令和7年度地熱発電の資源量調査事業費助成金交付事業_第2回
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
JOGMECによる国の助成制度
地熱発電の資源量調査に特化した助成金で、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が直接運営しています。国のエネルギー政策に基づく制度であり、長期的な継続性と信頼性が担保されています。地熱開発の初期段階である資源量調査のリスクを国が分担する仕組みです。
地熱資源量調査に必要な経費を幅広く助成
地熱資源の賦存量を把握するために必要な地表調査、地化学調査、物理探査、掘削調査など、資源量評価に関連する幅広い経費が助成対象となります。調査段階のコスト負担が大きい地熱開発において、事業者の資金的リスクを大幅に軽減できます。
再生可能エネルギー政策の追い風
2050年カーボンニュートラル実現に向け、地熱発電はベースロード電源として政府が積極的に推進しています。規制緩和や開発促進策が進む中、本助成金を活用した地熱開発は政策的な後押しを受けやすい環境にあります。
令和7年度第2回公募で申請機会あり
年度内に複数回の公募が実施されるため、第1回で申請が間に合わなかった事業者にも参入機会があります。公募期間は約40日間設けられており、準備期間を確保しやすい設計となっています。
ポイント
対象者・申請資格
事業者の種類
- 地熱発電の開発を計画している民間事業者
- 地熱資源の調査・開発を行う法人
- エネルギー関連企業、地熱開発専門企業
- 地方自治体と連携して地熱開発を進める事業者
事業の要件
- 地熱発電の資源量調査を目的とした事業であること
- JOGMECが定める実施細則に沿った調査計画を有すること
- 調査結果を適切に報告できる体制を有すること
申請上の条件
- 公募期間内(2025年4月21日〜5月30日)に申請書類を提出すること
- 指定の公募用メールアドレスに事前連絡を行うこと
- IE以外の推奨ブラウザで申請手続きを行うこと
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:公募要領の確認
JOGMECの公式サイトから公募案内、実施細則、審査基準、マニュアル等を入手し、助成要件・対象経費・審査ポイントを十分に理解します。不明点はJOGMECに直接問い合わせましょう。
ステップ2:事前相談・連絡
公募用アドレス(koubo-h07@jogmec.go.jp)に連絡し、申請の意向を伝えます。受理漏れ防止のためにも、この事前連絡は必須です。可能であれば調査計画の概要についてJOGMEC担当者と事前協議を行いましょう。
ステップ3:調査計画・申請書類の作成
地熱資源量調査の目的、調査手法、スケジュール、予算計画などを盛り込んだ申請書類を作成します。審査基準を踏まえ、調査の妥当性と実現可能性を明確に示すことが重要です。
ステップ4:オンライン申請
推奨ブラウザ(Edge、Chrome、Firefox、Safari)を使用し、jGrantsまたはJOGMEC指定の申請システムから電子申請を行います。添付資料が正常にアップロードされたことを必ず確認してください。
ステップ5:審査・採択
提出された申請書類に基づきJOGMECが審査を行います。審査結果の通知後、採択された場合は助成金交付の手続きに進みます。
ポイント
審査と成功のコツ
JOGMECとの事前コミュニケーション
調査計画の科学的妥当性
実施体制の充実
地域との連携・合意形成
経費計画の適正性
ポイント
対象経費
対象となる経費
地表調査費(4件)
- 地質踏査費
- 地形測量費
- 地表地質調査費
- 熱水変質帯調査費
地化学調査費(4件)
- 温泉・噴気ガス分析費
- 水質分析費
- 同位体分析費
- 地化学サンプリング費
物理探査費(4件)
- 重力探査費
- 電磁探査費(MT法等)
- 地震探査費
- 空中物理探査費
掘削調査費(4件)
- 調査井掘削費
- 坑井試験費(噴気試験等)
- 掘削機材リース費
- セメンチング費
データ解析・評価費(4件)
- 資源量評価費
- 地質モデル構築費
- シミュレーション解析費
- 報告書作成費
専門家・技術者費(3件)
- 地質技術者人件費
- 外部専門家への委託費
- コンサルタント費用
その他調査関連費(3件)
- 調査地へのアクセス道路整備費
- 環境影響予備調査費
- 安全管理費
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 地熱発電所の建設工事費(調査段階を超える設備投資)
- 土地の取得費・借地権の設定費用
- 事業者の一般管理費・本社経費
- 既に他の補助金・助成金で賄われている経費
- 調査目的に直接関係しない備品・機器の購入費
- 飲食費・接待費・慶弔費
- 助成金申請前に着手した調査の費用
- 訴訟費用・損害賠償金
よくある質問
Q地熱発電の資源量調査事業費助成金の助成率や上限額はいくらですか?
本助成金の助成率および上限額は、JOGMECの公募案内および実施細則に詳細が記載されています。jGrantsの概要ページでは「公募案内参照」とされており、調査の種類や規模によって助成率が異なる可能性があります。具体的な助成条件を確認するためには、JOGMECの公式サイト(jogmec.go.jp)から最新の公募案内をダウンロードするか、公募用メールアドレス(koubo-h07@jogmec.go.jp)に直接お問い合わせください。過去の実績では、地熱資源量調査に対して相応の助成率が設定されていることが多いです。
Qどのような事業者が申請できますか?
地熱発電の資源量調査を計画している法人が主な対象です。エネルギー関連企業、地熱開発専門企業、地質調査会社などが想定されます。また、地方自治体と連携して地熱開発を進める民間事業者も対象となり得ます。詳細な申請資格要件はJOGMECの公募案内および実施細則に記載されていますので、申請前に必ずご確認ください。地熱開発の経験が少ない事業者でも、専門家と連携した体制を構築することで申請が可能な場合があります。
Q申請期間と申請方法を教えてください。
令和7年度第2回の公募期間は2025年4月21日から2025年5月30日までです。申請はjGrants等の電子申請システムを通じて行います。申請前に、受理漏れ防止のためJOGMECの公募用メールアドレス(koubo-h07@jogmec.go.jp)に連絡することが求められています。ブラウザはInternet Explorer以外(Microsoft Edge、Google Chrome、Firefox、Safari)の最新バージョンを使用してください。IEでは添付資料が正常にアップロードされない不具合が報告されています。
Q地熱発電の資源量調査にはどのくらいの期間がかかりますか?
地熱資源量調査の期間は調査の種類と規模によって大きく異なります。地表調査や地化学調査などの基礎的な調査であれば数か月〜1年程度で完了しますが、掘削調査を含む本格的な資源量評価には2〜3年以上を要することがあります。本助成金の助成期間は公募案内で定められていますので、調査計画のスケジュールと照らし合わせて確認してください。なお、資源量調査はあくまで地熱開発の初期段階であり、発電所の建設・稼働までには通常10年以上の期間が必要です。
Q他の補助金と併用できますか?
同一の調査事業に対する他の国の補助金・助成金との重複受給は原則として認められません。ただし、地熱開発の異なるフェーズ(例:資源量調査→開発計画策定→建設)で、それぞれ別の支援制度を段階的に活用することは可能です。地方自治体の再生可能エネルギー関連補助金との併用も、補助対象経費が重複しない範囲であれば認められる場合があります。併用を検討する場合は、必ず事前にJOGMEC担当者に相談し、経費区分を明確にした計画を策定してください。
Q地熱開発で地域の温泉への影響が心配ですが、どう対応すればよいですか?
地熱開発と温泉事業の共存は、日本の地熱開発における最も重要な課題の一つです。資源量調査の段階から、地元の温泉事業者や自治体との丁寧なコミュニケーションと情報共有が不可欠です。JOGMECでは地熱開発における地域共生のガイドラインを策定しており、モニタリング体制の構築や地域説明会の実施などが推奨されています。申請書類においても、地域との合意形成に向けた取り組み計画を盛り込むことで、審査において高い評価を得られる可能性があります。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
地熱発電の資源量調査事業費助成金は、JOGMEC独自の助成制度であり、同一の調査事業に対して他の国の補助金・助成金との重複受給は原則として認められません。ただし、地熱開発の異なるフェーズ(資源量調査→開発計画策定→建設)において、それぞれ別の支援制度を段階的に活用することは可能です。 例えば、本助成金で資源量調査を実施した後、経済産業省の「地熱発電の導入拡大に向けた技術開発事業」や、環境省の「地域共生型地熱利活用に向けた方策等検討事業」など、開発フェーズに応じた別の支援制度に申請することが考えられます。 また、地方自治体が独自に実施している再生可能エネルギー関連の補助金との併用可能性もありますが、JOGMECの実施細則で定められた併用ルールを必ず確認してください。補助対象経費が重複しない範囲であれば、自治体補助金との組み合わせが認められる場合があります。 併用を検討する場合は、申請前にJOGMEC担当者に相談し、他制度との経費区分を明確にした計画を策定することが重要です。経費の二重計上は不正受給に該当するため、厳密な管理が求められます。
詳細説明
地熱発電の資源量調査事業費助成金とは
本助成金は、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が実施する、地熱発電の開発促進を目的とした国の助成制度です。地熱資源の賦存量や開発可能性を科学的に評価するための調査事業に対して、必要な経費を助成します。
日本は世界第3位の地熱資源量を有しながら、その開発率はわずか2%程度にとどまっています。地熱開発の最大の障壁は、資源量調査段階での高いリスクとコストです。本助成金は、この初期リスクを国が分担することで、民間事業者の地熱開発参入を促進する重要な政策ツールとなっています。
助成対象となる調査事業
本助成金では、地熱発電に必要な資源量を把握するための以下の調査が対象となります。
- 地表調査:地質踏査、地形測量、熱水変質帯の調査など、地表から地熱資源の存在を推定するための基礎調査
- 地化学調査:温泉水や噴気ガスの化学分析、同位体分析により、地下の熱水系の特性を評価する調査
- 物理探査:重力探査、電磁探査(MT法等)、地震探査などにより、地下構造を非破壊で把握する調査
- 掘削調査:調査井の掘削と坑井試験により、地熱貯留層の存在と特性を直接確認する調査
- 資源量評価:取得データを統合的に解析し、地熱資源量を定量的に評価する作業
申請手続きのポイント
令和7年度第2回の公募期間は2025年4月21日から5月30日までです。申請にあたっては以下の点にご注意ください。
- JOGMECの公式サイトから公募案内、実施細則、審査基準、マニュアル等を事前に入手・確認してください
- 受理漏れ防止のため、申請前に公募用メールアドレス(koubo-h07@jogmec.go.jp)への連絡が必要です
- Internet Explorer(IE)での申請は添付資料のアップロード不具合が報告されています。Microsoft Edge、Google Chrome、Firefox、Safariの最新バージョンをご利用ください
- Microsoft EdgeのIEモードでも同様の不具合が発生する可能性があるため、通常モードでの利用を推奨します
地熱開発を取り巻く政策環境
2050年カーボンニュートラル宣言以降、地熱発電は政府のエネルギー政策において重要な位置づけを得ています。第6次エネルギー基本計画では地熱発電の導入拡大が明記され、温泉法の運用見直しや自然公園法の規制緩和など、開発を後押しする制度改革が進んでいます。
地熱発電はベースロード電源として設備利用率が約70%と高く、天候に左右されない安定した発電が可能です。CO2排出量も極めて少なく、脱炭素社会の実現に大きく貢献するエネルギー源として期待されています。
JOGMECの支援体制
JOGMECは本助成金の交付だけでなく、地熱開発に関する技術的な助言・指導も行っています。地熱資源開発に関する豊富な知見とデータを有しており、調査計画の策定段階から相談に応じてもらえます。
また、JOGMECは地熱資源情報のデータベースを公開しており、日本全国の地熱有望地域に関する基礎データを入手することができます。これらの既存データを活用することで、より効率的な調査計画を策定することが可能です。
申請を検討される事業者の方へ
地熱開発は10年以上の長期プロジェクトとなるため、本助成金の活用は事業全体の戦略の中で位置づけることが重要です。資源量調査の結果を踏まえた開発計画の策定、地域との合意形成、許認可手続きなど、先を見据えた計画が求められます。
まずはJOGMECの公式サイトで公募要領を確認し、不明点があれば担当部署に問い合わせることをお勧めします。地熱開発の経験が少ない事業者も、専門のコンサルタントや地質調査会社と連携することで、質の高い申請が可能です。