募集中全国対象
非常に難しい
準備期間の目安: 約14

令和8年度 石油製品販売業構造改善対策事業費補助金(地域における新たな燃料供給体制構築支援事業のうち先進的技術開発等支援事業に係るもの)(執行団体公募)

基本情報

補助金額
3.0億円
補助率: 定額(10/10)
0円3.0億円
募集期間
2026-02-27 〜 2026-03-19
残り17
対象地域日本全国
対象業種分類不能の産業
使途新たな事業を行いたい / 研究開発・実証事業を行いたい

この補助金のまとめ

この補助金は、地域における燃料供給体制の維持・強化を目的とした「石油製品販売業構造改善対策事業費補助金」の一環で、特に先進的技術の開発・実証を支援するものです。揮発油販売事業者等が行う技術開発・実証に要する経費を全額(10/10)補助し、補助上限額は3億300万円に達します。具体的には、ガソリンスタンド運営の効率化、省力化、安全性向上等に資する新技術の開発と実証実験が対象となります。本事業も執行団体の公募形態であり、採択された民間団体等が間接補助事業として揮発油販売事業者等の技術開発・実証を支援します。全国を対象とし、石油販売業界が直面する人手不足やコスト増等の構造的課題を技術革新で解決することが期待されています。

この補助金の特徴

1

3億300万円の大規模補助

補助上限額は3億300万円と極めて大きく、先進技術の開発から実証まで本格的に取り組める規模です。技術開発には多額の初期投資が必要ですが、全額補助によりリスクを最小化しながら革新的な取組にチャレンジできます。

2

定額補助(10/10)で全額負担なし

補助率は定額(10/10)、すなわち対象経費の全額が補助されます。技術開発の不確実性が高い段階でも自己負担なく挑戦できるため、民間企業だけでは踏み切れない革新的な技術開発に取り組みやすい環境が整えられています。

3

技術開発から実証まで一貫支援

単なる研究開発だけでなく、開発した技術の実証実験まで一体的に支援する枠組みです。基礎技術の開発にとどまらず、実際のSS運営環境での実証を通じて技術の有効性を検証し、実用化への道筋をつけることが可能です。

4

燃料供給インフラのDX推進

本事業は石油製品販売業の構造改善を目的としており、AI・IoT・ロボティクス等の先端技術を活用したSS運営の高度化が想定されています。業界全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する起爆剤としての役割が期待されます。

ポイント

本事業はID 45の「SS承継支援」が既存インフラの維持を目的とするのに対し、こちらは技術革新による業界の構造改善を目指すものです。3億円超の全額補助という条件は、先端技術の開発・実証に取り組む上で極めて有利です。ただし執行団体の公募である点は同様で、技術開発プロジェクトの企画・管理能力と石油業界への知見の両方が求められます。

対象者・申請資格

組織の基本要件

  • 日本国内に拠点を有する民間団体等であること
  • 本事業を的確に遂行する組織体制・人員等を有していること
  • 事業を円滑に遂行するために必要な経営基盤を有していること
  • 資金等について十分な管理能力を有していること

欠格事由に該当しないこと

  • 経済産業省からの補助金交付等停止措置を受けていないこと
  • 経済産業省からの指名停止措置を受けていないこと
  • 暴力団排除に関する誓約事項(1)~(4)に該当しないこと

協力義務

  • 経済産業省におけるEBPM(証拠に基づく政策立案)に関する取組に協力すること

ポイント

応募資格の条件はID 45の「SS承継支援事業」と同様の枠組みですが、本事業では「技術開発・実証」を間接補助として管理する能力が特に重要です。技術評価の専門性を持つ人材の確保、研究開発プロジェクトの進捗管理体制など、研究開発マネジメントの実績が審査において重視されると考えられます。

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申請ガイド

1

ステップ1:公募要領の精査

経済産業省の公募ページから公募要領および申請書類一式を入手します。間接補助事業(技術開発・実証)の具体的な対象テーマ、技術分野、期待される成果水準等を詳しく確認してください。

2

ステップ2:技術開発支援スキームの設計

執行団体として、揮発油販売事業者等の技術開発・実証をどのように支援するかのスキームを設計します。技術テーマの公募・選定方法、進捗管理の仕組み、成果の評価基準、知的財産の取扱い等を具体的に検討します。

3

ステップ3:実施体制の構築

技術評価委員会の設置、専門家アドバイザーの確保、事務局体制の整備等、事業実施に必要な体制を具体的に計画します。産学官連携のネットワークを活用する場合はその連携体制も明示します。

4

ステップ4:申請書類の作成・提出

所定の申請様式に従い、事業計画書、実施体制図、経費見積書等を作成します。提出期限は2026年3月19日です。公募要領の指示に従って提出してください。

5

ステップ5:審査・採択・事業実施

提出書類に基づく審査を経て、採択団体が決定されます。交付決定後は事業計画に従って間接補助事業を実施し、事業完了後に実績報告を行います。

ポイント

技術開発・実証の支援事業であるため、通常の補助金以上に専門的な事業計画が求められます。どのような技術テーマを支援対象とするか、技術の実用化・普及に向けたロードマップをどう描くかが提案の核心です。公募期間が約3週間と短いため、事前に技術開発のニーズ把握や有望テーマの洗い出しを進めておくことが不可欠です。

審査と成功のコツ

技術開発テーマの戦略的設定
間接補助で支援する技術開発テーマを戦略的に設定することが重要です。経済産業省のエネルギー政策や石油産業政策の方向性を踏まえ、SS運営の省人化・遠隔管理、安全性の向上、新燃料対応等、政策ニーズと技術シーズが合致するテーマを提示してください。
産学官連携体制の構築
先進的技術の開発には、石油販売事業者だけでなく、大学・研究機関、技術ベンダー、自治体等との連携が不可欠です。すでに構築済みの連携ネットワークや、本事業を通じて形成する連携体制を具体的に示すことが採択のポイントです。
実証からスケールアップへのロードマップ
技術開発・実証で終わらず、成果の横展開・スケールアップまでの道筋を明確に示すことが求められます。実証結果の業界全体への共有方法、標準化への取組、商用化に向けたステップ等を計画に盛り込んでください。
技術評価・進捗管理の仕組み
複数の技術開発プロジェクトを適切に管理するためのガバナンス体制が重要です。技術評価委員会の設置、ステージゲート方式による進捗評価、定期的なレビュー会議等の仕組みを具体的に設計してください。
知的財産・成果の取扱い方針
技術開発の成果に関する知的財産権の帰属や成果の公開・活用方針を明確にしておくことが必要です。公益性と事業者のインセンティブのバランスを考慮した方針が求められます。

ポイント

最も重要なのは、石油販売業界の構造的課題(人手不足、施設老朽化、需要変動等)を技術的に解決するビジョンの明確さです。単なる技術開発の寄せ集めではなく、業界変革のストーリーに基づいた一貫性のある提案が高く評価されます。実証段階から実用化・普及への橋渡しの具体性も重要な評価ポイントです。

対象経費

対象となる経費

技術開発費(4件)
  • 先進技術の研究開発に要する費用
  • 試作品の製作費
  • 技術開発に必要な素材・部品の購入費
  • 開発用ソフトウェアのライセンス費
実証実験費(4件)
  • SS等での実証実験に要する設備・機器費
  • 実証サイトの環境構築費
  • 実証実験のデータ収集・分析費
  • 実証期間中の運営費
外注・委託費(4件)
  • 大学・研究機関への技術開発委託費
  • 専門企業への技術コンサルティング費
  • データ解析・分析の外注費
  • 試験・検査の委託費
人件費(4件)
  • 技術開発プロジェクトの従事者人件費
  • プロジェクトマネジメント人件費
  • 技術評価委員への謝金
  • 専門家アドバイザーへの謝金
事業管理費(4件)
  • 事業全体の管理・運営費
  • 旅費・交通費
  • 会議開催費
  • 報告書作成費

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 土地・建物の取得費
  • 汎用的な設備・備品の購入費(パソコン、プリンター等)
  • 既に完了した研究開発に対する経費
  • 他の補助金等で賄われる経費
  • 飲食費・接待費
  • 消費税及び地方消費税(仕入税額控除できるもの)
  • 技術開発に直接関係しない一般管理費
  • 特許出願・維持に要する費用(別途確認が必要)

よくある質問

Qこの補助金で具体的にどのような技術開発が対象になりますか?
A

公募要領の詳細に依りますが、揮発油販売事業者等が行う燃料供給体制の維持・効率化に資する技術開発・実証が対象です。一般的には、SS運営の省人化・遠隔監視技術、AI・IoTを活用した安全管理システム、灯油配送の効率化技術、エネルギー多角化対応(EV充電・水素等の併設技術)、需要予測・在庫管理のデジタル化等が想定されます。具体的な対象テーマや技術要件は、執行団体の採択後に間接補助事業として公募される段階で詳しく示されます。

Q技術開発を行う個別企業が直接応募できますか?
A

本公募は執行団体の募集であり、技術開発を行う個別の企業・事業者が直接応募するものではありません。採択された執行団体が間接補助事業として技術開発・実証の公募を別途実施します。技術開発を行いたい揮発油販売事業者や技術ベンダーは、執行団体の採択後に公募される間接補助事業に応募することになります。執行団体の採択状況は経済産業省のウェブサイト等で公表される見込みです。

QID 45のSS承継支援事業との違いは何ですか?
A

どちらも同じ「石油製品販売業構造改善対策事業費補助金」の枠組みですが、目的と手法が異なります。ID 45は自治体によるSS承継に焦点を当て、調査・計画策定・設備整備等を支援します。一方、本事業(ID 46)は先進的な技術開発・実証に焦点を当て、SS運営の革新的な効率化や新たなサービス提供を技術面から支援します。前者は「既存インフラの維持」、後者は「技術革新による業界変革」と整理できます。

Q開発した技術の知的財産権はどうなりますか?
A

一般的に、国の補助金で開発された技術の知的財産権は、産業技術力強化法(日本版バイ・ドール条項)により、一定の条件を満たせば受託者(技術開発を行った事業者)に帰属させることが可能です。ただし、国が必要と認める場合の実施権の留保、知的財産の適切な管理・活用等の条件が付されます。具体的な取扱いは公募要領や交付規程で定められますので、執行団体を通じて確認してください。

Q補助上限額3億300万円は1件あたりの金額ですか?
A

3億300万円は執行団体に対する補助金の上限額です。執行団体はこの範囲内で複数の間接補助事業(複数の技術開発プロジェクト)を実施することが想定されます。個別の技術開発プロジェクトへの配分額は、執行団体が間接補助事業の公募要領で定めることになります。大規模な1プロジェクトに集中投資するか、複数の小規模プロジェクトに分散するかは執行団体の事業設計に依ります。

Q実証実験はどこで行われますか?
A

実証実験は実際のSS(サービスステーション)や模擬環境で行われることが想定されます。具体的な実証サイトの選定は、間接補助事業の段階で技術開発を行う事業者が計画し、執行団体の承認を得て決定されます。全国を対象とした事業であるため、実証サイトの地域的な制限は一般的にはありません。ただし、過疎地域や離島等、燃料供給の課題が深刻な地域での実証が政策的には望まれると考えられます。

Q事業期間はどのくらいですか?
A

本公募では公募期間(2026年2月27日~3月19日)は示されていますが、事業実施期間の詳細は公募要領を確認する必要があります。一般的に、経済産業省の補助金事業は単年度事業であることが多いですが、技術開発・実証の性質上、複数年度にわたる場合もあります。具体的な事業期間は交付決定時に確定しますので、公募要領の記載を確認してください。

Q大学や研究機関も間接補助の対象になりますか?
A

本事業の間接補助対象は「揮発油販売事業者等」とされていますが、「等」の範囲については公募要領の詳細を確認する必要があります。一般的には、揮発油販売事業者と共同で技術開発を行う大学・研究機関は、共同研究体の構成員として参画できる可能性があります。ただし、大学・研究機関単独での応募が可能かどうかは間接補助事業の公募条件次第です。産学連携による技術開発は政策的に推奨される傾向にあります。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本事業は経済産業省の「石油製品販売業構造改善対策事業費補助金」の一部であり、同一の技術開発・実証テーマに対して他の国庫補助金との重複受給は認められません。ただし、技術開発の異なるフェーズや異なるテーマであれば、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の技術開発助成や中小企業庁のものづくり補助金等との組み合わせが検討できる場合があります。また、間接補助を受ける揮発油販売事業者等が、本事業とは別の経費について他の補助金を活用することは、経費の重複がない限り可能性があります。地方自治体独自のDX推進補助金や産業振興助成金との併用も検討に値します。いずれの場合も、二重補助の禁止原則に抵触しないことを事前に確認し、経済産業省の担当窓口に相談されることをお勧めします。

詳細説明

事業の背景と目的

石油製品販売業界は、ガソリン需要の長期的減少、経営者の高齢化、人手不足、施設の老朽化といった構造的課題に直面しています。これらの課題に対し、従来の経営支援だけでなく、先端技術を活用した業務革新・効率化による抜本的な解決が求められています。

本事業は、「石油製品販売業構造改善対策事業費補助金」の「地域における新たな燃料供給体制構築支援事業」の中でも、先進的技術開発等支援事業として位置づけられています。揮発油販売事業者等が取り組む技術開発・実証を支援し、燃料供給インフラの維持・高度化に資する新技術の創出を目指すものです。

事業の構造(執行団体方式)

本事業はID 45の「SS承継支援事業」と同様に、執行団体方式で実施されます。

  • 経済産業省 → 執行団体(民間団体等)に補助金を交付
  • 執行団体 → 間接補助事業として揮発油販売事業者等の技術開発・実証を支援

今回の公募は執行団体を募集するものであり、技術開発を行う個別の事業者が直接応募するものではありません。採択された執行団体が、間接補助事業の公募を別途実施する形になります。

想定される技術開発テーマ

公募要領の詳細に依りますが、一般的には以下のような技術開発テーマが想定されます。

  • SS運営の省人化技術:AI・IoTを活用した遠隔監視・制御システム、無人・省人化SSの運営技術
  • 安全管理の高度化:センサー技術やAIによる設備異常の早期検知、漏洩防止技術の高度化
  • エネルギー多角化対応:EV充電設備との併設技術、水素ステーション併設技術、次世代燃料への対応
  • 物流・配送の効率化:灯油配送の最適化技術、ドローン等を活用した離島・山間部への燃料供給技術
  • データ活用・DX:需要予測システム、在庫管理の自動化、顧客サービスのデジタル化

補助条件

本事業の補助条件は以下のとおりです。

  • 補助率:定額(10/10)、対象経費の全額を補助
  • 補助上限額:3億300万円
  • 対象地域:全国
  • 公募期間:2026年2月27日~2026年3月19日

応募に求められる要件

執行団体として応募するためには、以下の要件をすべて満たす必要があります。

  • 日本国内に拠点を有すること
  • 事業を的確に遂行する組織・人員を有すること
  • 必要な経営基盤と資金管理能力を有すること
  • 経済産業省からの補助金交付等停止措置・指名停止措置を受けていないこと
  • EBPMに関する取組に協力すること
  • 暴力団排除に関する誓約事項に該当しないこと

技術開発の社会的意義

ガソリンスタンドは全国に約2万7千カ所存在し、地域のエネルギー供給の最前線を担っています。しかし、従来型のSS運営モデルは持続可能性に課題を抱えており、先進技術による業務革新なくしては地域の燃料供給を守り続けることが困難な状況にあります。本事業を通じた技術開発・実証の成果は、業界全体の構造改善に波及し、持続可能なエネルギー供給体制の構築に貢献することが期待されています。

関連書類・リンク