募集終了全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約45

令和4年度地熱発電の資源量調査事業費助成金交付事業_令和4年度補正予算分

基本情報

補助金額
100.0億円
補助率: 公募案内・実施細則を参照ください
0円100.0億円
募集期間
2023-03-23 〜 2023-04-28
対象地域日本全国
対象業種電気・ガス・熱供給・水道業 / 鉱業、採石業、砂利採取業
使途新たな事業を行いたい

この補助金のまとめ

JOGMEC(独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構)が実施する地熱発電の資源量調査に対する助成金制度です。日本のエネルギー自給率向上と脱炭素化推進の一環として、地熱発電の導入加速化を目的に設けられています。具体的には、地熱資源量の把握に向けた地表調査や坑井掘削等の各種調査事業に対して費用の一部を助成するもので、令和4年度補正予算を活用した事業です。地熱発電は天候に左右されないベースロード電源として注目されており、本助成金は初期段階のリスクが高い資源量調査のハードルを下げることで、民間事業者の地熱開発への参入を促進する狙いがあります。エネルギー関連事業者だけでなく、温泉事業者や地域の開発事業者にとっても活用可能性がある制度です。

この補助金の特徴

1

JOGMECによる国の直接助成

本制度はJOGMEC(独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構)が直接実施する助成事業です。国のエネルギー政策に基づく制度であり、地熱開発の専門機関が審査・採択を行うため、技術的な助言やサポートも期待できます。申請は公募用アドレスへの連絡から始まり、公募案内・実施細則に基づいて審査が行われます。

2

地表調査から坑井掘削まで幅広い調査が対象

地熱資源量調査において必要となる各種調査が助成対象です。地表調査(地質調査、物理探査、地化学調査等)から、より本格的な調査段階である坑井掘削(調査井の掘削、噴気試験等)まで、段階に応じた幅広い調査活動に対して助成を受けることができます。初期の概査から詳細な資源量評価まで、プロジェクトの進捗段階に合わせて活用が可能です。

3

脱炭素・再エネ推進の国策に沿った支援

2050年カーボンニュートラル実現に向けた国のエネルギー政策の中で、地熱発電は24時間安定して発電可能なベースロード電源として重要視されています。本助成金は令和4年度補正予算で措置されたものであり、国が特に力を入れている分野です。採択されれば、プロジェクトの信頼性向上や追加的な資金調達にもプラスの効果が期待できます。

4

初期投資リスクの大幅軽減

地熱開発は資源量調査段階で多額の費用がかかる一方、地下資源の不確実性が高く投資リスクが大きい分野です。本助成金により調査費用の負担が軽減されることで、事業者は経済的リスクを抑えながら地熱資源のポテンシャル評価を進めることができます。特に坑井掘削は1本あたり数億円規模の費用がかかるため、助成による負担軽減効果は極めて大きいといえます。

ポイント

本制度はJOGMECが実施する地熱資源量調査への助成金で、地表調査から坑井掘削まで幅広い調査段階に対応しています。国のカーボンニュートラル政策に沿った支援であり、初期投資リスクの高い地熱開発の参入障壁を大幅に引き下げる効果があります。

対象者・申請資格

事業者の要件

  • 地熱発電の開発を計画している法人であること
  • 地熱資源量の調査事業を実施する能力を有すること
  • 日本国内で地熱発電の資源量調査を行う計画があること
  • JOGMECが定める公募案内・実施細則の要件を満たすこと

対象となる調査事業

  • 地表調査(地質調査、物理探査、地化学調査等)
  • 坑井掘削(調査井の掘削、噴気試験等)
  • その他地熱資源量の把握に必要な調査

対象地域

  • 日本国内全域が対象
  • 地熱資源が期待される地域での調査が対象

申請上の注意

  • 公募期間内に所定の方法で申請を行うこと
  • 審査基準に基づく選考が行われること
  • IE以外の推奨ブラウザで申請を行うこと

ポイント

地熱発電の資源量調査を計画している法人が対象で、地表調査から坑井掘削まで幅広い調査段階が助成対象となります。日本国内全域が対象であり、JOGMECが定める公募要件を満たした上で公募期間内に申請する必要があります。

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申請ガイド

1

ステップ1:公募案内・実施細則の確認

JOGMECの公式サイトにて公募案内、実施細則、審査基準、マニュアル等の関連書類を十分に確認します。制度の詳細や対象となる調査の範囲、助成率等の重要事項を把握してください。参照URL(https://www.jogmec.go.jp/news/bid/bid_10_00524.html)から最新情報を入手できます。

2

ステップ2:事前相談・問い合わせ

申請前にJOGMECの公募用アドレス(koubo-h07@jogmec.go.jp)に連絡し、受理漏れ防止のための事前確認を行います。調査計画の概要について事前に相談しておくことで、申請書の精度を高めることができます。

3

ステップ3:申請書類の作成

公募案内に基づき、調査計画書、事業費見積書、事業者の概要・実績等の必要書類を作成します。地熱資源の有望性、調査計画の妥当性、事業実施体制等について、審査基準を意識した記載を心がけてください。

4

ステップ4:申請書の提出

公募期間内(令和5年3月23日〜4月28日)に、所定の方法で申請書類を提出します。IE以外の推奨ブラウザ(Edge、Chrome、Firefox、Safari)を使用してください。添付資料が正常にアップロードされていることを必ず確認しましょう。

5

ステップ5:審査・採択

JOGMECによる書類審査および必要に応じたヒアリング等が行われます。審査基準に基づき、調査計画の技術的妥当性、事業実施体制、地熱資源の有望性等が総合的に評価されます。採択結果は個別に通知されます。

ポイント

まずJOGMECの公募案内・実施細則を十分に確認し、公募用アドレスへの事前連絡を行った上で申請書類を作成・提出します。推奨ブラウザの使用が必須で、公募期間内の申請と添付資料の正常アップロード確認が重要です。

審査と成功のコツ

調査計画の技術的妥当性の明示
地熱資源量調査の計画について、地質学的・地球物理学的な根拠を明確に示すことが重要です。既存の地質データや先行調査結果を活用し、対象エリアの地熱資源ポテンシャルを科学的に説明してください。調査手法の選定理由と期待される成果を具体的に記載することで、審査員の理解と評価を得やすくなります。
実施体制と技術力のアピール
地熱開発の経験や関連する技術的実績を具体的に示してください。自社の技術スタッフの専門性に加え、大学や研究機関との連携体制、地質コンサルタントの活用計画等、総合的な実施体制を構築していることを示すことが採択につながります。過去の地熱調査実績がある場合は積極的にアピールしましょう。
地域との合意形成の取組
地熱開発では温泉事業者や地域住民との合意形成が重要な課題です。地域との対話実績や協力体制の構築状況、環境への配慮事項等を申請書に盛り込むことで、事業の実現可能性の高さをアピールできます。自治体との連携体制があればさらに有利です。
事業化までのロードマップ提示
資源量調査の結果を踏まえた発電事業化までの全体計画(ロードマップ)を示すことが重要です。調査段階から開発・運転開始までのスケジュール感、必要な許認可取得の計画、資金調達の見通し等を含めることで、プロジェクトの実効性が高く評価されます。
コスト見積もりの精度と妥当性
調査費用の見積もりは詳細かつ妥当な金額であることが求められます。各調査項目について積算根拠を明確にし、過大・過少な見積もりを避けてください。類似案件の実績価格等を参考にした根拠ある見積もりが、審査での信頼性向上につながります。

ポイント

採択のポイントは、調査計画の技術的妥当性を科学的根拠で示すこと、実施体制と技術力をアピールすること、地域との合意形成状況を示すこと、事業化までのロードマップを提示すること、そしてコスト見積もりの精度を高めることです。

対象経費

対象となる経費

地表調査費(4件)
  • 地質調査費
  • 物理探査費(重力探査、電磁探査等)
  • 地化学調査費
  • 地表踏査・地質マッピング費
坑井掘削費(4件)
  • 調査井掘削費
  • 掘削機材・資材費
  • 坑井仕上げ費
  • セメンチング費
噴気試験費(3件)
  • 噴気試験実施費
  • 計測機器レンタル費
  • 蒸気・熱水分析費
測量・解析費(4件)
  • 測量費
  • 地質データ解析費
  • 資源量評価・シミュレーション費
  • GISデータ処理費
技術者人件費(3件)
  • 地質技術者人件費
  • 掘削技術者人件費
  • 調査補助員人件費
外注・委託費(3件)
  • 地質コンサルタント委託費
  • 分析機関への委託費
  • 専門業者への外注費
旅費・現地調査費(3件)
  • 調査現場への旅費
  • 現地滞在費
  • 運搬費

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 発電所の建設・設備導入に関する費用
  • 土地の取得・賃借に関する費用
  • 事業者の通常業務に係る一般管理費
  • 広告宣伝・営業活動に関する費用
  • 交際費・接待費
  • 資源量調査と直接関係のない研究開発費
  • 他の補助金・助成金で既に充当されている費用

よくある質問

Q地熱発電の資源量調査事業費助成金はどのような事業者が申請できますか?
A

地熱発電の開発を計画している法人が対象となります。電力会社やエネルギー事業者だけでなく、温泉事業者や地域の開発会社なども、地熱資源量の調査事業を実施する能力を有し、JOGMECが定める公募要件を満たしていれば申請が可能です。具体的な要件は公募案内・実施細則に記載されていますので、申請前に十分ご確認ください。なお、個人事業主の申請可否については公募案内で確認する必要があります。

Q助成率や助成金額の上限はどのくらいですか?
A

具体的な助成率や助成金額の上限は、公募案内・実施細則に記載されています。JOGMECの地熱資源量調査助成金は、一般的に調査段階に応じた助成率が設定されており、地表調査と坑井掘削では異なる場合があります。最大金額は制度上99億9999万9999円と設定されていますが、実際の助成額は調査計画の内容や予算状況により決定されます。詳細はJOGMECの公式サイトでご確認ください。

Q申請期間はいつまでですか?また、次回の公募はありますか?
A

令和4年度補正予算分の公募期間は令和5年3月23日から4月28日までで、現在は募集を終了しています。JOGMECの地熱資源量調査助成金は毎年度公募が行われる傾向がありますが、予算措置の状況によって変動する可能性があります。次回の公募についてはJOGMECの公式サイトで最新情報をご確認ください。

Q地表調査と坑井掘削の両方を同時に申請することはできますか?
A

調査の段階に応じた申請が可能です。地表調査の結果を踏まえて坑井掘削に進むのが一般的な流れですが、既に地表調査を完了している場合は坑井掘削段階の調査で申請することも想定されます。同一年度に複数段階の調査を組み合わせて申請できるかどうかは公募案内の規定によりますので、事前にJOGMECにご相談ください。調査計画の全体像を示した上で、最適な申請方法を確認することをお勧めします。

Q温泉地域での地熱開発調査も助成対象になりますか?
A

温泉地域での地熱資源量調査も助成対象となり得ます。ただし、温泉事業者との合意形成や温泉法に基づく手続き等が必要となる場合があります。近年、温泉法の運用見直しや自然公園内での開発規制緩和が進んでおり、温泉との共生を図りながら地熱開発を進める取組が推進されています。申請にあたっては、地域の温泉事業者との対話実績や共存計画を示すことが重要です。

Q採択後の報告義務や成果の取扱いはどうなりますか?
A

助成金の交付を受けた場合、調査の進捗状況や成果について定期的な報告が求められます。また、調査完了後には成果報告書の提出が必要です。取得した地熱資源データの取扱いについてはJOGMECとの取り決めに従うことになります。JOGMECは国の地熱資源データベースの整備も行っており、調査データの一部が公共的な地熱資源情報として活用される場合があります。詳細は実施細則をご確認ください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本助成金はJOGMECが実施する国の助成事業であるため、同一の調査事業費について他の国庫補助金・助成金との重複受給は原則として認められません。ただし、地熱開発は長期にわたるプロジェクトであり、段階ごとに異なる支援制度を活用することは可能です。例えば、本助成金で資源量調査を実施した後、開発段階では経済産業省の地熱開発関連補助金や、環境省の再エネ関連交付金等を活用することが考えられます。また、自治体独自の再生可能エネルギー導入支援制度との組み合わせも検討に値します。地域の温泉事業者との共同事業の場合は、中小企業向けの支援制度を温泉事業者側で活用できる場合もあります。併用を検討する際は、必ず各制度の実施機関に事前確認を行い、重複受給に該当しないことを確認した上で計画を立ててください。なお、JOGMECには地熱資源開発に関する他の支援メニュー(出資、債務保証等)もあるため、プロジェクト全体を通じた最適な支援の組み合わせについてJOGMECに相談することをお勧めします。

詳細説明

地熱発電の資源量調査事業費助成金とは

本制度は、JOGMEC(独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構)が実施する地熱発電の導入加速化を目的とした助成金交付事業です。令和4年度補正予算により措置されたもので、地熱資源量の把握に向けた各種調査事業に対して費用の一部を助成します。

日本は世界第3位の地熱資源量を有していますが、地熱発電の導入量はポテンシャルに比べて限定的です。その主な原因の一つが、資源量調査段階における高い初期投資リスクです。本助成金は、この参入障壁を低減し、民間事業者の地熱開発への参入を促進することを目的としています。

助成対象となる調査の範囲

本助成金の対象となる調査は、大きく以下の段階に分けられます。

  • 地表調査:地質調査、物理探査(重力探査・電磁探査等)、地化学調査などにより、地表から得られる情報をもとに地熱資源の分布や規模を推定する調査です。
  • 坑井掘削:調査井の掘削により地下の地質構造や温度分布を直接把握する調査です。1本あたり数億円規模の費用がかかるため、助成による負担軽減効果が特に大きい段階です。
  • 噴気試験:掘削した坑井からの蒸気・熱水の噴出試験を行い、地熱貯留層の性状や発電可能な蒸気量を評価する試験です。

申請から採択までの流れ

申請にあたっては、まずJOGMECの公式サイトに掲載される公募案内・実施細則・審査基準・マニュアル等を十分に確認してください。

  • 事前連絡:受理漏れ防止のため、公募用アドレス(koubo-h07@jogmec.go.jp)への事前連絡が推奨されています。
  • 申請書提出:公募期間内に所定の方法で申請書類を提出します。IE以外の推奨ブラウザを使用してください。
  • 審査・採択:書類審査および必要に応じたヒアリングにより、調査計画の技術的妥当性や事業実施体制等が総合的に評価されます。

地熱開発を取り巻く政策環境

2050年カーボンニュートラル実現に向けて、地熱発電は24時間安定発電が可能なベースロード電源として国のエネルギー政策において重要な位置づけにあります。第6次エネルギー基本計画では地熱発電の導入目標が引き上げられ、規制緩和(温泉法の運用見直し、自然公園内での開発規制緩和等)も進んでいます。

こうした政策環境の追い風を受け、本助成金を活用した地熱資源調査は、エネルギー事業への新規参入を目指す事業者にとって大きなチャンスといえます。

注意事項と実務上のポイント

申請にあたっては以下の点に留意してください。

  • 公募案内・実施細則の内容を十分に理解した上で申請書類を作成すること
  • 調査計画の技術的妥当性を科学的根拠に基づいて説明すること
  • 地域の温泉事業者や住民との合意形成に向けた取組を示すこと
  • 事業化までの全体的なロードマップを提示すること
  • 調査費用の見積もりは積算根拠を明確にし、妥当性を確保すること

地熱開発は長期的なプロジェクトとなるため、資源量調査段階から将来の発電事業化を見据えた計画立案が重要です。JOGMECは地熱開発の専門機関として豊富な知見を有しているため、申請前の相談を積極的に活用することをお勧めします。