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【国土交通省】令和7年度被害者保護増進等事業費補助金(自動車運送事業の安全総合対策事業の部:運行管理の高度化に対する支援)

基本情報

補助金額
金額未定
補助率: 機器取得に要する経費の1/3です。 (詳細は、公募要領をご確認ください。)
募集期間
2025-07-31 〜 2026-02-13
対象地域日本全国
対象業種運輸業、郵便業 / 不動産業、物品賃貸業
使途安全・防災対策支援がほしい / 設備整備・IT導入をしたい

この補助金のまとめ

本補助金は、自動車運送事業者がデジタル式運行記録計(デジタコ)、映像記録型ドライブレコーダー(ドラレコ)、またはこれらの一体型機器を導入し、運行データを活用した運転者への安全指導を行うことで、事業用自動車の安全性向上を図る事業です。国土交通省所管でTOPPAN株式会社が事務局を運営しています。補助率は機器取得費用の1/3(小規模貨物事業者の初回導入は1/2)で、事業者あたりの上限は80万円(通信機能付一体型を含む場合は120万円)です。運行データに基づく科学的な安全指導の普及を促進し、事故防止に貢献することを目的としています。

この補助金の特徴

1

デジタコ・ドラレコの導入支援に特化

デジタル式運行記録計、映像記録型ドライブレコーダー、およびこれらの一体型機器の導入費用を補助します。運行データの記録・分析に基づく安全指導の実践を支援する明確な目的を持っています。

2

小規模貨物事業者への優遇補助率

通常の補助率は1/3ですが、事業用自動車10両未満の一般・特定貨物自動車運送事業者が初めてデジタコまたは一体型を導入する場合は1/2に拡大されます。小規模事業者のデジタル化を重点支援する設計です。

3

機器種別ごとの定額補助体系

デジタコ(車載器3万円/事務所用10万円)、ドラレコ(車載器1万円/事務所用3万円)、一体型(車載器4万円/事務所用13万円)、通信機能付一体型(車載器10万円/事務所用13万円)と、明確な補助額が設定されています。

4

リース事業者からの申請も可能

自動車運送事業者に機器を貸し渡すリース事業者も申請対象です。リースを活用した効率的な機器導入が可能です。

ポイント

ID285(過労運転防止)と本補助金(運行管理の高度化)は補助対象機器が一部重複しますが、目的と補助率が異なります。本補助金は基本補助率が1/3とID285の1/2より低い一方、小規模貨物事業者の初回導入には1/2が適用される優遇措置があります。両補助金の条件を比較し、自社にとって有利な方を選択してください。同一機器での重複申請は不可です。

対象者・申請資格

対象事業者(自動車運送事業者)

  • 一般乗合旅客自動車運送事業
  • 一般乗用旅客自動車運送事業
  • 特定旅客自動車運送事業
  • 一般貨物自動車運送事業
  • 特定貨物自動車運送事業を経営する者

対象事業者(リース事業者)

  • 上記の事業者にデジタコ・ドラレコ等を貸し渡す者

企業規模要件

  • 資本金3億円以下または従業員300人以下の中小企業者等

コンプライアンス要件

  • 過去3年以内に行政処分(警告・勧告を除く)を受けていないこと
  • 暴力団排除に関する誓約事項に該当しないこと

営業所要件

  • 機器を取り付ける車両の所属する営業所の届出(認可)総車両台数が5両以上であること(個人タクシーを除く)

補助率優遇の追加要件

  • 事業用自動車が10両未満の一般・特定貨物自動車運送事業者
  • 初めてデジタコまたは一体型を導入する場合に補助率が1/3から1/2に拡大

ポイント

小規模貨物事業者(10両未満)が初めてデジタコまたは一体型を導入する場合は補助率が1/2に優遇されます。この優遇措置は、デジタル化が遅れがちな小規模事業者の運行管理近代化を強力に後押しするものです。該当する事業者は、この機会を逃さず活用することを強くお勧めします。

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申請ガイド

1

ステップ1:導入機器の選定

補助対象となるデジタル式運行記録計、映像記録型ドライブレコーダー、一体型(通信機能付含む)の中から、自社の運行管理ニーズに合った機器を選定します。国土交通省が決定した対象機器リストを確認し、機器ベンダーから見積を取得してください。

2

ステップ2:補助率の確認

自社が通常の補助率(1/3)と優遇補助率(1/2)のどちらに該当するか確認します。事業用自動車10両未満の一般・特定貨物自動車運送事業者で、初めてデジタコまたは一体型を導入する場合は1/2の補助率が適用されます。

3

ステップ3:電子申請の実施

jGrantsのシステムを使用してPCから電子申請を行います。事業計画、機器の見積書、営業所情報等を準備してください。先着順審査のため、早期の申請が重要です。

4

ステップ4:機器の購入・設置と実績報告

交付決定後、令和7年4月1日から令和8年1月30日までの間に機器の購入・取り付け・支払いを完了させます。事業完了後に実績報告書を提出し、補助金の交付を受けます。

ポイント

自社に最適な補助率の確認が重要です。10両未満の貨物運送事業者で初めてデジタコを導入する場合は1/2の補助率が適用され、大きなコストメリットがあります。また、通信機能付一体型を選択すると補助上限が120万円に拡大しますが、1か月以上の通信費を含めた同時購入が条件です。中長期的な運用コストも考慮して機器を選定してください。

審査と成功のコツ

最適な機器構成の選択
単体機器よりも一体型や通信機能付一体型を選択することで、1台あたりの補助額が大きくなり、運行管理の効果も高まります。自社の運行特性に合わせた最適な機器構成を検討してください。
早期申請の実行
先着順審査のため、公募開始日に合わせて書類を完備し、速やかに申請することが最重要です。機器ベンダーとの事前調整、jGrantsアカウントの事前準備も怠らないでください。
データ活用体制の整備
機器導入だけでなく、取得したデータを安全指導に活用する体制を構築することが事業の真の目的です。運行管理者がデータを分析し、個々の運転者に対する具体的な指導につなげる仕組みを整えてください。
賃上げ表明と優先採択
予算超過時の優先採択要件である賃上げ表明の実施を検討してください。人手不足が深刻な運送業界において、処遇改善は人材確保の観点からも重要です。

ポイント

本補助金の目的は「機器導入」そのものではなく、「データに基づく安全指導の実践」です。採択後に機器を導入するだけでなく、運行データの分析方法や安全指導への活用方法を事前に計画しておくことで、補助金の効果を最大限に引き出せます。特にヒヤリハット映像を活用した安全ミーティングの定期開催は効果的です。

対象経費

対象となる経費

デジタル式運行記録計(2件)
  • 車載器の取得費(1台あたり3万円)
  • 事務所用機器の取得費(1台あたり10万円)
映像記録型ドライブレコーダー(2件)
  • 車載器の取得費(1台あたり1万円、バス・タクシー除く)
  • 事務所用機器の取得費(1台あたり3万円)
デジタコ・ドラレコ一体型(2件)
  • 車載器の取得費(1台あたり4万円)
  • 事務所用機器の取得費(1台あたり13万円)
通信機能付一体型(3件)
  • 車載器の取得費(1台あたり10万円)
  • 事務所用機器の取得費(1台あたり13万円)
  • ※1か月以上の通信費を含めて同時購入すること

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 国土交通省の補助対象機器リストに含まれない機器の取得費
  • 機器の保守・メンテナンス費用
  • ソフトウェアのアップデート・ライセンス費用(機器取得費に含まれない場合)
  • 他の国の補助金(令和6年度補正予算分を含む)と同一機器で重複する費用
  • 処分制限期間(5年間)内に無断で処分した場合の機器取得費
  • 令和8年1月30日以降に購入・取り付け・支払いが完了した費用
  • バス・タクシーの映像記録型ドライブレコーダー車載器の取得費

よくある質問

Qこの補助金とID285(過労運転防止)の違いは何ですか?
A

本補助金は運行管理の高度化(デジタコ・ドラレコの導入と安全指導への活用)が目的で、基本補助率は1/3です。ID285は過労運転防止が目的で、点呼機器や疲労測定機器も対象に含まれ、補助率は1/2です。同一機器での重複申請はできません。自社のニーズと条件に応じて有利な方を選んでください。

Q小規模な貨物運送事業者ですが、補助率が優遇されると聞きました。条件は何ですか?
A

事業用自動車が10両未満の一般・特定貨物自動車運送事業者が、初めてデジタコまたはデジタコ・ドラレコ一体型を導入する場合、補助率が通常の1/3から1/2に優遇されます。旅客自動車運送事業者や、既にデジタコを保有している事業者には適用されません。

Qドライブレコーダーだけを導入する場合も補助対象ですか?
A

はい、映像記録型ドライブレコーダー単体の導入も補助対象です。ただし、車載器の補助額は1台あたり1万円で、バス・タクシーの車載器は対象外です。事務所用機器は1台あたり3万円です。

Q通信機能付一体型を選ぶメリットは何ですか?
A

車載器の補助額が最も高く(10万円/台)、補助上限額も120万円に拡大されます。リアルタイムで車両データを事務所に送信できるため、即時の運行管理が可能になります。ただし、1か月以上の通信費を含めた同時購入が必要で、ランニングコストも考慮してください。

Qリース事業者として申請する場合の注意点は?
A

リース事業者が申請する場合、補助対象事業者あたりの上限は貸渡し先の運送事業者単位で計算されます。また、行政処分歴の判定は貸渡し先の運送事業者に適用されます。リース先の運送事業者が要件を満たしていることを事前に確認してください。

Q補助金で購入した機器を他の車両に付け替えることはできますか?
A

車両の入替え等に伴う機器の付替えは、5年間の処分制限期間内であっても認められる場合がありますが、事前に事務局への相談が必要です。機器の売却・譲渡・廃棄等の場合は承認が必要で、補助金の一部返還が求められます。

Q申請は先着順とのことですが、審査にはどのくらい時間がかかりますか?
A

審査期間は申請内容や申請状況によって異なります。先着順で処理されるため、早期に申請するほど早く交付決定を受けられます。予算がなくなり次第終了しますので、できるだけ早い申請をお勧めします。

Qバス・タクシー事業者がドラレコの車載器補助を受けられないのはなぜですか?
A

映像記録型ドライブレコーダーの車載器補助(1台1万円)はバス・タクシーを除くと規定されています。バス・タクシー事業者向けには別途の安全対策支援策が用意されていることが背景にあります。ただし、一体型や通信機能付一体型の車載器にはこの制限はありません。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金はデジタコ・ドラレコ等の運行管理機器の導入に特化していますが、同シリーズの他の補助金と組み合わせることで包括的な安全管理体制を構築できます。ただし、同一機器での重複申請は不可です。 「健康起因事故防止のための取り組みに対する支援」(ID283)との組み合わせにより、運行データに基づく安全指導と運転者の健康スクリーニングを両立できます。デジタコデータで異常な運転パターンを発見し、健康面のフォローアップにつなげることが可能です。 「社内安全教育の実施に対する支援」(ID284)のコンサルティングを活用することで、ドラレコ映像やデジタコデータを活用した効果的な安全指導プログラムを構築できます。外部専門家の知見を借りてデータ活用のノウハウを習得しましょう。 「過労運転防止のための先進的な取り組みに対する支援」(ID285)とは対象機器が重複するため、同一機器での重複申請はできません。両補助金の補助率や条件を比較し、自社にとって有利な方を選択してください。小規模貨物事業者の初回導入以外の場合、ID285の方が補助率が高い(1/2 vs 1/3)点に留意してください。

詳細説明

被害者保護増進等事業費補助金(運行管理の高度化に対する支援)の詳細解説

事業の背景と目的

自動車運送事業の安全性向上において、デジタル式運行記録計(デジタコ)や映像記録型ドライブレコーダー(ドラレコ)は不可欠なツールとなっています。これらの機器から取得した運行データ(速度、加速度、走行時間、位置情報等)や映像を分析し、運転者への具体的な安全指導に活用することで、事故の未然防止が可能になります。

本補助金は、中小の自動車運送事業者がこれらのデジタル機器を導入し、データに基づいた科学的な安全管理を実践することを支援するものです。特に、デジタル化が遅れがちな小規模貨物事業者には補助率を優遇し、業界全体の安全性底上げを図っています。

補助対象機器

デジタル式運行記録計(デジタコ)

車両の速度、走行距離、走行時間、エンジン回転数等をデジタルデータとして記録する機器です。アナログ式のタコグラフと比較して、データの精度が高く、分析・活用が容易です。急加速、急ブレーキ、速度超過等の運転挙動を定量的に把握でき、具体的な改善指導に活用できます。

映像記録型ドライブレコーダー(ドラレコ)

車両前方や車内の映像を常時記録する機器です。事故やヒヤリハット時の映像は原因分析と再発防止に不可欠であり、安全教育の教材としても活用できます。最新のモデルでは多方向カメラやAI機能を搭載し、より高度な安全監視が可能です。

一体型・通信機能付一体型

デジタコとドラレコの機能を一体化した機器です。一体型は車載器1台で両方の機能を実現し、設置コストと管理の手間を削減できます。通信機能付一体型はさらにリアルタイムでのデータ通信が可能で、事務所から車両の状況を即座に把握できます。

補助額の詳細

機器種別車載器(1台あたり)事務所用機器(1台あたり)
デジタル式運行記録計3万円10万円
映像記録型ドラレコ1万円(バス・タクシー除く)3万円
一体型4万円13万円
通信機能付一体型10万円13万円

事業者あたりの上限は80万円です。ただし、初回申請で通信機能付一体型を含む場合は120万円まで拡大されます。

補助率の詳細

基本補助率は機器取得費用の1/3です。ただし、以下の条件をすべて満たす場合は1/2に優遇されます。

  • 保有する事業用自動車が10両未満であること
  • 一般貨物自動車運送事業または特定貨物自動車運送事業を経営していること
  • 機器を設置する事業用自動車が初めてデジタコまたは一体型を導入すること

ID285(過労運転防止)との違い

ID285「過労運転防止のための先進的な取り組みに対する支援」とは対象機器が一部重複しますが、以下の違いがあります。

  • 本補助金の基本補助率は1/3(ID285は1/2)
  • 本補助金は小規模貨物事業者の初回導入に1/2の優遇あり
  • 本補助金はデジタコ・ドラレコに特化、ID285は点呼機器・疲労測定機器も対象
  • 同一機器での重複申請は不可

処分制限について

補助金で取得した機器には5年間の処分制限期間があります。期間内の処分は事務局の事前承認が必要で、補助金の一部返還が原則です。

問い合わせ先

令和7年度被害者保護増進等事業費補助金事務局(電話:03-4446-4346、平日9時〜18時)