東京都生産性向上・職場環境整備等支援事業
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
補助率10/10・上限5,000万円の圧倒的な手厚さ
補助率が10/10(全額補助)で上限額5,000万円という、他の補助金と比較しても極めて手厚い条件が設定されています。自己負担なしで大規模な生産性向上投資が可能となるため、導入コストがネックとなっていた設備投資や ICT化を一気に推進するチャンスです。
医療・福祉分野に特化した支援設計
対象が医療・福祉分野の事業者に絞られているため、当該分野特有の課題(人手不足、長時間労働、対人業務の負荷等)に即した活用が想定されています。汎用的な中小企業向け補助金では対応しきれない医療・福祉固有のニーズに応える設計です。
生産性向上と職場環境整備の両輪アプローチ
ICT導入やDX推進による生産性向上だけでなく、職場環境の物理的な整備も補助対象に含まれています。業務効率化と働きやすさの改善を同時に進めることで、人材確保・定着にも寄与する包括的な支援となっています。
専用コールセンターによる申請サポート
専用コールセンター(0570-018-085)が設置されており、平日9時から17時まで電話やメールでの問い合わせに対応しています。補助金申請に不慣れな事業者でも安心して利用できるサポート体制が整っています。
ポイント
対象者・申請資格
対象事業者の要件
- 東京都内に所在する事業者であること
- 医療又は福祉分野の事業を営んでいること
- 生産性向上又は職場環境整備に取り組む意思があること
対象事業の範囲
- 業務効率化・生産性向上のためのICT導入、設備投資
- 職場環境の改善に資する整備事業
- 人材確保・定着に寄与する環境整備
その他の要件
- 東京都保健医療局が定める実施要綱等の要件を満たすこと
- 補助事業の実施に必要な体制を有していること
- 適正な経理処理が可能であること
ポイント
あなたは対象?かんたん診断
8問の質問に答えるだけで、この補助金の対象かどうかを簡易診断できます。
申請ガイド
ステップ1:事業計画の策定
自院・自施設の業務プロセスを分析し、生産性向上や職場環境改善が必要な領域を特定します。ICT導入、設備更新、施設改修など、補助対象となる取組を具体化し、費用対効果の高い事業計画を策定します。補助上限5,000万円の範囲内で最大限の効果を得られる投資配分を検討してください。
ステップ2:必要書類の準備
事業計画書、経費明細書、法人の概要書類、見積書等の必要書類を準備します。不明点がある場合は、専用コールセンター(0570-018-085、平日9時~17時)又はメール(tokyo_productivity@jtb.com)で相談してください。
ステップ3:申請書類の提出
東京都が指定する方法で申請書類を提出します。申請内容に不備がないよう、事前にチェックリストで確認を行ってください。申請期間は令和8年3月31日までですが、予算の状況により早期締切の可能性もあります。
ステップ4:審査と交付決定
東京都による書類審査を経て、交付決定通知を受領します。交付決定前に着手した事業は補助対象外となる場合がありますので、交付決定を待ってから事業に着手してください。
ステップ5:事業実施と実績報告
交付決定後、計画に基づき事業を実施します。経費の支出は証拠書類(契約書、請求書、領収書等)を適切に管理し、事業完了後に実績報告書を提出して精算手続を行います。
ポイント
審査と成功のコツ
現状の業務課題を定量的に分析
投資対効果の明確な試算
段階的な導入計画の策定
職員の活用体制の構築
ポイント
対象経費
対象となる経費
ICT・システム導入費(5件)
- 電子カルテシステムの導入・更新費
- 介護記録システムの導入費
- 勤怠管理・シフト管理システム導入費
- オンライン診療・遠隔医療システム導入費
- 業務効率化のためのソフトウェアライセンス費
設備・機器購入費(4件)
- 業務効率化のための医療機器・介護機器
- 移乗支援ロボット・介護ロボット
- 見守りセンサー・IoT機器
- 事務作業効率化のためのOA機器
施設環境整備費(3件)
- 職場環境改善のための施設改修費
- 休憩室・更衣室等の整備費
- バリアフリー化等の環境整備費
研修・人材育成費(3件)
- ICTシステム操作研修費
- 業務改善のための職員研修費
- 外部コンサルタント活用費
その他事業費(3件)
- 導入支援コンサルティング費
- システム初期設定・カスタマイズ費
- データ移行・連携設定費
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 土地・建物の取得費
- 事業に直接関連しない一般管理費
- 飲食費・交際費
- 職員の通常業務に係る人件費
- 消耗品費(事業に直接必要なものを除く)
- 他の補助金で賄われている同一経費
- 事業実施期間外に発生した経費
- リース・レンタル料(長期契約の場合は要確認)
よくある質問
Q補助率と上限額はどのくらいですか?
補助率は10/10(全額補助)で、補助上限額は5,000万円です。対象経費の全額が補助されるため、事業者の自己負担は発生しません。医療・福祉分野の補助金としては非常に手厚い条件となっています。
Qどのような事業者が対象ですか?
東京都内に所在する医療又は福祉分野の事業者が対象です。病院、診療所、介護施設、障害福祉サービス事業所など、幅広い業態が含まれる可能性があります。具体的な対象範囲は東京都保健医療局のウェブサイトでご確認ください。
Qどのような経費が補助対象になりますか?
ICTシステムの導入費、業務効率化のための設備・機器の購入費、職場環境改善のための施設整備費、導入に係る研修費やコンサルティング費用などが対象となります。具体的な対象経費は実施要綱等で定められていますので、事前にご確認ください。
Q申請の相談はどこにすればよいですか?
専用のコールセンター(電話:0570-018-085、平日9時~17時)又はメール(tokyo_productivity@jtb.com)で相談を受け付けています。申請書類の作成方法や対象経費の確認など、お気軽にお問い合わせください。
Q交付決定前に事業を始めてもよいですか?
交付決定前に着手した事業は補助対象外となる可能性があります。見積もりの取得や業者選定は事前に進めておいて構いませんが、契約・発注は交付決定後に行うようにしてください。
Q介護施設でも申請できますか?
はい、本事業は医療分野だけでなく福祉分野の事業者も対象としています。介護施設における介護ロボットの導入、記録システムのICT化、職場環境の改善など、幅広い活用が可能です。
Q他の補助金と併用できますか?
同一経費に対する二重受給は認められませんが、対象経費を明確に区分した上であれば、他の補助金制度との併用は可能です。例えば、本事業でハードウェアを導入し、別の補助金で運用面の研修費用をカバーするといった組み合わせが考えられます。
Q申請期限はいつですか?
申請受付は令和8年3月31日までとなっていますが、予算の執行状況によっては早期に受付を終了する可能性があります。申請を検討されている場合は、早めの準備をお勧めします。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本事業は補助率10/10・上限5,000万円という手厚い条件を活かして、大規模な生産性向上投資の基盤として位置づけることができます。これに加えて、「病院勤務者勤務環境改善事業」を活用すれば、復職研修やチーム医療推進など人材面の施策を補完的に実施できます。「地域医療勤務環境改善体制整備特別事業」は本事業と対象経費が重なる部分もありますが、経費を適切に区分すれば併用が可能です。例えば、本事業でICTシステムのハードウェアを導入し、地域医療勤務環境改善体制整備特別事業で運用に係るソフト面(研修、コンサルティング等)をカバーするといった組み合わせが考えられます。介護分野の事業者であれば、国の「ICT導入支援事業」や各種介護ロボット補助金との連携も有効です。いずれの場合も、対象経費の二重計上を避けるため、事業ごとの費用区分を明確にした上で申請してください。
詳細説明
事業概要
東京都生産性向上・職場環境整備等支援事業は、医療・福祉分野の事業者における生産性向上と職場環境の整備を包括的に支援する東京都の補助事業です。補助上限額5,000万円、補助率10/10(全額補助)という極めて手厚い支援制度であり、医療・福祉分野の事業者にとって大規模な業務改善・環境整備を実現する絶好の機会です。東京都保健医療局が所管し、専用のコールセンターも設置されています。
事業の背景と目的
医療・福祉分野は慢性的な人手不足に直面しています。厚生労働省の推計によれば、2040年には医療・介護分野で約100万人の人材不足が生じるとされており、限られた人材で質の高いサービスを提供するためには、ICTの活用や業務プロセスの改善による生産性向上が不可欠です。また、職場環境の整備は人材の定着率向上にも直結し、採用コストの削減や組織の安定性向上にも寄与します。本事業は、こうした構造的課題に対して東京都が全面的な財政支援を行うことで、医療・福祉サービスの質の向上と持続可能な運営体制の構築を促進するものです。
支援内容と対象経費
生産性向上に資する取組と職場環境整備に資する取組が補助対象です。具体的な対象経費は交付要綱で定められていますが、以下のような取組が広く想定されます。
生産性向上に関する取組の例
- 電子カルテシステムの導入・更新(紙カルテからの移行を含む)
- 介護記録システム・訪問看護システム・保育ICTシステムの導入
- 勤怠管理・シフト管理の自動化システム
- 介護ロボット・見守りセンサー・自動搬送システムの導入
- AI活用による業務効率化(AI問診、画像診断支援、自動文書作成等)
- オンライン面会・遠隔医療システムの構築
- RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入による定型業務の自動化
- 業務改善コンサルティングの活用
職場環境整備に関する取組の例
- 休憩室・更衣室・仮眠室の整備・改善
- 空調・換気・照明設備の改善による快適性向上
- 感染対策設備の導入(空気清浄機、紫外線殺菌装置等)
- 院内ネットワーク・Wi-Fi環境の構築・強化
- セキュリティ対策の強化(監視カメラ、入退室管理等)
- バリアフリー化の推進
補助条件の詳細
補助上限額は5,000万円、補助率は10/10(全額補助)です。これは対象経費の全額が補助される破格の条件であり、事業者の自己負担は原則として発生しません。ただし、以下の点に注意が必要です。
- 交付要綱で定められた補助対象経費の範囲外の支出は全額自己負担
- 消費税の仕入控除税額に相当する金額は事後的に返還が求められる場合がある
- 補助上限額(5,000万円)を超える部分は自己負担
- 汎用性の高い備品(補助事業専用でないPC等)は対象外となる場合がある
対象事業者
東京都内の医療・福祉分野の事業者が対象です。病院、診療所、介護施設(特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、有料老人ホーム等)、障害福祉サービス事業所、保育所、訪問看護ステーション等、幅広い事業者が対象となりえます。法人格の種類(医療法人、社会福祉法人、株式会社、NPO法人等)による制限の有無は、交付要綱でご確認ください。
申請から交付までの流れ
申請はjGrantsを通じた電子申請で行います。GビズIDプライムアカウントが必要です。申請様式は概算払用と確定払用の2種類が用意されています。概算払は事業実施前に補助金の一部を先行交付する方式で、大型投資の初期費用を賄うことができます。確定払は事業完了後に実績に基づいて交付する方式で、精算手続きが不要な分事務負担が軽いのが特長です。
審査を経て交付決定を受けた後、計画に基づいて事業を実施します。事業完了後は実績報告書を提出し、補助金の確定額が決定されます。支出の証拠書類(領収書、契約書、納品書等)は事業実施中から整理・保管しておくことが重要です。
サポート体制
本事業には専用のコールセンターが設置されており、申請に関する相談を幅広く受け付けています。電話番号:0570-018-085(平日9時〜17時)、メール:tokyo_productivity@jtb.com。補助金申請に不慣れな事業者でも、専門スタッフのサポートを受けながら申請手続きを進めることができます。
参照情報
事業の詳細は東京都保健医療局のウェブサイト「生産性向上・職場環境整備等支援事業|事業主の方へ|東京都保健医療局」に掲載されています。交付要綱もjGrantsからダウンロード可能です。申請期間は令和7年8月4日から令和8年3月31日までです。