募集終了全国対象
普通
準備期間の目安: 約45

令和5年度_団体経由産業保健活動推進助成金

基本情報

補助金額
1000万円
補助率: 9/10
0円1000万円
募集期間
2023-04-21 〜 2023-12-28
対象地域日本全国
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業 / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途雇用・職場環境を改善したい

この補助金のまとめ

団体経由産業保健活動推進助成金は、中小企業の産業保健体制を団体単位で底上げするための画期的な助成制度です。個々の中小企業では産業医や保健師の確保が困難なケースが多い中、事業主団体や労災保険の特別加入団体が「まとめ役」となり、傘下企業に産業保健サービスを一括提供する仕組みを支援します。助成上限は1,000万円と高額で、産業医・保健師等の専門職との契約費用や、産業保健サービス事業者への委託費用の一部が対象となります。特に注目すべきは、個社では実現困難な専門的サービスを団体のスケールメリットで導入できる点です。2024年問題や働き方改革の文脈で従業員の健康管理が経営課題となる今、団体を通じた効率的な産業保健体制の構築は、中小企業の持続的成長に直結する重要な投資といえます。

この補助金の特徴

1

団体経由の一括導入スキーム

本助成金の最大の特徴は、個々の中小企業ではなく事業主団体等を通じて産業保健サービスを提供する「団体経由モデル」を採用している点です。これにより、単独では産業医を確保できない小規模事業者も、団体のスケールメリットを活かして質の高い産業保健サービスを受けることが可能になります。団体が窓口となることで契約交渉や事務手続きの負担も軽減されます。

2

最大1,000万円の高額助成

助成上限額は1,000万円と、産業保健分野の助成金としては非常に手厚い水準です。産業医・保健師等の専門職との契約費用、産業保健サービス事業者への委託費用など、本格的な産業保健体制構築に必要な費用をカバーできます。複数の傘下企業をまとめて対象とするため、1企業あたりのコスト効率も優れています。

3

幅広い産業保健サービスが対象

対象となるサービスは産業医の選任に限らず、保健師による健康相談、ストレスチェックの実施支援、職場環境改善コンサルティングなど多岐にわたります。傘下企業の実情に合わせて必要なサービスを組み合わせることで、実効性の高い産業保健活動を展開できます。

4

特別加入団体も対象

労災保険の特別加入団体も申請可能です。一人親方や中小事業主など、通常の労災保険の枠組みでは産業保健サービスを受けにくい層にもアプローチでき、業界全体の安全衛生水準の向上に寄与します。

ポイント

本助成金は「団体の力で中小企業の産業保健を変える」という明確なコンセプトを持っています。個社対応の限界を団体スキームで突破し、最大1,000万円という高額助成で本格的な体制構築を支援する点が最大の魅力です。傘下企業数が多いほどコストメリットが高まるため、団体としての組織力が成果を左右します。

対象者・申請資格

事業主団体等

  • 事業協同組合、商工会議所、商工会などの事業主団体
  • 中小企業を傘下に持つ業界団体・協会
  • 共同事業を実施する事業主グループ

労災保険の特別加入団体

  • 一人親方等の特別加入団体
  • 中小事業主等の特別加入団体
  • 海外派遣者の特別加入を扱う団体

傘下企業の要件

  • 中小企業基本法に定める中小企業であること
  • 労働者を雇用していること
  • 労働保険に加入していること

ポイント

申請主体は個々の中小企業ではなく「団体」である点が最大のポイントです。自社が対象かどうかではなく、自社が所属する団体が申請できるかという視点で確認してください。所属団体に本助成金の活用を提案することも有効なアプローチです。

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申請ガイド

1

ステップ1:団体内ニーズの把握

傘下の中小企業に対して産業保健に関するニーズ調査を実施します。産業医の選任状況、健康診断の実施状況、メンタルヘルス対策の有無などを確認し、どのようなサービスが必要かを整理します。

2

ステップ2:産業保健サービス提供者の選定

ニーズに基づき、産業医、保健師、産業保健サービス事業者を選定します。複数社から見積もりを取得し、サービス内容と費用のバランスを検討してください。

3

ステップ3:事業計画の策定

助成対象となる産業保健活動の具体的な計画を策定します。対象企業数、提供サービスの内容、スケジュール、予算を明確にした計画書を作成します。

4

ステップ4:申請書類の作成・提出

独立行政法人労働者健康安全機構に申請書類を提出します。団体の概要、傘下企業リスト、事業計画、見積書等の必要書類を漏れなく準備してください。

5

ステップ5:産業保健活動の実施・報告

採択後、計画に沿って産業保健活動を実施します。活動記録、領収書等の証拠書類を適切に保管し、事業終了後に実績報告書を提出します。

ポイント

申請の鍵は「団体としての組織的な準備」です。傘下企業のニーズ把握から始め、適切なサービス提供者を選定し、実効性のある事業計画を策定する一連のプロセスを丁寧に進めることが重要です。団体事務局の体制整備も成功の前提条件となります。

審査と成功のコツ

傘下企業の巻き込み戦略
助成金の効果を最大化するには、できるだけ多くの傘下企業を参加させることが重要です。産業保健の必要性を経営者目線で説明し、労災リスク低減や従業員定着率向上などの具体的メリットを示して参加を促してください。
サービス提供者との連携体制
産業医や保健師との契約内容を明確にし、定期的なコミュニケーション体制を構築しましょう。月次報告や四半期レビューの仕組みを設けることで、サービス品質を維持しつつ助成金の実績報告にも活用できます。
段階的な展開計画
初年度は特にニーズの高い分野(メンタルヘルス対策やストレスチェックなど)に集中し、成果を出してから段階的にサービス範囲を拡大する戦略が有効です。成功事例を団体内で共有することで次年度以降の参加企業も増えます。
エビデンスの蓄積
産業保健活動の効果を数値で示せるよう、活動前後の健康診断有所見率、休職率、労災発生件数などのデータを記録してください。エビデンスは報告書の説得力を高めるだけでなく、継続的な取り組みの根拠にもなります。

ポイント

成功の鍵は「団体事務局の推進力」と「傘下企業の参加率」です。助成金を獲得することがゴールではなく、傘下企業の産業保健水準を実質的に向上させることを目標に据え、PDCAサイクルを回す体制を構築してください。

対象経費

対象となる経費

産業医関連費用(3件)
  • 産業医との契約費用
  • 産業医による職場巡視費用
  • 産業医面談の実施費用
保健師等専門職費用(3件)
  • 保健師との契約費用
  • 保健師による健康相談実施費用
  • 衛生管理者等の専門職との契約費用
産業保健サービス委託費(3件)
  • ストレスチェック実施費用
  • 健康診断事後措置の委託費用
  • 職場環境測定の委託費用
メンタルヘルス対策費用(3件)
  • メンタルヘルス研修の実施費用
  • カウンセリング体制構築費用
  • EAP(従業員支援プログラム)導入費用
健康管理体制整備費(3件)
  • 健康管理システム導入費用
  • 産業保健活動に必要な備品・機器費用
  • 健康教育資材の作成費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • 団体の通常運営に係る一般管理費・人件費
  • 助成対象期間外に発生した費用
  • 健康診断そのものの実施費用(法定健診費用)
  • 傘下企業の従業員の治療費・医療費
  • 不動産の取得・賃借に係る費用
  • 他の助成金・補助金で既に支援を受けている費用

よくある質問

Q個々の中小企業が直接申請することはできますか?
A

本助成金は団体経由の制度であるため、個々の中小企業が直接申請することはできません。申請主体は事業主団体等(事業協同組合、商工会議所、商工会など)または労災保険の特別加入団体に限られます。自社で産業保健サービスを導入したい場合は、所属する団体に本助成金の活用を提案するか、別途「産業保健関係助成金」(ストレスチェック助成金、心の健康づくり計画助成金等)の個社向け制度をご検討ください。

Q助成上限1,000万円は1団体あたりの金額ですか?
A

助成上限額の1,000万円は1団体あたりの上限額です。傘下企業の数や提供するサービスの種類・規模に応じて実際の助成額が決まります。助成率は費用の一部となりますので、事業計画の段階で助成対象経費の総額と自己負担額を算出し、資金計画を立てることが重要です。

Q50人以上の事業場(産業医選任義務あり)を持つ企業も傘下企業として対象になりますか?
A

本助成金は中小企業の産業保健活動推進を目的としているため、中小企業基本法に定める中小企業であれば、50人以上の事業場を持つ企業も傘下企業として対象となり得ます。ただし、既に産業医を選任している企業に対しては、追加的な産業保健サービス(メンタルヘルス対策、保健師による健康指導等)の提供が助成対象となるケースが想定されます。詳細は労働者健康安全機構にご確認ください。

Qどのような産業保健サービス事業者と契約できますか?
A

産業医、保健師、看護師等の産業保健の専門職のほか、ストレスチェック実施機関、EAP(従業員支援プログラム)提供事業者、健康管理システム提供事業者など、産業保健サービスを専門的に提供する事業者と契約できます。選定にあたっては、産業保健に関する実績や専門性を重視し、傘下企業のニーズに合ったサービスを提供できる事業者を選ぶことが大切です。

Q申請から助成金受給までどのくらいの期間がかかりますか?
A

一般的に、申請書類の審査に1〜2ヶ月程度、その後事業実施期間を経て実績報告書の審査に1〜2ヶ月程度を要します。事業実施期間は事業計画に応じて異なりますが、年度内の完了が求められるケースが多いです。助成金の受給は実績報告書の審査完了後となるため、申請から受給まで半年〜1年程度を見込んでおくことが現実的です。資金繰りを考慮し、立替払いが可能な体制を整えておいてください。

Q前年度も本助成金を受けていますが、継続して申請できますか?
A

本助成金は年度ごとに申請を受け付けており、前年度に採択された団体も新たに申請することが可能です。ただし、前年度と全く同じ内容ではなく、活動の拡充や新たなサービスの導入など、産業保健活動の発展が求められます。前年度の成果と課題を踏まえた事業計画を策定することで、採択の可能性が高まります。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本助成金は独立行政法人労働者健康安全機構が実施する制度であり、他の厚生労働省系助成金との併用には注意が必要です。同一の経費について二重に助成を受けることはできませんが、対象経費が異なれば併用の余地があります。例えば、本助成金で産業医との契約費用を賄い、別途「働き方改革推進支援助成金」で労働時間短縮のための設備投資を行うといった組み合わせは検討可能です。また、各都道府県の産業保健総合支援センターが提供する無料サービス(産業保健に関する相談、研修等)を併用することで、助成金の対象外となる部分を補完できます。ただし、キャリアアップ助成金や業務改善助成金など、同じく従業員の処遇改善に関わる助成金との間では、対象経費の重複がないか慎重に確認してください。申請前に労働者健康安全機構の窓口に併用の可否を確認することを強くお勧めします。

詳細説明

団体経由産業保健活動推進助成金とは

本助成金は、中小企業の産業保健活動を団体単位で推進するための制度です。独立行政法人労働者健康安全機構が実施しており、事業主団体等や労災保険の特別加入団体が傘下の中小企業に対して産業保健サービスを提供した際の費用を助成します。

制度の背景と目的

中小企業においては、産業医の選任義務がない50人未満の事業場が多く、従業員の健康管理体制が十分に整備されていないケースが少なくありません。一方で、メンタルヘルス不調による休職や労災事故は企業規模を問わず発生しており、中小企業にとっても産業保健は重要な経営課題です。

本助成金は、個々の中小企業では対応が困難な産業保健活動を、団体のスケールメリットを活かして効率的に実施することを目的としています。団体が一括して産業保健サービスを調達・提供することで、個社では実現できない質の高いサービスを低コストで導入できます。

助成内容の詳細

助成上限額は1,000万円です。対象となる産業保健サービスは多岐にわたります。

  • 産業医サービス:産業医の選任・契約、職場巡視、面談指導
  • 保健師等によるサービス:健康相談、保健指導、健康教育
  • ストレスチェック関連:ストレスチェックの実施、集団分析、職場環境改善
  • メンタルヘルス対策:カウンセリング体制の整備、研修の実施
  • その他産業保健サービス:職場環境測定、健康管理システムの導入

対象となる団体

申請できるのは以下の団体です。

  • 事業協同組合、商工会議所、商工会等の事業主団体
  • 中小企業を傘下に持つ業界団体・協会
  • 労災保険の特別加入団体(一人親方団体、中小事業主団体等)

いずれの場合も、傘下の中小企業に対して産業保健サービスを実際に提供することが要件となります。

申請から受給までの流れ

申請は独立行政法人労働者健康安全機構に対して行います。事業計画書、団体の概要資料、傘下企業リスト、産業保健サービス提供者との契約書(または見積書)等を提出し、審査を経て採択が決定されます。

採択後は計画に沿って産業保健活動を実施し、活動終了後に実績報告書を提出します。経費の証拠書類(領収書、契約書等)の保管が必須です。

活用のポイント

本助成金を効果的に活用するためのポイントは以下の通りです。

  • ニーズ調査を丁寧に行う:傘下企業の産業保健に関する課題を事前に把握し、真に必要なサービスに予算を集中させましょう
  • 参加企業を最大化する:多くの企業が参加するほど1社あたりのコストが下がり、助成金の費用対効果が向上します
  • 成果を可視化する:活動前後のデータを比較できるよう、健康診断結果や休職率等の指標を記録してください
  • 継続性を意識する:助成期間終了後も産業保健活動を継続できるよう、自走できる体制を構築することが大切です

関連書類・リンク