募集終了
普通
準備期間の目安: 約45

令和5年度 事業承継支援助成金

基本情報

補助金額
200万円
補助率: 3分の2
0円200万円
募集期間
2023-10-18 〜 2023-12-25
対象地域東京都
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 分類不能の産業 / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途事業を引き継ぎたい

この補助金のまとめ

事業承継支援助成金は、東京都中小企業振興公社等の事業承継・再生支援事業の支援を受けた都内中小企業者を対象とした助成制度です。後継者が未定の段階から、後継者決定後の具体的な承継手続き、さらには企業の継続支援や譲受支援まで、事業承継の各フェーズに応じた4つの類型(A〜Dタイプ)が用意されています。助成上限額は200万円で、外部専門家への委託費用の一部が助成されます。事業承継は経営者の高齢化が進む中で喫緊の課題であり、専門家の力を借りることで円滑な承継を実現できます。特に、事業承継には法務・税務・財務など多岐にわたる専門知識が必要となるため、本助成金を活用して外部専門家に適切な支援を依頼することが、承継の成功確率を大きく高めるポイントとなります。

この補助金の特徴

1

4つの類型で承継フェーズを網羅

本助成金はAタイプ(後継者未定)、Bタイプ(後継者決定)、Cタイプ(企業継続支援)、Dタイプ(譲受支援)の4類型を設定しており、事業承継のどの段階にある企業でも活用できる設計となっています。後継者探しの段階から、M&Aによる譲受まで幅広くカバーしています。

2

最大200万円の助成で専門家活用を後押し

外部専門家への委託費用を最大200万円まで助成します。事業承継に必要な弁護士、税理士、公認会計士、中小企業診断士などの専門家費用は高額になりがちですが、本助成金により費用負担を大幅に軽減できます。

3

東京都中小企業振興公社等の支援との連携

本助成金は、東京都中小企業振興公社等が実施する事業承継・再生支援事業の支援を受けていることが前提条件です。公社の専門相談員による伴走支援と本助成金を組み合わせることで、より効果的な事業承継を実現できます。

4

経営改善にも活用可能

単なる事業承継手続きだけでなく、承継に伴う経営改善のための取組にも活用できます。承継を機に経営体質を強化し、次世代に引き継ぐ企業価値を高めることが可能です。

ポイント

事業承継の全フェーズに対応する4類型を備え、最大200万円の助成で外部専門家の活用を支援します。東京都中小企業振興公社等の伴走支援と組み合わせることで、円滑かつ効果的な事業承継の実現を後押しする制度です。

対象者・申請資格

企業要件

  • 東京都内に主たる事業所を有する中小企業者であること
  • 東京都中小企業振興公社等の事業承継・再生支援事業の支援を受けていること
  • 法人の場合は都内に登記簿上の本店または支店があること
  • 個人事業主の場合は都内で開業届を提出していること

類型別要件

  • Aタイプ:後継者が未定で、後継者の選定や事業承継計画の策定に取り組む企業
  • Bタイプ:後継者が決定し、具体的な承継手続きを進める企業
  • Cタイプ:事業承継後の企業継続に課題を抱え、経営改善に取り組む企業
  • Dタイプ:M&A等により他社の事業を譲り受ける企業

対象外となるケース

  • 大企業および大企業のみなし大企業
  • 公社等の事業承継支援を受けていない企業
  • 同一内容で他の公的助成金を受給している場合
  • 税金の滞納がある場合

ポイント

都内中小企業であり、東京都中小企業振興公社等の事業承継・再生支援事業の支援を受けていることが大前提です。その上で、自社の承継フェーズに合ったA〜Dの類型を選択して申請します。

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申請ガイド

1

ステップ1:事前相談・支援の開始

まず東京都中小企業振興公社等の事業承継・再生支援事業に申し込み、専門相談員による支援を開始します。支援を受けていることが助成金申請の前提条件となります。

2

ステップ2:申請書類の準備

助成金の募集要項を確認し、申請書、事業計画書、見積書、直近の確定申告書・決算書、登記簿謄本などの必要書類を準備します。外部専門家への委託内容と費用の見積りも必要です。

3

ステップ3:申請書の提出

募集期間内に東京都中小企業振興公社へ申請書類一式を提出します。書類に不備があると受付されないため、提出前に十分な確認を行いましょう。

4

ステップ4:審査・交付決定

書類審査および必要に応じた面接審査が行われます。審査を通過すると交付決定通知が届きます。交付決定前に着手した経費は助成対象外となるため注意が必要です。

5

ステップ5:事業の実施

交付決定後、計画に基づき外部専門家への委託事業を実施します。経費の支出に関する証拠書類(契約書、請求書、領収書等)は全て保管してください。

6

ステップ6:実績報告・助成金受給

事業完了後、実績報告書と経費の証拠書類を提出します。検査・確認を経て助成金額が確定し、指定口座に振り込まれます。

ポイント

公社等の事業承継支援を受けた上で申請する流れです。交付決定前の着手は助成対象外となるため、スケジュール管理が重要です。経費に関する証拠書類は漏れなく保管しましょう。

審査と成功のコツ

公社の支援を早期に開始する
助成金申請の前提となる公社等の事業承継支援は、助成金の募集時期から逆算して早めに開始しましょう。支援を受ける中で自社の課題が明確になり、より説得力のある申請書を作成できます。
適切な類型を選択する
A〜Dの4類型から自社の状況に最も合った類型を選択することが重要です。公社の相談員と相談しながら、承継フェーズに応じた最適な類型を見極めましょう。
外部専門家の選定を慎重に行う
委託先の外部専門家は事業承継の実績が豊富な方を選びましょう。弁護士、税理士、中小企業診断士など、課題に応じた専門家を選定し、見積りの妥当性も確認してください。
具体的な事業計画を策定する
申請書には、承継に向けた課題、専門家に委託する具体的な業務内容、期待される成果を明確に記載します。漠然とした計画ではなく、数値目標やスケジュールを盛り込んだ具体性のある計画が高評価につながります。
経費管理を徹底する
助成対象経費の支出は、契約書・請求書・領収書・振込明細など全ての証拠書類を整備して保管します。現金払いは避け、銀行振込で支払いの証跡を残すことが望ましいです。

ポイント

公社の支援を早期に開始し、自社のフェーズに合った類型を選択することが第一歩です。実績豊富な外部専門家を選定し、具体的な事業計画を策定した上で、経費管理を徹底することが採択と円滑な受給の鍵となります。

対象経費

対象となる経費

経営コンサルティング費(4件)
  • 中小企業診断士による経営診断
  • 事業承継計画の策定支援
  • 経営改善計画の策定コンサルティング
  • 事業価値評価(バリュエーション)
法務関連費(4件)
  • 弁護士による契約書作成・レビュー
  • 株式譲渡に関する法的手続き支援
  • 事業譲渡契約書の作成
  • 各種届出書類の作成支援
税務・会計関連費(4件)
  • 税理士による税務デューデリジェンス
  • 事業承継税制の適用検討
  • 株式評価・資産評価
  • 承継に伴う税務申告支援
財務関連費(3件)
  • 公認会計士による財務デューデリジェンス
  • 財務諸表の分析・整備
  • 資金計画の策定支援
人事・労務関連費(3件)
  • 社会保険労務士による労務監査
  • 就業規則の見直し・整備
  • 従業員への承継説明会の企画支援
M&A関連費(3件)
  • M&A仲介手数料
  • 譲渡先・譲受先の探索費用
  • デューデリジェンス全般の費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 助成事業者の人件費・役員報酬
  • 交付決定日より前に発生した経費
  • 飲食費・接待交際費
  • 自社の従業員が行った業務に対する報酬
  • 不動産の購入費・賃借料
  • 汎用性のある備品・機器の購入費
  • 他の公的助成金で助成を受けている経費

よくある質問

Q事業承継支援助成金の対象者は誰ですか?
A

東京都中小企業振興公社等の事業承継・再生支援事業の支援を受けている都内中小企業者が対象です。法人の場合は東京都内に登記簿上の本店または支店を有すること、個人事業主の場合は都内で開業届を提出していることが条件です。大企業やみなし大企業は対象外となります。なお、助成金の申請に先立ち、公社の事業承継支援窓口での相談・支援を開始していることが必須の前提条件となりますので、まずは公社にご相談ください。

QA〜Dの4つの類型はどのように選べばよいですか?
A

自社の事業承継の進捗段階に応じて選択します。後継者がまだ決まっていない場合はAタイプ(後継者未定)、後継者が決定して具体的な承継手続きを進める段階ならBタイプ(後継者決定)、事業承継後の経営改善が必要な場合はCタイプ(企業継続支援)、M&A等で他社の事業を譲り受ける場合はDタイプ(譲受支援)を選択します。どの類型が適切か判断に迷う場合は、公社の専門相談員にご相談いただくことをお勧めします。

Q助成対象となる経費はどのようなものですか?
A

外部専門家に委託して行う事業承継・経営改善に関する取組の経費が対象です。具体的には、弁護士・税理士・公認会計士・中小企業診断士等によるコンサルティング費用、デューデリジェンス費用、事業承継計画の策定費用、契約書の作成費用、事業価値評価費用などが含まれます。一方、自社の人件費・役員報酬、飲食費、交付決定前に発生した経費などは対象外です。

Q助成金の上限額と助成率を教えてください。
A

助成上限額は200万円です。助成率については募集要項で確認する必要がありますが、対象経費の一定割合(2/3以内が一般的)が助成されます。200万円を超える経費がかかる場合でも、助成額は上限の200万円までとなります。事業承継に必要な専門家費用は高額になることが多いため、計画段階で費用の見積りを十分に行い、自己負担額も含めた資金計画を立てることが重要です。

Q申請から助成金を受け取るまでどのくらいかかりますか?
A

申請から交付決定までは通常1〜2か月程度、その後の事業実施期間は交付決定日から数か月〜1年程度が設定されるのが一般的です。事業完了後の実績報告・検査を経て助成金が支払われるまでにさらに1〜2か月程度かかります。全体として、申請から助成金受領まで半年〜1年半程度を見込んでおくとよいでしょう。後払い方式のため、事業実施中の資金は自己調達が必要です。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

同一の経費について他の公的助成金と重複して受給することはできません。ただし、異なる経費項目であれば、国の事業承継・引継ぎ補助金など他の制度と組み合わせて活用することは可能です。例えば、本助成金で承継手続きの専門家費用を賄い、国の補助金で承継後の設備投資費用を申請するといった使い分けが考えられます。併用を検討する際は、経費の区分を明確にし、各制度の要件を確認してください。

Q交付決定前に専門家への委託を始めてしまった場合はどうなりますか?
A

交付決定日より前に着手した事業や発生した経費は、助成対象外となります。これは多くの公的助成金に共通するルールです。したがって、外部専門家との契約・着手は必ず交付決定通知を受けてから行ってください。事業承継は急を要する場合もありますが、助成金を活用するためにはスケジュール管理が非常に重要です。公社への相談や情報収集は交付決定前でも問題ありませんので、準備は早めに進めておきましょう。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

事業承継支援助成金は、同一の経費について他の公的助成金との重複受給はできません。ただし、異なる経費項目であれば、他の補助金・助成金と組み合わせて活用することが可能です。 事業承継に関連して活用を検討できる制度としては、事業承継・引継ぎ補助金(国の制度)があります。国の補助金は承継後の新たな取組や廃業に伴う費用が対象となるため、本助成金(承継手続きの専門家費用)とは対象経費が異なり、併用の余地があります。ただし、申請時には両制度の対象経費が重複しないよう明確に区分する必要があります。 また、東京都の他の助成金制度(創業助成金、新製品・新技術開発助成金など)とも、対象経費が異なれば併用可能です。承継後の事業展開に合わせて、設備投資や販路開拓に関する補助金を活用することで、事業承継後の成長戦略を支えることができます。 併用を検討する際は、公社の相談員や専門家に相談し、各制度の要件と対象経費を整理した上で申請計画を立てることをお勧めします。

詳細説明

事業承継支援助成金とは

事業承継支援助成金は、東京都中小企業振興公社等が実施する事業承継・再生支援事業の支援を受けた都内中小企業者が、事業承継や経営改善のために外部専門家に委託して行う取組の経費を一部助成する制度です。中小企業の経営者の高齢化が進む中、円滑な事業承継を促進し、都内中小企業の持続的な発展を支援することを目的としています。

4つの類型の詳細

本助成金は、事業承継の段階や形態に応じて4つの類型が設けられています。

  • Aタイプ(後継者未定):後継者がまだ決まっていない段階で、後継者の選定や事業承継計画の策定に向けた取組を支援します。親族内承継、従業員承継、第三者承継のいずれの方向性も検討できます。
  • Bタイプ(後継者決定):後継者が決定し、具体的な事業承継手続きを進める段階を支援します。株式の譲渡、経営権の移転、各種届出など、承継に必要な法的・税務的手続きにかかる専門家費用が対象です。
  • Cタイプ(企業継続支援):事業承継後に企業の継続・発展に課題を抱えている企業を支援します。承継後の経営安定化、業務改善、組織体制の再構築などの取組が対象となります。
  • Dタイプ(譲受支援):M&A等により他の中小企業の事業を譲り受ける企業を支援します。デューデリジェンスや契約手続き、PMI(統合後プロセス)に関する専門家費用が対象です。

助成内容

助成上限額は200万円です。外部専門家(弁護士、税理士、公認会計士、中小企業診断士、社会保険労務士など)に委託して行う事業承継・経営改善に関する取組の経費が助成対象となります。対象となる経費は、コンサルティング費用、デューデリジェンス費用、各種契約書の作成費用、事業評価費用などです。

申請から受給までの流れ

本助成金を申請するためには、まず東京都中小企業振興公社等の事業承継・再生支援事業の支援を受けている必要があります。

  • 事前準備:公社の事業承継支援窓口に相談し、支援を開始してもらいます。専門相談員との面談を通じて、自社の課題と必要な支援内容を整理します。
  • 申請:募集期間内に申請書類一式を提出します。事業計画書には、承継の課題、専門家に委託する業務内容、期待される成果を具体的に記載します。
  • 審査・交付決定:書類審査、必要に応じた面接審査を経て、交付決定が行われます。
  • 事業実施:交付決定後に外部専門家への委託事業を実施します。交付決定前に着手した事業は助成対象外となります。
  • 実績報告・受給:事業完了後に実績報告書を提出し、検査を経て助成金が支払われます。

活用のポイント

本助成金を最大限に活用するためには、以下のポイントを押さえることが重要です。

  • 早期の相談開始:事業承継は時間がかかるプロセスです。公社への相談は早めに開始し、十分な準備期間を確保しましょう。
  • 課題の明確化:自社の事業承継における課題を明確にし、どの専門家にどのような支援を依頼するかを具体的に計画します。
  • 適切な専門家の選定:事業承継の経験が豊富な専門家を選ぶことが成功の鍵です。公社の相談員から紹介を受けることも有効です。
  • 計画的な経費管理:助成対象経費と対象外経費を明確に区分し、全ての支出について証拠書類を整備・保管します。

事業承継の重要性

中小企業庁のデータによると、中小企業経営者の平均年齢は年々上昇しており、後継者不在率も高い水準にあります。事業承継が進まないことで、黒字にもかかわらず廃業を選択せざるを得ない企業も少なくありません。本助成金は、そうした状況を打開するための重要な支援策の一つです。事業承継は、従業員の雇用維持、取引先との関係継続、地域経済の活性化にもつながる重要な経営課題であり、専門家の力を借りて計画的に進めることが求められます。