「グリーンイノベーション基金事業/洋上風力発電の低コスト化/洋上風力運転保守高度化事業」の公募
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
グリーンイノベーション基金による大規模支援
本事業は、2兆円規模のグリーンイノベーション基金を財源とする研究開発プロジェクトです。カーボンニュートラル実現に不可欠な洋上風力発電分野に対し、長期的かつ大規模な研究開発資金が投入されます。通常の補助金とは異なり、基金事業として複数年度にわたる安定的な資金支援が期待できる点が最大の特徴です。
洋上風力運転保守の高度化に特化
本公募は洋上風力発電の運転保守(O&M: Operation & Maintenance)の高度化に焦点を当てています。洋上風力発電は陸上と比較してアクセスが困難であり、運転保守コストが発電コスト全体の大きな割合を占めます。AIやロボット技術、リモートモニタリングなどを活用した保守技術の革新が求められています。
NEDO委託事業としての信頼性
NEDOは日本最大のイノベーション推進機関であり、本事業への採択は技術力の高い証明となります。採択後はNEDOの技術指導やネットワークを活用でき、他の研究機関や企業との連携機会も広がります。事業成果の社会実装に向けた支援も期待できます。
国家エネルギー戦略との連動
日本政府は洋上風力を再生可能エネルギー主力電源化の切り札と位置づけており、2030年までに10GW、2040年までに30〜45GWの導入目標を掲げています。本事業はこの国家目標の実現に直結するプロジェクトであり、政策的な後押しが非常に強い分野です。
ポイント
対象者・申請資格
組織要件
- NEDOの委託事業を受託できる法人であること
- 研究開発を遂行する技術力と体制を有すること
- コンソーシアム(共同研究体)での応募も可
技術要件
- 洋上風力発電の運転保守に関する技術的知見を有すること
- 高度化技術(AI、IoT、ロボティクス等)の研究開発能力を有すること
対象者の例
- 大学・国立研究開発法人等の研究機関
- 洋上風力関連技術を有するメーカー
- 情報通信・IT企業(遠隔監視・AI技術等)
- 専門技術サービス業(風力発電コンサルティング等)
その他
- 全国の事業者が対象(地域制限なし)
- NEDO HPでの詳細な公募要領の確認が必須
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:公募要領の確認
NEDO HP(https://www.nedo.go.jp/koubo/FF2_100447.html)にアクセスし、公募要領・技術仕様書等の詳細資料をダウンロードします。求められる研究テーマ、技術要件、事業規模、実施期間などを正確に把握してください。
ステップ2:研究体制の構築
公募テーマに対応できる研究体制を構築します。必要に応じて、大学・研究機関・企業等とのコンソーシアム形成を検討します。各参画機関の役割分担、知的財産の取り扱い等を事前に協議・合意しておくことが重要です。
ステップ3:提案書の作成
NEDOが指定する様式に従い、研究開発計画、実施体制、経費計画、期待される成果等を記載した提案書を作成します。技術的な新規性・優位性、実用化への道筋を具体的かつ説得力のある形で記述することが求められます。
ステップ4:電子申請
NEDOの電子申請システムを通じて提案書一式を提出します。締切は2026年3月30日です。提出前にシステムへの登録が必要な場合があるため、余裕を持って準備を進めてください。
ステップ5:審査・採択
書面審査およびヒアリング審査を経て採択が決定されます。審査では技術的妥当性、実施体制、コストパフォーマンス、社会実装への展望等が総合的に評価されます。
ポイント
審査と成功のコツ
技術的新規性の明確化
社会実装への道筋
強固な実施体制
政策目標との整合性
ポイント
対象経費
対象となる経費
人件費(3件)
- 研究員人件費
- 研究補助員人件費
- ポスドク等雇用費
設備費(3件)
- 研究用機器・装置の購入費
- 試作品製作費
- 計測機器購入費
材料費・消耗品費(3件)
- 研究用材料費
- 試薬・消耗品費
- ソフトウェアライセンス費
旅費(3件)
- 国内出張旅費
- 海外出張旅費
- 研究協力者招聘旅費
外注費(3件)
- 分析・試験外注費
- データ処理外注費
- 専門技術サービス費
その他経費(3件)
- 学会参加費
- 論文投稿費
- 知的財産関連費用
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 事業に直接関係のない一般管理費
- 建物の建設・取得費用
- 土地の取得・賃借費用
- 公募要領に記載のない経費項目
- 事業期間外に発生した経費
- 他の国庫補助金と重複する経費
- 交際費・接待費
- 汎用性の高い事務機器の購入費
よくある質問
Qグリーンイノベーション基金事業とは何ですか?
グリーンイノベーション基金事業は、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて日本政府が2兆円規模で創設した基金を活用した研究開発支援事業です。NEDOが管理運営を担い、エネルギー・産業分野における革新的技術の開発を長期的(10年程度)に支援します。通常の年度予算による補助金とは異なり、基金方式により複数年度にわたる安定的な資金支援が可能な点が特徴です。洋上風力発電はその重点分野の一つです。
Qどのような組織が応募できますか?
大学、国立研究開発法人、民間企業など、研究開発を遂行する技術力と体制を有する法人が応募対象となります。単独での応募のほか、複数の機関でコンソーシアムを形成しての応募も可能です。洋上風力発電の運転保守に関する技術的知見を有する組織が対象であり、風力発電メーカー、ITベンダー、ロボティクス企業、海洋工学研究機関など、幅広い分野の組織の参画が想定されています。
Q事業の規模(予算額)はどの程度ですか?
具体的な事業規模はNEDO HPの公募要領に記載されています。グリーンイノベーション基金事業全体としては2兆円規模の基金が設定されており、洋上風力分野には数百億円規模の予算が充てられています。個別の採択事業の規模は提案内容と審査結果により異なりますが、一般的にNEDOの大型事業では年間数千万円から数億円規模の委託費が想定されます。詳細はNEDO HPで公募要領をご確認ください。
Q応募の締切はいつですか?
応募締切は2026年3月30日です。NEDO HPの電子申請システムを通じて提案書一式を提出する必要があります。システムへの事前登録が必要な場合があるため、締切間際ではなく余裕を持って準備を進めることをお勧めします。提案書の作成にも相当な時間を要するため、早めの着手が重要です。
Q採択された場合、事業期間はどのくらいですか?
具体的な事業期間は公募要領に記載されていますが、グリーンイノベーション基金事業は10年程度の長期的な支援を特徴としています。ただし、個別の研究テーマや技術開発ステージにより、実際の委託期間は異なります。途中でのステージゲート評価が行われ、継続の可否が判断される場合もあります。
Q中小企業でも応募できますか?
はい、中小企業でも応募可能です。ただし、本事業は高度な研究開発能力が求められるため、洋上風力発電の運転保守に関連する専門技術やノウハウを有していることが前提となります。中小企業の場合、大学や大企業とのコンソーシアム形成により、技術的補完性を高めた上で応募することが効果的な戦略と言えます。
Q知的財産権はどのように扱われますか?
NEDOの委託事業で得られた知的財産権については、日本版バイハンドール法(産業技術力強化法)に基づき、一定の条件を満たせば受託者に帰属させることが可能です。ただし、NEDOへの報告義務や実施状況の報告義務があり、正当な理由なく実施しない場合は国に帰属が移る場合があります。コンソーシアムでの応募の場合は、参画機関間での知的財産の取り扱いを事前に合意しておく必要があります。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本事業はNEDOのグリーンイノベーション基金事業として実施されるため、同一の研究内容・経費について他の国庫補助金や委託費との重複受給は認められません。ただし、研究テーマが明確に異なる場合や、経費の区分が明確に分離されている場合は、他のNEDO事業や科学研究費補助金等との並行受給が可能な場合があります。また、本事業で得られた研究成果をもとに、次のフェーズとしてNEDOの他の実証事業や経済産業省の関連補助金に応募することも戦略的に有効です。詳細な併用ルールについてはNEDOの担当部署に個別にご確認ください。
詳細説明
グリーンイノベーション基金事業/洋上風力運転保守高度化事業とは
本事業は、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が実施する「グリーンイノベーション基金事業」の一環として、洋上風力発電の低コスト化を実現するための運転保守(O&M)技術の高度化を目指す研究開発事業です。
グリーンイノベーション基金の位置づけ
グリーンイノベーション基金は、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、日本政府が2兆円規模で創設した基金です。エネルギー・産業部門の構造転換や、大胆な投資による革新的なイノベーション創出を目的としており、洋上風力発電はその重点分野の一つに位置づけられています。通常の年度予算とは異なり、基金方式により10年程度の長期にわたる安定的な研究開発支援が可能な点が大きな特徴です。
洋上風力発電の現状と課題
日本政府は、洋上風力発電を2050年カーボンニュートラル実現の切り札と位置づけ、2030年までに10GW、2040年までに30〜45GWという野心的な導入目標を掲げています。しかし、現状の発電コストは欧州先行国と比較して依然として高く、特に運転保守コストの低減が大きな課題となっています。
洋上風力発電設備は海上に設置されるため、陸上風力と比較してアクセスが困難で、天候条件による作業制約も大きく、運転保守にかかるコストと時間が発電コスト全体を押し上げる要因となっています。
本事業の技術開発テーマ
本事業では、洋上風力発電の運転保守を高度化し、O&Mコストの大幅削減を実現する技術の研究開発を公募しています。想定される技術分野としては以下が挙げられます。
- 状態監視・予知保全技術:AIやIoTセンサーを活用したリアルタイム状態監視と故障予兆検知
- 遠隔・自律保守技術:ドローンやロボットを活用した遠隔点検・補修技術
- データ解析・最適化技術:ビッグデータ解析による保守スケジュールの最適化
- アクセス技術:荒天時でも安全に洋上作業を行うための技術開発
事業の実施体制
本事業はNEDOが委託者として管理・運営し、公募により選定された研究実施者が研究開発を遂行します。単独での応募のほか、複数の機関がコンソーシアムを形成して応募することも可能です。採択後はNEDOの技術管理のもと、定期的な進捗報告と評価が行われます。
応募に必要な情報
応募にはNEDO HP(https://www.nedo.go.jp/koubo/FF2_100447.html)から公募要領をダウンロードし、指定された様式で提案書を作成・提出する必要があります。
- 公募期間:2026年2月13日〜2026年3月30日
- 対象地域:全国
- 主な対象:学術研究機関、専門技術サービス業、洋上風力関連メーカー等
期待される成果と波及効果
本事業の成果は、日本の洋上風力発電のO&Mコスト削減に直接貢献するとともに、開発された技術の海外展開による日本の産業競争力強化にもつながることが期待されています。また、本事業を通じて育成される人材は、今後急速に拡大する洋上風力産業の中核を担うことが見込まれます。