募集終了
普通
準備期間の目安: 約45

令和5年度第1回事業承継支援助成金

基本情報

補助金額
200万円
補助率: 3分の2
0円200万円
募集期間
2023-06-16 〜 2023-07-28
対象地域東京都
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 分類不能の産業 / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途事業を引き継ぎたい

この補助金のまとめ

東京都中小企業振興公社が実施する事業承継支援助成金は、都内中小企業の円滑な事業承継を支援するための助成制度です。後継者が未定の段階(Aタイプ)から、後継者決定後の引継ぎ(Bタイプ)、企業継続支援(Cタイプ)、さらにはM&A等による譲受(Dタイプ)まで、事業承継の各フェーズに対応した4つのタイプが用意されています。上限200万円、補助率2/3で、外部専門家への委託費用やコンサルティング費用など、事業承継に必要な取組費用を幅広くカバーします。特に注目すべきは、公社・商工会議所・信用金庫協会・信用保証協会といった公的支援機関の支援を受けていることが前提条件となっている点です。これにより、単なる資金支援にとどまらず、専門機関の伴走支援と助成金を組み合わせた包括的な事業承継支援を受けることができます。

この補助金の特徴

1

4タイプの事業承継フェーズに対応

後継者未定(A)、後継者決定(B)、企業継続(C)、譲受(D)の4タイプがあり、自社の事業承継の段階に合わせて最適なタイプを選択できます。例えばAタイプでは後継者探しのためのコンサルティング費用、Dタイプでは企業価値評価やデューデリジェンス費用などが対象となります。

2

上限200万円・補助率2/3の手厚い支援

事業承継に係る外部専門家への委託費用の2/3が助成され、上限は200万円です。事業承継には税理士・弁護士・M&Aアドバイザーなど複数の専門家が必要になるケースが多く、200万円の助成は実務的に大きな負担軽減となります。

3

公的支援機関の伴走支援が前提

東京都中小企業振興公社、商工会議所、信用金庫協会、信用保証協会のいずれかから事業承継に関する支援を受けていることが申請条件です。これにより、助成金申請前から専門家のアドバイスを受けられ、事業承継計画の質が担保されます。

4

経営改善と一体的な支援

単なる事業承継の手続き支援ではなく、承継を機に経営改善に取り組む費用も対象となります。承継後の経営基盤強化まで見据えた包括的な活用が可能です。

ポイント

この助成金の最大の強みは、公的支援機関の伴走支援と資金援助がセットになっている点です。事業承継は後継者選定から株式・資産の移転、経営権の移譲まで複数年にわたるプロジェクトであり、専門家費用の2/3が助成される本制度は、計画的な承継を進める上で非常に有効な制度です。

対象者・申請資格

企業要件

  • 東京都内に本店または主たる事業所を有する中小企業者であること
  • 法人・個人事業主いずれも対象
  • みなし大企業は対象外

支援機関要件(タイプ別)

  • Aタイプ(後継者未定):公社・商工会議所・信用金庫協会・信用保証協会のいずれかから事業承継支援を受けていること
  • Bタイプ(後継者決定):同上の支援機関から支援を受けていること
  • Cタイプ(企業継続支援):公社の企業継続支援を受けていること
  • Dタイプ(譲受支援):公社の現地診断を受けていること

その他の条件

  • 同一テーマで他の助成金を受けていないこと
  • 税金の滞納がないこと
  • 過去に不正受給等がないこと

ポイント

申請前に必ず対応する支援機関での相談・支援を受ける必要があります。特にCタイプとDタイプは公社の特定プログラムへの参加が必須条件となるため、申請を検討する際はまず公社に相談し、適切なタイプの選定と支援プログラムへの参加を進めてください。

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申請ガイド

1

ステップ1:支援機関への相談

まず東京都中小企業振興公社、商工会議所、信用金庫協会、信用保証協会のいずれかに事業承継について相談し、所定の支援を受けます。Cタイプは公社の企業継続支援、Dタイプは公社の現地診断が必要です。

2

ステップ2:申請タイプの選定

自社の事業承継の段階に応じて、A〜Dの4タイプから最適なものを選びます。支援機関の担当者と相談しながら選定すると確実です。

3

ステップ3:申請書類の準備

事業計画書、見積書、支援機関からの推薦書等の必要書類を揃えます。外部専門家への委託内容と費用を明確に記載することが重要です。

4

ステップ4:申請書の提出

募集期間内に東京都中小企業振興公社に申請書類一式を提出します。

5

ステップ5:審査・交付決定

書類審査・面接審査を経て、交付決定通知を受けます。交付決定前に着手した事業は助成対象外となるため注意が必要です。

6

ステップ6:事業実施・実績報告

交付決定後に事業を実施し、完了後に実績報告書を提出。検査を経て助成金が確定・支払われます。

ポイント

最も重要なのは、交付決定前に事業に着手しないことです。既に専門家と契約済みの場合は対象外となるケースがあるため、申請を検討し始めた段階で早めに支援機関に相談することをお勧めします。また、支援機関の推薦を得るまでに一定の時間がかかるため、余裕を持ったスケジュール設計が重要です。

審査と成功のコツ

支援機関との密な連携
申請前から交付決定後まで、支援機関の担当者と密にコミュニケーションを取ることが成功の鍵です。支援機関は多くの事業承継案件を見ており、計画書の改善点や審査のポイントについて的確なアドバイスを受けられます。
具体的な事業承継計画の策定
「何を・いつまでに・どのように承継するか」を具体的に記載した計画書が審査では高く評価されます。漠然とした計画ではなく、スケジュール・マイルストーン・KPIを明確にしましょう。
適切な外部専門家の選定
委託先の専門家が事業承継の実績を持っているかが重要です。税理士・弁護士・M&Aアドバイザー等、必要な専門分野を見極め、実績のある専門家を選定しましょう。
経費の適正な見積もり
助成対象経費は詳細な見積書が必要です。相見積もりを取得し、市場価格と乖離のない適正な金額を提示することが採択率向上につながります。

ポイント

審査では「なぜ外部専門家が必要か」「専門家の活用によってどのような成果が期待できるか」が問われます。自社だけでは解決できない課題を明確にし、専門家の活用と期待される成果を論理的に説明できるよう準備しましょう。

対象経費

対象となる経費

専門家委託費(3件)
  • 事業承継コンサルティング費用
  • 事業承継計画策定支援費用
  • 経営改善計画策定費用
法務関連費(3件)
  • 弁護士費用
  • 契約書作成費用
  • 法的デューデリジェンス費用
財務・税務関連費(4件)
  • 税理士費用
  • 企業価値評価費用
  • 財務デューデリジェンス費用
  • 事業承継税制の検討費用
M&A関連費(3件)
  • M&Aアドバイザリー費用
  • マッチング支援費用
  • 譲渡契約に係る専門家費用
その他専門家費用(3件)
  • 社会保険労務士費用
  • 不動産鑑定費用
  • 知的財産評価費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 自社の人件費・役員報酬
  • 交付決定前に着手した事業の経費
  • 汎用性のある備品・機器の購入費
  • 通常の営業活動に係る経費
  • 租税公課・保険料
  • 他の助成金で助成を受けている経費
  • 親族や関連会社への委託費用

よくある質問

Q個人事業主でも申請できますか?
A

はい、個人事業主も申請可能です。東京都内に主たる事業所を有する中小企業者であれば、法人・個人事業主を問わず対象となります。ただし、申請前に所定の支援機関(公社・商工会議所・信用金庫協会・信用保証協会のいずれか)から事業承継に関する支援を受けている必要があります。まずは最寄りの支援機関に相談することから始めてください。

QA〜Dのどのタイプに該当するかわかりません。どうすればいいですか?
A

東京都中小企業振興公社の事業承継・再生支援事業事務局に相談することをお勧めします。Aタイプは後継者が未定の場合、Bタイプは後継者が決まっている場合、Cタイプは経営危機等の企業継続支援が必要な場合、DタイプはM&A等で他社の事業を譲り受ける場合に該当します。支援機関の専門スタッフが、お客様の状況をヒアリングした上で最適なタイプを案内してくれます。

Q既に税理士に事業承継の相談をしていますが、その費用は対象になりますか?
A

交付決定前に発生した費用は助成対象外となります。既に発生済みの税理士費用は対象になりませんが、交付決定後に新たに発生する費用は対象となる可能性があります。今後の事業承継計画全体を整理し、交付決定後に実施する部分について見積もりを取得した上で申請することをお勧めします。

Q申請から助成金の受給までどのくらいの期間がかかりますか?
A

一般的に、申請から交付決定まで1〜2ヶ月程度、その後の事業実施期間は交付決定日から最大1年程度です。事業完了後に実績報告書を提出し、検査を経て助成金が支払われるまでさらに1〜2ヶ月程度かかります。全体として、申請から受給まで概ね半年〜1年半程度を見込んでおくとよいでしょう。なお、助成金は後払い方式のため、事業実施中の資金は自社で用意する必要があります。

QM&Aで他社を買収する場合、デューデリジェンス費用は対象になりますか?
A

Dタイプ(譲受支援)で申請すれば、デューデリジェンス費用は助成対象となる可能性があります。ただし、Dタイプの申請には公社の現地診断を事前に受けていることが条件です。まず公社に相談し、現地診断を受けた上で申請を進めてください。なお、買収そのものに係る株式取得費用や事業譲渡対価は助成対象外です。

Q他の補助金と併用することはできますか?
A

同一テーマ・同一経費について他の公的助成金と重複して受給することはできません。しかし、異なるテーマ・異なる経費であれば併用が可能です。例えば、本助成金で事業承継の専門家費用を賄い、承継後の設備投資には「ものづくり補助金」を活用するといった組み合わせは可能です。併用を検討する場合は、経費の切り分けを明確にした上で、各制度の事務局に確認してください。

Q親族への承継でも利用できますか?
A

はい、親族内承継でも利用可能です。Bタイプ(後継者決定)が該当し、親族への株式移転・経営権移譲に必要な専門家費用(税理士、弁護士等)が助成対象となります。親族内承継では特に税務面での検討が重要となるため、事業承継税制の活用と合わせて専門家に相談することをお勧めします。なお、親族への委託費用自体は助成対象外となる点にご注意ください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本助成金は東京都中小企業振興公社が実施する制度であり、同一テーマ・同一経費で他の公的助成金と重複して受給することはできません。ただし、異なるテーマや経費であれば、他の補助金・助成金との併用は可能です。例えば、本助成金で事業承継に係る専門家費用を賄い、事業承継後の設備投資には「ものづくり補助金」や「事業再構築補助金」を活用するといった組み合わせが考えられます。また、事業承継税制(特例措置)との併用も可能であり、株式の贈与・相続に係る税負担を大幅に軽減しながら、本助成金で承継手続きの専門家費用をカバーするという戦略も有効です。なお、東京都の他の事業承継関連補助金(事業承継・引継ぎ補助金等)との違いを理解し、最も自社に合った制度を選択することが重要です。不明点は公社の事業承継支援事務局に確認してください。

詳細説明

事業承継支援助成金とは

東京都中小企業振興公社が実施する「事業承継支援助成金」は、都内中小企業の円滑な事業承継を支援するための助成制度です。中小企業の経営者の高齢化が進む中、後継者の確保と円滑な事業承継は喫緊の課題となっています。本助成金は、事業承継に必要な外部専門家への委託費用を最大200万円(補助率2/3)助成することで、中小企業の事業承継を後押しします。

4つのタイプと対象者

本助成金は事業承継の段階に応じて4つのタイプが設けられています。

  • Aタイプ(後継者未定):まだ後継者が決まっていない段階の企業が対象。公社・商工会議所・信用金庫協会・信用保証協会のいずれかの支援を受けている必要があります。後継者の探索・選定に係る専門家費用が助成対象となります。
  • Bタイプ(後継者決定):後継者が決定し、承継の準備段階にある企業が対象。同上の支援機関の支援が条件で、株式移転・経営権移譲等の具体的な承継手続きに係る費用を助成します。
  • Cタイプ(企業継続支援):公社の企業継続支援プログラムを受けている企業が対象。経営危機からの立て直しと事業継続に必要な専門家費用を支援します。
  • Dタイプ(譲受支援):M&A等による事業の譲受を検討している企業が対象。公社の現地診断を受けていることが条件で、企業価値評価やデューデリジェンス等の費用が助成されます。

助成金額と補助率

助成上限額は200万円、補助率は2/3以内です。例えば、外部専門家への委託費用が300万円の場合、その2/3の200万円が助成されます。委託費用が150万円の場合は、100万円が助成額となります。

申請から受給までの流れ

申請には以下のステップが必要です。まず、対応する支援機関で事業承継の相談を受け、所定の支援プログラムに参加します。次に、事業計画書を作成し、募集期間内に申請書類を提出します。書類審査・面接審査を経て交付決定となり、その後に事業を実施します。事業完了後に実績報告書を提出し、検査を経て助成金が確定・支払われます。

活用のポイント

本助成金を最大限活用するためには、早い段階から支援機関に相談し、事業承継計画を具体化しておくことが重要です。特に交付決定前に着手した事業は助成対象外となるため、専門家への正式な発注は交付決定後に行う必要があります。また、経費の見積もりは詳細かつ適正な金額を提示し、事業承継による経営改善効果を具体的に説明できるよう準備しましょう。