募集終了
普通
準備期間の目安: 約30

令和5年度海外商標対策支援助成事業

基本情報

補助金額
500万円
補助率: 1/2以内
0円500万円
募集期間
2023-04-17 〜 2024-03-01
対象地域東京都
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 分類不能の産業 / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途新たな事業を行いたい

この補助金のまとめ

令和5年度海外商標対策支援助成事業は、東京都知的財産総合センターが実施する、中小企業の海外展開における商標トラブル対策を支援する助成金です。海外市場への進出を目指す中小企業にとって、進出先の国で他社に類似商標を先取り登録されてしまうケースは深刻な経営リスクとなります。本事業では、こうした類似商標の取消請求や無効審判などの法的手続きにかかる費用の1/2以内(3か年で最大500万円)を助成します。対象となるのは東京都内に主たる事業所を置く中小企業者(会社及び個人事業者)、中小企業団体、一般社団・財団法人で、1年度1社1案件に限ります。海外でのブランド保護に必要な情報収集から異議申立、不使用取消審判、無効審判、行政訴訟まで幅広い費用をカバーしており、専門家によるサポートも受けられる点が特徴です。

この補助金の特徴

1

海外商標トラブルに特化した助成金

本助成事業は、海外進出時に発生する商標権侵害や類似商標の問題に特化しています。一般的な知的財産関連の助成金とは異なり、進出予定国での他社類似商標の取消・無効化という具体的な課題に焦点を当てているため、まさに海外展開で商標トラブルに直面している企業にとって最適な支援制度です。

2

3か年で最大500万円の充実した助成額

助成率は対象経費の1/2以内で、3か年の累計で最大500万円まで助成を受けられます。海外での商標関連の法的手続きは高額になりがちですが、複数年にわたって利用できるため、長期的な商標対策戦略を立てやすい設計となっています。中小企業にとって大きな負担となる海外での法務コストを大幅に軽減できます。

3

情報収集から行政訴訟まで幅広い経費をカバー

助成対象経費は、情報収集関連費用、異議申立・不使用取消審判・無効審判・情報提供関連費用、行政訴訟関連費用と、商標対策に必要な一連のプロセスをほぼ全てカバーしています。調査段階から法的手続きの完了まで、一貫した支援を受けられるのが大きな強みです。

4

専門家による伴走型サポート

本事業は助成金の交付だけでなく、知的財産の専門家によるサポートも提供されます。東京都知的財産総合センターが窓口となっており、海外商標に関する専門的なアドバイスを受けながら対策を進められるため、知財対応のノウハウが少ない中小企業でも安心して取り組むことができます。

ポイント

海外進出時の商標トラブルに特化した東京都独自の助成金で、3か年最大500万円(助成率1/2)を受けられます。情報収集から行政訴訟まで幅広い経費が対象で、専門家のサポート付きです。

対象者・申請資格

企業形態の要件

  • 東京都内に主たる事業所を有する中小企業者(会社及び個人事業者)であること
  • 中小企業団体に該当すること
  • 一般社団法人または一般財団法人であること

事業規模の要件

  • 中小企業基本法に定める中小企業者の範囲に該当すること
  • 業種ごとの資本金・従業員数の基準を満たすこと

申請回数の制限

  • 1年度につき1社1案件に限る
  • 複数の商標案件がある場合は優先順位をつけて申請する必要あり

過去の助成金受給者の追加要件

  • 過去に東京都知的財産総合センターから助成金の交付を受けている場合は「活用状況報告書」を所定の期日までに提出済みであること

事業内容の要件

  • 自社ブランドによる海外販路拡大を目的としていること
  • 進出予定国でビジネスの障害となる他社類似商標の取消または無効化に取り組むこと

ポイント

東京都内の中小企業者・中小企業団体・一般社団/財団法人が対象です。1年度1社1案件の制限があり、過去受給者は活用状況報告書の提出が必要です。

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申請ガイド

1

ステップ1:事前相談・情報収集

東京都知的財産総合センターに相談し、自社の商標トラブルの状況を整理します。進出予定国での類似商標の有無や、取消・無効化の可能性について専門家の見解を聞きましょう。助成金の対象となるかどうかの確認も重要です。

2

ステップ2:対策方針の策定

専門家のアドバイスを踏まえ、どの国のどの商標に対してどのような法的手続き(異議申立、不使用取消審判、無効審判等)を行うかの方針を固めます。費用の見積もりも取得しておきましょう。

3

ステップ3:申請書類の準備

助成金の申請に必要な書類を揃えます。事業計画書、見積書、登記簿謄本、決算書類など、必要書類を漏れなく準備します。過去に助成金を受けている場合は活用状況報告書の提出も必要です。

4

ステップ4:申請書の提出

受付期間内に東京都知的財産総合センターへ申請書類一式を提出します。窓口での直接提出が基本です。不備がないよう事前に確認しましょう。

5

ステップ5:審査・交付決定

提出された申請書類をもとに審査が行われます。交付決定の通知を受けたら、計画に沿って商標対策の手続きを進めます。

6

ステップ6:実績報告・助成金受領

事業完了後、実績報告書と経費の証拠書類を提出します。審査を経て助成金が交付されます。

ポイント

まず東京都知的財産総合センターに事前相談し、対策方針を固めてから申請書類を準備します。受付期間内に提出し、交付決定後に事業を実施、完了後に実績報告を行います。

審査と成功のコツ

商標調査の徹底が採択の鍵
申請前に、対象となる類似商標の詳細な調査を行いましょう。どの国のどの商標が自社ブランドの障害になっているのか、その商標の登録状況や使用実態を明確にすることが重要です。調査が不十分だと、取消・無効化の見込みが低いと判断され、助成金の採択に影響する可能性があります。
法的手続きの戦略を明確に
異議申立、不使用取消審判、無効審判、行政訴訟など、複数の法的手段がありますが、それぞれの成功可能性やコスト、所要期間が異なります。弁理士や弁護士と相談し、最も効果的な手続きの組み合わせを選択しましょう。戦略の合理性が審査で評価されます。
海外展開計画との整合性
商標対策が自社の海外販路拡大計画とどう結びつくのかを明確に示すことが重要です。単に商標を取り消すだけでなく、その後の事業展開ビジョンを具体的に説明できると、助成の必要性が伝わりやすくなります。
経費の妥当性を示す
見積書は複数の事務所から取得し、経費の妥当性を示せるようにしましょう。海外の法的手続きは高額になることが多いため、なぜその金額が必要なのかを合理的に説明できることが大切です。
実績報告を見据えた記録管理
助成事業の開始時点から、かかった費用の領収書や契約書、手続きの進捗記録をきちんと管理しましょう。実績報告時にスムーズに書類を提出できるよう、日頃からの記録が成功の秘訣です。

ポイント

商標調査を徹底し、法的手続きの戦略を明確にすることが重要です。海外展開計画との整合性を示し、経費の妥当性を複数見積で裏付け、実績報告に備えた記録管理を行いましょう。

対象経費

対象となる経費

情報収集関連費用(4件)
  • 海外商標の調査費用
  • 類似商標の登録状況調査費
  • 現地代理人への調査依頼費用
  • 商標データベース利用料
異議申立・不使用取消審判・無効審判・情報提供関連費用(7件)
  • 異議申立手続き費用
  • 不使用取消審判請求費用
  • 無効審判請求費用
  • 情報提供手続き費用
  • 現地代理人・弁護士費用
  • 翻訳費用
  • 官庁手数料
行政訴訟関連費用(5件)
  • 行政訴訟の提起費用
  • 訴訟代理人費用
  • 現地弁護士費用
  • 裁判所への手数料
  • 証拠書類の翻訳・公証費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(9件)
  • 新規の商標出願・登録にかかる費用
  • 自社商標の維持・更新にかかる費用
  • 商標のデザイン・ブランディング費用
  • 国内での商標関連手続き費用
  • 渡航費・宿泊費・日当などの旅費
  • 社内人件費
  • 通信費・郵送費などの一般管理費
  • 助成金交付決定前に発生した費用
  • 消費税及び地方消費税

よくある質問

Q海外商標対策支援助成事業の助成率と助成限度額はいくらですか?
A

助成率は対象経費の1/2以内で、3か年の累計で最大500万円まで助成を受けることができます。つまり、対象経費が1,000万円かかった場合、最大500万円が助成されます。3か年にわたって利用できるため、複数年にわたる商標対策にも対応可能です。なお、1年度につき1社1案件の制限がありますので、複数案件がある場合は年度を分けて申請する必要があります。

Qどのような企業が申請できますか?
A

東京都内に主たる事業所を有する中小企業者(会社及び個人事業者)、中小企業団体、一般社団法人・一般財団法人が申請可能です。中小企業者の範囲は中小企業基本法に基づき、業種ごとに資本金・従業員数の基準が定められています。また、過去に東京都知的財産総合センターから助成金の交付を受けている場合は、「活用状況報告書」を所定の期日までに提出していることが条件となります。

Q具体的にどのような費用が助成の対象になりますか?
A

助成対象経費は大きく3つのカテゴリに分かれます。1つ目は情報収集関連費用(海外での類似商標の調査費用など)、2つ目は異議申立・不使用取消審判・無効審判・情報提供関連費用(各種法的手続きにかかる費用、現地代理人費用、翻訳費用、官庁手数料など)、3つ目は行政訴訟関連費用(審決に対する訴訟関連費用)です。なお、新規の商標出願・登録費用や渡航費・宿泊費は対象外となります。

Q申請から助成金の受給までの流れを教えてください。
A

まず東京都知的財産総合センターに事前相談し、対策方針を固めます。次に申請書類を準備して受付期間内に提出します。審査を経て交付決定の通知を受けたら、計画に沿って海外での商標対策手続きを実施します。事業完了後、実績報告書と経費の証拠書類を提出し、審査を経て助成金が交付されます。事前相談から助成金受領まで、東京都知的財産総合センターが一貫してサポートしてくれます。

Q他の助成金と併用することはできますか?
A

同一の経費に対して複数の助成金を重複して受給することはできません。ただし、助成対象経費を明確に区分すれば、他の助成金制度と併用することは可能です。例えば、本事業で商標の取消・無効化費用をカバーしつつ、東京都の「海外展開支援助成事業」で展示会出展費をカバーするといった使い分けができます。また、JETROの海外知的財産プロデューサー派遣事業(無料)は助成金ではないため、本事業と並行して利用可能です。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本助成事業は海外商標の取消・無効化に特化していますが、海外展開を総合的に支援する他の制度と組み合わせることで、より効果的な海外進出戦略を実現できます。 東京都中小企業振興公社の「海外展開支援助成事業」では、海外市場への販路開拓にかかる費用(展示会出展費、市場調査費等)が助成対象となっており、商標対策と並行して海外販路の開拓を進めることができます。 また、特許庁の「中小企業等海外侵害対策支援事業(防衛型侵害対策支援)」は、模倣品対策や冒認出願への対応を支援しており、商標だけでなく意匠・特許も含めた知的財産の包括的な保護を目指す場合に活用できます。 さらに、JETROの海外知的財産プロデューサー派遣事業では、海外での知的財産戦略について無料で専門家の助言を受けられます。本助成事業への申請前の戦略策定段階で利用すると効果的です。 なお、同一の経費に対して複数の助成金を重複して受給することはできませんので、それぞれの助成対象経費を明確に区分して申請する必要があります。

詳細説明

海外商標対策支援助成事業とは

令和5年度海外商標対策支援助成事業は、東京都知的財産総合センターが実施する助成金制度です。東京都内の中小企業が海外市場で自社ブランドを展開する際に、進出先の国で他社に類似商標を登録されてしまい、ビジネスの障害となるケースが増加しています。本事業は、こうした海外での商標トラブルの解消を資金面と専門家サポートの両面から支援します。

助成金の概要

本助成事業の主な条件は以下のとおりです。

  • 助成率:対象経費の1/2以内
  • 助成限度額:3か年で500万円
  • 対象者:東京都内の中小企業者(会社及び個人事業者)、中小企業団体、一般社団・財団法人
  • 申請制限:1年度につき1社1案件

なぜ海外商標対策が重要なのか

海外市場への進出を検討する中小企業にとって、商標の問題は見落としがちなリスクです。特に中国・東南アジアなどでは、日本企業のブランド名や商標が現地の第三者によって先取り登録される「冒認出願」が多発しています。このような状況を放置すると、以下のような深刻な問題が生じます。

  • 自社ブランド名で海外販売ができなくなる
  • ブランド名の変更を余儀なくされ、マーケティングコストが増大する
  • 模倣品・偽造品の流通を止められなくなる
  • 現地パートナーとの取引交渉で不利になる

助成対象となる経費

本事業では、海外での商標対策に必要な以下の費用が助成対象となります。

  • 情報収集関連費用:海外での類似商標の調査、商標権の登録状況の確認、現地の法制度の調査などにかかる費用
  • 異議申立・不使用取消審判・無効審判・情報提供関連費用:類似商標に対する各種法的手続きにかかる費用(現地代理人費用、翻訳費用、官庁手数料等を含む)
  • 行政訴訟関連費用:審決に不服がある場合の行政訴訟にかかる費用

申請の流れ

申請にあたっては、まず東京都知的財産総合センターへの事前相談をお勧めします。専門家が個別の状況をヒアリングし、最適な対策方針を提案してくれます。申請書類の準備から提出、交付決定、事業実施、実績報告まで一貫したサポートを受けられるのが本事業の大きな特徴です。

申請時のポイント

助成金の採択率を高めるためには、以下のポイントを押さえましょう。

  • 事前調査の充実:対象となる類似商標の詳細な調査結果を示し、取消・無効化の実現可能性を明確にする
  • 戦略の明確化:どの法的手続きを選択するのか、その理由と見通しを論理的に説明する
  • 事業計画との連動:商標対策が海外販路拡大にどうつながるのかを具体的に示す
  • 費用の妥当性:見積書を複数取得し、費用の適正さを裏付ける

問い合わせ先

本助成事業に関するご相談・お問い合わせは、東京都知的財産総合センター(東京都台東区台東1-3-5 反町商事ビル1階、TEL: 03-3832-3656、E-mail: chizai@tokyo-kosha.or.jp)までご連絡ください。