募集終了全国対象
普通
準備期間の目安: 約45

令和7年度 スマート保安実証支援事業費補助金(技術実証支援)_令和7年度_第2回

基本情報

補助金額
5000万円
補助率: 2/3(又は1/2)
0円5000万円
募集期間
2025-08-03 〜 2025-08-19
対象地域日本全国
対象業種製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 学術研究、専門・技術サービス業
使途研究開発・実証事業を行いたい / 安全・防災対策支援がほしい / 設備整備・IT導入をしたい

この補助金のまとめ

スマート保安実証支援事業費補助金(技術実証支援)は、IoT・AI・ドローン等の先端テクノロジーを活用した産業保安(スマート保安)の技術実証を支援する経済産業省の補助金です。中小企業・中堅企業・地方公共団体(水力発電所設置者に限る)がITベンダー等と連携してスマート保安技術を導入・実証する際の費用を、補助率2/3(または1/2)、補助上限5,000万円で支援します。産業インフラの安全性・効率性の維持向上を図り、将来にわたって国民の安全・安心を創り出す仕組みの構築を促進することが目的です。ビッグデータ分析による設備の予兆保全、AIによる異常検知、ドローンを活用した点検の省人化など、保安業務のDXを推進する事業が対象です。株式会社日本能率協会コンサルティングが事務局を務めています。

この補助金の特徴

1

最大5,000万円の実証支援

補助上限額5,000万円と、技術実証に十分な規模の支援が受けられます。IoTセンサーの導入からAI分析システムの構築、ドローン点検の実証まで、包括的なスマート保安の実証プロジェクトを展開できます。

2

高い補助率(最大2/3)

補助率は2/3(一部1/2)と手厚い設定です。先端技術の実証には不確実性が伴うため、高い補助率で事業者の投資リスクを大幅に軽減し、スマート保安への積極的な挑戦を促します。

3

ITベンダーとの連携モデル

保安事業者とITベンダーが連携して実証を行う仕組みが特徴です。技術開発者と現場のニーズを直接つなぐことで、実用的なソリューションの創出を促進します。

4

産業保安のDX推進

IoT・AI・ドローン等の最新技術を産業保安分野に適用する実証を支援します。熟練保安人材の不足や設備の老朽化といった課題を、テクノロジーで解決する取組を後押しします。

5

中小・中堅企業に焦点

大企業ではなく、中小企業・中堅企業を主な対象としており、DX推進が遅れがちな中小規模の事業者にスマート保安技術を普及させることを狙っています。

ポイント

本補助金はスマート保安という成長分野への参入機会を提供する戦略的な支援制度です。産業保安分野では熟練技術者の高齢化・人手不足が深刻化しており、IoT/AIによる保安業務の高度化は待ったなしの課題です。ITベンダーとの連携が求められるため、技術パートナーの早期確保が重要です。実証結果は今後の規制緩和や保安基準の見直しにも影響する可能性があり、業界の先駆者としてのポジション確立に有効です。

対象者・申請資格

事業者区分の要件

  • 中小企業:中小企業基本法に基づく中小企業に該当する事業者
  • 中堅企業:中小企業以外の大企業に該当しない規模の企業
  • 地方公共団体:水力発電所を設置する者に限る
  • 日本国内に登記し、活動実績のある法人であること

財務要件

  • 補助事業を遂行できる財務状況であること
  • または具体的な資金調達計画があること

法令遵守要件

  • 予算決算及び会計令第70条・第71条の規定に該当しないこと
  • 経済産業省所管の補助金停止措置・指名停止措置に該当しないこと

事業内容の要件

  • ITベンダー等と連携したスマート保安技術の導入・実証であること
  • IoT・AI・ドローン等の新技術を活用すること
  • 産業インフラの安全性・効率性の維持向上に資するものであること

ポイント

大企業は対象外であることに注意が必要です。中堅企業の定義は公募要領で確認してください。地方公共団体は水力発電所を設置する者に限定されているため、電力事業に関わる自治体のみが対象です。ITベンダーとの連携が実質的な要件となっているため、申請前に技術パートナーとの連携体制を構築しておくことが重要です。

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申請ガイド

1

ステップ1:保安課題の特定とスマート保安技術の選定

自社の産業保安における課題(設備の老朽化、点検の人手不足、保安コストの増大等)を特定し、IoT・AI・ドローン等のどの技術で解決可能かを検討します。

2

ステップ2:ITベンダーとの連携体制の構築

課題解決に適した技術を持つITベンダーを選定し、連携体制を構築します。共同で実証計画を策定し、技術的なアプローチ、役割分担、スケジュールを具体化してください。

3

ステップ3:実証計画の策定

技術実証の目標、検証項目、評価指標、期待される効果を明確にした実証計画を策定します。安全性の向上と効率性の改善の両面で定量的な目標を設定することが重要です。

4

ステップ4:申請書類の作成

公募要領をJMAC(日本能率協会コンサルティング)のウェブサイトからダウンロードし、申請書類を作成します。事業計画、実証内容、予算計画、期待される成果を具体的に記載します。

5

ステップ5:jGrantsでの電子申請

jGrants(電子申請システム)を通じて申請書類を提出します。申請期間は約2週間(令和7年8月3日〜8月19日)と非常に短いため、事前の準備が不可欠です。

6

ステップ6:採択・実証の実施・報告

採択後、ITベンダーと連携して技術実証を実施します。実証結果を取りまとめ、保安レベルの向上効果と導入の実現可能性を報告します。

ポイント

申請期間がわずか約2週間と極めて短いため、公募開始前から準備を完了しておくことが必須です。ITベンダーとの連携体制構築、実証計画の策定、予算の算出は全て事前に済ませておきましょう。事務局のJMACに事前相談することで、求められる申請内容の水準を把握できます。令和7年度第2回の公募であるため、第1回の採択事例を参考にすることも有効です。

審査と成功のコツ

保安課題の明確性
自社が直面する産業保安の具体的な課題を明確に示しましょう。熟練技術者の不足、設備の老朽化、点検コストの増大など、定量的なデータを交えて課題の深刻さを伝えることが重要です。
技術実証の具体性と実現可能性
導入するスマート保安技術の具体的な内容と、実証で検証する項目を明確にしましょう。IoTセンサーの設置箇所、AI分析のアルゴリズム、ドローン点検の対象設備など、技術的な詳細を示すことが高評価につながります。
安全性向上効果の定量化
スマート保安技術の導入により、保安レベルがどの程度向上するかを定量的に示しましょう。事故リスクの低減率、点検精度の向上率、異常検知の早期化効果など、具体的な数値目標を設定してください。
経済性と横展開の可能性
実証後の本格導入における経済性(コスト削減効果、投資回収期間等)と、同業他社や他産業への横展開の可能性を示すことが差別化要因となります。
ITベンダーとの連携の実効性
ITベンダーとの役割分担が明確で、実効性のある連携体制であることをアピールしましょう。過去の協業実績や、ベンダーの技術力・実績も評価のポイントです。

ポイント

審査では「技術実証の新規性・先進性」と「保安レベル向上への具体的貢献」が重視されます。既存のIoT/AIソリューションの単純な導入ではなく、産業保安分野特有の課題に対応した実証であることを示してください。また、実証結果が今後の保安基準や規制の見直しに寄与する可能性があれば、政策的な意義も高く評価されます。

対象経費

対象となる経費

設備導入費(4件)
  • IoTセンサー・計測機器
  • エッジコンピューティング装置
  • ドローン・ロボット
  • 通信設備(LoRa、5G等)
システム開発費(4件)
  • AI分析システムの開発
  • データ収集・管理プラットフォーム
  • 異常検知アルゴリズムの開発
  • ダッシュボード・可視化ツール
実証実験費(4件)
  • 実証実験の運営費
  • データ収集・分析費
  • 性能評価・検証費
  • 安全性確認試験費
委託費(3件)
  • ITベンダーへの技術開発委託費
  • 専門家への技術指導費
  • コンサルティング費用
その他経費(3件)
  • 旅費・交通費
  • 資料作成費
  • クラウドサービス利用料

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 土地・建物の取得費
  • 汎用的な事務機器・備品の購入費
  • 人件費(補助事業に直接従事する者を除く)
  • 消費税
  • 飲食費・接待費
  • 間接経費のうち事業に直接関係しないもの
  • 既存設備の通常の維持管理費
  • 特許出願費用

よくある質問

Q大企業は対象外ですか?
A

はい、本補助金の対象は中小企業、中堅企業、地方公共団体(水力発電所設置者に限る)です。大企業は対象外となります。ただし、ITベンダーとしての連携先は大企業でも問題ありません。保安事業者側が中小企業・中堅企業であることが要件です。

QITベンダーとの連携は必須ですか?
A

はい、本補助金はITベンダー等と連携してスマート保安技術を導入・実証することが事業の前提です。保安現場の課題を持つ事業者と、技術ソリューションを提供するITベンダーが共同で実証を行う仕組みとなっています。

Qどのような保安技術が対象になりますか?
A

IoT、ビッグデータ、AI、ドローン等を活用した産業保安技術が対象です。具体的には、IoTセンサーによる設備の常時監視、AI分析による予兆保全、ドローンによる高所点検、デジタルツインによるシミュレーション、画像認識による異常検知などが想定されます。

Q申請期間が約2週間と短いですが、事前準備のポイントは?
A

申請期間が非常に短いため、公募開始前に以下の準備を完了しておくことが重要です。(1)ITベンダーとの連携体制の構築、(2)実証計画の策定、(3)予算計画の作成、(4)申請書類のドラフト作成。事務局(JMAC)への事前相談も推奨されます。

Q実証の結果、技術が期待通りの効果を発揮しなかった場合はどうなりますか?
A

技術実証は結果の不確実性を伴うものであり、期待通りの効果が得られなかった場合でも、適切に実証が実施され報告がなされれば、補助金の返還は求められません。実証結果(成功・失敗を問わず)を正確に報告し、今後の改善に活かすことが重要です。

Q地方公共団体の場合、水力発電所を設置する者に限るとはどういう意味ですか?
A

地方公共団体が申請する場合は、自らが水力発電所を設置・運営している自治体(公営電気事業者)に限定されます。一般的な行政サービスにおける保安業務は対象外で、水力発電設備の保安にスマート技術を導入する実証が対象です。

Q第1回公募との違いはありますか?
A

令和7年度第2回の公募です。基本的な事業内容や要件は第1回と同様ですが、予算の残額や審査基準の微調整がある場合があります。第1回の採択事例を参考にして、求められる水準を把握することをお勧めします。詳細は公募要領でご確認ください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金はスマート保安の技術実証に特化しているため、実証後の本格導入段階では別の支援制度との組み合わせが有効です。 ものづくり補助金を活用して、実証で有効性が確認されたスマート保安技術の本格的な設備導入を行うことが考えられます。また、IT導入補助金を活用して、AIやクラウド基盤等のソフトウェア導入を支援することも可能です。 事業再構築補助金は、スマート保安技術を核とした新たなサービス事業への展開(保安DXソリューションの外販等)に活用できます。自社で実証した技術を他社にも提供するビジネスモデルの構築が視野に入ります。 中小企業の場合、中小企業等経営強化法に基づく経営力向上計画の認定を受けることで、設備投資に対する税制優遇も享受できます。 さらに、人材面では、デジタルスキル標準に基づく従業員のリスキリングに人材開発支援助成金を活用し、スマート保安技術を運用できる人材の育成を並行して進めることが推奨されます。

詳細説明

スマート保安実証支援事業費補助金とは

本補助金は、経済産業省が推進する「スマート保安」の普及に向けて、IoT・AI・ドローン等の先端技術を活用した産業保安の技術実証を支援する制度です。中小企業・中堅企業・地方公共団体がITベンダーと連携してスマート保安技術を導入・実証する際の費用を補助します。

スマート保安とは

スマート保安とは、IoT、ビッグデータ、AI、ドローン等の新たなテクノロジーを活用して、産業インフラの安全性と効率性を追求しつつ、保安レベルを持続的に向上させる取組のことです。具体的には以下のような技術が含まれます。

  • IoTセンサーによる常時監視:設備の温度・振動・圧力等をリアルタイムで計測
  • AIによる予兆保全:ビッグデータ分析で設備故障を事前に予測
  • ドローンによる点検:高所や危険箇所の目視点検を無人化
  • デジタルツイン:設備のデジタルモデルでシミュレーション

補助金額と補助率

項目内容
補助上限額5,000万円
補助率2/3(または1/2)

補助率の適用条件(2/3か1/2か)の詳細は公募要領をご確認ください。

対象事業者

  • 中小企業:中小企業基本法に基づく中小企業
  • 中堅企業:中小企業以外で大企業に該当しない企業
  • 地方公共団体:水力発電所を設置する者に限る

いずれも日本国内に登記し、活動実績のある法人であることが必要です。

対象となる保安分野

産業保安に関わる幅広い分野が対象です。

  • 電力設備の保安(発電所、変電所、送配電設備等)
  • ガス設備の保安(製造所、導管、消費設備等)
  • 高圧ガス設備の保安(化学プラント等)
  • ボイラー・圧力容器の保安
  • 鉱山保安
  • その他産業インフラの保安

事業の仕組み

本補助金の特徴は、保安事業者とITベンダーが連携して技術実証を行う点です。

  1. 保安事業者:現場の保安課題と実証フィールドを提供
  2. ITベンダー:IoT/AI等の技術ソリューションを開発・提供
  3. 連携して技術実証:実際の現場で技術の有効性を検証

申請方法と期間

jGrants(電子申請システム)を通じて申請します。申請期間は約2週間と非常に短いため、事前準備が不可欠です。

  • 申請期間:令和7年8月3日〜8月19日
  • 電子申請:jGrantsを使用

問合せ先

株式会社日本能率協会コンサルティング(JMAC)がスマート保安実証支援事業費補助金の事務局を務めています。
メール:smart_hoan@jmac.co.jp
参照URL:https://jmac-hoan.com/2025/

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