募集終了
普通
準備期間の目安: 約60

令和6年度 第1回 事業承継支援助成金

基本情報

補助金額
200万円
補助率: 3分の2
0円200万円
募集期間
2024-06-14 〜 2024-07-26
対象地域東京都
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 分類不能の産業 / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途事業を引き継ぎたい

この補助金のまとめ

事業承継支援助成金は、東京都中小企業振興公社等の支援を受けた都内中小企業が、事業承継や経営改善に取り組む際に活用できる助成金です。外部の専門家(税理士、弁護士、中小企業診断士等)への委託費用の3分の2、最大200万円が助成されます。A〜Dの4タイプがあり、後継者が未定の段階(Aタイプ)から、後継者決定後の具体的な承継手続き(Bタイプ)、事業継続の危機に直面した企業への支援(Cタイプ)、M&Aによる譲受支援(Dタイプ)まで、事業承継のあらゆるフェーズに対応しています。申請には事前に公社等による支援実績が必要であり、単独での申請はできません。東京都の中小企業経営者にとって、専門家活用のハードルを大幅に下げる実践的な制度です。

この補助金の特徴

1

助成率3分の2・最大200万円の手厚い支援

外部専門家への委託費用の3分の2が助成され、上限は200万円です。事業承継には税務・法務・財務など多岐にわたる専門知識が必要となりますが、この助成金を活用することで、専門家への依頼コストを大幅に抑えられます。自己負担は実質3分の1で済むため、中小企業でも質の高い専門家支援を受けやすくなります。

2

4タイプで承継フェーズを網羅

Aタイプ(後継者未定)は後継者探しの段階、Bタイプ(後継者決定)は具体的な承継手続きの段階、Cタイプ(企業継続支援)は事業継続が困難な状況、Dタイプ(譲受支援)はM&Aによる事業譲受をそれぞれカバーしています。自社の承継フェーズに合わせて最適なタイプを選択でき、段階的な活用も可能です。

3

公社等の支援との連携が前提

申請の前提条件として、東京都中小企業振興公社、東京商工会議所、信用金庫協会、信用組合協会、東京信用保証協会のいずれかによる事前支援を受けていることが必要です。これにより、専門家派遣と助成金がセットで機能し、より効果的な事業承継支援が実現します。

4

幅広い専門家委託に対応

税理士、弁護士、司法書士、社会保険労務士、中小企業診断士など、事業承継に関わるさまざまな専門家への委託費用が対象となります。事業価値の算定、株式移転の法的手続き、従業員への対応など、承継プロセスで必要となる多様な専門サービスを一つの助成金でカバーできます。

ポイント

この助成金の最大の強みは、公社等の伴走支援と専門家活用を組み合わせた「二段構え」の支援体制です。単に費用を補助するだけでなく、事前に公的機関の診断を受けることで、適切な専門家選定と効果的な承継計画の策定が期待できます。

対象者・申請資格

企業要件

  • 東京都内に主たる事業所を有する中小企業者であること
  • 法人または個人事業主であること
  • 中小企業基本法に定める中小企業者に該当すること

事前支援要件(タイプ別)

  • Aタイプ(後継者未定)・Bタイプ(後継者決定):令和5年4月1日〜令和6年3月末日に公社の事業承継・再生支援事業、東京商工会議所等の地域持続化支援事業、信用金庫協会等の事業承継促進事業、東京信用保証協会の専門家派遣事業のいずれかの支援を受けていること
  • Cタイプ(企業継続支援):令和5年度に公社の「企業継続支援」を受けていること
  • Dタイプ(譲受支援):令和6年7月19日までに公社の申請前現地診断を受けていること

その他の条件

  • 公社以外の支援を受けている場合は、別途公社による現地診断(訪問によるヒアリング)を実施できること
  • 同一の事業承継案件で他の助成金を受けていないこと
  • 都税の滞納がないこと

ポイント

最も見落としやすいのが「事前支援要件」です。助成金申請の前に、必ず公社等の支援プログラムを受けておく必要があります。支援を受けた時期にも指定があるため、まずは公社に相談し、支援実績を作ることが申請への第一歩です。

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申請ガイド

1

ステップ1:公社等の事前支援を受ける

まず東京都中小企業振興公社や東京商工会議所等の事業承継支援プログラムに申し込み、専門家による診断やアドバイスを受けます。この支援実績が申請の前提条件となります。Dタイプの場合は申請前の現地診断が必要です。

2

ステップ2:申請書類の準備

助成金申請書、事業計画書、見積書、事前支援を受けたことを証明する書類、登記簿謄本、確定申告書、都税の納税証明書などを準備します。外部専門家との委託契約の内容も明確にしておく必要があります。

3

ステップ3:申請書の提出

募集期間内に公社へ申請書類一式を提出します。郵送または持参での提出となります。書類の不備がある場合は受理されないため、チェックリストを活用して漏れがないか確認しましょう。

4

ステップ4:審査・交付決定

書類審査および必要に応じてヒアリング審査が行われます。事業の必要性、実施計画の妥当性、経費の適切性などが審価されます。交付決定通知を受けてから事業を開始します。

5

ステップ5:事業実施・実績報告

交付決定後、計画に基づいて外部専門家への委託業務を実施します。事業完了後、実績報告書と経費の証拠書類(請求書、領収書等)を提出し、確定検査を経て助成金が交付されます。

ポイント

交付決定「前」に着手した経費は対象外となるのが補助金・助成金の鉄則です。専門家への正式な委託契約は、必ず交付決定通知を受けてから締結してください。事前相談は問題ありませんが、契約・支払いのタイミングには細心の注意が必要です。

審査と成功のコツ

事業承継計画の具体性を高める
審査では「なぜ専門家が必要か」「どのような成果を期待するか」が問われます。漠然とした相談ではなく、株式評価、事業デューデリジェンス、承継スキームの設計など、具体的な委託内容と期待成果を明記しましょう。公社の事前支援で得たアドバイスを反映させると説得力が増します。
適切なタイプ選択と専門家の選定
4つのタイプの中から自社の状況に最も合致するものを選びます。後継者候補がいるのにAタイプで申請するなど、実態と合わないタイプ選択は不採択の原因になります。また、委託する専門家は事業承継の実績がある方を選び、その選定理由も申請書に明記しましょう。
経費の積算根拠を明確にする
専門家への委託費用について、業務内容ごとの工数と単価を明確にした見積書を用意します。「一式○○万円」のような不透明な見積もりは審査で不利になります。相見積もりを取得しておくと、経費の妥当性を示す材料になります。
公社との連携を密にする
申請前の段階から公社の担当者に相談し、申請書の方向性についてアドバイスを受けることが採択率向上の鍵です。公社は申請者の味方であり、事業承継の課題整理から専門家の紹介まで幅広くサポートしてくれます。

ポイント

採択のカギは「公社との信頼関係」です。事前支援の段階から公社担当者と密にコミュニケーションを取り、自社の承継課題を正確に共有しておくことで、申請書の質が格段に上がります。公社の支援実績があること自体が、事業の本気度を示す強力なエビデンスになります。

対象経費

対象となる経費

経営コンサルティング費(4件)
  • 事業承継計画の策定支援
  • 経営改善計画の作成
  • 事業デューデリジェンス
  • 企業価値・株式価値の算定
法務関連費(4件)
  • 株式移転・譲渡に関する法的手続き
  • 事業譲渡契約書の作成
  • 各種許認可の承継手続き
  • 知的財産権の移転手続き
税務・会計関連費(4件)
  • 相続税・贈与税のシミュレーション
  • 税務上の承継スキーム設計
  • 財務デューデリジェンス
  • 決算書の整備・見直し
労務関連費(4件)
  • 従業員への説明・対応計画の策定
  • 就業規則の見直し
  • 退職金制度の設計変更
  • 雇用契約の承継手続き
M&A関連費(3件)
  • マッチング支援
  • 基本合意書・最終契約書の作成支援
  • 譲渡価額の交渉支援
その他専門家委託費(3件)
  • 事業計画書の作成支援
  • 金融機関との交渉支援
  • 補助金・助成金の申請支援

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 交付決定日より前に契約・発注・支払いを行った経費
  • 専門家の交通費・宿泊費などの間接経費
  • 自社の役員・従業員に対する報酬・給与
  • 他の補助金・助成金で既に助成を受けている経費
  • 汎用性のあるパソコン・ソフトウェア等の購入費
  • 飲食費・接待費・交際費
  • 振込手数料・消費税などの公租公課

よくある質問

Q事業承継支援助成金の助成率と上限額はいくらですか?
A

助成率は対象経費の3分の2で、助成限度額は200万円です。例えば、外部専門家への委託費用が300万円かかった場合、その3分の2である200万円が助成されます。自己負担は実質100万円となり、専門家を活用するコスト面のハードルが大幅に下がります。なお、対象経費が300万円未満の場合は、実際の経費の3分の2が助成額となります。

QA〜Dの4タイプはどのように選べばよいですか?
A

自社の事業承継の進捗状況に合わせて選択します。まだ後継者が決まっていない場合はAタイプ(後継者未定)、後継者が決定し具体的な承継手続きを進める段階ならBタイプ(後継者決定)、経営状況が厳しく事業継続自体が課題の場合はCタイプ(企業継続支援)、M&Aで他社の事業を譲り受ける場合はDタイプ(譲受支援)を選びます。どのタイプが適切か迷う場合は、まず公社に相談することをお勧めします。

Q申請前に公社等の支援を受ける必要があるのはなぜですか?
A

本助成金は「公社等の伴走支援」と「専門家への委託費用の助成」を組み合わせた制度設計になっています。事前に公的機関の支援を受けることで、事業承継の課題が整理され、適切な専門家の選定や効果的な委託内容の設計が可能になります。結果として、助成金の効果が最大化されるという考え方に基づいています。支援は無料で受けられますので、まずは公社に問い合わせてください。

Qどのような専門家への委託費用が対象になりますか?
A

税理士、公認会計士、弁護士、司法書士、社会保険労務士、中小企業診断士、行政書士など、事業承継に関わる各種専門家への委託費用が対象です。具体的な業務としては、事業承継計画の策定、企業価値の算定、株式移転の法的手続き、税務シミュレーション、デューデリジェンス、M&A契約支援、就業規則の見直しなどが含まれます。ただし、交付決定前に契約・支払いした費用は対象外となるため、専門家との正式契約は交付決定後に行ってください。

Q他の補助金や助成金と併用できますか?
A

同一の経費に対して他の補助金・助成金と二重に申請することはできません。ただし、対象経費が重複しない範囲であれば、国の「事業承継・引継ぎ補助金」など他の制度との併用を検討できる場合があります。例えば、本助成金で承継手続きの専門家費用をカバーし、別の補助金で承継後の設備投資をカバーするといった使い分けが考えられます。併用の可否は個別のケースにより異なるため、事前に公社に確認することをお勧めします。

Q個人事業主でも申請できますか?
A

はい、個人事業主も中小企業基本法に定める中小企業者に該当すれば申請可能です。個人事業の承継では、屋号や取引先との関係、許認可の引継ぎ、従業員の雇用継続など、法人とは異なる課題があります。特に個人事業の場合、事業用資産と個人資産の区分が曖昧になりがちなため、税理士等の専門家の支援を受けて承継計画を整理することが重要です。まずは公社の支援を受けて、承継の方向性を検討しましょう。

Q申請から助成金の交付までどのくらいの期間がかかりますか?
A

申請から交付決定までは通常1〜2か月程度です。その後、交付決定を受けてから事業を実施し、事業完了後に実績報告書を提出します。実績報告の審査・確定検査を経て助成金が交付されるまで、さらに1〜2か月程度を見込んでおく必要があります。全体としては、申請から助成金の入金まで半年〜1年程度かかるケースが一般的です。資金繰りの観点から、助成金は後払いである点にご注意ください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

事業承継支援助成金と併用を検討したい制度として、まず国の「事業承継・引継ぎ補助金」があります。こちらは経営革新や専門家活用に対して最大600万円(補助率2/3)が支給され、本助成金と対象経費が重複しない範囲であれば併用の可能性があります。ただし、同一経費への二重申請は不可のため、経費の切り分けが必要です。 また、東京都の「事業承継・再生支援事業」による無料の専門家派遣は、本助成金の前提条件でもあるため、必ず活用すべきです。公社の専門家派遣で全体方針を固め、助成金で個別の専門業務を外注するという流れが効果的です。 さらに、承継後の事業展開に向けて「小規模事業者持続化補助金」(最大200万円)や東京都の「新製品・新技術開発助成事業」なども視野に入れましょう。承継をゴールではなくスタートと捉え、承継後の成長投資にも公的支援を活用する戦略が重要です。税制面では「事業承継税制(特例措置)」による贈与税・相続税の納税猶予制度も併せて検討してください。

詳細説明

事業承継支援助成金とは

事業承継支援助成金は、公益財団法人東京都中小企業振興公社が実施する、都内中小企業の円滑な事業承継を支援するための助成制度です。事業承継や経営改善の過程で必要となる外部専門家への委託費用の3分の2(上限200万円)が助成されます。

中小企業の経営者の高齢化が進む中、事業承継は喫緊の課題となっています。しかし、税務・法務・労務など多岐にわたる専門知識が必要であり、専門家への依頼コストが障壁となるケースが少なくありません。本助成金は、そのコスト面のハードルを下げることで、計画的な事業承継の実現を後押しします。

4つのタイプと対象者

本助成金は、事業承継のフェーズに応じて4つのタイプが用意されています。

  • Aタイプ(後継者未定):後継者が決まっていない段階の企業が対象。後継者の選定や承継方針の検討に必要な専門家費用を支援します。
  • Bタイプ(後継者決定):後継者が決まり、具体的な承継手続きを進める段階の企業が対象。株式移転、経営権の引継ぎなどの実務的な専門家費用を支援します。
  • Cタイプ(企業継続支援):事業の継続が困難な状況にある企業が対象。経営改善や再生に向けた専門家費用を支援します。
  • Dタイプ(譲受支援):M&Aによる事業の譲り受けを検討する企業が対象。デューデリジェンスや契約交渉などの専門家費用を支援します。

申請の前提条件:公社等の事前支援

本助成金の大きな特徴は、申請前に公社等の支援プログラムを受けていることが必須である点です。対象となる支援機関は以下の通りです。

  • 公益財団法人東京都中小企業振興公社「事業承継・再生支援事業」
  • 東京商工会議所・町田商工会議所・東京都商工会連合会「地域持続化支援事業(拠点事業)」
  • 東京都信用金庫協会・東京都信用組合協会「地域金融機関による事業承継促進事業」
  • 東京信用保証協会「専門家派遣事業」

A・Bタイプは令和5年4月1日から令和6年3月末日までに上記いずれかの支援を受けている必要があります。公社以外の支援を受けた場合は、別途公社による現地診断も必要です。

助成内容と対象経費

助成率は対象経費の3分の2、助成限度額は200万円です。対象となるのは、事業承継・経営改善のために外部の専門家(税理士、弁護士、中小企業診断士、社会保険労務士等)に委託して行う取組の経費です。

具体的には、事業承継計画の策定企業価値の算定株式移転の法的手続き税務シミュレーションデューデリジェンスM&A契約支援などが対象となります。ただし、交付決定前に着手した経費や、自社の役員・従業員への報酬は対象外です。

申請から交付までの流れ

申請は以下のステップで進みます。

  • 事前準備:公社等の支援を受け、事業承継の方向性を固めます。
  • 申請書類の作成:助成金申請書、事業計画書、専門家の見積書、支援実績の証明書類等を準備します。
  • 申請・審査:募集期間内に書類を提出し、書類審査・ヒアリング審査を受けます。
  • 交付決定・事業実施:交付決定後に専門家への委託を開始し、計画に沿って事業を進めます。
  • 実績報告・助成金交付:事業完了後に実績報告書を提出し、確定検査を経て助成金が交付されます。

活用のポイント

本助成金を効果的に活用するためには、まず公社の事業承継・再生支援事業への相談から始めることをお勧めします。公社の無料支援で全体方針を固めた上で、個別の専門業務に本助成金を活用するという二段階アプローチが最も効果的です。

また、事業承継は一朝一夕に完了するものではありません。早い段階から準備を始め、計画的に専門家を活用することで、スムーズな承継と経営の安定化を実現できます。後継者が未定の段階であっても、Aタイプを活用して早期に承継の検討を始めることが重要です。