募集中全国対象
非常に難しい
準備期間の目安: 約30

「バイオものづくり革命推進事業」の第4回公募

基本情報

補助金額
金額未定
募集期間
2026-02-16 〜 2026-03-19
残り16
対象地域日本全国
対象業種学術研究、専門・技術サービス業
使途研究開発・実証事業を行いたい

この補助金のまとめ

「バイオものづくり革命推進事業」の第4回公募は、NEDOが実施するバイオテクノロジーを活用した製造技術(バイオものづくり)の研究開発・社会実装を推進する事業です。バイオものづくりとは、微生物や酵素などの生物機能を活用して、化学品、燃料、素材、医薬品中間体などを生産する技術であり、化石資源に依存しない持続可能な製造プロセスへの転換を実現する鍵となる技術です。本事業は、日本政府が「バイオエコノミー」を成長戦略の柱の一つに位置づける中で、その中核技術であるバイオものづくりの産業化を加速するために設けられました。第4回公募として実施されており、過去の公募で採択されていない新たな研究テーマや事業者の参入機会を提供しています。学術研究機関や専門技術サービス業を主な対象とし、全国の事業者が応募可能です。応募はNEDO HP(https://www.nedo.go.jp/koubo/EF2_100241.html)から行い、締切は2026年3月19日です。

この補助金の特徴

1

バイオエコノミー国家戦略の中核事業

本事業は、日本政府がバイオエコノミーを成長戦略の重要な柱と位置づける中で、その実現を技術面から支える中核的なプロジェクトです。化石資源依存からの脱却とカーボンニュートラルの実現を同時に目指す、産業構造変革の最前線に位置しています。政府の強力な政策的後押しを受けており、長期的な支援の継続が見込まれます。

2

第4回公募による成熟した事業フレーム

第4回公募として実施されるため、過去3回の公募を通じて事業の方向性や評価基準が明確化されています。過去の採択テーマとの差別化が求められる一方、事業運営の仕組みが成熟しており、安定した研究環境が期待できます。過去不採択だった事業者が提案を改善して再チャレンジすることも可能です。

3

幅広い応用分野をカバー

バイオものづくりは、化学品、繊維、プラスチック代替素材、バイオ燃料、食品素材、医薬品中間体など、極めて幅広い分野に応用可能です。特定の産業に限定されず、バイオテクノロジーを活用した革新的な製造プロセスの開発であれば広く対象となります。

4

産業化・スケールアップの重視

本事業はラボスケールの基礎研究だけでなく、パイロットスケール以上のスケールアップ技術や、産業化に向けた実証研究にも焦点を当てています。「ものづくり革命」と銘打つ通り、研究成果を実際の産業プロセスに結びつけることが強く求められます。

ポイント

バイオものづくりは、欧米ではすでに大規模な投資が進んでおり、日本は後れを取りつつある分野です。本事業は日本がこの分野でのキャッチアップと独自のポジション確立を図るための重要な機会です。特に、日本が強みを持つ発酵技術や微生物スクリーニング技術を活かした提案が評価される傾向にあります。第4回公募ということは過去の採択テーマとの差別化が必要であり、新規性の高い技術アプローチが求められます。

対象者・申請資格

組織要件

  • NEDOの事業を受託できる法人であること
  • バイオテクノロジー分野の研究開発能力を有すること
  • 単独またはコンソーシアム(共同研究体)での応募が可能

技術要件

  • バイオものづくり(生物機能を活用した製造技術)に関する技術的知見
  • 微生物、酵素、合成生物学等に関する専門性
  • スケールアップ技術や産業化に向けた実証能力(テーマによる)

対象者の例

  • 大学・国立研究開発法人等のバイオ研究機関
  • バイオベンチャー・スタートアップ
  • 化学・素材メーカー
  • 食品メーカー
  • 発酵関連企業
  • 環境・エネルギー関連企業

その他

  • 全国の事業者が対象(地域制限なし)
  • NEDO HPで公募要領を確認の上、応募すること

ポイント

第4回公募では、過去3回で採択されたテーマとの重複は避ける必要があります。NEDO HPで過去の採択テーマ一覧を確認し、差別化された提案を準備してください。また、「ものづくり」を冠する通り、基礎研究のみではなく産業化への道筋が明確な提案が高く評価されます。産学連携やベンチャー企業と大企業の連携など、実用化を見据えた体制構築が重要です。

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申請ガイド

1

ステップ1:公募要領の確認

NEDO HP(https://www.nedo.go.jp/koubo/EF2_100241.html)にアクセスし、公募要領、技術仕様書、申請様式等の詳細資料をダウンロードします。第4回公募で新たに設定された研究テーマや要件を正確に把握してください。

2

ステップ2:研究体制の構築

バイオものづくりの研究開発には、微生物学・生化学・化学工学・プロセス工学など多分野の専門性が必要です。自社の強みを核に、不足する技術領域を補完するパートナーとのコンソーシアム形成を検討しましょう。特にスケールアップ技術を持つ企業との連携が重要です。

3

ステップ3:提案書の作成

NEDOの指定様式に従い、研究開発計画を作成します。技術的な新規性、目標設定の妥当性、実施体制の適切性、産業化への展望を明確に記載します。過去3回の公募との差別化ポイントを意識してください。

4

ステップ4:電子申請による提出

NEDOの電子申請システムを通じて提案書一式を提出します。締切は2026年3月19日です。事前のシステム登録が必要な場合があるため、余裕を持って準備してください。

5

ステップ5:審査・採択

書面審査およびヒアリング審査を経て採択が決定されます。技術的先進性、実現可能性、産業化への展望、研究体制の妥当性が総合的に評価されます。

ポイント

公募期間が約1ヶ月と短いため、公募開始前から研究構想を練っておくことが成功の鍵です。バイオものづくり分野ではNEDOのTSC(技術戦略センター)が定期的に技術戦略を公表しており、これらの情報から公募テーマの方向性を予測することが可能です。また、過去の採択事業の公開情報を分析し、審査で重視されるポイントを把握しておくことも重要な準備です。

審査と成功のコツ

技術的新規性と独自性の明確化
第4回公募では、過去の採択テーマとの差別化が極めて重要です。新しい微生物の発見・改良、革新的な発酵プロセス、デジタルバイオロジーの活用など、独自の技術的優位性を明確に打ち出してください。既存技術の単純な改良では採択は困難です。
スケールアップの実現可能性
ラボスケールの研究成果だけでなく、パイロットスケール以上への拡大が技術的に可能であることを示す必要があります。スケールアップに伴う課題(収率の維持、コンタミネーション対策、プロセス安定性等)への対処方針を具体的に提示してください。
経済性とカーボンニュートラルへの貢献
バイオものづくりが化石資源ベースの従来プロセスと比較して、コスト面でも競争力を持ちうることを示すことが重要です。同時に、CO2削減効果の定量的な評価も評価ポイントとなります。
安全性とレギュラトリー対応
遺伝子組換え微生物の使用や新規化学物質の製造に関しては、カルタヘナ法や化審法等の規制への対応方針を明確にしておく必要があります。安全性と法令遵守は審査の必須要件です。

ポイント

バイオものづくりの審査では「研究者の情熱」よりも「産業としての成立可能性」が重視される傾向が強まっています。ターゲット製品の市場規模、価格競争力、顧客ニーズの裏付けなど、事業化の観点からの分析を充実させてください。また、バイオプロセスの経済性評価(TEA: Techno-Economic Analysis)を実施し、定量的なデータに基づく提案を行うことが差別化につながります。

対象経費

対象となる経費

人件費(3件)
  • 研究員人件費
  • 研究補助員人件費
  • バイオインフォマティクス技術者人件費
設備費(4件)
  • 発酵槽・バイオリアクター
  • 分析機器(HPLC、質量分析計等)
  • 遺伝子解析装置
  • パイロットプラント設備
材料費・消耗品費(4件)
  • 培地・試薬費
  • 微生物株の購入費
  • 遺伝子合成費
  • 分析用消耗品費
旅費(3件)
  • 国内出張旅費
  • 国際学会参加旅費
  • 共同研究先訪問旅費
外注費(3件)
  • 遺伝子解析外注費
  • 成分分析外注費
  • 安全性試験外注費
その他経費(3件)
  • 知的財産権関連費用
  • 論文投稿費
  • レギュラトリー対応費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 事業に直接関係のない一般管理費
  • 建物の建設・取得費用
  • 土地の取得費用
  • 事業期間外に発生した経費
  • 他の国庫補助金と重複する経費
  • 交際費・接待費
  • 公募要領に記載のない経費項目
  • 汎用的な事務機器の購入費

よくある質問

Qバイオものづくりとは何ですか?
A

バイオものづくりとは、微生物や酵素などの生物機能を活用して化学品、燃料、素材などを生産する製造技術です。従来の化石資源ベースの化学合成プロセスとは異なり、再生可能なバイオマス資源やCO2を原料として利用できるため、持続可能でカーボンニュートラルな製造が可能になります。具体例としては、微生物発酵によるバイオプラスチック原料の生産、酵素反応による医薬品中間体の合成、藻類培養によるバイオ燃料の製造などがあります。

Q第4回公募の特徴は何ですか?過去の公募とどう違いますか?
A

第4回公募は、過去3回の公募で蓄積された知見を踏まえて実施されます。過去の採択テーマとの重複は避ける必要があるため、新規性の高い技術テーマが求められます。また、事業全体の進捗を踏まえ、スケールアップ技術や産業化により近いフェーズの研究開発に重点が置かれる可能性があります。具体的な公募テーマはNEDO HPの公募要領で確認してください。

Qどのような組織が応募できますか?
A

バイオテクノロジー分野の研究開発能力を有する法人が対象です。大学、国立研究開発法人、バイオベンチャー、化学メーカー、食品メーカー、発酵関連企業など幅広い組織が応募可能です。単独での応募のほか、複数の組織がコンソーシアムを形成して応募することもできます。特に、基礎研究力を持つ大学とスケールアップ技術を持つ企業の連携が効果的です。

Q応募締切はいつですか?
A

応募締切は2026年3月19日です。公募期間は約1ヶ月と短いため、早めの準備開始をお勧めします。NEDO HP(https://www.nedo.go.jp/koubo/EF2_100241.html)から公募要領をダウンロードし、電子申請システムで提出してください。システムへの事前登録が必要な場合がありますので、余裕を持って手続きを進めてください。

Q中小企業やスタートアップでも応募できますか?
A

はい、中小企業やバイオスタートアップも応募可能です。特に、独自のバイオ技術やプラットフォームを持つスタートアップは、本事業を通じた技術の実用化加速が期待されます。大学の研究シーズを事業化するスピンアウト企業なども積極的な応募が推奨されます。ただし、研究開発を遂行する技術力と体制が求められるため、不足する領域は大学や大企業とのコンソーシアム形成で補完することが効果的です。

Qバイオものづくりの市場規模はどの程度ですか?
A

世界のバイオエコノミー市場は急速に拡大しており、2030年には200兆円以上に達するとの予測もあります。特にバイオ化学品やバイオ燃料の分野では、化石資源代替への需要が脱炭素政策の強化とともに急速に拡大しています。日本政府も2030年に世界最先端のバイオエコノミー社会の実現を目標に掲げており、本事業はその実現に向けた中核的な支援策です。

Q遺伝子組換え微生物を使用する研究も対象ですか?
A

はい、遺伝子組換え微生物や合成生物学的手法を活用する研究も対象です。ただし、遺伝子組換え生物の使用にはカルタヘナ法に基づく適切な管理が求められます。研究計画にはバイオセーフティに関する対策を明記し、関連法規への適合を示す必要があります。ゲノム編集技術を用いる場合も同様に、最新の規制ガイドラインに準拠した研究計画の策定が必要です。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本事業はNEDOの事業として実施されるため、同一の研究内容・経費について他の国庫補助金や委託費との重複受給は認められません。ただし、研究テーマや経費区分が明確に分離されている場合は、他の研究資金との並行受給が可能な場合があります。バイオものづくり関連では、農林水産省のバイオ関連事業、環境省のCO2削減関連事業、AMEDの医薬品関連事業など、複数の省庁が関連する支援制度を設けています。本事業で開発した基盤技術をもとに、これらの応用研究・実証事業に展開する段階的なアプローチも有効です。また、グリーンイノベーション基金事業のバイオ関連テーマとの相互補完的な研究戦略も検討に値します。併用ルールの詳細はNEDOに個別にご確認ください。

詳細説明

バイオものづくり革命推進事業とは

本事業は、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が実施する、バイオテクノロジーを活用した革新的な製造技術(バイオものづくり)の研究開発と社会実装を推進するプロジェクトです。第4回公募として、新たな研究テーマや事業者の参入機会を提供しています。

バイオものづくりとは

バイオものづくりとは、微生物や酵素などの生物機能を活用して、化学品、燃料、素材、食品原料などを生産する技術です。従来の化学合成プロセスでは化石資源(石油、天然ガス等)を原料としていましたが、バイオものづくりでは再生可能なバイオマス資源やCO2を原料として活用できるため、持続可能な製造プロセスの実現が可能です。

バイオエコノミーの重要性

世界的に「バイオエコノミー」への転換が加速しています。欧米では数千億円規模の投資が行われており、日本も2019年に「バイオ戦略」を策定し、2030年に世界最先端のバイオエコノミー社会の実現を目指しています。バイオものづくりはこの戦略の中核に位置づけられる技術です。

本事業の対象分野

バイオものづくりの応用分野は極めて広く、以下のような領域が対象となります。

  • バイオ化学品:バイオプラスチック原料、バイオ界面活性剤、有機酸等
  • バイオ燃料:バイオエタノール、バイオジェット燃料、バイオディーゼル等
  • バイオ素材:セルロースナノファイバー、バイオ繊維、微生物セルロース等
  • 食品・飼料素材:アミノ酸、ビタミン、機能性素材等
  • 基盤技術:合成生物学、デジタルバイオロジー、バイオプロセス工学等

第4回公募のポイント

第4回公募は、過去3回の公募で蓄積された知見を踏まえ、以下の特徴が予想されます。

  • 過去の採択テーマとの差別化が求められる新規テーマの設定
  • スケールアップ技術や産業化に向けた実証研究への重点化
  • デジタルバイオロジーやAI活用など、新しいアプローチの導入
  • カーボンニュートラルへの貢献度の定量評価

公募情報

  • 公募期間:2026年2月16日〜2026年3月19日
  • 対象地域:全国
  • 主な対象:大学・研究機関、バイオベンチャー、化学・素材メーカー等
  • 詳細NEDO公募ページ

日本の強みとチャンス

日本は伝統的に発酵技術において世界トップクラスの実力を有しており、味噌、醤油、日本酒から工業用アミノ酸の製造まで、微生物を活用した「ものづくり」の長い歴史があります。この強みを最先端のバイオテクノロジー(合成生物学、ゲノム編集、AI活用等)と組み合わせることで、日本独自のバイオものづくり技術を確立し、国際競争力を獲得するチャンスが広がっています。