募集終了全国対象
非常に難しい
準備期間の目安: 約120

令和6年度地熱発電の資源量調査事業費助成金交付事業_第2回

基本情報

補助金額
100.0億円
補助率: 公募案内・実施細則を参照ください
0円100.0億円
募集期間
2024-04-05 〜 2024-04-25
対象地域日本全国
対象業種電気・ガス・熱供給・水道業 / 鉱業、採石業、砂利採取業
使途新たな事業を行いたい

この補助金のまとめ

JOGMEC(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)が実施する地熱発電の資源量調査に対する助成金です。地熱発電は再生可能エネルギーの中でもベースロード電源として安定した発電が可能であり、政府のエネルギー政策において重要な位置づけにあります。本事業では、地熱資源の探査・評価に必要な地表調査や掘削調査等の費用を助成することで、地熱発電の導入促進を図ります。助成金額は最大約100億円規模と非常に大きく、大規模な地熱開発プロジェクトにも対応可能です。地熱発電事業への参入を検討している事業者にとって、初期段階の資源量調査にかかる莫大なコストを大幅に軽減できる極めて重要な支援制度と言えます。申請にはJOGMECの公募要領を十分に確認し、技術的な計画書の作成が必要です。

この補助金の特徴

1

最大約100億円規模の大型助成

地熱発電の資源量調査は、地表調査から掘削調査まで数億円〜数十億円の費用がかかることが一般的です。本助成金は最大約100億円という国内最大級の助成規模を持ち、大規模な地熱開発プロジェクトの初期段階を強力に支援します。地熱発電事業は投資回収に長期間を要するため、初期調査段階でのコスト軽減は事業化判断に大きな影響を与えます。

2

JOGMECによる技術支援体制

助成金の交付元であるJOGMECは、地熱資源開発に関する国内最高水準の技術的知見を有しています。助成金の交付だけでなく、地熱資源の探査・評価に関する技術的なアドバイスや情報提供も期待でき、事業者は資金面と技術面の両方から支援を受けることが可能です。

3

地表調査から掘削調査まで幅広くカバー

本助成金は、地熱資源量の評価に必要な一連の調査工程を幅広く対象としています。地質調査・地化学調査・地球物理学的調査などの地表調査から、調査井の掘削、噴気試験、還元試験といった掘削調査まで、資源量評価に必要な各段階の費用が助成対象となります。

4

再生可能エネルギー政策の重点分野

地熱発電は2050年カーボンニュートラル実現に向けた重要な電源であり、政府のエネルギー基本計画においても導入拡大が明記されています。本助成金は国のエネルギー政策と直結しており、今後も継続的な支援が見込まれる分野です。政策的な後押しがある点は、事業の長期的な安定性にもつながります。

ポイント

本助成金の最大の魅力は、地熱発電事業における最大のハードルである初期調査コストを大幅に軽減できる点です。最大100億円規模の助成とJOGMECの技術支援を組み合わせることで、地熱発電への新規参入障壁を大きく引き下げることが可能です。

対象者・申請資格

事業者要件

  • 地熱発電事業の実施を計画している法人(電力会社、エネルギー関連企業、鉱業会社等)
  • 地熱資源の開発・利用に関する事業を行う意思と能力を有する事業者
  • JOGMECの定める実施細則に基づく資格要件を満たす者
  • 共同申請の場合は、代表事業者を定めること

対象事業

  • 地熱発電に係る資源量調査事業であること
  • 地表調査(地質調査、地化学調査、地球物理学的調査等)
  • 掘削調査(調査井掘削、噴気試験、還元試験等)
  • 上記に付随する環境影響調査・地元調整等

地域要件

  • 日本国内における地熱資源の賦存が見込まれる地域での調査であること
  • 自然公園法等の関連法令を遵守した調査計画であること
  • 地元自治体・地域住民との合意形成が進められていること

ポイント

本助成金は地熱発電事業を本格的に計画している法人が対象であり、個人事業主や小規模事業者には適していません。地元との合意形成状況や関連法令の遵守も審査のポイントとなるため、申請前に地域との関係構築を進めておくことが重要です。

あなたは対象?かんたん診断

10問の質問に答えるだけで、この補助金の対象かどうかを簡易診断できます。

申請ガイド

1

ステップ1:公募要領の確認と事前相談

JOGMECの公募案内ページで公募要領、実施細則、審査基準等を十分に確認します。不明点がある場合は、公募用アドレスに事前に相談することを推奨します。

2

ステップ2:調査計画書の作成

地熱資源量調査の詳細な計画書を作成します。調査対象地域の地質概要、調査手法、スケジュール、経費見積り、期待される成果等を具体的に記載します。技術的な妥当性が審査のポイントとなります。

3

ステップ3:申請書類の準備と提出

jGrants(電子申請システム)を通じて申請を行います。推奨ブラウザ(Edge、Chrome、Firefox、Safari)を使用し、IE・IEモードは使用しないでください。添付資料が正常にアップロードされないリスクがあります。

4

ステップ4:審査・採択

JOGMECによる書類審査が行われ、技術的妥当性、事業の実現可能性、費用の適正性等が評価されます。必要に応じてヒアリングが実施される場合があります。

5

ステップ5:交付決定・事業実施

採択後、助成金の交付決定を受けてから調査事業を開始します。事業期間中はJOGMECへの定期報告が求められ、完了後に成果報告書を提出します。

ポイント

申請のポイントは技術的に妥当な調査計画書の作成です。地熱資源開発の専門的な知見が求められるため、地質コンサルタントや専門家と連携して計画を策定することを強く推奨します。また、jGrantsでの申請時はブラウザ選択に注意してください。

審査と成功のコツ

技術的妥当性の高い調査計画
審査では調査計画の技術的な妥当性が最も重視されます。既存の地質データや文献調査を十分に行い、なぜその地域で地熱資源が期待できるのかを科学的根拠に基づいて説明できることが重要です。調査手法の選定理由も明確に記載しましょう。
段階的な調査アプローチの提示
地表調査から掘削調査へと段階的に進める計画を示すことで、リスク管理を適切に行っている印象を与えられます。各段階でのGo/No-Go判断基準を明確にし、費用対効果の高い調査計画であることをアピールしましょう。
地元合意形成の進捗
地熱開発は地元温泉事業者との利害調整が必要なケースが多く、地域との合意形成の進捗状況は審査上重要な要素です。自治体や地元関係者との協議状況を具体的に示すことが採択率向上につながります。
実施体制の充実
地熱資源調査には高度な専門性が必要です。社内の技術者だけでなく、地質コンサルタントや大学研究者との連携体制を示すことで、調査の質と実現可能性をアピールできます。
過去の調査実績の活用
同地域や類似地域での過去の調査データがある場合は、それらを踏まえた調査計画であることを示しましょう。既存知見を活用した効率的な調査計画は高く評価されます。

ポイント

採択の鍵は「技術的根拠に基づいた実現可能性の高い調査計画」と「地域との合意形成」の2点です。地熱開発の専門家を早期にチームに参画させ、科学的に説得力のある計画書を作成することが最も重要な成功要因となります。

対象経費

対象となる経費

地表調査費(5件)
  • 地質調査費
  • 地化学調査費
  • 地球物理学的調査費(重力探査、電磁探査、弾性波探査等)
  • リモートセンシング調査費
  • 文献調査・データ収集費
掘削調査費(6件)
  • 調査井掘削費
  • 掘削資機材費
  • 仮設工事費
  • セメンチング費
  • 泥水費
  • ケーシング費
試験・分析費(5件)
  • 噴気試験費
  • 還元試験費
  • 坑井検層費
  • 流体分析費
  • 岩石試料分析費
環境関連費(3件)
  • 環境影響調査費
  • 環境モニタリング費
  • 景観対策費
その他調査関連費(5件)
  • 測量費
  • 用地借上費
  • 道路整備費(調査用アクセス道路)
  • 調査に係る人件費
  • 旅費・交通費

対象外の経費

対象外の経費一覧(9件)
  • 地熱発電所の建設費用
  • 商用発電に係る設備投資
  • 一般管理費のうち調査に直接関連しないもの
  • 交際費・接待費
  • 他の助成金・補助金で賄われる経費
  • 調査開始前に発生した経費(交付決定前の支出)
  • 土地の取得費用
  • 消費税等の税金
  • 資源量調査に直接関連しない研究開発費

よくある質問

Q地熱発電の資源量調査事業費助成金はどのような事業者が申請できますか?
A

地熱発電事業の実施を計画している法人が対象です。電力会社、エネルギー関連企業、鉱業会社のほか、地熱開発に新規参入を検討している企業も申請可能です。JOGMECの実施細則に定める資格要件を満たす必要があり、共同申請の場合は代表事業者を定める必要があります。個人事業主は対象外となりますのでご注意ください。なお、申請に際しては技術的な調査計画書の作成が求められるため、地熱開発の専門家との連携が事実上必要となります。

Q助成金額はいくらまで受けられますか?
A

本助成金の上限額は約100億円(99億9,999万円)と非常に大きな規模です。ただし、実際の助成金額は調査事業の内容・規模に応じて個別に決定されます。具体的な助成率については公募案内および実施細則に記載されていますので、申請前に必ずご確認ください。地表調査のみの場合と掘削調査を含む場合では事業規模が大きく異なるため、助成金額も調査内容に応じて変動します。

Q地表調査と掘削調査を別々に申請することはできますか?
A

調査のフェーズごとに申請することが可能な場合があります。一般的に、地熱資源開発は地表調査→掘削調査と段階的に進めるため、まず地表調査の段階で助成金を申請し、有望な結果が得られた場合に掘削調査の助成金を改めて申請するという進め方が考えられます。ただし、具体的な申請方法についてはJOGMECの公募要領を確認の上、事前に相談されることをお勧めします。

Q国立公園内での地熱資源量調査も助成対象になりますか?
A

国立公園内での地熱開発規制は近年緩和が進んでおり、一定の条件下で調査が認められるケースが増えています。本助成金の対象地域について明確な制限は公募要領に記載されていますが、自然公園法等の関連法令を遵守した調査計画であることが前提となります。国立公園内での調査を検討する場合は、環境省や自治体との事前協議が必要となりますので、早い段階から関係機関との調整を進めることが重要です。

Q申請から採択までどのくらいの期間がかかりますか?
A

公募期間終了後、JOGMECによる書類審査が行われ、必要に応じてヒアリングが実施されます。一般的に審査期間は数週間から1〜2ヶ月程度を要することが多いですが、申請件数や審査の状況により変動します。採択決定後、交付決定を経てから調査事業を開始できます。交付決定前に開始した調査の経費は助成対象外となりますので、スケジュール管理には十分ご注意ください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本助成金はJOGMECが実施する地熱発電関連の支援事業の一つであり、同一の調査事業に対して他のJOGMEC助成金との重複受給はできません。ただし、調査のフェーズが異なる場合(例:地表調査完了後に別途掘削調査の助成を申請する等)は、それぞれの段階で申請が可能な場合があります。 経済産業省や環境省が実施する他の再生可能エネルギー関連補助金(例:地熱開発理解促進関連事業費補助金等)とは、対象経費が明確に区分されていれば併用の可能性があります。ただし、同一の経費に対する二重の助成は認められないため、経費の区分を明確にした上で事前にJOGMECに確認することが必要です。 地方自治体が独自に実施する再生可能エネルギー関連の補助金についても、対象経費の重複がなければ併用可能な場合がありますが、個別に確認が必要です。地熱開発は長期にわたるプロジェクトであるため、調査段階から発電所建設・運営段階まで、各フェーズで利用可能な支援制度を計画的に活用することが重要です。

詳細説明

地熱発電の資源量調査事業費助成金とは

本助成金は、JOGMEC(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)が地熱発電の導入促進を目的として実施する助成事業です。地熱発電は、太陽光や風力と異なり天候に左右されないベースロード電源として、日本のエネルギー安全保障において重要な役割を担っています。

日本は世界第3位の地熱資源量を有していますが、開発に至っている地点は限定的です。その最大の要因の一つが、資源量調査に要する莫大な初期コストです。本助成金は、この初期コストの負担を軽減し、地熱発電の新規開発を促進することを目的としています。

助成の対象となる調査事業

本助成金では、地熱発電に係る資源量調査の各段階が対象となります。

  • 地表調査:地質調査、地化学調査、地球物理学的調査(重力探査、電磁探査、弾性波探査等)など、地表から地熱資源の賦存状況を推定するための調査
  • 掘削調査:調査井の掘削、噴気試験、還元試験など、地下の地熱貯留層を直接確認・評価するための調査
  • 環境影響調査:地熱開発に伴う環境への影響を事前に評価するための調査

助成金額と助成率

助成金額は最大約100億円規模であり、具体的な助成率は公募案内および実施細則に定められています。事業の規模や内容に応じて助成金額が決定されるため、詳細はJOGMECの公募要領をご確認ください。

申請から事業完了までの流れ

申請はjGrants(電子申請システム)を通じて行います。以下の点にご注意ください。

  • 推奨ブラウザはMicrosoft Edge、Google Chrome、Firefox、Safari(macOS)です
  • Internet Explorer(IE)およびEdgeのIEモードは使用しないでください。添付資料が正常にアップロードされず、申請を受理できない場合があります
  • 申請前にJOGMECの公募用アドレスに連絡し、受理漏れを防止してください

審査のポイント

審査では以下の観点が重視されます。

  • 技術的妥当性:調査手法の適切性、調査対象地域の地熱ポテンシャル
  • 事業の実現可能性:実施体制、スケジュールの妥当性
  • 費用の適正性:経費見積りの根拠と妥当性
  • 地域との合意形成:地元自治体・温泉事業者等との調整状況

地熱発電開発の意義と展望

2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、地熱発電は重要な電源として位置づけられています。第6次エネルギー基本計画では地熱発電の導入拡大が明記され、国立公園内での開発規制の緩和など制度面での環境整備も進んでいます。本助成金を活用した資源量調査は、地熱発電事業化への第一歩となります。