令和6年度第2回 創業助成事業
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
最大400万円・助成率2/3の手厚い支援
創業期の助成金としては高水準の上限400万円を設定しており、対象経費の2/3まで助成されます。自己負担は3分の1で済むため、創業初期の資金負担を大幅に軽減できます。返済不要の助成金であることも大きなメリットです。
7種類の幅広い対象経費
賃借料、広告費、器具備品購入費、産業財産権出願・導入費、専門家指導費、従業員人件費、委託費の7分野が対象です。オフィス賃料からWebサイト制作、専門家への相談料まで、創業時に発生する主要な経費をカバーしています。
最長2年間の助成対象期間
交付決定日から6か月以上2年以内が助成対象期間となっており、創業初期の不安定な時期を長期的にサポートします。短期の一括支給ではなく、事業の成長段階に合わせた経費計上が可能です。
創業前・創業後どちらも申請可能
都内での創業を具体的に計画している個人(創業前)と、創業後5年未満の中小企業者等の両方が対象です。これから起業する方にも、すでに事業を始めた方にも門戸が開かれています。
ポイント
対象者・申請資格
事業者の要件
- 都内で創業を具体的に計画している個人
- 創業後5年未満の中小企業者等
- 法人・個人事業主いずれも対象
創業支援事業の利用要件
- 東京都が指定する18の創業支援事業のいずれかを利用していること
- 各支援事業が定める所定の要件を満たしていること
- TOKYO創業ステーション、東京都中小企業振興公社のインキュベーション施設等が該当
地域要件
- 東京都内で創業する(した)こと
- 事業所の所在地が東京都内であること
その他の要件
- 同一テーマ・内容で他の助成金を受けていないこと
- 税金の滞納がないこと
- 過去に本助成金の交付を受けていないこと
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:創業支援事業への参加
まず東京都が指定する18の創業支援事業のいずれかに参加し、所定の要件を満たします。TOKYO創業ステーションの事業計画書策定支援や、各区市町村の創業支援事業などが該当します。支援事業によって所要期間が異なるため、早めの行動が重要です。
ステップ2:申請書類の準備
事業計画書、資金計画書、創業支援事業の利用証明書等を準備します。事業計画書は具体的な数値目標と市場分析を盛り込み、事業の実現可能性を明確に示すことが求められます。
ステップ3:申請期間内にオンライン申請
jGrants(電子申請システム)を通じて申請します。申請期間は約10日間と短いため、事前にGビズIDの取得と書類の準備を完了させておく必要があります。
ステップ4:審査(書類審査・面接審査)
書類審査を通過すると面接審査に進みます。事業の新規性・成長性・計画の具体性が評価されます。面接では事業計画のプレゼンテーションが求められます。
ステップ5:交付決定・事業実施・報告
交付決定後、助成対象期間内に計画に沿って事業を実施します。経費の支出は適切な証拠書類を保管し、完了後に実績報告書を提出して助成金を受け取ります。
ポイント
審査と成功のコツ
事業計画書の完成度を高める
対象経費を戦略的に配分する
面接審査でのプレゼンを磨く
申請前に専門家レビューを受ける
証拠書類の管理体制を整える
ポイント
対象経費
対象となる経費
賃借料(3件)
- 事務所・店舗の賃料
- レンタルオフィス利用料
- 設備リース料
広告費(4件)
- Webサイト制作費
- チラシ・パンフレット制作費
- Web広告出稿費
- 看板制作費
器具備品購入費(3件)
- パソコン・タブレット等のIT機器
- 事業に必要な什器・備品
- ソフトウェア購入費
産業財産権出願・導入費(4件)
- 特許出願費用
- 商標登録費用
- 実用新案登録費用
- 特許権等の導入費用
専門家指導費(3件)
- 税理士・会計士への相談費
- 弁護士・弁理士への相談費
- 経営コンサルタントへの報酬
従業員人件費(3件)
- 新規雇用した従業員の給与
- パート・アルバイトの賃金
- 社会保険料の事業主負担分
委託費(3件)
- 市場調査の外部委託費
- システム開発の外注費
- デザイン制作の委託費
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 代表者本人の人件費・報酬
- 飲食費・交際費・接待費
- 自動車の購入費・維持費
- 不動産の購入費(土地・建物)
- 税金・公租公課(消費税を含む)
- 借入金の返済・利子
- 他の助成金・補助金で充当される経費
- 助成対象期間外に発生した経費
よくある質問
Q創業前でも申請できますか?
はい、申請可能です。本助成金は「都内で創業を具体的に計画している個人」も対象としています。ただし、申請時点で東京都が指定する18の創業支援事業のいずれかを利用し、所定の要件を満たしている必要があります。創業前の場合、交付決定後に実際に創業(開業届の提出や法人設立登記)を行い、東京都内で事業を開始することが求められます。
Q18の創業支援事業とは具体的に何ですか?
東京都が指定する創業支援事業には、TOKYO創業ステーション(丸の内・多摩)での事業計画書策定支援プログラム、東京都中小企業振興公社のインキュベーション施設への入居、各区市町村が実施する特定創業支援等事業の修了、東京商工会議所等の創業支援セミナーの受講などが含まれます。最新の対象事業リストは東京都中小企業振興公社のWebサイトで確認できます。
Q助成金の入金はいつ頃になりますか?
助成金は後払い(精算払い)方式です。助成対象期間内に経費を自己負担で支出し、期間終了後に実績報告書を提出します。報告書の審査を経て助成額が確定した後に入金されるため、交付決定から実際の入金まで2年以上かかることもあります。そのため、助成金の入金を待たずに事業を継続できる資金計画を立てておくことが重要です。
Q個人事業主でも法人でも申請できますか?
はい、個人事業主・法人のどちらでも申請可能です。創業前の個人、個人事業主として開業済みの方、法人を設立済みの方のいずれも対象です。ただし、いずれの場合も中小企業者等に該当する必要があり、大企業やその子会社は対象外です。また、NPO法人等も一定の要件を満たせば申請できる場合があります。
Q申請に必要な書類は何ですか?
主な必要書類は、事業計画書(所定様式)、資金計画書、創業支援事業の利用を証明する書類(修了証等)、法人の場合は登記簿謄本(履歴事項全部証明書)、個人の場合は開業届の写し(創業済みの場合)、直近の確定申告書等です。申請はjGrants(電子申請システム)で行うため、GビズIDプライムの事前取得も必要です。
Q不採択だった場合、再申請はできますか?
はい、再申請は可能です。不採択となった場合でも、次回以降の募集に改めて申請することができます。不採択の理由を踏まえて事業計画書をブラッシュアップし、再チャレンジすることをお勧めします。TOKYO創業ステーション等の専門家に相談すれば、改善点について具体的なアドバイスを受けられます。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
同一の対象事業・経費について他の助成金等と重複受給することはできません。ただし、対象事業や経費が明確に異なる場合は、他の補助金・助成金と併用できる可能性があります。例えば、本助成金で賃借料と広告費を申請し、別の補助金でIT導入費用を申請するといった使い分けが考えられます。併用を検討する場合は、事前に各制度の事務局に確認してください。
Q助成対象期間中に事業計画を変更したい場合はどうすればよいですか?
助成対象期間中に事業計画や経費配分に大幅な変更が生じる場合は、事前に東京都中小企業振興公社の事務局に届け出て承認を受ける必要があります。無断で計画を変更した場合、実績報告時に当該経費が認められないリスクがあります。軽微な変更(経費区分間の少額の流用等)については柔軟に対応される場合もありますが、判断に迷う場合は事前に事務局に相談しましょう。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本助成金は東京都中小企業振興公社が実施する制度であり、同一の対象事業・経費について他の助成金等と重複して受給することはできません。ただし、対象事業や経費が異なる場合は、他の補助金・助成金との併用が可能な場合があります。 例えば、本助成金で創業初期の賃借料や広告費をカバーしつつ、IT導入補助金でレジシステムやクラウドサービスの導入費用を別途申請するといった使い分けが考えられます。また、小規模事業者持続化補助金は販路開拓が主目的のため、本助成金の対象外の販促活動に活用できる可能性があります。 注意点として、各補助金・助成金の申請時には他制度の受給状況を正確に申告する必要があります。虚偽申告は交付決定の取消しや返還命令につながるため、必ず正直に記載してください。併用を検討する場合は、事前に各制度の事務局に確認を取ることをお勧めします。 東京都独自の制度として、各区市町村が実施する創業支援助成金との関係にも注意が必要です。区の制度と都の制度で対象経費が重複しないよう、経費を明確に区分けして申請しましょう。
詳細説明
創業助成事業とは
「創業助成事業」は、東京都中小企業振興公社(TOKYO KOSHA)が実施する助成金制度で、東京都内での開業率向上を目標に、創業初期に必要な経費の一部を助成するものです。都内で創業を予定している個人、または創業後5年未満の中小企業者等を対象としており、返済不要の助成金として創業期の資金繰りを強力にサポートします。
助成内容の詳細
助成率は対象経費の2/3以内、助成限度額は400万円です。助成対象期間は交付決定日から6か月以上2年以内で、この期間内に発生し支払いが完了した経費が助成の対象となります。
対象となる経費は以下の7区分です。
- 賃借料:事務所・店舗の賃料、レンタルオフィス利用料など
- 広告費:Webサイト制作、チラシ作成、Web広告出稿など
- 器具備品購入費:パソコン、什器、ソフトウェアなど
- 産業財産権出願・導入費:特許・商標の出願費用など
- 専門家指導費:税理士・弁護士等への相談費用
- 従業員人件費:新規雇用した従業員の給与等
- 委託費:市場調査やシステム開発の外注費など
申請要件
本助成金に申請するためには、以下の要件を満たす必要があります。
- 都内で創業を具体的に計画している個人、または創業後5年未満の中小企業者等であること
- 東京都が指定する18の創業支援事業のいずれかを利用し、所定の要件を満たしていること
- 東京都内に事業所を有する(予定を含む)こと
特に重要なのが「18の創業支援事業の利用」という要件です。TOKYO創業ステーションでの事業計画書策定支援、東京都中小企業振興公社のインキュベーション施設の利用、各区市町村が実施する特定創業支援等事業の修了などが該当します。この要件を満たすには一定の期間が必要なため、助成金の申請を視野に入れたら早めに行動を開始することが重要です。
審査プロセス
申請後は書類審査と面接審査の2段階で選考が行われます。書類審査では事業計画書の内容が評価され、通過者のみが面接審査に進みます。面接審査では事業計画のプレゼンテーションと質疑応答が行われ、事業の新規性・成長性・実現可能性が総合的に判断されます。
競争率が高い助成金であるため、事業計画の精度を高めることが採択への近道です。創業支援事業の専門家からアドバイスを受け、計画をブラッシュアップすることを強くお勧めします。
申請スケジュールと注意点
令和6年度第2回の申請受付期間は2024年9月25日から10月4日までの約10日間です。申請はjGrants(電子申請システム)を通じて行うため、事前にGビズIDプライムの取得が必要です。GビズIDの発行には数週間かかる場合があるため、早めの準備をお勧めします。
なお、本助成金は年度内に複数回の募集が行われることがあります。今回の募集に間に合わない場合でも、次回以降の募集に向けて準備を進めることが可能です。
交付後の義務
助成金の交付決定を受けた後は、以下の点に注意が必要です。
- 助成対象経費の支出にあたっては、見積書・発注書・納品書・請求書・振込明細等の証拠書類を適切に保管すること
- 事業計画に大幅な変更が生じる場合は、事前に事務局に届け出ること
- 助成対象期間終了後、実績報告書を提出すること
- 交付後一定期間は事業の継続状況について報告を求められる場合があること
証拠書類の不備は助成金の減額や返還につながるリスクがあるため、経費の支出時から丁寧な管理を心がけてください。