募集中全国対象
非常に難しい
準備期間の目安: 約30

2026年度「水素利用拡大に向けた共通基盤強化のための研究開発事業」の追加公募

基本情報

補助金額
金額未定
募集期間
2026-03-02 〜 2026-04-02
残り30
対象地域日本全国
対象業種学術研究、専門・技術サービス業
使途研究開発・実証事業を行いたい

この補助金のまとめ

「水素利用拡大に向けた共通基盤強化のための研究開発事業」は、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が公募する、水素社会の実現に向けた基盤技術の研究開発事業です。水素はカーボンニュートラル実現の鍵を握るエネルギーキャリアとして注目されており、本事業では水素の製造・貯蔵・輸送・利用に至るサプライチェーン全体を支える共通基盤技術の強化を目指しています。2026年度の追加公募として実施され、水素利用の拡大に不可欠な安全性評価技術、計測・分析技術、材料評価技術などの研究開発テーマが想定されます。全国の研究機関や企業が応募対象であり、水素関連技術を有する学術研究機関や専門技術サービス業が主な対象です。応募はNEDOのホームページから行い、締切は2026年4月2日です。国のエネルギー政策と直結する重要プロジェクトであり、水素産業の発展に貢献する意欲的な研究提案が求められます。

この補助金の特徴

1

水素社会実現を支える共通基盤技術の開発

本事業は、水素エネルギーの本格的な社会実装に不可欠な共通基盤技術の研究開発を推進します。個別の水素関連製品の開発ではなく、水素産業全体を支える安全性評価、規格標準化、計測分析などの基盤的な技術が対象です。基盤技術の強化は水素関連産業全体の底上げにつながり、参画企業にとって産業界への影響力拡大の機会となります。

2

NEDO委託事業としての安定的な研究支援

本事業はNEDOの委託事業として実施されるため、採択された研究チームには研究に必要な経費が委託費として支払われます。年度をまたぐ複数年の研究計画も可能であり、腰を据えた研究開発に取り組める環境が整備されます。NEDOの技術マネジメントによる支援も受けられます。

3

国家水素戦略との強い連動性

日本政府は2023年に水素基本戦略を改定し、2030年に300万トン、2050年に2,000万トンの水素供給を目標としています。本事業はこの国家戦略を技術面から支える重要プロジェクトであり、政策的な後押しが非常に強い分野です。今後の市場拡大を見据えた先行投資として極めて戦略的な意味を持ちます。

4

追加公募による新たな参入機会

本公募は2026年度の追加公募であり、当初公募で採択されなかったテーマや新たに浮上した技術課題に対応するための機会です。過去の公募で応募を見送った事業者にとっても、改めて参入を検討できるチャンスとなります。

ポイント

水素分野は今後10〜20年で急速に市場が拡大することが確実視されており、「共通基盤技術」の開発に携わることは、将来の業界標準やデファクトスタンダードの策定に関与できることを意味します。短期的な収益よりも、水素産業における中長期的なポジショニングの観点からこの事業への参画を検討すべきです。

対象者・申請資格

組織要件

  • NEDOの委託事業を受託できる法人であること
  • 研究開発を遂行する技術力と実施体制を有すること
  • 単独またはコンソーシアム(共同研究体)での応募が可能

技術要件

  • 水素に関連する研究開発の知見・実績を有すること
  • 共通基盤技術(安全性評価、計測分析、材料評価等)に関する専門性

対象者の例

  • 大学・国立研究開発法人等の研究機関
  • 水素関連技術を有する素材・化学メーカー
  • 計測・分析機器メーカー
  • 専門技術サービス業(試験評価機関等)
  • エネルギー関連企業

その他

  • 全国の事業者が対象(地域制限なし)
  • NEDO HPでの詳細な公募要領の確認が必須

ポイント

「追加公募」であることから、当初公募で不足していた技術領域や新たなニーズに対応するテーマが設定されている可能性があります。公募要領を熟読し、求められている具体的な技術テーマを正確に把握した上で、自社の技術シーズとの合致度を慎重に評価してください。NEDO担当者への事前相談も有効な戦略です。

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申請ガイド

1

ステップ1:公募要領の確認

NEDO HP(https://www.nedo.go.jp/koubo/SE2_100001_00126.html)にアクセスし、公募要領・技術仕様書等の詳細資料を入手します。追加公募で求められている具体的な研究テーマと技術要件を正確に把握してください。

2

ステップ2:研究体制の構築

公募テーマに対応できる研究チームを編成します。共通基盤技術の開発には多面的な専門性が必要なため、大学・研究機関・企業等でコンソーシアムを形成することが効果的です。各参画機関の役割分担を明確にしておきましょう。

3

ステップ3:提案書の作成

NEDOが指定する様式に沿って、研究開発計画、技術的アプローチ、実施体制、経費計画、期待される成果と社会実装への道筋を記載した提案書を作成します。水素の共通基盤技術としての波及効果を具体的に示すことが重要です。

4

ステップ4:電子申請による提出

NEDOの電子申請システムを通じて提案書一式を期限内に提出します。締切は2026年4月2日です。システム登録が必要な場合があるため、早めの準備をお勧めします。

5

ステップ5:審査・ヒアリング・採択

書面審査およびヒアリング審査を経て採択が決定されます。技術的新規性、実現可能性、研究体制の妥当性、社会実装への展望などが総合的に評価されます。

ポイント

追加公募は当初公募と比較して公募期間が短いケースが多いため、迅速な準備が求められます。公募開始後すぐに動き出せるよう、普段から水素関連の技術動向やNEDOの事業方針をフォローし、研究構想を温めておくことが重要です。また、NEDOの技術説明会が開催される場合は必ず参加し、求められている技術ニーズの理解を深めてください。

審査と成功のコツ

共通基盤としての波及効果の明示
本事業は個別製品開発ではなく「共通基盤」の強化を目的としています。提案する研究テーマが水素産業全体にどのような波及効果をもたらすかを、具体的な活用シーンや受益者を挙げて説明することが審査での高評価につながります。
国際標準化への貢献
水素分野では国際標準化の動きが活発であり、日本の技術を国際標準に反映させることが産業競争力上極めて重要です。提案する研究成果がISO/IEC等の国際標準化にどう貢献するかを示せると、提案の価値が大幅に高まります。
既存研究との差別化
水素関連の研究は多数行われているため、既存研究との違いと独自の技術的優位性を明確にすることが不可欠です。文献調査や特許分析に基づく差別化ポイントの説明を盛り込みましょう。
実証データの重要性
基盤技術の信頼性を示すためには、実験データやシミュレーション結果による裏付けが重要です。予備実験の結果や過去の研究実績を活用して、技術的実現可能性の高さを示してください。

ポイント

共通基盤技術の審査では「この研究がなぜ必要か」「誰がどのように使うのか」という点が特に重視されます。純粋な学術的関心だけでなく、産業界のニーズに根ざした研究テーマ設定が採択への鍵です。水素関連企業へのヒアリングを通じて、現場が真に必要としている基盤技術を特定し、提案に反映させることを強くお勧めします。

対象経費

対象となる経費

人件費(3件)
  • 研究員人件費
  • 研究補助員人件費
  • 技術者人件費
設備費・備品費(3件)
  • 研究用設備・装置の購入費
  • 試験評価機器の購入費
  • 計測器購入費
材料費・消耗品費(3件)
  • 水素ガス・試験用材料費
  • 試薬・消耗品費
  • ソフトウェアライセンス費
旅費(3件)
  • 国内出張旅費
  • 国際会議参加旅費
  • 研究打合せ旅費
外注費(3件)
  • 分析・試験外注費
  • 加工・製作外注費
  • 専門解析外注費
その他経費(4件)
  • 学会発表費
  • 論文投稿費
  • 知的財産権関連費用
  • 国際標準化活動費

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 事業に直接関係のない一般管理費
  • 建物の建設・取得費用
  • 土地の取得費用
  • 他の国庫補助金と重複する経費
  • 事業期間外に発生した経費
  • 交際費・接待費・慶弔費
  • 汎用的な事務機器・備品の購入費
  • 公募要領に記載のない経費項目

よくある質問

Q水素の共通基盤技術とは具体的にどのような技術ですか?
A

共通基盤技術とは、水素エネルギーのサプライチェーン(製造・貯蔵・輸送・利用)全体を横断的に支える技術のことです。具体的には、水素の安全性を評価する技術、水素濃度や不純物を正確に計測・分析する技術、水素環境下での材料の耐久性を評価する技術、水素関連機器の試験・認証方法、国際標準化に必要な技術データの取得などが含まれます。これらは個別の水素製品ではなく、水素産業全体の発展を支える共通的・横断的な技術です。

Q追加公募とは何ですか?当初の公募と何が違いますか?
A

追加公募とは、年度当初に実施された公募とは別に、新たな技術ニーズへの対応や予算の追加配分に伴い実施される公募です。当初公募で採択されなかったテーマとは異なる新たな研究テーマが設定される場合や、社会情勢の変化に伴い浮上した課題に対応する場合があります。応募手続きや審査プロセスは基本的に当初公募と同様ですが、公募期間が短い傾向にあるため、迅速な準備が求められます。

Qどのような研究機関や企業が応募に適していますか?
A

水素に関連する研究開発の知見や実績を有する組織が対象です。具体的には、大学や国立研究開発法人(産総研、物材研等)の水素関連研究室、素材・化学メーカー(水素脆化評価、耐水素材料等)、計測・分析機器メーカー、試験評価機関、エネルギー関連企業などが想定されます。コンソーシアムでの応募も可能なため、異なる専門性を持つ複数の組織が連携して応募することも効果的です。

Q事業の規模や期間はどの程度ですか?
A

具体的な事業規模(予算額)や実施期間は、NEDO HPの公募要領に記載されています。一般的にNEDOの研究開発事業では、年間数千万円から数億円規模の委託費が交付され、事業期間は2〜5年程度が多いですが、テーマにより異なります。詳細は公募要領をご確認ください。

Q応募の締切と手続きを教えてください
A

応募締切は2026年4月2日です。NEDO HP(https://www.nedo.go.jp/koubo/SE2_100001_00126.html)から公募要領をダウンロードし、指定された様式で提案書を作成します。NEDOの電子申請システムを通じて期限内に提出してください。事前にシステムへの登録が必要な場合がありますので、余裕を持って準備を進めることをお勧めします。

Q中小企業やスタートアップでも応募できますか?
A

はい、中小企業やスタートアップでも応募可能です。ただし、水素の共通基盤技術に関する専門的な研究開発能力が求められるため、該当分野での技術力や実績が必要です。中小企業の場合は、大学や大企業とコンソーシアムを形成して応募することで、技術的な補完性を高め、採択可能性を向上させることが効果的な戦略です。

Q研究成果の知的財産はどのように扱われますか?
A

NEDOの委託事業で得られた知的財産権は、産業技術力強化法(日本版バイハンドール法)に基づき、一定の条件を満たせば受託者に帰属させることが可能です。条件としては、NEDOへの速やかな報告、国の要請に基づく実施許諾への応諾、相当期間内の実施などがあります。コンソーシアムの場合は、参画機関間で知的財産の取り扱いを事前に合意しておく必要があります。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本事業はNEDO委託事業として実施されるため、同一の研究内容・経費について他の国庫補助金や委託費との重複受給は認められません。ただし、研究テーマが明確に異なり経費の区分も分離されている場合は、他の研究資金との並行受給が認められる可能性があります。水素関連では、NEDOの他の水素事業(グリーンイノベーション基金事業の水素関連テーマ等)、経済産業省の関連補助金、環境省のCO2削減関連事業など、複数の支援制度が存在します。本事業で基盤技術を開発した後、その成果を活用してこれらの応用研究・実証事業に応募する段階的な戦略が有効です。詳細な併用ルールはNEDOに個別にご確認ください。

詳細説明

水素利用拡大に向けた共通基盤強化のための研究開発事業とは

本事業は、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が実施する、水素社会の実現に向けた共通基盤技術の研究開発プロジェクトです。2026年度の追加公募として、水素の安全かつ効率的な利用拡大を支える技術基盤の強化を目指す研究者・企業を広く募集しています。

水素エネルギーの重要性

水素は利用時にCO2を排出しないクリーンエネルギーとして、2050年カーボンニュートラルの実現に不可欠なエネルギーキャリアです。日本政府は2023年の水素基本戦略改定において、2030年に300万トン、2050年に2,000万トンの水素供給目標を掲げており、水素産業の本格的な立ち上げに向けた施策を加速しています。

共通基盤技術とは

本事業が対象とする「共通基盤技術」とは、水素の製造・貯蔵・輸送・利用のサプライチェーン全体を横断的に支える技術です。具体的には以下のような分野が想定されます。

  • 安全性評価技術:水素漏洩検知、リスク評価手法、安全基準の策定支援
  • 計測・分析技術:水素濃度計測、不純物分析、品質管理技術
  • 材料評価技術:水素脆化評価、耐水素材料の開発・試験手法
  • 規格・標準化:国際標準への対応、試験方法の標準化
  • シミュレーション技術:水素挙動のモデリング、安全解析ツールの開発

追加公募の背景

本公募は2026年度の追加公募として実施されます。水素技術は急速に進展しており、当初の公募では対応しきれなかった新たな技術課題や、社会実装の進展に伴い浮上した研究ニーズに対応することが目的です。過去の公募で応募を見送った事業者にとっても、改めて参入を検討できる好機です。

事業の実施体制

NEDOが委託者として事業全体を管理・運営し、公募で選定された研究実施者が研究開発を遂行します。単独での応募のほか、複数機関でコンソーシアムを形成しての応募も可能です。

  • 公募期間:2026年3月2日〜2026年4月2日
  • 対象地域:全国
  • 主な対象:学術研究機関、素材・化学メーカー、計測機器メーカー、専門技術サービス業等

水素産業の将来展望

世界的な脱炭素の潮流の中で、水素産業は今後急速な成長が見込まれています。国際エネルギー機関(IEA)の報告では、2050年のネットゼロシナリオにおいて水素は世界のエネルギー需要の約10%を占めると予測されています。本事業を通じて開発される共通基盤技術は、日本の水素産業の国際競争力を左右する重要な要素であり、参画する研究者・企業にとって大きなビジネスチャンスにつながる可能性があります。

応募方法

NEDO HP(https://www.nedo.go.jp/koubo/SE2_100001_00126.html)から公募要領をダウンロードし、指定様式で提案書を作成してください。電子申請システムでの提出が必要です。