募集終了全国対象
普通
準備期間の目安: 約30

令和5年度「都市ガス分野の災害対応・レジリエンス強化に係る支援事業費補助金」(執行団体公募)

基本情報

補助金額
2億円
0円2億円
募集期間
2023-02-08 〜 2023-02-28
対象地域日本全国
対象業種電気・ガス・熱供給・水道業
使途災害(自然災害、感染症等)支援がほしい / 安全・防災対策支援がほしい / 設備整備・IT導入をしたい

この補助金のまとめ

本補助金は、都市ガス分野における災害対応力・レジリエンス強化を目的とした経済産業省の支援事業です。対象はガス事業法に定める一般ガス導管事業者のうち中小企業者で、災害時の復旧作業の迅速化に資する機器・設備の導入費用を最大2億円まで補助します。具体的にはバルブ開閉器アダプタや遠隔監視システムなど、地震・台風等の自然災害発生時にガス供給を早期復旧するための設備投資が対象となります。近年の大規模災害の頻発を背景に、都市ガスインフラの防災・減災対策は喫緊の課題であり、本事業はその中核的な支援制度です。なお、本公募は補助金の執行団体(事務局)を選定するための公募であり、最終的な設備導入の申請は選定された執行団体を通じて行う二段階構造となっている点に留意が必要です。

この補助金の特徴

1

最大2億円の大型補助

災害対応設備の導入に対し最大2億円という大型の補助枠が設定されており、遠隔監視システムや大規模な復旧用機器など高額設備の導入も視野に入れた計画が可能です。中小ガス事業者にとって単独では困難な大規模投資を後押しする制度設計となっています。

2

災害復旧の迅速化に特化した支援対象

バルブ開閉器アダプタ、遠隔監視システムなど、災害時のガス供給復旧を迅速化する機器・設備に限定された補助金です。平時の業務効率化ではなく、有事の対応力強化という明確な目的を持つため、申請時には災害時の活用シナリオを具体的に示すことが求められます。

3

中小ガス導管事業者限定の支援

大手ガス事業者ではなく、経営資源に制約のある中小企業者を対象としています。地方都市や中小規模のガス供給エリアにおける防災力の底上げを図る政策意図があり、該当する事業者にとっては競合が限定される有利な制度です。

4

執行団体公募による二段階構造

本公募は補助金の執行団体(事務局)を選定するものであり、最終的な補助金申請は選定された執行団体を通じて行います。この構造により、申請手続きや技術審査において執行団体のサポートを受けられるメリットがあります。

ポイント

最大2億円の大型補助で、中小ガス導管事業者の災害対応設備導入を強力に支援する制度です。執行団体を介した二段階構造のため、申請時には執行団体からの支援も期待できます。

対象者・申請資格

事業者要件

  • ガス事業法に定める一般ガス導管事業者であること
  • 中小企業基本法に定める中小企業者に該当すること
  • 災害時の復旧作業等の迅速化に資する機器・設備の導入を計画していること

対象設備

  • バルブ開閉器アダプタ等の復旧作業用機器
  • 遠隔監視システム等の災害検知・監視設備
  • その他、災害時のガス供給復旧の迅速化に資する設備

事業要件

  • 導入する設備が災害対応・レジリエンス強化に直接寄与すること
  • 事業計画において災害時の活用方法が明確であること
  • 補助事業の期間内に設備導入を完了できる見込みがあること

ポイント

一般ガス導管事業者かつ中小企業者であることが大前提です。導入設備は災害復旧の迅速化に直結するものに限定されるため、平時利用のみの設備は対象外となる点に注意してください。

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申請ガイド

1

ステップ1:執行団体の確認

経済産業省の公募結果を確認し、選定された執行団体(事務局)の情報を入手します。執行団体のWebサイトや案内資料で、補助金の詳細な申請要件・スケジュールを確認してください。

2

ステップ2:事業計画の策定

災害時にどのような場面でどの設備を活用するか、具体的な復旧シナリオを含む事業計画を策定します。現状の課題と導入後の改善効果を定量的に整理することが重要です。

3

ステップ3:見積・仕様の確定

導入予定の機器・設備について、複数メーカーから見積を取得し、仕様・価格の妥当性を確認します。補助対象経費と対象外経費の区分を明確にしてください。

4

ステップ4:申請書類の作成・提出

執行団体が定める様式に従い、事業計画書・経費明細・会社概要等の申請書類を作成し提出します。記載内容の整合性を十分確認してから提出しましょう。

5

ステップ5:採択後の設備導入・実績報告

採択された場合、計画に沿って設備を導入し、完了後に実績報告書を提出します。経費の証拠書類(発注書・納品書・請求書・振込記録等)を漏れなく保管してください。

ポイント

執行団体を介した申請となるため、まず選定された執行団体の案内を確認することが第一歩です。災害時の具体的な活用シナリオと定量的な効果を盛り込んだ事業計画の作成が採択の鍵となります。

審査と成功のコツ

災害シナリオの具体性
過去の災害事例や自社供給エリアのリスク評価を踏まえ、「震度○の地震発生時に○○地区の供給停止から復旧までを○時間短縮」といった具体的なシナリオを提示しましょう。抽象的な記述では審査で高い評価を得られません。
現状課題の定量的な把握
現在の災害対応体制の課題を数値で示すことが重要です。復旧に要する時間、人員数、対応可能エリアの限界など、定量データを基に設備導入の必要性を訴求してください。
費用対効果の明確化
最大2億円の補助に対し、設備導入による復旧時間短縮・人件費削減・二次災害防止などの効果を金額換算して示すと説得力が増します。投資回収の見通しも含めて整理しましょう。
地域防災計画との連携
自治体の地域防災計画や国土強靭化計画との整合性を示すことで、公益性・政策合致性をアピールできます。自治体との連携実績や協定があれば積極的に記載してください。
導入後の運用・保守体制
設備を導入するだけでなく、平時の点検・訓練体制や故障時の代替手段など、持続的な運用計画を示すことで実現可能性の高さを印象づけられます。

ポイント

採択の決め手は「災害時の具体的な活用シナリオ」と「定量的な効果」です。地域防災計画との連携や導入後の運用体制まで含めた包括的な計画を示すことで、審査での評価を高めましょう。

対象経費

対象となる経費

復旧作業用機器(4件)
  • バルブ開閉器アダプタ
  • ガス漏れ検知器
  • 配管修繕用工具・機材
  • 可搬式ガス供給設備
遠隔監視・制御システム(4件)
  • 遠隔監視システム
  • SCADA(監視制御システム)
  • センサー・計測機器
  • 通信設備・ネットワーク機器
災害検知・警報設備(4件)
  • 地震感知器
  • ガス漏洩警報装置
  • 緊急遮断装置
  • 圧力異常検知システム
情報伝達・指揮系統設備(3件)
  • 災害対策本部用通信機器
  • 現場作業員向け無線・端末
  • GIS(地理情報システム)関連設備
設備導入に伴う附帯工事(4件)
  • 機器設置工事費
  • 配線・配管工事費
  • システム構築・設定費
  • 試運転・調整費

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 平時の業務効率化のみを目的とした設備・システム
  • 土地の取得費および建物の建設費
  • 人件費(自社従業員の給与・手当)
  • 一般管理費・間接経費のうち補助対象外とされるもの
  • 消耗品・事務用品等の経常的な経費
  • 他の補助金等で既に補助を受けている経費
  • 補助事業期間外に発生した経費

よくある質問

Q一般ガス導管事業者ではない場合、申請できますか?
A

本補助金はガス事業法に定める一般ガス導管事業者のうち中小企業者を対象としています。簡易ガス事業者やLPガス事業者は対象外となります。ただし、LPガス事業者向けには別途「石油ガス災害バルク等の導入事業費補助金」などの支援制度がありますので、資源エネルギー庁のWebサイトで確認されることをお勧めします。自社がガス事業法上どの区分に該当するか不明な場合は、所管の経済産業局にお問い合わせください。

Q補助率はどのくらいですか?
A

本公募資料では補助率の詳細は明示されていません。これは執行団体公募の段階であり、最終的な補助率は選定された執行団体が策定する交付規程で定められます。類似の経済産業省系補助金では対象経費の1/2から2/3程度の補助率が一般的ですが、事業内容や対象地域によって異なる場合があります。正確な補助率は、執行団体選定後に公表される公募要領をご確認ください。補助上限額は最大2億円と公表されています。

Q執行団体公募とは何ですか?直接申請できないのですか?
A

執行団体公募とは、補助金事業の事務局を担う団体を選定するための公募です。国の補助金では、経済産業省が直接申請を受け付けるのではなく、事業の執行(申請受付・審査・交付・管理)を民間の団体に委託する方式が広く採用されています。設備導入を希望する中小ガス事業者は、選定された執行団体に対して補助金を申請する形になります。執行団体が決定した後、改めて設備導入事業者向けの公募が行われますので、そのタイミングで申請してください。

Q遠隔監視システムの更新・アップグレードも対象になりますか?
A

既存の遠隔監視システムの更新・アップグレードについても、災害対応・レジリエンス強化に資する内容であれば対象となる可能性があります。ただし、単なる老朽化更新や保守契約の延長は対象外となる場合がありますので、「災害時の復旧迅速化にどう寄与するか」を明確に説明できることが重要です。例えば、監視対象の拡大、地震感知機能の追加、復旧指示のリアルタイム化など、災害対応力の向上につながる具体的な機能強化を計画に盛り込んでください。

Q複数年度にわたる事業も申請できますか?
A

原則として、補助事業は単年度で完了することが求められます。令和5年度の補助金であるため、交付決定から年度末(もしくは執行団体が定める期限)までに設備導入を完了し、実績報告を提出する必要があります。大規模なシステム導入で年度内完了が困難な場合は、段階的な導入計画として申請するか、執行団体に繰越しの可否を事前相談することをお勧めします。調達リードタイムが長い設備がある場合は、早めの発注準備が重要です。

Q申請に必要な書類は何ですか?
A

具体的な申請書類は執行団体が定める公募要領に従いますが、一般的に以下の書類が必要となります。事業計画書(災害対応の課題・導入設備・期待効果を記載)、経費明細書(導入設備の見積書・仕様書を添付)、会社概要・事業概要、直近の決算書類(中小企業者であることの確認)、ガス事業法に基づく事業許可等の証明書類などです。審査では事業の実現可能性と災害対応への効果が重視されますので、具体的かつ定量的な記載を心がけてください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は経済産業省所管の補助事業であり、同一の設備・経費に対して他の国庫補助金との重複受給は原則として認められません。ただし、異なる設備や経費区分であれば、以下のような補助金との組み合わせを検討する余地があります。中小企業向けの「ものづくり補助金」は生産性向上を目的とした設備投資が対象ですが、災害対応設備とは目的が異なるため、別の設備導入であれば併用可能な場合があります。また「事業継続力強化計画」の認定を受けることで、防災・減災設備投資促進税制(特別償却20%)の活用が可能であり、補助金と税制優遇の併用は一般的に認められます。自治体独自の防災関連補助金についても、国費との重複に該当しない範囲で併用できる可能性がありますので、所在地の自治体窓口に確認してください。いずれの場合も、申請時に他の補助金の受給状況・申請状況を正確に申告することが求められますので、虚偽申告とならないよう十分注意してください。

詳細説明

補助金の背景と目的

近年、大規模地震や台風などの自然災害が頻発する中、都市ガスインフラの防災・減災対策は国の重要政策として位置づけられています。本補助金は、経済産業省が実施する「都市ガス分野の災害対応・レジリエンス強化に係る支援事業費補助金」であり、中小の一般ガス導管事業者が行う災害対応設備の導入を支援するものです。

都市ガスは生活・産業の基盤インフラであり、災害時の供給停止は広範囲に影響を及ぼします。特に中小規模のガス事業者は経営資源に制約があり、大手事業者と比較して防災投資が遅れがちです。本事業はこうした格差を是正し、全国的なガスインフラのレジリエンス底上げを図ることを目的としています。

補助対象となる設備・機器

本補助金の対象は、災害時の復旧作業等の迅速化に資する機器や設備の導入です。具体的には以下のような設備が想定されています。

  • バルブ開閉器アダプタ:災害時のガス遮断・復旧作業を迅速化するための専用工具。従来手作業で時間を要していたバルブ操作を効率化します。
  • 遠隔監視システム:ガス供給設備の状態をリアルタイムで遠隔監視し、異常の早期検知と迅速な対応判断を可能にするシステムです。
  • 地震感知・緊急遮断装置:地震発生時に自動的にガス供給を遮断し、二次災害を防止する設備です。
  • 災害対応用通信・情報システム:災害対策本部と現場作業員の連携を強化する通信設備やGISシステムなどです。

補助金額と補助率

補助上限額は最大2億円と、中小ガス事業者向けとしては大型の支援枠が設定されています。具体的な補助率は執行団体の公募要領で定められますが、一般的にこの種の設備補助では対象経費の1/2〜2/3程度の補助率が設定される傾向にあります。詳細は選定された執行団体の案内をご確認ください。

執行団体公募について

本公募は補助金の執行団体(事務局)を選定するためのものです。これは国の補助金で広く採用されている仕組みで、以下のような流れとなります。

  • 経済産業省が執行団体を公募・選定
  • 選定された執行団体が補助金の詳細要件を策定
  • 執行団体が中小ガス事業者からの申請を受付・審査
  • 採択された事業者が設備導入を実施
  • 執行団体が実績確認・補助金交付を実施

したがって、設備導入を希望する中小ガス事業者は、執行団体の選定結果を待ち、その後の公募に申請することになります。

申請のポイント

採択を目指すにあたり、以下の点を重視して事業計画を策定してください。

  • 災害リスクの具体的評価:自社供給エリアの地震リスク・浸水リスク等を具体的に分析し、設備導入の必要性を客観的に示すこと
  • 復旧時間短縮の定量的効果:設備導入前後で災害時の復旧時間がどの程度短縮されるか、数値で示すこと
  • 地域防災への貢献:自治体の防災計画との連携や地域住民の安全確保にどう寄与するかを明確にすること
  • 持続的な運用体制:導入設備の保守・点検計画、職員の訓練計画など、継続的な活用体制を示すこと

注意事項

本補助金の申請にあたっては、以下の点にご注意ください。補助対象経費は災害対応・レジリエンス強化に直接寄与する設備に限定されます。平時の業務効率化のみを目的とした投資は対象外です。また、他の国庫補助金との重複受給は認められませんので、既に他の補助金を受給している場合は経費の区分に十分注意してください。補助事業期間内に設備導入を完了する必要があるため、調達リードタイムを考慮した現実的なスケジュールを立ててください。

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