事業提案書の審査を経て補助金交付候補者が選定されます。同地域での実績、提案内容の具体性、実施体制が主な審査ポイントです。

5

ステップ5:事業実施・報告

交付決定後に事業を実施し、完了後に実績報告書を提出します。EBPMへの協力も求められるため、事業効果の定量的な測定・報告が必要です。

ポイント

本事業の申請で最も重要なのは説明会への参加と、問い合わせ時の件名ルール遵守です。電話での問い合わせは不可、メールの件名を正確に記載しないと回答を得られない場合があります。事業提案書では、具体的な調査計画とミッション派遣先の選定理由を明確にし、日本企業の投資促進にどう直結するかを論理的に示すことが求められます。

審査と成功のコツ

現地との既存ネットワークの深さを示す
審査で最も重視されるのは、中央アジア・コーカサス地域の政府関係機関との協力関係の実績です。過去の調査・研究プロジェクト、現地政府高官との面談実績、MOU締結の有無など、具体的かつ定量的な関係性を提案書で示してください。
日本企業のニーズ把握力を証明する
同地域への進出に関心を持つ日本企業のネットワークと情報収集力も審査ポイントです。過去に支援した企業の海外展開事例や、業界団体との連携実績を盛り込み、日本企業と現地をつなぐハブとしての能力を示してください。
EBPMへの対応を事業設計に組み込む
経済産業省のEBPMに協力する要件があるため、事業効果を定量的に測定する仕組みを提案書に組み込んでください。情報収集件数、セミナー参加者数、ミッション派遣による商談件数、投資案件の創出数など、KPIを明示すると評価が高まります。
エネルギー政策のトレンドとの整合性
脱炭素化やGX(グリーントランスフォーメーション)を踏まえた提案が効果的です。中央アジアの再生可能エネルギーポテンシャルや水素・アンモニア分野の調査を組み込むなど、今後のエネルギー政策の方向性と整合した提案を心がけてください。

ポイント

本事業は実質的に「既に同地域の専門家である団体」を対象としています。採択の決め手は、現地政府との信頼関係の深さと、日本企業の具体的な投資案件につながるアウトプットを生み出せるかどうかです。EBPMの観点から定量的な成果指標(KPI)を提案書に明示し、政策効果を測定可能な形で事業を設計することが不可欠です。

対象経費

対象となる経費

調査・研究費(4件)
  • エネルギー情勢調査費
  • 投資環境調査費
  • 現地ヒアリング費
  • データ収集・分析費
旅費・渡航費(3件)
  • ミッション派遣渡航費
  • 現地調査旅費
  • 国内出張旅費
セミナー・イベント費(4件)
  • セミナー会場費
  • 講師謝金
  • 通訳・翻訳費
  • 資料印刷費
人件費・事務費(4件)
  • 事業従事者人件費
  • 外部専門家謝金
  • 通信運搬費
  • 事務消耗品費

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 土地・建物の取得費
  • 恒久的な設備の購入費
  • 団体の経常的な運営経費
  • 飲食を主目的とした費用
  • 事業内容と直接関係のない旅費
  • 他の国庫補助事業と重複する経費
  • 消費税(仕入税額控除できる場合)
  • 幹事者が全て再委託する場合の再委託費

よくある質問

Qどのような団体が応募できますか?
A

日本に拠点を有し、中央アジア・コーカサス地域での調査・研究実績があり、現地政府関係機関と密接な協力関係を有する企業・団体等が対象です。コンソーシアム形式での申請も可能で、幹事者が事業提案書を提出する形となります。実質的には、同地域を専門とするシンクタンク、商社、エネルギー関連コンサルタント等が主な対象です。

Q補助上限額と補助率はどのくらいですか?
A

補助上限額は4,000万円、補助率は定額(10/10相当)です。事業実施に必要な調査費、旅費、セミナー費、人件費等がほぼ全額補助される設計です。

Q中央アジア・コーカサスとは具体的にどの国ですか?
A

一般的に中央アジアはカザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、キルギス、タジキスタンの5カ国、コーカサスはアゼルバイジャン、ジョージア、アルメニアの3カ国を指します。特にカザフスタン、トルクメニスタン、アゼルバイジャンは主要な産油・産ガス国です。

QEBPMへの協力とは具体的に何をしますか?
A

EBPM(Evidence-Based Policy Making:証拠に基づく政策立案)とは、政策効果を客観的データに基づいて検証する取組です。本事業では、事業成果(情報収集件数、セミナー参加者数、投資案件の創出数等)を定量的に報告し、経済産業省の政策評価に協力する必要があります。

Qコンソーシアムで応募する場合の注意点は?
A

幹事者を決定し、幹事者が事業提案書を提出します。ただし、幹事者が業務の全てを他の者に再委託することはできません。幹事者は全ての応募要件を満たす必要があり、特に中央アジア・コーカサス地域での実績と現地ネットワークが求められます。

Q現在も応募は受け付けていますか?
A

本事業の公募は現在終了しています(ステータス:受付終了)。次年度の公募については、経済産業省のHPで情報が公開されます。説明会の開催案内にも注意してください。問い合わせは電子メール(bzl-japan-russia_yosan@meti.go.jp)で受け付けています。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本事業は経済産業省の定額補助事業であり、同一経費に対する他の国庫補助金との併用は認められません。ただし、事業内容が異なれば、外務省のODA関連事業やJETROの海外展開支援事業との連携は可能です。例えば、本事業で中央アジアのエネルギー情勢調査を行い、JETROの事業で具体的な企業マッチングを実施するといった役割分担が考えられます。また、JOGMEC(石油天然ガス・金属鉱物資源機構)の事業とも補完的な関係にあるため、経費の重複がない範囲での連携が可能です。企業がコンソーシアムに参画する場合、自社の海外事業費とは明確に区分する必要があります。

詳細説明

制度の目的と背景

日本はエネルギー自給率が低く、石油や天然ガスの安定供給は国家的な重要課題です。本事業は、豊富な石油・ガス埋蔵量を有する中央アジア・コーカサス地域の産油・産ガス国との関係強化により、エネルギー供給源の多角化を図ることを目的としています。

事業内容

本事業は主に以下の活動を実施します。

  • エネルギー情勢の情報収集・提供:中央アジア・コーカサス地域のエネルギー動向、政策変化、市場環境等を調査・分析し、日本の関係機関や企業に情報を提供します。
  • 投資環境調査:同地域における投資環境(法制度、税制、ビジネスリスク等)を調査し、日本企業の投資判断に資する情報を整理します。
  • ミッション派遣:日本企業の代表団を同地域に派遣し、現地政府・企業との直接的な交流と商談の機会を創出します。
  • セミナー開催:同地域の投資機会やエネルギー情勢に関するセミナーを開催し、日本企業の関心喚起と情報共有を図ります。

補助率・上限額

補助率は定額(10/10相当)、補助上限額は4,000万円です。調査・研究費、旅費、セミナー開催費、人件費等が補助対象となります。

応募資格の核心

日本に拠点を有する企業・団体等で、中央アジア・コーカサス地域での調査・研究の実施経験現地政府関係機関との密接な協力関係を有していることが必須です。加えて、同地域に進出意欲のある日本企業の情報を把握できる能力も求められます。

申請方法

事業提案書を作成し提出します。問い合わせは電子メールのみで、件名を正確に事業名にする必要があります。説明会(Microsoft Teams)への事前参加が推奨されています。