募集中全国対象
非常に難しい
準備期間の目安: 約60

「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/競争力ある生成AI基盤モデル開発(GENIAC)」の公募

基本情報

補助金額
金額未定
募集期間
2026-01-27 〜 2026-03-19
残り16
対象地域日本全国
対象業種学術研究、専門・技術サービス業
使途研究開発・実証事業を行いたい

この補助金のまとめ

NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が実施する「GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)」は、日本の生成AI基盤モデルの国際競争力を高めることを目的とした大型研究開発事業です。ポスト5G情報通信システム基盤強化の一環として位置づけられており、次世代の通信インフラと生成AI技術の融合を見据えた戦略的な公募となっています。本事業では、大規模言語モデル(LLM)をはじめとする基盤モデルの開発・学習に必要な計算資源の提供支援も含まれており、国内のAI開発力の底上げを図る包括的なプログラムです。採択された場合、NEDOからの委託事業として実施されるため、研究開発費の全額が支援対象となる可能性が高く、AI分野で本格的な研究開発を行う企業・研究機関にとっては極めて重要な機会と言えます。

この補助金の特徴

1

国家戦略としての生成AI開発支援

本事業は経済産業省の方針の下、NEDOが実施する国家プロジェクトです。ポスト5Gの通信基盤と生成AIの融合という、日本の産業競争力の根幹に関わるテーマであり、採択されれば国の重点施策の一端を担うことになります。単なる資金支援にとどまらず、産業政策上の位置づけも得られる点が大きな特徴です。

2

委託事業形式による全額支援の可能性

一般的な補助金と異なり、NEDOの委託事業として実施されるため、採択された研究開発費は原則として全額がNEDO負担となります。自己負担が発生しない形態であることから、資金面でのリスクを抑えつつ大規模な研究開発に取り組むことが可能です。

3

計算資源の確保支援

生成AI基盤モデルの開発には膨大な計算資源が必要ですが、GENIACではGPU等の計算資源の確保・提供についても支援の枠組みが設けられています。国内のクラウド・データセンター事業者との連携により、開発環境の整備面でも手厚いサポートが期待できます。

4

産学官連携の推進

本事業では、企業単独だけでなく、大学・研究機関との共同提案も奨励されています。アカデミアの知見と企業の実装力を組み合わせた体制構築が可能であり、長期的な研究開発エコシステムの形成にも寄与します。

ポイント

GENIACは単なる研究費支援ではなく、日本のAI産業基盤そのものを構築するための国策事業です。採択実績は今後の事業展開における大きな信用力となり、追加的な官民連携の機会にもつながります。応募にあたっては、技術的な優位性だけでなく、日本のAI戦略への貢献という観点での提案設計が重要です。

対象者・申請資格

対象組織

  • 国内に研究開発拠点を有する企業、大学、研究機関等
  • 生成AI基盤モデルの研究開発に必要な技術力・体制を有すること
  • 複数機関による共同提案も可能

技術要件

  • 大規模言語モデル等の基盤モデル開発に関する技術力・実績
  • 学習データの収集・整備に関する計画
  • 計算資源の利用計画の策定

体制要件

  • プロジェクトリーダーの選任
  • 研究開発成果の事業化に向けた計画
  • 知的財産の管理体制の整備
  • NEDOとの定期的な進捗報告が可能な体制

除外対象

  • 反社会的勢力に該当する者
  • NEDOの指定する欠格事項に該当する者

ポイント

NEDO委託事業は応募資格のハードルが高く、過去の研究実績や組織体制が厳しく審査されます。特にAI分野では、既存の研究成果や論文実績、開発チームの専門性が重視されるため、応募前に自社の強みを客観的に整理し、補完が必要な領域はコンソーシアム形成で補うことを検討してください。

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申請ガイド

1

ステップ1:公募要領の確認

NEDO公式サイト(https://www.nedo.go.jp/koubo/CD2_100421.html)から公募要領、提案書様式等の関連資料を入手します。公募説明会が開催される場合は必ず参加し、NEDO担当者への質問機会を活用してください。

2

ステップ2:提案書の作成

公募要領に定められた様式に従い、研究開発計画、実施体制、スケジュール、予算計画等を記載した提案書を作成します。技術的な独自性と実現可能性のバランスが重要です。

3

ステップ3:提案書の提出

2026年3月19日の締切までに、NEDOの指定する方法(通常は電子申請システム「e-Rad」またはNEDO独自システム)で提案書を提出します。

4

ステップ4:審査・採択

外部有識者を含む審査委員会による書類審査・ヒアリング審査が実施されます。技術的優位性、実施体制の妥当性、費用対効果等の観点から総合的に評価されます。

5

ステップ5:契約締結・事業開始

採択決定後、NEDOとの間で委託契約を締結し、研究開発を開始します。定期的な進捗報告と成果報告が求められます。

ポイント

提案書作成では「なぜこのチームでなければならないのか」という必然性の説明が採否を分けます。技術的な新規性だけでなく、実用化への道筋と日本の産業競争力への貢献を具体的に描くことが重要です。また、公募説明会での質疑応答は審査基準の理解に直結するため、可能な限り参加することをお勧めします。

審査と成功のコツ

技術的独自性の明確化
既存の海外モデルとの差別化ポイントを明確に打ち出すことが重要です。日本語処理の高精度化、特定産業領域への特化、省電力・高効率な学習手法など、独自の技術的優位性を具体的に示してください。
実現可能性の担保
野心的な目標設定と現実的な実施計画のバランスが重要です。マイルストーンを明確に設定し、各段階での成果指標を具体的に定義することで、審査委員の信頼を得ることができます。
社会実装への展望
研究開発成果の事業化・社会実装に向けた具体的なロードマップを示すことが高評価につながります。潜在的なユーザーや市場規模、ビジネスモデルの概要まで言及できると説得力が増します。
チーム構成の最適化
AI研究者、エンジニア、ドメイン専門家のバランスの取れたチーム構成を示すことが重要です。必要に応じて大学・研究機関との連携体制を構築し、技術的な厚みを持たせてください。

ポイント

NEDO審査では「この研究開発が日本にとってなぜ必要か」という大局的な視点が極めて重要です。単なる技術開発の提案ではなく、国際競争における日本のポジショニングと、本プロジェクトがそれにどう貢献するかを戦略的に描くことが採択への鍵となります。

対象経費

対象となる経費

人件費(3件)
  • 研究員人件費
  • 技術補助員人件費
  • プロジェクトマネージャー人件費
設備費・備品費(3件)
  • GPU・サーバー等の計算機設備
  • 研究用ソフトウェアライセンス
  • データ収集・整備用機器
外注費・委託費(3件)
  • データアノテーション業務委託
  • 専門技術コンサルティング
  • 評価・テスト業務委託
旅費(2件)
  • 国内出張旅費
  • 海外出張旅費(国際会議参加等)
消耗品費(2件)
  • 研究用消耗品
  • クラウド計算資源利用料
その他経費(3件)
  • 学会参加費
  • 論文投稿費
  • 知的財産権関連費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 土地・建物の取得費
  • 汎用性の高い事務用品
  • 飲食・接待費
  • 本事業に直接関係しない出張旅費
  • 他の補助金・委託費で既に計上されている経費
  • 間接経費の上限を超える部分
  • 事業期間外に発生した経費
  • 消費税(仕入税額控除の対象となる場合)

よくある質問

QGENIACとは何の略称ですか?
A

GENIACは「Generative AI Accelerator Challenge」の略称です。経済産業省とNEDOが推進する、日本の生成AI基盤モデルの国際競争力を強化するためのプログラムです。大規模言語モデル(LLM)をはじめとする基盤モデルの開発を支援し、日本発の競争力あるAIモデルの創出を目指しています。

Q補助金ではなく委託事業とのことですが、違いは何ですか?
A

補助金は事業費の一定割合(例:2/3)を支援する形式で、残りは自己負担となります。一方、委託事業はNEDOが発注者として研究開発を委託する形式であり、契約に基づく費用は原則としてNEDOが全額負担します。ただし、委託事業では成果物の帰属やNEDOへの報告義務など、より厳格な管理が求められます。

Qスタートアップ企業でも応募できますか?
A

はい、スタートアップ企業も応募可能です。GENIACでは特に、革新的な技術や独自のアプローチを持つスタートアップの参加を歓迎しています。ただし、研究開発を遂行するための技術力と体制が求められるため、必要に応じて大学や他の企業とのコンソーシアム形成を検討することをお勧めします。

Q過去のGENIACではどのような企業が採択されていますか?
A

過去のGENIACでは、Preferred Networks、ストックマーク、Sakana AI、ELYZA(現KDDI)、rinna(現LY Corporation)など、AI開発を専門とするスタートアップ・テック企業が多数採択されています。大手企業ではNTT、富士通、NECなども参画しており、幅広い規模の組織が対象となっています。

Q応募から採択までどのくらいの期間がかかりますか?
A

公募締切(2026年3月19日)後、書類審査・ヒアリング審査を経て、通常2〜3ヶ月程度で採択結果が通知されます。その後、NEDOとの契約締結手続きを経て事業開始となるため、実際の研究開発着手は採択通知から1〜2ヶ月後が目安です。

Q海外の研究機関との共同研究は認められますか?
A

海外の研究機関との共同研究は可能ですが、主たる研究開発拠点は日本国内に置く必要があります。また、成果の国内への還元や知的財産の管理について、適切な取り決めを行うことが求められます。詳細はNEDOの公募要領を確認してください。

Q応募にあたって事前相談は可能ですか?
A

NEDOでは公募に関する事前相談や公募説明会を実施している場合があります。NEDO公式サイトの公募ページ(https://www.nedo.go.jp/koubo/CD2_100421.html)で最新情報を確認し、不明点があれば担当部署に問い合わせることをお勧めします。公募説明会は審査基準の理解にも有用ですので、積極的に参加してください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本事業はNEDOの委託事業であるため、同一の研究開発内容について他の国の補助金・委託費との重複受給は原則として認められません。ただし、研究開発のフェーズや対象範囲が明確に異なる場合は、他の公的支援との併用が認められる場合があります。例えば、基盤モデル開発はGENIACで、応用・実装フェーズは別の補助金で支援を受けるといった棲み分けが考えられます。また、NEDO事業と民間資金(ベンチャーキャピタル等)との組み合わせは制限されませんが、成果の帰属・知財管理について事前にNEDOとの調整が必要です。経済産業省の他の施策(AI関連の実証事業等)との連携可能性もあるため、全体的な研究開発戦略の中での位置づけを整理した上で応募することをお勧めします。

詳細説明

事業概要

「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/競争力ある生成AI基盤モデル開発(GENIAC)」は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する、日本の生成AI基盤モデルの国際競争力強化を目的とした大型研究開発事業です。

背景と目的

生成AIは世界的に急速な発展を遂げており、大規模言語モデル(LLM)をはじめとする基盤モデルの開発競争が激化しています。米国や中国の企業・研究機関が先行する中、日本独自の強みを活かした基盤モデルの開発は、経済安全保障の観点からも喫緊の課題となっています。GENIACは、こうした背景の下、日本発の競争力ある生成AI基盤モデルを創出するために設計されたプログラムです。

支援の枠組み

本事業はNEDOの委託事業として実施されます。一般的な補助金とは異なり、採択された研究開発計画に基づく費用はNEDOが負担する形態となります。これにより、事業者は自己資金の負担を最小限に抑えつつ、大規模な研究開発に集中することが可能です。

対象となる研究開発テーマ

  • 大規模言語モデル(LLM)の開発・学習
  • マルチモーダル基盤モデルの研究開発
  • 日本語処理に優れた基盤モデルの構築
  • 効率的な学習手法・アーキテクチャの研究
  • 基盤モデルの安全性・信頼性に関する研究

計算資源の支援

生成AI基盤モデルの開発には大規模な計算資源が不可欠です。GENIACでは、国内のクラウド・データセンター事業者との連携により、GPU等の計算資源の確保・提供についても支援の枠組みが設けられています。

応募・選考プロセス

応募はNEDOの公募要領に従い、所定の提案書を提出する形式です。審査は外部有識者を含む審査委員会が行い、技術的優位性、実施体制、社会実装への展望等の観点から総合的に評価されます。公募期間は2026年1月27日から2026年3月19日までです。

期待される成果

本事業を通じて、日本独自の生成AI基盤モデルが開発され、国内産業のDX推進、新たなサービス・ビジネスモデルの創出、さらには国際的なAI開発競争における日本のプレゼンス向上が期待されています。