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やや難しい
準備期間の目安: 約21

令和6年度「都市ガス分野の災害対応・レジリエンス強化に係る支援事業費補助金」(執行団体公募)

基本情報

補助金額
1.9億円
0円1.9億円
募集期間
2024-02-08 〜 2024-02-28
対象地域日本全国
対象業種電気・ガス・熱供給・水道業
使途災害(自然災害、感染症等)支援がほしい / 安全・防災対策支援がほしい / 設備整備・IT導入をしたい

この補助金のまとめ

本補助金は、都市ガス分野における災害対応力の強化を目的とした経済産業省の支援制度です。ガス事業法に定める一般ガス導管事業者のうち、中小企業者を対象に、災害時の復旧作業を迅速化するための機器・設備の導入費用を補助します。具体的には、バルブ開閉器アダプタや遠隔監視システムなど、災害発生時にガス供給の安全確保と早期復旧を実現するための設備が対象となります。補助上限額は1億8,500万円と大規模であり、これは執行団体(間接補助事業の管理・運営を行う団体)の公募であるという特殊な構造を持っています。つまり、最終的な設備導入を行う中小ガス事業者に直接交付されるのではなく、間接補助事業者の公募・審査・採択・交付を一括管理する執行団体を選定するための補助金です。災害時連携計画(ガス事業法第56条の2)の実効性を高める国家的な取り組みの一環として位置づけられており、エネルギーインフラの強靭化に寄与する重要な施策です。

この補助金の特徴

1

執行団体方式による間接補助スキーム

本補助金は一般的な直接補助とは異なり、経済産業省が執行団体を選定し、その執行団体が中小ガス事業者への間接補助を管理・運営する二段階構造を採用しています。執行団体は、間接補助事業者の公募・審査・採択からフォローアップ、補助金の交付・支払いまでを一貫して担います。この方式により、専門性の高い審査と効率的な事業管理が実現され、多数の中小事業者への支援を円滑に展開できる仕組みとなっています。

2

災害時復旧迅速化に特化した設備導入支援

対象となる機器・設備は、災害時の復旧作業の迅速化に直接寄与するものに限定されています。代表的な対象設備として、バルブ開閉器アダプタ(異なるメーカーのバルブに対応可能な汎用工具)や遠隔監視システム(ガス管路の状態をリアルタイムで把握するシステム)が挙げられます。これらの設備は、大規模地震等の発生時にガス供給の安全遮断と早期復旧を同時に実現するための基盤となります。

3

1億8,500万円の大規模予算枠

補助上限額が1億8,500万円と非常に大きく設定されています。これは執行団体としての業務管理費用に加え、複数の中小ガス事業者への間接補助金原資を含むためです。個別の中小事業者への補助額は執行団体が定める交付規程に基づきますが、国の大規模予算を活用した包括的な支援が可能です。

4

災害時連携計画との連動性

ガス事業法第56条の2に定める災害時連携計画の実効性を高めることが本事業の根幹にあります。各ガス事業者が策定する連携計画に沿った設備導入を支援することで、広域的な災害対応ネットワークの構築を後押しします。単なる個社の設備投資ではなく、業界全体のレジリエンス強化という政策目標と直結している点が大きな特徴です。

5

Jグランツによる電子申請の義務化

本事業では補助金申請システム「Jグランツ」の使用が必須とされています。執行団体は電磁的記録による申請受付を行い、申請システムを通じた通知等の業務を原則とします。これにより申請・交付プロセスの透明性と効率性が確保されています。

ポイント

本補助金の最大の特徴は、執行団体を経由した間接補助方式を採用している点です。中小ガス事業者が個別に国へ申請するのではなく、専門的な執行団体が一括管理することで、業界全体の災害対応力を体系的に底上げする設計になっています。コンサルタントとしては、この構造を理解した上で関与の仕方を検討すべきです。

対象者・申請資格

事業者の法的要件

  • 日本国内に事業拠点を有する民間団体等であること
  • ガス事業法に基づく事業運営の知見を有すること
  • 経済産業省からの補助金交付等停止措置または指名停止措置を受けていないこと

組織・人員体制

  • 本事業を的確に遂行できる組織体制と人員を有すること
  • 間接補助事業者の公募、審査、採択の実施能力があること
  • フォローアップ業務・進捗確認を行える管理体制が整っていること
  • 補助金の交付・支払いを適正に行える財務管理能力を有すること

経営基盤・資金管理

  • 事業を円滑に遂行するために必要な経営基盤を有すること
  • 資金等について十分な管理能力を有すること
  • 間接補助金の原資を適切に管理・交付できる財務体制があること

申請形態

  • 単独での申請が可能
  • コンソーシアム形式での申請も可能(幹事者を選定し、幹事者が事業提案書を提出)
  • ただし幹事者が業務の全てを他の者に再委託することは不可

間接補助の対象者(最終受益者)

  • ガス事業法第2条第6項に定める一般ガス導管事業者であること
  • 中小企業者に該当すること
  • 災害時の復旧作業等の迅速化に資する機器・設備の導入を行う事業者であること

ポイント

本補助金は「執行団体の公募」であるため、対象者は最終的に設備導入を行う中小ガス事業者ではなく、間接補助事業を管理・運営する団体です。業界団体やコンサルティング法人などが想定されます。応募にはガス事業の専門知識と補助金管理の実績が重要な判断材料となります。

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申請ガイド

1

ステップ1:公募要領の確認と体制構築

経済産業省の公募要領を精読し、求められる業務内容(間接補助事業者の公募・審査・採択、業務管理、成果普及等)を正確に把握します。単独またはコンソーシアム形式で参加するかを判断し、必要に応じてパートナー団体との連携体制を構築します。コンソーシアムの場合は幹事者を決定してください。

2

ステップ2:事業提案書の作成

業務実施計画、実施体制、スケジュール、予算計画などを含む事業提案書を作成します。特に、間接補助事業者をどのように公募・審査・採択するかの具体的な方法論や、フォローアップ体制、成果の普及計画が重要な評価ポイントとなります。Jグランツを活用した電子申請への対応計画も盛り込む必要があります。

3

ステップ3:GビズIDの取得とJグランツでの申請

法人のGビズIDプライムアカウントを取得し(未取得の場合は2-3週間かかるため早期対応が必要)、Jグランツ上で電子申請を行います。事業提案書と必要添付書類を電子的に提出します。

4

ステップ4:審査・採択

経済産業省による審査が行われます。組織体制、事業遂行能力、経営基盤、事業計画の妥当性などが総合的に評価されます。外部有識者による審査委員会が設置される場合もあります。

5

ステップ5:交付決定後の業務開始

採択後、交付決定通知を受けて事業を開始します。執行団体として間接補助事業者の公募を開始し、中小ガス事業者からの申請受付、審査・採択、補助金交付の一連の業務を遂行します。定期的な進捗報告と事業終了後の実績報告が求められます。

ポイント

執行団体の公募という性質上、通常の補助金申請とは異なり「補助金を管理・運営する側」としての提案が求められます。間接補助事業の設計力、業務管理能力、ガス業界への知見が審査の鍵となります。申請期間が約3週間と短いため、迅速な意思決定と体制構築が不可欠です。

審査と成功のコツ

ガス業界への深い知見の証明
執行団体として選定されるためには、都市ガス分野における専門的知識と業界ネットワークの保有を明確に示すことが重要です。過去の類似事業の実績、ガス事業者との連携経験、災害対応に関する知見などを具体的なエビデンスとともに提示しましょう。審査者に「この団体なら業界特有の課題を理解し、適切な間接補助事業を運営できる」と確信させることが採択への近道です。
間接補助事業の具体的な運営設計
単に「公募・審査・採択を行います」という記述では不十分です。間接補助事業者の公募基準、審査プロセス、採択後のフォローアップ方法、成果指標の設定など、具体的なオペレーション設計を提案書に落とし込みましょう。特に、中小ガス事業者が申請しやすい仕組みづくり(申請書類の簡素化、相談窓口の設置等)を提案することで差別化が図れます。
災害時連携計画との整合性の明示
本事業の目的がガス事業法第56条の2に定める災害時連携計画の効果向上にあることを踏まえ、間接補助事業がどのように連携計画の実効性を高めるかを論理的に説明しましょう。個別事業者への設備導入支援が広域的な災害対応力強化にどうつながるかのストーリーが重要です。
成果普及と事業者間連携の促進計画
執行団体の業務には「成果の普及や各間接補助事業者間での連携等、補助事業を促進する事業」が含まれています。導入事例の共有会、技術勉強会、災害対応訓練への活用など、単なる補助金交付にとどまらない付加価値の高い事業促進計画を提示することが高評価につながります。
適正な予算計画と費用対効果の提示
1億8,500万円という大規模予算の使途について、業務管理費と間接補助金原資の配分を明確にし、費用対効果の高い予算計画を提示しましょう。管理コストの適正化と、より多くの中小事業者に支援を届けるための効率的な事業設計が求められます。

ポイント

採択のポイントは、ガス業界の専門性と補助金管理の実務能力の両方を兼ね備えていることを説得力をもって示すことです。特に、間接補助事業の具体的なオペレーション設計と、災害時連携計画への貢献を明確に結びつけた提案が重要になります。

対象経費

対象となる経費

災害復旧迅速化機器(4件)
  • バルブ開閉器アダプタ
  • ガス管遮断弁遠隔操作装置
  • 可搬型ガス漏えい検知器
  • 応急復旧用資機材
遠隔監視システム(4件)
  • ガス管路遠隔監視システム
  • テレメータ装置
  • SIセンサー(地震計)
  • 通信インフラ整備費
情報通信設備(4件)
  • 災害時通信システム
  • 被害状況把握システム
  • GIS(地理情報システム)関連設備
  • データサーバー・クラウド利用費
業務管理費(4件)
  • 間接補助事業者の公募・審査・採択に係る事務費
  • フォローアップ・進捗確認業務費
  • 補助金交付・支払管理費
  • 成果普及・連携促進活動費
電子申請対応費(3件)
  • Jグランツ連携システム整備費
  • 電子申請受付体制構築費
  • 申請者向けサポート窓口運営費

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 土地の取得費
  • 建物の建設・購入費(設備設置に伴う軽微な工事を除く)
  • 汎用的なパソコン・タブレット等の情報機器
  • 通常業務に使用する事務用品・消耗品
  • 飲食費・接待費
  • 役職員の人件費のうち通常業務に相当する部分
  • 災害対応・レジリエンス強化に直接関係のない経費
  • 補助事業期間外に発生した経費

よくある質問

Qこの補助金は中小ガス事業者が直接申請できますか?
A

いいえ、本補助金は「執行団体公募」であり、中小ガス事業者が直接経済産業省に申請する形式ではありません。経済産業省がまず執行団体(間接補助事業を管理・運営する団体)を公募・選定し、採択された執行団体が中小ガス事業者向けの間接補助事業を別途公募します。中小ガス事業者は、その間接補助事業に申請することで設備導入の補助を受けることができます。そのため、中小ガス事業者の方は、執行団体の採択結果と間接補助事業の公募情報に注目してください。

Qバルブ開閉器アダプタとは何ですか?なぜ災害対応に重要なのですか?
A

バルブ開閉器アダプタとは、異なるメーカーが製造したガスバルブを操作するための汎用的なアダプタ(変換工具)です。通常、各ガス事業者はそれぞれのメーカーの専用工具を使用していますが、大規模災害時には他地域のガス事業者が応援に駆けつけます。その際、応援先のバルブが自社と異なるメーカーのものだと操作できないという問題がありました。バルブ開閉器アダプタを導入することで、どのメーカーのバルブでも操作可能となり、災害時の相互応援における復旧作業の迅速化が実現します。災害時連携計画の実効性を高める上で非常に重要な設備です。

Q遠隔監視システムの導入はどのような効果がありますか?
A

遠隔監視システムは、ガス管路や供給設備の圧力・流量・温度などの状態をリアルタイムで遠隔から監視するシステムです。導入効果としては、まず災害発生直後にガス管路の被害状況を迅速に把握できるため、復旧優先順位の的確な判断が可能になります。次に、ガス漏えい箇所の早期特定により二次災害の防止に寄与します。さらに、平常時においてもガス管路の異常を早期検知できるため、予防保全によるメンテナンスコストの削減効果も期待できます。中小ガス事業者にとっては、限られた人員で広域を管理するための有効な手段となります。

Qコンソーシアム形式で申請する場合の注意点は何ですか?
A

コンソーシアム形式で申請する場合、いくつかの重要な注意点があります。まず、コンソーシアム内で幹事者を1者決定し、幹事者が代表して事業提案書を提出する必要があります。幹事者は補助金の受領・管理の責任を負うことになるため、財務管理能力の高い団体が務めることが望ましいです。ただし、幹事者が業務の全てを他の構成員に再委託することは禁止されています。幹事者自身が主要な業務を担いつつ、構成員が専門性を活かして分担する体制設計が求められます。各構成員の役割分担と責任範囲を事業提案書に明確に記載しましょう。

Q補助率はどのくらいですか?自己負担はありますか?
A

本公募要領では補助率の詳細な記載が限定的ですが、補助上限額は1億8,500万円(定額補助の場合は全額補助、補助率が設定される場合は一定割合の自己負担が発生)とされています。なお、これは執行団体に対する補助額であり、最終的に中小ガス事業者が受ける間接補助の補助率は、採択された執行団体が定める交付規程によって別途決定されます。一般的な設備導入補助では補助率1/2から2/3程度が多いですが、具体的な条件は間接補助事業の公募要領をご確認ください。

Q申請期間が短いですが、どのように準備すればよいですか?
A

本補助金の公募期間は約3週間と非常に短く設定されています。効率的に準備を進めるためには、まず公募開始前から組織体制の検討とコンソーシアムパートナーの選定を進めておくことが重要です。次に、過去の類似事業(エネルギー分野の執行団体公募等)の採択事例を研究し、求められる提案内容の水準を把握しましょう。事業提案書の骨子は公募要領の公開と同時に着手し、組織体制図・業務フロー・スケジュール・予算計画を並行して作成します。GビズIDの取得には2-3週間かかるため、未取得の場合は速やかに申請してください。

Q採択された執行団体にはどのような報告義務がありますか?
A

採択された執行団体には、事業期間中および事業完了後にいくつかの報告義務が課されます。事業期間中は、間接補助事業者の公募・採択状況、補助金の交付・執行状況、各事業者の進捗状況などを定期的に経済産業省に報告する必要があります。事業完了後は、事業全体の成果報告書を作成・提出し、補助金の精算を行います。また、会計検査院による検査の対象となる可能性があるため、証拠書類(契約書、請求書、領収書、検収書等)を適切に保管・管理することが求められます。通常、書類の保存期間は事業完了後5年間とされています。

Qこの補助金の政策的背景は何ですか?
A

本補助金は、近年の大規模地震(能登半島地震等)や自然災害の頻発・激甚化を背景に創設されました。都市ガスは生活・産業に不可欠なエネルギーインフラであり、災害時の安全確保と早期復旧は社会的に極めて重要な課題です。特に、全国の一般ガス導管事業者の多くは中小規模であり、自力での設備投資が困難な状況にあります。ガス事業法の改正により災害時連携計画の策定が義務化されましたが、計画を実効性あるものとするには設備面の裏付けが不可欠です。本補助金は、中小ガス事業者の設備投資を国が支援することで、業界全体の災害対応力を底上げし、国民の安全・安心を確保する政策的意図があります。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は経済産業省の産業保安グループが所管する特定分野の補助金であり、同一事業・同一経費に対する他の国庫補助金との重複受給は原則として認められません。ただし、異なる経費区分や異なる事業目的であれば、他の補助金との組み合わせが可能な場合があります。 関連する補助金・支援制度としては、中小企業庁の「ものづくり補助金」や「事業再構築補助金」がありますが、これらは製造業やサービス業の生産性向上・事業転換を目的としており、ガスインフラの災害対応設備とは対象が異なります。一方、総務省の「消防防災施設整備費補助金」や国土交通省の「社会資本整備総合交付金」など、防災・インフラ関連の制度とは経費の重複に注意が必要です。 また、地方自治体独自の防災関連補助金との併用については、各自治体の規程に従う必要があります。都道府県や市区町村が独自に実施するガスインフラ強靭化支援制度がある場合、国の補助金と地方の補助金を組み合わせることで、事業者の自己負担をさらに軽減できる可能性があります。 なお、本補助金は「執行団体の公募」であるため、採択された執行団体が定める間接補助の交付規程において、間接補助事業者(中小ガス事業者)に対する他の補助金との併用ルールが別途定められることになります。間接補助を受ける中小事業者は、執行団体が策定する交付規程を確認してください。

詳細説明

都市ガス分野の災害対応・レジリエンス強化に係る支援事業費補助金とは

本補助金は、経済産業省産業保安グループガス安全室が所管する、都市ガス分野における災害対応力の強化を目的とした補助制度です。近年の大規模地震や自然災害の頻発化を背景に、ガスインフラの強靭化が喫緊の課題となっており、特に経営資源が限られる中小規模の一般ガス導管事業者の災害対応能力向上が急務とされています。

補助金の仕組み:執行団体方式とは

本補助金は「執行団体公募」という特殊な形態を採っています。経済産業省が直接中小ガス事業者に補助金を交付するのではなく、間接補助事業を管理・運営する執行団体を公募・選定します。

  • 経済産業省:執行団体に補助金を交付(上限1億8,500万円)
  • 執行団体:間接補助事業者(中小ガス事業者)の公募・審査・採択・交付を一括管理
  • 間接補助事業者:実際に災害対応設備を導入する中小規模の一般ガス導管事業者

この三層構造により、専門性の高い審査と効率的な事業管理を両立させ、多数の中小事業者への支援を円滑に展開する設計となっています。

対象となる設備・機器

災害時の復旧作業等の迅速化に資する機器や設備が対象です。公募要領で例示されている主な設備は以下の通りです。

  • バルブ開閉器アダプタ:異なるメーカーのバルブに対応可能な汎用工具。災害時に他事業者の応援要員が迅速にバルブ操作を行えるようにするための器具
  • 遠隔監視システム:ガス管路や供給設備の状態をリアルタイムで遠隔監視するシステム。被害状況の早期把握と的確な復旧計画の策定に寄与
  • その他、災害時の安全確保と早期復旧を実現するための設備全般

災害時連携計画との関係

本事業はガス事業法第56条の2に定める災害時連携計画の実効性向上を目的としています。災害時連携計画とは、大規模災害発生時にガス事業者間で相互に応援・連携するための計画であり、全ての一般ガス導管事業者に策定が求められています。

しかし、中小規模の事業者では設備の共通化や遠隔監視体制の整備が進んでおらず、計画の実効性に課題がありました。本補助金は、こうした課題を解消するための設備面からの支援として位置づけられています。

執行団体に求められる業務

採択された執行団体は、以下の業務を遂行します。

  • 間接補助事業の管理:中小ガス事業者からの申請受付、審査基準の策定、審査・採択の実施
  • 補助金の交付・管理:間接補助金の交付決定、概算払い・精算払いの管理、実績確認
  • フォローアップ:採択事業者の進捗確認、課題への助言、完了検査の実施
  • 成果普及・連携促進:導入事例の共有、事業者間の情報交換促進、ベストプラクティスの横展開
  • 電子申請対応:Jグランツを活用した申請受付・通知業務の実施

応募資格のポイント

執行団体として応募するには以下の要件を全て満たす必要があります。

  • 日本国内に拠点を有すること
  • 事業を的確に遂行する組織・人員体制を有すること
  • 十分な経営基盤と資金管理能力を有すること
  • 経済産業省からの停止措置等を受けていないこと

コンソーシアム形式での申請も認められており、複数の団体が強みを持ち寄って応募することが可能です。ただし、幹事者が業務の全てを他者に再委託することはできません。

申請から事業完了までの流れ

  • 公募期間:約3週間(本公募の場合は2024年2月8日~2月28日)
  • 審査・採択:公募終了後、外部有識者等による審査を経て採択決定
  • 交付決定:採択後に交付申請を行い、交付決定通知を受領
  • 事業実施:間接補助事業者の公募・採択・補助金交付の一連の業務を遂行
  • 実績報告:事業終了後に成果報告書を提出、検査を受ける

活用にあたっての留意点

本補助金は執行団体の公募であり、最終的に設備を導入する中小ガス事業者が直接応募するものではありません。中小ガス事業者が設備導入の補助を受けるためには、採択された執行団体が実施する間接補助事業の公募に別途申請する必要があります。

また、補助事業で取得した設備には財産処分の制限が課される場合があり、一定期間は処分・転用に承認が必要となる点にもご留意ください。

関連書類・リンク