「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/ロボット基盤モデルの研究開発(GENIAC)(補助)」の公募
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
GENIACプログラムによるAI基盤開発支援
本事業はNEDOのGENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)プログラムの一環です。GENIACは日本発の生成AI基盤モデルの開発を加速するための国家プロジェクトであり、大規模な計算資源の提供や技術支援を含む包括的な支援が特徴です。ロボット分野への生成AI技術の応用という最先端テーマに取り組む絶好の機会です。
ロボット基盤モデルという革新的テーマ
ロボット基盤モデルとは、特定のタスクに限定されず、多様な環境や作業に汎用的に対応できるロボット向けの大規模AIモデルです。言語や画像の基盤モデル(GPT、Claude等)がテキスト処理を革新したように、ロボットの知覚・判断・行動を統合的に扱うAI基盤の構築を目指す野心的な研究テーマです。
ポスト5G通信基盤との連携
本事業はポスト5G情報通信システム基盤強化の文脈に位置づけられており、超高速・超低遅延の次世代通信技術とロボットAIの融合が視野に入っています。エッジコンピューティングやクラウドロボティクスなど、通信技術を活用したロボットの高度化が期待されます。
補助事業としての資金支援
本公募は補助事業として実施されるため、採択された事業者には研究開発にかかる経費の一定割合が補助されます。自己負担分は必要ですが、リスクの高い先端研究に対する国からの資金支援を受けながら技術開発を進められる点が魅力です。
ポイント
対象者・申請資格
組織要件
- NEDOの補助事業を受託できる法人であること
- ロボットまたはAI分野の高度な研究開発能力を有すること
- 単独またはコンソーシアムでの応募が可能
技術要件
- ロボット基盤モデルの開発に資する技術力を有すること
- 大規模AIモデルの開発・学習に関する知見があること
- ロボットシステムの設計・制御に関する実績があること
対象者の例
- AI研究を行う大学・国立研究開発法人
- ロボットメーカー・ロボットベンチャー
- 生成AI・大規模言語モデル開発企業
- 半導体・計算基盤開発企業
- 通信事業者・クラウドサービス企業
その他
- 全国の事業者が対象
- NEDO HPでの公募要領確認が必須
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:公募要領の確認
NEDO HP(https://www.nedo.go.jp/koubo/CD2_100427.html)から公募要領、技術仕様書、申請様式等をダウンロードします。ロボット基盤モデルに求められる技術要件、事業規模、補助率などの詳細を正確に把握してください。
ステップ2:研究開発体制の構築
ロボット基盤モデルの開発には、AI技術、ロボット工学、データサイエンス、通信技術など多分野の専門性が必要です。自社の強みを核に、不足する技術領域を補完するパートナーとのコンソーシアム形成を検討しましょう。
ステップ3:提案書の作成
NEDOの指定様式に従い、研究開発計画、技術的アプローチ、実施体制、経費計画、実用化戦略を記載した提案書を作成します。ロボット基盤モデルの技術的新規性と実用化への明確なロードマップが求められます。
ステップ4:申請書類の提出
NEDOの電子申請システムを通じて提案書一式を提出します。締切は2026年3月23日です。システム登録等の事前準備が必要な場合があるため、早めに手続きを進めてください。
ステップ5:審査・採択決定
書面審査およびヒアリング審査(プレゼンテーション)を経て採択が決定されます。技術的先進性、実現可能性、社会実装への展望、研究チームの能力が総合的に評価されます。
ポイント
審査と成功のコツ
技術的先進性と独自性
実用化への明確なロードマップ
大規模データと計算資源の確保
国際競争力の視点
ポイント
対象経費
対象となる経費
機械装置・工具器具費(3件)
- ロボット実験機材
- GPU・計算サーバー
- センサー・アクチュエータ
労務費(3件)
- 研究員人件費
- エンジニア人件費
- データアノテーション作業者人件費
その他経費(3件)
- クラウド計算資源利用費
- データ収集・加工費
- ソフトウェアライセンス費
委託費・外注費(3件)
- 専門技術外注費
- 試験評価外注費
- 部品加工外注費
旅費(3件)
- 国内出張旅費
- 国際会議参加旅費
- 共同研究先訪問旅費
知的財産関連費(3件)
- 特許出願費用
- 先行技術調査費
- 弁理士費用
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 事業に直接関係のない一般管理費
- 建物の建設・取得費用
- 補助対象外の人件費(経理・総務等の間接部門)
- 他の国庫補助金と重複する経費
- 事業期間外に発生した経費
- 交際費・接待費
- 汎用的な事務機器の購入費
- 公募要領に記載のない経費項目
よくある質問
QGENIACとは何ですか?
GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)は、経済産業省とNEDOが推進する日本発の生成AI基盤モデル開発を加速するための国家プロジェクトです。計算資源の提供、技術支援、事業化支援を含む包括的なプログラムで、大規模言語モデルの開発支援から始まり、現在はマルチモーダルAI、ロボットAIなど対象領域を拡大しています。本公募はGENIACの枠組みでロボット基盤モデルの開発を支援するものです。
Qロボット基盤モデルとは何ですか?従来のロボット制御と何が違いますか?
ロボット基盤モデル(Robot Foundation Model)とは、特定のタスクに限定されず多様な環境や作業に汎用的に対応できるロボット向けの大規模AIモデルです。従来のロボット制御は作業ごとに個別のプログラミングが必要でしたが、基盤モデルのアプローチでは、自然言語による指示で動作したり、未知の環境に適応したり、少量のデモンストレーションから新しいタスクを学習したりすることが可能になります。ChatGPTのような言語AIの革新をロボット分野に持ち込む試みと言えます。
Q補助率はどのくらいですか?
具体的な補助率はNEDO HPの公募要領に記載されています。一般的にNEDOの補助事業では、大企業は対象経費の1/2以内、中小企業は2/3以内の補助率が設定されることが多いですが、事業ごとに異なります。委託事業(100%NEDO負担)ではなく補助事業のため、自己負担分が必要です。詳細は公募要領をご確認ください。
Qどのような組織が応募に適していますか?
ロボット工学とAI技術の両方に高度な専門性を有する組織が対象です。具体的には、AI研究を行う大学・研究機関、ロボットメーカー、生成AI・大規模モデル開発企業、半導体・計算基盤企業などが想定されます。ロボット基盤モデルの開発には多分野の技術が必要なため、複数の組織がコンソーシアムを形成して応募することも効果的です。GENIACの過去の採択実績を参考にすると、独自の技術資産やデータを有する組織が高く評価される傾向があります。
Q応募締切はいつですか?
応募締切は2026年3月23日です。NEDO HP(https://www.nedo.go.jp/koubo/CD2_100427.html)から公募要領をダウンロードし、電子申請システムで提出します。公募期間は約1ヶ月と短いため、早めの準備開始をお勧めします。提案書の作成にはAI・ロボット分野の最新動向の調査、研究体制の構築、経費計画の策定など多くの作業が必要です。
Q中小企業やスタートアップでも応募できますか?
はい、中小企業やスタートアップでも応募可能です。特に、独自の生成AI技術やロボット制御技術を持つスタートアップは積極的な応募が推奨されます。GENIACプログラムはスタートアップの技術力を活用することも目的の一つとしています。ただし、大規模なAIモデル開発には相応の技術力と体制が求められるため、大学や大企業とのコンソーシアム形成も検討してください。補助率も中小企業の方が有利に設定されることがあります。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本事業はNEDOの補助事業として実施されるため、同一の研究内容・経費について他の国庫補助金との重複受給は認められません。ただし、研究テーマや経費の区分が明確に分離されている場合は、科学研究費補助金や他のNEDO事業との並行受給が認められる場合があります。GENIACプログラムでは計算資源の提供等の追加支援が行われる可能性もあり、通常の補助金とは異なる包括的な支援体制が期待できます。また、本事業で開発した基盤技術をもとに、経済産業省のロボット関連補助金やJ-STAGE等の事業化支援制度に応募する段階的なアプローチも有効です。併用ルールの詳細はNEDOに個別にご確認ください。
詳細説明
ロボット基盤モデルの研究開発(GENIAC)とは
本事業は、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が実施する「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」の一環として、ロボット分野における基盤モデル(Foundation Model)の研究開発を支援する補助事業です。GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)プログラムの枠組みで実施されます。
GENIACプログラムとは
GENIACは、日本発の生成AI基盤モデルの開発を加速するために経済産業省とNEDOが推進する国家プロジェクトです。大規模言語モデル(LLM)の開発支援から始まり、現在はマルチモーダルAI、ロボットAIなど対象領域を拡大しています。計算資源の提供、技術支援、事業化支援を含む包括的なプログラムであり、日本のAI産業の国際競争力強化を目指しています。
ロボット基盤モデルの概念
ロボット基盤モデルとは、特定のタスクや環境に限定されず、多様な状況に汎用的に対応できるロボット向けの大規模AIモデルです。従来のロボット制御は、特定のタスクごとにプログラミングする必要がありましたが、基盤モデルのアプローチでは以下が可能になります。
- 言語指示による操作:自然言語で作業指示を与えるだけでロボットが動作
- 環境適応:未知の環境や物体に対しても柔軟に対応
- マルチタスク:一つのモデルで多様な作業を実行
- 少数データ学習:少量のデモンストレーションから新しいタスクを習得
ポスト5Gとの関連
本事業は「ポスト5G情報通信システム基盤強化」の文脈に位置づけられています。ポスト5G(Beyond 5G/6G)の超高速・超低遅延通信は、以下の形でロボット基盤モデルの実用化を支えます。
- クラウドロボティクス:大規模AIモデルをクラウドで実行し、通信で接続
- 分散学習:複数のロボットから収集したデータをリアルタイムで統合学習
- 遠隔操作と自律の融合:必要時のみ人間が介入するハイブリッド制御
事業の枠組み
- 事業形態:補助事業(経費の一定割合を補助)
- 公募期間:2026年2月20日〜2026年3月23日
- 対象地域:全国
- 主な対象:AI研究機関、ロボットメーカー、生成AI開発企業等
期待される研究テーマ
公募要領の詳細はNEDO HPで確認する必要がありますが、以下のような研究テーマが想定されます。
- ロボット操作の大規模学習データセットの構築
- 視覚-言語-行動を統合するマルチモーダルモデルの開発
- シミュレーションから実環境への転移学習技術
- 安全性・信頼性を担保するAI制御技術
- 軽量化・高速推論を実現するモデル最適化技術
産業への波及効果
ロボット基盤モデルが実用化されれば、製造業の自動化、物流の効率化、介護・医療の支援、農業の省人化など、日本が直面する労働力不足問題の解決に大きく貢献することが期待されます。本事業はその基盤となる技術の開発を支援するものであり、参画する企業・研究機関にとって、次世代ロボット産業のキープレイヤーとしてのポジションを確立する重要な機会です。