【5次公募】令和7年度補正予算 中堅・中小・スタートアップの賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
補助上限50億円の大規模投資支援
本補助金の最大の特徴は、補助上限額が最大50億円という国内最大級のスケールです。中堅・中小企業が行う工場新設、大型設備導入、DX化投資など、数十億円規模の成長投資を強力に後押しします。補助率は1/3以下ですが、自己資金や融資と組み合わせることで、企業単独では実現困難な大規模プロジェクトへの挑戦が可能になります。
賃上げと地域雇用の創出が核心目的
単なる設備投資補助ではなく、「持続的な賃上げ」を最終目標とする点が本補助金の本質です。投資による生産性向上の果実を従業員の賃金に還元し、地域全体の所得水準を引き上げることが求められます。審査においても、賃上げ計画の具体性と実現可能性が重要な評価項目となっています。
省力化・自動化による人手不足対応
深刻化する人手不足に対して、ロボット・AI・IoTなどの先端技術を活用した省力化投資を支援します。単に人員を削減するのではなく、従業員一人当たりの生産性を向上させることで、より少ない人員でも事業を成長させられる体制の構築を目指します。これにより、限られた労働力でも競争力のある事業運営が可能となります。
幅広い業種・スタートアップも対象
対象業種は製造業、建設業、情報通信業、医療・福祉など16業種以上をカバーし、中堅企業だけでなくスタートアップも応募可能です。業種や企業規模を問わず、成長意欲のある企業に広く門戸が開かれています。特に地方の中核企業が地域経済を牽引するための投資を重点的に支援しています。
5次公募で事務局が変更
本公募は第5次公募であり、事務局がTOPPAN株式会社から株式会社野村総合研究所(NRI)に変更されています。問い合わせ先や申請手続きが従来と異なる可能性があるため、最新の公募要領を必ず確認してください。コールセンターは追って設置予定とされています。
ポイント
対象者・申請資格
企業規模要件
- 中堅企業(資本金10億円未満または従業員2,000人以下)であること
- 中小企業(中小企業基本法に定める中小企業者)であること
- スタートアップ企業も対象(設立年数の制限は公募要領を確認)
事業要件
- 大規模な設備投資を伴う成長投資計画を有すること
- 投資を通じた省力化・生産性向上の具体的計画があること
- 持続的な賃上げにつながる事業計画であること
申請要件
- 公募要領に記載の応募資格の要件をすべて満たすこと
- グループ会社含む他アカウントでの代理申請は不可
- 自社アカウントで申請を行うこと
地域・雇用要件
- 地域の雇用を支える事業であること
- 投資による地域経済への波及効果が見込まれること
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:公募要領・申請様式の入手
野村総合研究所の特設サイト(https://www.nri.com/jp/news/public_offer/growth_subsidies_2026.html)から最新の公募要領と申請様式をダウンロードします。5次公募で事務局が変更されているため、過去の公募資料ではなく最新版を必ず使用してください。
ステップ2:事業計画の策定
大規模投資の具体的内容、省力化・生産性向上の効果、賃上げ計画、地域雇用への貢献などを盛り込んだ事業計画を策定します。投資額・補助希望額・自己資金計画・収支見通しなどの数値を具体的に作成してください。
ステップ3:賃上げ計画の具体化
投資による生産性向上がどのように賃上げに結びつくか、具体的な賃上げ率・対象人数・時期を含む計画を策定します。過去の賃上げ実績と今後の計画の整合性も重要です。
ステップ4:必要書類の準備・申請
申請書、事業計画書、収支予算書、決算書類、賃上げ計画書などの必要書類を準備し、jGrants等の電子申請システムから提出します。応募期限は2026年3月27日です。期限間近はアクセス集中が想定されるため、余裕を持って申請してください。
ステップ5:審査・ヒアリング・採択
書類審査の後、必要に応じてヒアリング審査が実施されます。投資計画の妥当性、賃上げ計画の実現可能性、地域経済への波及効果などが総合的に審査されます。
ステップ6:交付決定・事業実施
採択後、交付申請を経て交付決定を受けた後に事業を開始します。交付決定前の発注・契約は補助対象外となるため、必ず交付決定後に着手してください。
ポイント
審査と成功のコツ
投資と賃上げの因果関係を明確に
地域経済への波及効果を具体的に示す
省力化の具体的な技術計画を提示
財務基盤と資金調達計画の堅実性
過去の投資実績と事業成長の実績
ポイント
対象経費
対象となる経費
建物費(3件)
- 工場・生産施設の新設・増設費用
- 省力化設備設置のための建物改修費
- クリーンルーム等の特殊設備空間の整備費
機械装置・システム構築費(4件)
- 産業用ロボットの購入・設置費
- 自動化ライン・生産設備の導入費
- AI・IoTシステムの構築費
- DX関連のソフトウェア・ハードウェア費
技術導入費(3件)
- 特許権・実施権の取得費用
- 技術ライセンス料
- 省力化技術のノウハウ導入費
外注費(3件)
- 設備設計・施工の外注費
- システム開発の外注費
- 専門的な技術指導の委託費
専門家経費(2件)
- 技術コンサルタントへの謝金
- 設備導入に関する専門家指導料
対象外の経費
対象外の経費一覧(10件)
- 土地の取得費用
- 既存設備の単純な更新・メンテナンス費用
- 消費税及び地方消費税
- 交付決定前に発注・契約した経費
- 汎用的な事務機器(パソコン・プリンター等)の購入費
- 車両の購入費(特殊車両を除く)
- 人件費・旅費・光熱水費等の経常的経費
- 他の国庫補助金で助成を受けている経費
- 株式・不動産等の資産運用に関する経費
- 飲食費・接待費・交際費
よくある質問
Q中小企業だけでなく中堅企業やスタートアップも申請できますか?
はい、本補助金は「中堅・中小・スタートアップ」を対象としており、中小企業基本法に定める中小企業者だけでなく、中堅企業やスタートアップ企業も申請可能です。中堅企業の定義は公募要領に記載されていますが、一般的には資本金10億円未満または従業員2,000人以下の企業を指します。大企業は対象外ですので、自社の企業規模が要件を満たすか、公募要領で必ず確認してください。
Q補助率1/3ということは、残り2/3は自己負担ですか?
はい、補助率は1/3以下ですので、投資総額の2/3以上は自己資金または融資等で賄う必要があります。例えば、30億円の投資計画の場合、補助金は最大10億円、残り20億円以上が自己負担となります。この自己負担分の資金調達計画(自己資金、金融機関からの融資、社債発行等)も審査で重要視されるため、確実な資金調達の裏付けを事前に準備してください。日本政策金融公庫の特別貸付制度なども活用を検討されることをお勧めします。
Q5次公募で事務局が変更になったとのことですが、申請手続きに影響はありますか?
はい、第5次公募から事務局がTOPPAN株式会社から株式会社野村総合研究所(NRI)に変更されています。問い合わせ先のメールアドレスが変更されているほか、申請様式や手続きの詳細が変更されている可能性があります。過去の公募で申請経験がある方も、必ず最新の公募要領をNRIの特設サイトからダウンロードして確認してください。なお、コールセンターは追って設置予定のため、当面の問い合わせはメール(seichotoushi-koubo-ext@nri.co.jp)をご利用ください。
Qどのような投資が対象になりますか?設備投資だけですか?
対象となるのは「省力化等の大規模成長投資」であり、設備投資が中心ですが、それに付随するシステム構築費、技術導入費、外注費なども対象となり得ます。具体的には、産業用ロボットや自動化ライン、AI・IoTシステム、工場の新設・増設などが想定されています。ただし、土地の取得、汎用的な事務機器、経常的な経費などは対象外です。詳細な対象経費の範囲は公募要領に記載されていますので、必ず確認してください。
Q賃上げ要件はどの程度の賃上げが必要ですか?
具体的な賃上げ率の要件は公募要領に詳細が記載されています。本補助金は「持続的な賃上げ」を最終目的としているため、一時金や賞与のみの引き上げではなく、基本給のベースアップを含む持続的な賃上げ計画が求められます。賃上げの対象範囲(全従業員か特定部門か)、引き上げ時期、中長期的な賃上げロードマップなどを具体的に策定する必要があります。賃上げ計画の実現可能性は採択の重要な判断材料となるため、無理のない、しかし意欲的な計画を策定してください。
Qグループ会社での代理申請ができないとはどういう意味ですか?
本補助金では、申請者本人が自社のアカウントで申請を行うことが必須とされており、グループ会社や親会社が別のアカウントを使って代理で申請することは認められていません。これは、補助金の適正な執行と不正防止の観点から設けられたルールです。申請にあたっては、必ず申請企業自身の名義・アカウントで手続きを進めてください。申請代行業者への委託についても、公募要領の規定を確認の上、慎重に判断してください。
Q過去の公募での採択率はどのくらいですか?
過去の公募における正確な採択率は公式には公表されていない場合がありますが、大型補助金の性格上、採択率は一般的な中小企業向け補助金と比べてやや厳しい傾向にあります。補助額が大きいため、事業計画の質と実現可能性が厳しく審査されます。採択の可能性を高めるためには、投資計画と賃上げ計画の整合性、地域経済への波及効果、確実な資金調達計画、過去の事業実績などを説得力のある形で示すことが重要です。
Q申請期限に間に合わない場合、次の公募はありますか?
第5次公募の期限は2026年3月27日です。次回の公募(第6次)が実施されるかどうかは、予算の執行状況や政策判断によるため、現時点では確定していません。次回公募を待つことで機会を逃すリスクもあるため、可能な限り今回の公募に間に合うよう準備を進めることをお勧めします。もし申請準備が間に合わない場合でも、経済産業省のウェブサイトやNRIの特設サイトで今後の公募情報を定期的に確認されることをお勧めします。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は経済産業省所管の大型補助金であり、同一の設備・事業に対して国の他の補助金との重複受給は原則認められません。ただし、事業の異なる部分に対してであれば、他の補助金との併用が検討可能です。例えば、工場の省力化設備に本補助金を活用し、工場周辺の再生可能エネルギー設備にGX関連補助金を活用するといった組み合わせが考えられます。ものづくり補助金や事業再構築補助金など他の中小企業向け補助金との重複は避ける必要がありますが、これらの補助金で過去に整備した基盤の上に、本補助金で更なる大規模投資を行うことは問題ありません。都道府県や市区町村の独自補助金との併用については、各自治体の制度に依存しますが、地方自治体の企業誘致補助金と組み合わせて活用するケースは多く見られます。なお、本補助金の補助率は1/3以下のため、残り2/3の自己負担分に対して金融機関からの融資や、日本政策金融公庫の特別貸付制度を活用するなど、補助金以外の資金調達手段との組み合わせも重要な検討事項です。併用を計画する場合は、事前に事務局(NRI)への確認を推奨します。
詳細説明
事業の背景と目的
日本経済は長年にわたるデフレからの脱却を目指す中で、持続的な賃上げの実現が最重要課題となっています。特に地方の中堅・中小企業は地域の雇用を支える基盤でありながら、人手不足の深刻化、原材料費の高騰、デジタル化の遅れなど、複合的な課題に直面しています。本補助金は、こうした企業が大胆な成長投資を行い、生産性を飛躍的に向上させることで、従業員の賃上げと地域経済の活性化を同時に実現することを目的としています。
補助金の規模と条件
本補助金は、補助上限額が最大50億円、補助率が1/3以下という、中小企業向け補助金としては国内最大級の規模を誇ります。つまり、最大150億円規模の投資プロジェクトに対して最大50億円の補助を受けることが可能です。この規模感は、工場の新設・大規模増設、最先端の自動化ライン導入、DXによる事業モデルの抜本的変革など、企業の成長ステージを一段引き上げるような大型投資を想定しています。
第5次公募の特徴
令和7年度補正予算に基づく本公募は第5次公募として実施されます。第5次公募からの重要な変更点として、事務局がTOPPAN株式会社から株式会社野村総合研究所(NRI)に変更されています。問い合わせ先、申請手続き、公募要領のフォーマットなどが従来と異なる可能性があるため、過去の公募経験がある企業も最新の公募要領を必ず確認してください。
対象となる投資の例
- 省力化・自動化投資:産業用ロボット、自動搬送システム、AI品質検査装置、無人化ラインの導入など、人手不足に対応する設備投資
- DX(デジタルトランスフォーメーション)投資:IoTによる生産管理システム、AIを活用した需要予測・在庫最適化、デジタルツインの構築など
- 生産拠点の新設・大規模増設:新工場の建設、既存工場の大規模な拡張・改修、新たな生産ラインの構築など
- 新規事業展開のための投資:新分野への進出に必要な設備・技術の導入、新製品の量産体制構築など
賃上げ要件について
本補助金の核心的な要件は「持続的な賃上げ」への貢献です。申請にあたっては、投資による生産性向上がどのように従業員の賃金引き上げに結びつくかを具体的に示す必要があります。単年度の一時的な賃上げではなく、中長期的に持続可能な賃上げ計画が求められます。賃上げの対象範囲、引き上げ率、実施時期などを明確にした計画の策定が不可欠です。
申請スケジュールと注意事項
公募期間は2026年2月27日から2026年3月27日までです。申請にあたっては以下の点にご注意ください。
- 公募要領および申請様式はNRIの特設サイトからダウンロードできます
- グループ会社を含む他アカウントでの代理申請は認められません
- 期限間近はアクセス集中が想定されるため、余裕をもって申請してください
- コールセンターは追って設置予定のため、当面はメールでの問い合わせとなります
審査のポイント
審査では、投資計画の妥当性、省力化・生産性向上の効果、賃上げ計画の具体性と実現可能性、地域経済への波及効果、事業の持続可能性などが総合的に評価されます。特に、大規模投資に見合う成長ストーリーの説得力と、投資効果を賃上げに確実に還元する仕組みの提示が重要です。過去の公募における採択結果も参考にしながら、競争力のある申請書を作成することをお勧めします。