第2回設備投資緊急支援事業
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
助成率5分の4・上限1億円の大型支援
2024年問題対策として、機械設備等の導入費用の5分の4(80%)を助成します。助成限度額は1億円と非常に高額で、大規模な設備投資にも対応可能です。下限は100万円からとなっています。
運送・物流・建設業を中心とした幅広い業種が対象
2024年問題の影響を直接受ける運送・物流業や建設業が主な対象ですが、都内中小企業者等であれば業種を問わず申請可能です。
都内に拠点を持つ中小企業者等が対象
基準日時点で東京都内に登記簿上の本店または支店があり、都内で2年以上事業を継続していることが要件です。
生産性向上・競争力強化のための設備導入が対象
単なる老朽設備の更新ではなく、生産性向上や競争力強化につながる新規の機械設備等の導入が助成対象です。
短期集中の申請受付期間
申請期間は2024年11月1日から11月18日までの約2週間半と非常に短いため、計画的な準備が不可欠です。
ポイント
対象者・申請資格
企業形態の要件
- 中小企業基本法に定める中小企業者であること
- 個人事業主も対象となる場合がある
- 大企業の子会社等(みなし大企業)は対象外
所在地の要件
- 基準日現在で東京都内に登記簿上の本店または支店があること
- 対象地域は茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・山梨県(設備設置先)
事業継続の要件
- 都内で2年以上事業を継続していること
- 基準日時点での継続年数が判定される
対象事業の要件
- 2024年問題への対策として生産性向上や競争力強化を目的とすること
- 新たな機械設備等の導入であること(中古品は原則対象外)
申請に関する要件
- 申請期間内(2024年11月1日〜11月18日)に必要書類を揃えて申請すること
- 過去に同事業で助成を受けていないこと(重複受給の制限)
ポイント
あなたは対象?かんたん診断
8問の質問に答えるだけで、この補助金の対象かどうかを簡易診断できます。
申請ガイド
ステップ1:制度内容の確認と事前準備
まず公式サイトで募集要項・申請書類一式を入手し、制度の詳細要件を確認します。自社が対象要件を満たしているか、導入予定の設備が助成対象となるかを事前に精査しましょう。
ステップ2:導入設備の選定と見積取得
導入する機械設備を具体的に選定し、複数の業者から見積書を取得します。生産性向上効果を定量的に説明できる設備を選ぶことが重要です。
ステップ3:申請書類の作成
事業計画書を中心に、会社概要・登記簿謄本・決算書・見積書等の必要書類を作成・収集します。2024年問題への対応策として設備導入がなぜ必要かを具体的に記載しましょう。
ステップ4:申請書の提出
申請期間(2024年11月1日〜11月18日)内にjGrants(電子申請システム)を通じて申請します。GビズIDプライムの事前取得が必要です。
ステップ5:審査・交付決定後の設備導入
書類審査・ヒアリング等を経て交付決定を受けた後、計画に沿って設備を導入します。交付決定前の発注・契約は助成対象外となるため注意が必要です。
ポイント
審査と成功のコツ
2024年問題との関連性を明確に示す
定量的な生産性向上効果を提示する
実現可能な事業計画を策定する
自社の事業継続性と財務健全性をアピールする
見積書・仕様書の精度を高める
ポイント
対象経費
対象となる経費
運搬・物流関連設備(5件)
- フォークリフト
- 自動仕分け機
- パレタイザー
- コンベヤシステム
- 無人搬送車(AGV)
建設関連機械設備(4件)
- 小型建設機械
- 測量・計測機器
- 高所作業車
- ICT建機
情報通信・IT設備(4件)
- 配車管理システム
- デジタルタコグラフ
- 運行管理システム
- 工程管理ソフトウェア
生産・加工設備(4件)
- CNC加工機
- 産業用ロボット
- 自動溶接機
- プレス機械
省力化・自動化設備(4件)
- 自動梱包機
- ラベル自動貼付機
- 検品自動化装置
- ピッキングシステム
安全・品質管理設備(4件)
- 監視カメラシステム
- ドライブレコーダー
- 品質検査装置
- 環境モニタリング機器
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 中古品・リース品の購入費用
- 土地・建物の取得費および賃借料
- 交付決定前に発注・契約した設備の費用
- 汎用性が高く使途が特定できないパソコン・タブレット等の購入費
- 消耗品・原材料等の購入費用
- 設備の運用に伴う人件費・光熱費等のランニングコスト
- 他の補助金・助成金で既に助成を受けている経費
- 振込手数料・代引手数料等の金融関連費用
よくある質問
Q2024年問題に直接関係しない業種でも申請できますか?
本事業は運送・物流業や建設業を主な対象としていますが、「都内中小企業者等」という広い括りで募集されているため、他の業種でも申請可能な場合があります。ただし、2024年問題(時間外労働の上限規制)への対策として設備投資が必要であることを事業計画書で説明する必要があります。自社の業務における2024年問題の影響を具体的に示し、設備導入による解決策を明確に記載することが採択のポイントとなります。
Q助成金の支払いタイミングはいつですか?
本助成金は精算払い(後払い)方式です。まず交付決定を受けた後に自己資金で設備を購入・導入し、実績報告書を提出します。その後、東京都による検査・確認を経て助成金が交付されます。つまり、設備購入費用の全額を一時的に自己負担する必要があるため、つなぎ資金の確保が重要です。日本政策金融公庫や民間金融機関の融資を活用することも検討してください。
Q助成率80%とのことですが、1億円の設備を導入した場合いくら助成されますか?
助成率は5分の4以内(80%)で、助成限度額は1億円です。例えば1億円の設備を導入した場合、理論上は8,000万円が助成対象となります。ただし、助成対象経費として認められる項目に限定されるため、設備費用の全額が対象になるとは限りません。また、1億2,500万円以上の設備を導入した場合、助成額は上限の1億円となり、差額は自己負担です。下限額は100万円(助成対象経費125万円以上)からとなっています。
QGビズIDを持っていないのですが、今から取得して間に合いますか?
GビズIDプライムの取得には通常2〜3週間程度かかります。申請期間が2024年11月1日〜11月18日であることを考えると、10月中旬までにはGビズIDの申請手続きを開始する必要があります。GビズIDにはいくつかの種類がありますが、jGrantsでの補助金申請には「GビズIDプライム」が必要です。まだ取得していない場合は、デジタル庁のGビズIDサイトから早急に申請手続きを進めてください。
Qリース契約で設備を導入する場合も助成対象になりますか?
一般的に、本事業のような設備投資助成金ではリース契約による設備導入は助成対象外となるケースが多いです。助成金は設備の「購入」にかかる経費を対象とするため、リース料は対象経費に含まれない場合がほとんどです。ただし、リース会社が設備を購入し、そのリース料に助成金を反映させる「リース方式」が認められる制度もあるため、募集要項で詳細を確認するか、事務局に直接問い合わせることをお勧めします。
Q東京都以外に本社がある企業でも申請できますか?
本事業の要件は「基準日現在で東京都内に登記簿上の本店または支店がある」ことです。つまり、本社が東京都以外にあっても、都内に登記された支店があれば申請資格を満たす可能性があります。ただし、都内で2年以上事業を継続している実績が必要です。支店の登記があっても実態が伴わない場合は対象外となる可能性があるため、事務局に事前確認することをお勧めします。
Q他の補助金と併用して申請することはできますか?
同一の経費に対して複数の補助金・助成金を重複して受けることはできません。ただし、対象経費を明確に分けることで、他の補助金との併用は可能です。例えば、機械設備本体は本事業で申請し、付随するIT環境整備にはIT導入補助金を活用するという棲み分けが考えられます。併用する場合は、各制度の募集要項を確認し、経費の重複がないよう厳密に管理する必要があります。不明な点は各事務局に事前に確認してください。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
第2回設備投資緊急支援事業は助成率80%と高い水準ですが、残りの自己負担分20%をカバーするために他の支援制度との組み合わせを検討することが有効です。ただし、同一経費への二重助成は認められないため、対象経費を明確に分けて申請する必要があります。 例えば、設備導入に伴うIT環境整備には「IT導入補助金」を活用し、本事業では機械設備本体の費用を申請するという棲み分けが考えられます。また、設備導入後の従業員教育・研修費用には「人材開発支援助成金」を別途活用することで、設備と人材の両面から2024年問題対策を進められます。 東京都の他の助成金としては「躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」がありますが、同時期の申請には重複制限がある場合があるため事前確認が必要です。日本政策金融公庫の「設備資金貸付」等の融資制度を併用し、助成金の交付決定から入金までのつなぎ資金を確保することも実務上重要なポイントです。 国の「ものづくり補助金」との併用も検討できますが、対象経費の重複がないよう厳密に管理する必要があります。各制度の申請時期や要件を整理し、計画的に組み合わせることで投資負担を最小化しましょう。
詳細説明
第2回設備投資緊急支援事業とは
第2回設備投資緊急支援事業は、東京都が実施する2024年問題対策のための設備投資助成金です。2024年4月から適用された時間外労働の上限規制により、特に運送・物流業界や建設業界では深刻な人手不足や業務効率の低下が懸念されています。本事業は、これらの課題に対応するため、生産性向上や競争力強化に資する機械設備等の導入を強力に支援する制度です。
助成内容の詳細
助成率は対象経費の5分の4以内(80%)と非常に高い水準に設定されています。助成限度額は1億円、下限額は100万円です。これにより、小規模な省力化設備の導入から大規模な生産システムの刷新まで、幅広い設備投資に対応できます。
助成対象経費の例
- 運搬・物流関連:自動仕分け機、パレタイザー、無人搬送車(AGV)、コンベヤシステム
- 建設関連:ICT建機、測量・計測機器、高所作業車
- IT・情報通信:配車管理システム、運行管理システム、デジタルタコグラフ
- 省力化・自動化:自動梱包機、ピッキングシステム、産業用ロボット
対象となる事業者
以下のすべての要件を満たす中小企業者等が対象です。
- 基準日現在で東京都内に登記簿上の本店または支店があること
- 都内で2年以上事業を継続していること
- 中小企業基本法に定める中小企業者であること(みなし大企業は対象外)
対象地域は東京都を中心に、茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・神奈川県・山梨県の1都7県となっており、設備の設置場所がこれらの地域内であることが条件です。
申請手続きの流れ
- 事前準備:GビズIDプライムの取得(未取得の場合は2〜3週間かかるため早めに手続き)
- 書類作成:事業計画書、見積書、登記簿謄本、決算書等を準備
- 電子申請:jGrants(補助金申請システム)を通じて申請(2024年11月1日〜11月18日)
- 審査:書類審査およびヒアリング審査
- 交付決定:審査通過後、交付決定通知を受領
- 設備導入:交付決定後に発注・契約・納品を実施
- 実績報告:設備導入完了後、実績報告書を提出
- 助成金交付:検査完了後、助成金が交付される
2024年問題の背景
2024年4月から、自動車運転業務や建設業にも時間外労働の上限規制が適用されました。これにより、ドライバーの労働時間短縮に伴う輸送能力の低下や、建設現場の工期延長といった問題が顕在化しています。本助成金は、機械設備の導入による業務効率化・省力化を通じて、労働時間を削減しながらも生産性を維持・向上させることを目的としています。
申請時の注意点
- 交付決定前の発注・契約は助成対象外となるため、必ず交付決定後に設備の発注を行ってください
- 申請期間が約2週間半と非常に短いため、事前に書類を完成させておくことが重要です
- 見積書は複数業者からの相見積もりが求められる場合があります
- 助成金は後払い(精算払い)のため、設備購入費用の全額を一時的に自己負担する必要があります