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準備期間の目安: 約45

令和7年度「次世代革新炉の開発・建設に向けた技術開発・サプライチェーン構築支援事業補助金」

基本情報

補助金額
27億円
補助率: 1/2
0円27億円
募集期間
2025-05-15 〜 2025-06-16
対象地域日本全国
対象業種建設業 / 製造業 / 情報通信業 / サービス業(他に分類されないもの) / 学術研究、専門・技術サービス業
使途販路拡大・海外展開をしたい / 研究開発・実証事業を行いたい

この補助金のまとめ

次世代革新炉の開発・建設に向けた技術開発・サプライチェーン構築支援事業補助金は、革新軽水炉および小型軽水炉の実用化に向けた技術開発とサプライチェーンの高度化を支援する経済産業省の制度です。GX2040ビジョン(令和7年2月閣議決定)に基づき、脱炭素電源としての原子力活用を推進するため、新たな安全メカニズムを組み込んだ次世代革新炉の開発を加速します。補助率は1/2で、原子力産業基盤の維持・強化、国際連携を活用したサプライチェーン構築、海外市場機会の獲得を目指しています。供給途絶や人材不足等の課題解決に取り組みながら、技術開発・人材育成・供給能力向上を通じて企業の競争力強化を図る大規模な産業支援策であり、日本のエネルギー安全保障と脱炭素化に直結する重要な施策です。

この補助金の特徴

1

次世代革新炉の実用化を加速する技術開発支援

革新軽水炉と小型軽水炉という2種類の次世代革新炉について、新たな安全メカニズムの開発を含む先端技術の研究開発を補助します。日本の原子力技術の国際競争力を高める戦略的な支援です。

2

サプライチェーン全体の高度化を支援

原子力産業のサプライチェーン構築・強化も補助対象に含まれ、部品供給から組立・検査まで一貫した産業基盤の整備を推進します。供給途絶リスクへの対応力を高めます。

3

補助率1/2で大規模な研究開発を支援

補助率1/2、事業予算27億円の大規模支援により、民間企業だけでは困難な長期的・大規模な研究開発プロジェクトの実施を可能にします。

4

国際連携も視野に入れた展開

海外市場機会の獲得も事業目的に含まれており、国際連携を活用したサプライチェーン構築が推奨されています。グローバルな原子力産業での競争力強化に直結します。

5

GX2040ビジョンに基づく国策的位置づけ

令和7年2月閣議決定のGX2040ビジョンに明記された施策であり、国のエネルギー政策における最重要テーマの一つに直結する補助金です。長期的な政策的支援が期待されます。

ポイント

本補助金は単なる技術開発支援ではなく、日本の原子力産業の将来を左右する戦略的な施策です。GX2040ビジョンという国の最上位政策に直結しており、採択された場合の事業継続性も高いと考えられます。技術開発とサプライチェーン構築の両面をカバーする包括的な制度であり、原子力関連企業にとっては中長期的な事業戦略を左右する重要な機会です。

対象者・申請資格

対象事業の範囲

  • 革新軽水炉の実現に向けた技術開発
  • 小型軽水炉の実現に向けた技術開発
  • 原子力産業のサプライチェーン高度化
  • 国際連携を活用したサプライチェーン構築
  • 供給能力向上のための設備整備
  • 原子力分野の人材育成

想定される申請者

  • 原子力プラントメーカー
  • 原子力関連機器・部品製造企業
  • 原子力関連の研究機関
  • エンジニアリング企業
  • 原子力分野のサプライチェーンに属する企業

基本的な申請資格

  • 日本国の法人であること
  • 原子力関連の技術開発またはサプライチェーンに関与していること
  • 事業を遂行するための技術力と経営基盤を有していること

補助率・補助額

  • 補助率:1/2
  • 事業予算総額:27億円

申請方法

  • jGrants(電子申請システム)での提出が原則
  • やむを得ない場合は事務局に相談可能

ポイント

本補助金は原子力産業に特化した制度であり、申請者には原子力分野での技術力と実績が求められます。革新軽水炉または小型軽水炉の開発に直接関与する企業はもちろん、サプライチェーンを構成する部品メーカーや素材メーカーにも門戸が開かれています。事務局(地球と未来の環境基金)への事前相談を活用し、自社の技術・事業が補助対象に該当するかを確認することを推奨します。

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申請ガイド

1

ステップ1:自社技術・事業の位置づけ確認

まず、自社の技術や事業が次世代革新炉(革新軽水炉・小型軽水炉)の開発またはサプライチェーンにどのように貢献するかを整理します。技術開発型か、サプライチェーン構築型か、または両方の要素を含むかを明確にしてください。

2

ステップ2:募集要領の詳細確認

経済産業省の公募ページおよびjGrantsから募集要領をダウンロードし、補助対象事業の詳細、審査基準、提出書類の様式等を確認します。更新情報にも注意し、最新版の様式を使用してください(2025年6月6日に様式5別添の修正、5月20日に様式2の訂正が行われています)。

3

ステップ3:GビズIDの取得・確認

jGrantsでの電子申請に必要なGビズIDプライムアカウントを確認します。未取得の場合は早急に申請手続きを進めてください。取得に2〜3週間かかることがあります。

4

ステップ4:実施計画書の作成

技術開発の内容、開発スケジュール、期待される成果(技術的目標値、実用化の見通し等)を詳細に記載した実施計画書を作成します。審査項目との関連性を意識し、様式2の「審査項目と実施計画内の各項目との関係性」を参照しながら、全ての審査ポイントに対応する内容を盛り込んでください。

5

ステップ5:申請書類一式の作成・提出

所定の様式に従い、実施計画書、経費積算書、会社概要、役員等一覧(様式5別添)等の書類を作成します。jGrantsを通じて電子申請を行い、提出期限までに確実に提出してください。提出が困難な場合は事務局に事前相談が可能です。

6

ステップ6:審査・採択後の事業実施

書面審査・ヒアリング審査を経て採択が決定されます。採択後は交付申請・交付決定の手続きを経て事業を開始します。技術開発の進捗管理、経費の適正執行、成果の取りまとめを計画的に行い、事業完了後は実績報告書を提出します。

ポイント

本補助金では「審査項目と実施計画内の各項目との関係性」が様式として明示されている点に注目してください。これは審査員が何を評価するかを事前に教えてくれているのと同じです。全ての審査項目に対して漏れなく、かつ具体的に回答する実施計画書を作成することが採択の最大のポイントです。原子力分野の専門性が高い審査が行われるため、技術的な裏付けの充実度が問われます。

審査と成功のコツ

技術開発の革新性と実現可能性のバランス
新たな安全メカニズムの提案など革新的な技術要素を含みつつ、実現可能性を技術的に裏付けてください。TRL(技術成熟度レベル)を明示し、本事業で達成するレベルと最終的な実用化までのロードマップを示すことが重要です。
GX2040ビジョンとの整合性
令和7年2月閣議決定のGX2040ビジョンの方針に沿った提案であることを明確に示してください。脱炭素電源としての原子力の活用、安全性向上、サプライチェーン・人材の維持強化など、政策文書のキーワードと自社提案の関連性を具体的に説明してください。
サプライチェーンへの波及効果
自社の技術開発が原子力産業全体のサプライチェーンにどのような波及効果をもたらすかを示してください。部品の国産化率向上、品質管理技術の標準化、新規参入企業の育成等の観点が評価されます。
国際競争力の強化
海外の次世代炉開発プロジェクトとの比較優位性や、国際市場での展開可能性を示してください。国際連携の具体的な計画(海外企業・研究機関との共同研究等)があると高く評価されます。
安全性向上への貢献
開発する技術がどのように原子力の安全性向上に貢献するかを具体的に説明してください。福島第一原子力発電所事故の教訓を踏まえた新たな安全メカニズムの提案は、審査において最も重視されるポイントの一つです。

ポイント

審査では技術の革新性だけでなく「日本の原子力産業の将来にどう貢献するか」という大局的な視点が求められます。GX2040ビジョンの政策目標と自社の技術開発計画を明確に紐づけ、安全性向上・サプライチェーン強化・国際競争力の3つの観点で提案の価値を示してください。原子力規制への対応見通しも含めると、実用化の説得力が格段に高まります。

対象経費

対象となる経費

研究開発費(5件)
  • 設計・解析費
  • 試作品製作費
  • 性能試験・評価費
  • シミュレーション費
  • 材料試験費
設備・機器費(4件)
  • 研究開発用設備の購入・設置費
  • 試験装置の導入費
  • 計測・分析機器の購入費
  • 製造設備の高度化費
人件費(3件)
  • 研究開発要員の人件費
  • 技術者の人件費
  • プロジェクト管理者の人件費
外注・委託費(4件)
  • 試験・分析の外部委託費
  • コンサルティング費
  • 技術翻訳費
  • 認証・規格対応費
その他事業費(4件)
  • 国際連携に係る旅費
  • 知的財産権の出願費用
  • 技術資料・報告書作成費
  • 人材育成プログラムの実施費

対象外の経費

対象外の経費一覧(10件)
  • 土地・建物の取得費
  • 汎用的な事務機器の購入費
  • 通常業務に係る人件費
  • 補助事業に直接関係のない経費
  • 消費税及び地方消費税
  • 飲食・接待費
  • 他の補助金等で賄われる経費
  • 交付決定前に発生した経費
  • 使途不明金・証拠書類のない経費
  • 既存設備の通常の維持管理費

よくある質問

Qこの補助金の補助率はどのくらいですか?
A

補助率は1/2(補助対象経費の2分の1)です。事業全体の予算総額は27億円です。

Q対象となる次世代革新炉の種類は何ですか?
A

革新軽水炉と小型軽水炉(SMR)の2種類が対象です。いずれも新たな安全メカニズムを組み込んだ次世代型原子炉です。

Q技術開発だけでなくサプライチェーン構築も対象ですか?
A

はい、技術開発とサプライチェーンの高度化の両方が補助対象です。部品の国産化、品質管理技術の向上、製造設備の高度化なども含まれます。

Qどのような企業が申請できますか?
A

原子力プラントメーカー、関連機器・部品製造企業、研究機関、エンジニアリング企業など、原子力関連の技術開発やサプライチェーンに関与する日本の法人が対象です。

Q申請はjGrants以外でもできますか?
A

原則としてjGrantsでの電子申請ですが、やむを得ない事情によりjGrantsでの提出が困難な場合は、事務局に相談することができます。

Q申請様式に修正があったと聞きましたが?
A

はい、2025年6月6日に様式5別添「役員等一覧」の記載項目が修正され、5月20日に様式2スライド4枚目「審査項目と実施計画内の各項目との関係性」の補足資料部分が訂正されています。必ず最新版をダウンロードしてご使用ください。

Q国際連携のプロジェクトも補助対象になりますか?
A

はい、海外市場機会の獲得も見据えた国際連携を活用したサプライチェーン構築も事業目的に含まれています。海外企業・研究機関との共同研究なども対象となり得ます。

Q人材育成も補助対象に含まれますか?
A

はい、サプライチェーンの維持・強化の一環として、原子力技術者の育成や技能承継なども事業の範囲に含まれています。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は次世代革新炉に特化した技術開発支援であり、他のエネルギー・産業政策関連補助金と組み合わせることで研究開発の効果を最大化できます。例えば、NEDOの研究開発プロジェクトや、文部科学省の原子力科学技術に関する研究助成と補完的に活用することが考えられます。また、経済産業省のGX関連補助金や、中小企業向けのものづくり補助金(サプライチェーンの部品メーカー向け)との組み合わせも有効です。ただし、同一の研究テーマ・経費に対する二重補助は認められないため、研究フェーズや対象経費を明確に区分する必要があります。人材育成の要素については、厚生労働省の職業訓練関連助成金との併用も検討できます。国際連携については、JICA等の国際協力スキームとの連携も視野に入れると、事業の幅が広がります。

詳細説明

次世代革新炉の開発・建設に向けた技術開発・サプライチェーン構築支援事業補助金の詳細解説

本補助金は、経済産業省が推進する次世代革新炉の実用化に向けた技術開発と原子力産業のサプライチェーン高度化を支援する制度です。GX2040ビジョン(令和7年2月閣議決定)に基づく国策的な位置づけを持ちます。

制度の背景

GX2040ビジョンでは、「脱炭素電源としての原子力を活用していくため、原子力の安全性向上を目指し、新たな安全メカニズムを組み込んだ次世代革新炉の開発・設置に取り組む」ことが明記されています。本補助金は、この方針を具体化するための中核的な施策として位置づけられています。

対象となる次世代革新炉

革新軽水炉

現行の軽水炉技術をベースに、新たな安全メカニズムを組み込んで安全性を大幅に向上させた次世代型原子炉です。既存の技術基盤を活用しつつ、福島第一原子力発電所事故の教訓を反映した革新的な安全設計が求められています。

小型軽水炉(SMR)

出力30万kW以下の小型モジュール炉で、工場製造・現地組立による建設コスト削減と、自然循環等を活用した受動的安全性の向上が特徴です。分散型電源としての活用や、立地の柔軟性が期待されています。

補助対象事業

本補助金では、以下の事業が補助対象となります。

  • 革新軽水炉・小型軽水炉の実現に向けた技術開発(新たな安全メカニズムの開発、設計・解析技術、材料開発等)
  • 原子力産業のサプライチェーン高度化(部品・機器の国産化、品質管理技術の向上、製造設備の高度化等)
  • 国際連携を活用したサプライチェーン構築(海外企業・研究機関との共同研究、国際規格への対応等)
  • 人材育成(原子力技術者の育成、技能承継プログラムの実施等)

補助率と予算規模

補助率は1/2(補助対象経費の2分の1)で、事業全体の予算総額は27億円です。大規模な技術開発プロジェクトに対応可能な支援規模が確保されています。

審査のポイント

募集要領には「審査項目と実施計画内の各項目との関係性」が明示されており、技術の革新性、実現可能性、サプライチェーンへの波及効果、安全性向上への貢献、国際競争力の強化等が主要な評価基準です。GX2040ビジョンとの整合性も重要な審査ポイントとなります。

申請手続き

申請はjGrants(電子申請システム)での提出が原則です。やむを得ない事情によりjGrantsでの提出が困難な場合は事務局に相談できます。なお、申請様式には更新がありますので、必ず最新版をダウンロードしてご使用ください。

問い合わせ先

事務局は特定非営利活動法人 地球と未来の環境基金(EFF)で、東京都千代田区神田紺屋町47 新広栄ビル7Fに所在します。担当は稲垣氏、千葉氏です。

留意事項

交付決定前の経費は補助対象外です。原子力分野特有の規制対応(原子力規制委員会の審査等)のスケジュールも考慮した事業計画の策定が必要です。事業完了後は成果の公表が求められる場合があり、知的財産権の取り扱いについても事前に確認してください。

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