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やや難しい
準備期間の目安: 約21

【農林水産省】令和7年度食品産業プラスチック資源循環対策事業

基本情報

補助金額
4000万円
補助率: 定額となります。
0円4000万円
募集期間
2025-12-18 〜 2026-01-07
対象地域日本全国
対象業種製造業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 卸売業、小売業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業
使途研究開発・実証事業を行いたい / エコ・SDGs活動支援がほしい

この補助金のまとめ

本事業は、食品産業における再生プラスチックの利用拡大を推進するための農林水産省の補助制度です。日本のプラスチック製品の4分の1以上を占める食品容器包装の資源循環に焦点を当て、再生プラスチックが食品事業者に利用されるまでのライフサイクル全体における課題を調査・検証し、対応策の取りまとめと情報発信を行います。補助金の総額は4,000万円で、定額補助(全額)の方式です。食品容器包装の回収・分別・再生・素材製造・容器包装製造・流通の各段階における課題(量・質・コスト)を実証的に調査し、利用拡大に向けた具体的な対応策を導き出すことが期待されています。プラスチック排出抑制と資源循環の国際的な動きを踏まえ、食品産業のサステナビリティ向上に貢献する重要な事業です。

この補助金の特徴

1

食品容器包装に特化した資源循環事業

プラスチック資源循環の中でも特に食品容器包装に焦点を絞った事業です。食品安全性の確保と環境配慮の両立という食品産業特有の課題に取り組みます。

2

ライフサイクル全体の課題調査

回収→分別→再生→素材製造→容器包装製造→流通→食品事業者による利用という一連のプロセスを通じた実証的な取組を行います。サプライチェーン全体の課題を包括的に把握できる点が特徴です。

3

定額補助4,000万円

補助金総額4,000万円が定額で助成されます。事業に必要な経費が全額補助されるため、事業者の自己負担なしで取り組めます。

4

調査・実証・情報発信の一体的実施

単なる調査にとどまらず、実際に再生プラスチックの利用を実施し、その結果を基に課題を検証し、対応策を取りまとめて広く情報発信するまでの一体的な事業です。

5

農林水産省による食品産業支援

農林水産省大臣官房新事業・食品産業部が所管し、食品産業の環境対応を政策的に後押しする事業として位置づけられています。

ポイント

この補助金は研究調査型の事業であり、個別企業の設備投資補助ではありません。食品容器包装における再生プラスチック利用の課題を実証的に明らかにし、業界全体への普及を図る「政策形成型」の事業です。応募には食品容器包装の環境配慮に関する専門的知見が必須であり、業界団体や研究機関が中心的な申請者となります。

対象者・申請資格

応募可能な団体

  • 民間団体等(農林漁業者団体、商工業者団体、民間事業者、一般財団法人、一般社団法人、公益財団法人、公益社団法人等)
  • 事業協同組合、事業協同組合連合会、公社、企業組合
  • 特定非営利活動法人、学校法人、特殊法人、認可法人、独立行政法人等
  • 法人格を有さない団体で農林水産省が特に認める団体
  • 上記団体を構成員とするコンソーシアム

共同提案

  • 複数の団体による共同提案も可能

必須要件

  • 食品容器包装における環境配慮の取組に関する十分な専門的知見を有すること
  • 事業を的確に実施できる能力と具体的計画を有すること
  • 適切な経理管理体制と処理能力を有すること
  • 成果を公益の利用に供することを認めること
  • 日本国内に所在すること
  • 法人等の役員が暴力団員でないこと

ポイント

「食品容器包装における環境配慮の取組に関する十分な専門的知見」が必須要件として明記されています。これは単なる形式要件ではなく、過去の実績や専門人材の配置で具体的に証明する必要があります。食品メーカー、容器包装メーカー、リサイクル事業者によるコンソーシアムが有利な立場にあると考えられます。

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申請ガイド

1

ステップ1:公募要領の確認

農林水産省ホームページ(https://www.maff.go.jp/j/supply/hozyo/kanbo/251218_042-2.html)から公募要領をダウンロードし、事業内容、応募要件、評価基準を確認します。注意:jGrantsでの申請受付は行っていません。

2

ステップ2:実施体制の構築

食品容器包装の資源循環に関わるサプライチェーンの各段階をカバーできる体制を構築します。回収・分別(廃棄物処理事業者)、再生(リサイクル事業者)、素材・容器包装製造(容器メーカー)、利用(食品事業者)など、各段階の知見を持つパートナーとの連携が重要です。

3

ステップ3:課題提案書の作成

再生プラスチック利用拡大に向けた具体的な実証計画と調査計画を策定し、課題提案書としてまとめます。量・質・コストの各観点からの課題仮説と検証方法、成果の情報発信計画を明確に記載します。

4

ステップ4:電子メールでの提出

課題提案書は原則として電子メールで提出します。jGrantsでの申請は受け付けていないので注意してください。公募期間(令和7年12月18日〜令和8年1月7日)内に提出する必要があります。

5

ステップ5:審査と採択

提出された課題提案書について審査が行われ、予算の範囲内で得点の高い順に補助金交付候補者が選定されます。

ポイント

申請はjGrantsではなく電子メールで行う点に特に注意してください。また、公募期間が約3週間と短いため、事前準備が極めて重要です。課題提案書では、再生プラスチックの食品容器包装への利用という技術的・制度的課題に対する深い理解と、実現可能な実証計画の提示が求められます。

審査と成功のコツ

専門的知見の具体的な裏付け
食品容器包装のプラスチック資源循環に関する過去の研究実績、事業実績、保有人材の専門性を具体的に示します。学術論文、業界レポート、過去の受託事業の成果物などを根拠として添付することで説得力が増します。
サプライチェーン全体をカバーする体制
回収から食品事業者による利用までのライフサイクル全体をカバーできる実施体制を構築していることが重要です。コンソーシアム形成により各段階の専門事業者を巻き込んだ提案が高評価を得やすいです。
実証計画の具体性と実現可能性
量・質・コストの各課題について、どのような実証を行い、どのようにデータを収集・分析するかを具体的に計画します。予算4,000万円の範囲内で実現可能かつ有意義な成果が得られる計画を示すことが重要です。
成果の普及・情報発信計画
実証結果の取りまとめ方法と情報発信計画を具体的に記載します。インターネット公表に加え、業界セミナーやガイドライン策定など、実効性のある普及策を提案することが評価ポイントです。

ポイント

審査では「食品安全性を確保しながらの再生プラスチック利用」という技術的なハードルへの理解度が問われます。EU規制(食品接触材料規則)など海外動向も踏まえた提案は高い評価を受けます。4,000万円という限られた予算で最大の成果を出すための戦略的な計画設計がポイントです。

対象経費

対象となる経費

調査・分析費(4件)
  • 再生プラスチックの品質分析費
  • ライフサイクルアセスメント(LCA)費用
  • 市場調査・ヒアリング費
  • データ収集・統計分析費
実証事業費(4件)
  • 再生プラスチック原料の調達費
  • 容器包装の試作費
  • 食品事業者での利用実証費
  • 回収・分別・再生の実証費
人件費(3件)
  • プロジェクトマネージャーの人件費
  • 研究員・調査員の人件費
  • 事務スタッフの人件費
情報発信費(4件)
  • 報告書作成費
  • ウェブサイト構築費
  • セミナー・シンポジウム開催費
  • パンフレット・ガイドライン作成費
その他経費(4件)
  • 旅費・交通費
  • 会議費
  • 消耗品費
  • 外部委託費

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 団体の経常的な運営経費
  • 本事業と直接関係のない調査・研究費
  • 土地・建物の取得費
  • 汎用性の高い備品の購入(パソコン等の通常事務機器)
  • 飲食費・接待費
  • 事業開始前に発生した費用
  • 人件費のうち通常業務との按分が不明確なもの
  • 成果の利用を制限する活動に要する費用

よくある質問

Qこの補助金は個別の食品企業が設備投資に使えますか?
A

いいえ、本事業は再生プラスチックの食品容器包装への利用拡大に向けた調査・実証・情報発信を行う事業です。個別企業の設備投資を直接補助するものではなく、サプライチェーン全体の課題を明らかにし対応策を導き出す政策形成型の事業です。

QjGrantsで申請できますか?
A

いいえ、jGrantsでの申請受付は行っていません。申請は原則として電子メールで行います。詳細な申請手続きは農林水産省ホームページ(https://www.maff.go.jp/j/supply/hozyo/kanbo/251218_042-2.html)で確認してください。

Qどのような団体が応募できますか?
A

民間団体等(農林漁業者団体、商工業者団体、民間事業者、一般財団法人、一般社団法人等)、事業協同組合、NPO法人、学校法人、独立行政法人等が応募可能です。コンソーシアムや複数団体の共同提案も認められています。食品容器包装の環境配慮に関する専門的知見を有していることが必須条件です。

Q補助金額はいくらですか?
A

補助金の総額は4,000万円(40,000千円)で、定額補助です。事業の実施に必要な経費がこの範囲内で全額助成されるため、原則として事業者の自己負担はありません。

Qどのような成果が期待されていますか?
A

再生プラスチックの食品容器包装への利用を実際に行い、ライフサイクル全体の課題(量・質・コスト)を明らかにすることが求められます。その上で、利用拡大に向けた具体的な対応策を取りまとめ、インターネット等を通じて業界全体に広く情報発信することが期待されています。

Q公募期間はいつまでですか?
A

公募期間は令和7年12月18日(木曜日)から令和8年1月7日(水曜日)までです。この約3週間の間に課題提案書等を電子メールで提出する必要があります。期間が短いため、事前準備を十分に行ってから応募してください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本事業は調査・実証型の補助金であり、個別企業の設備投資補助ではないため、他の設備投資系補助金との直接的な併用は想定されていません。 ただし、本事業の成果を活用して再生プラスチック利用の設備投資を行う場合には、経済産業省の「省エネルギー投資促進補助金」や環境省の「脱炭素関連補助金」との連携が考えられます。本事業で得られた知見を基に、次のステップとして設備導入の補助金を活用するという二段階のアプローチが有効です。 また、農林水産省の他の環境関連事業(食品ロス削減等緊急対策事業など)と連携し、食品産業全体のサステナビリティ向上に包括的に取り組むことも考えられます。 地方自治体のプラスチック資源循環関連の補助制度や、環境省のプラスチック資源循環促進事業との連携も有効です。本事業で得られた知見を地域での実践に展開する際に、これらの制度を活用できる可能性があります。

詳細説明

食品産業プラスチック資源循環対策事業の詳細解説

事業の背景

国内外でプラスチック排出抑制と資源循環の動きが加速する中、日本のプラスチック製品の4分の1以上を食品容器包装が占めています。2022年施行のプラスチック資源循環促進法や、EUの使い捨てプラスチック指令など、規制環境が急速に変化しており、食品産業におけるプラスチック資源循環の取組推進が喫緊の課題となっています。

事業の目的

本事業は、再生プラスチックが食品事業者によって容器包装として利用されるまでのライフサイクル全体における課題を調査・実証し、利用拡大に向けた対応策を取りまとめて情報発信することで、食品産業におけるプラスチック資源循環の取組を促進するものです。

事業内容の詳細

1. 実証取組

プラスチック製品の回収→分別→再生→素材・容器包装製造→流通→食品事業者による利用という一連のプロセスを実際に実施します。これにより、各段階で生じる技術的・経済的・制度的な課題を実体験に基づいて把握します。

2. 調査・検証

実証取組の結果を踏まえ、再生プラスチックのライフサイクルにおける課題を以下の3つの観点から調査・検証します。

  • :回収量、再生量、利用可能量の確保に関する課題
  • :食品安全性を満たす品質の確保、異物混入防止などの課題
  • コスト:バージン材との価格差、回収・再生コストの低減に関する課題

3. 対応策の取りまとめ・情報発信

調査・検証結果に基づき、再生プラスチック利用拡大に向けた具体的な対応策を検討・取りまとめます。事業担当課との協議の上、インターネットでの公表等により広く情報発信し、業界全体への普及を図ります。

補助金額と補助率

補助金の総額は4,000万円(40,000千円)で、この範囲内で事業の実施に必要な経費が定額で助成されます。事業者の自己負担は原則としてありません。

対象業種

食品産業のプラスチック資源循環に関わる幅広い業種が対象です。

  • 製造業(食品メーカー、容器包装メーカー、再生プラスチックメーカー等)
  • 卸売業・小売業(食品流通事業者等)
  • 宿泊業・飲食サービス業
  • 学術研究・専門サービス業(研究機関、コンサルティング等)
  • サービス業(廃棄物処理・リサイクル事業者等)
  • 複合サービス事業

申請方法と注意点

申請は原則として電子メールで行います。jGrantsでの申請受付は行っていません。申請手続きの詳細は農林水産省ホームページで確認してください。

公募期間は令和7年12月18日から令和8年1月7日までの約3週間で、この期間内に課題提案書等を提出する必要があります。

審査方法

提出された課題提案書等について審査が行われ、予算の範囲内で得点の高い順に優良な提案が選ばれ、補助金交付候補者が選定されます。専門性、実現可能性、成果の普及効果などが評価の観点となります。

問い合わせ先

農林水産省大臣官房新事業・食品産業部外食・食文化課食品ロス・リサイクル対策室容器包装リサイクル班(電話:03-3502-8499)が問い合わせ窓口です。

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