募集終了
普通
準備期間の目安: 約45

【公益財団法人かごしま産業支援センター】令和4年度_中小企業等海外出願・侵害対策支援事業費補助金(中小企業等外国出願支援事業)

基本情報

補助金額
300万円
補助率: 1/2
0円300万円
募集期間
2022-05-11 〜 2022-06-10
対象地域鹿児島県
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業 / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途販路拡大・海外展開をしたい

この補助金のまとめ

本補助金は、鹿児島県内の中小企業等が海外市場での知的財産権保護を目的として外国出願を行う際の費用負担を軽減する制度です。公益財団法人かごしま産業支援センターが窓口となり、特許・実用新案・意匠・商標の海外出願に要する費用の1/2を補助します。特許・実用新案は1件あたり上限300万円、意匠・商標は60万円、冒認対策商標は30万円が上限です。海外展開を検討している鹿児島県の中小企業にとって、現地代理人費用や翻訳費用など高額になりがちな外国出願コストを大幅に抑えられる点が最大のメリットです。ただし、出願先国の選定や知財戦略の明確化が採択の鍵となるため、事前に弁理士や知財専門家と連携し、海外展開計画と整合した出願戦略を立てることが重要です。鹿児島県の地場産業(焼酎、黒豚、さつま揚げ等)のブランド保護にも有効な制度といえます。

この補助金の特徴

1

補助率1/2・最大300万円の手厚い支援

外国出願にかかる費用の1/2を補助する制度で、特許・実用新案は1件あたり上限300万円と高額な支援が受けられます。意匠・商標は60万円、冒認対策商標は30万円が上限となりますが、複数件の出願も対象となるため、包括的な知財保護戦略を実行する際に大きな費用軽減効果が期待できます。海外出願は国内出願の数倍のコストがかかるため、この補助率は実質的に大きなインパクトがあります。

2

現地代理人費用・翻訳費用を幅広くカバー

外国出願で特に負担が大きい現地代理人費用、翻訳費用、各国特許庁への出願料等が補助対象に含まれています。これらは出願先国や言語によって大きく変動しますが、本補助金を活用することで、コスト面の不安を軽減しながら適切な現地代理人を選定できるようになります。品質の高い翻訳や現地対応は権利取得の成否を左右するため、コスト面の支援は間接的に権利化の確度向上にも寄与します。

3

鹿児島県の地場産業のブランド保護に最適

焼酎、黒豚、さつまいも、さつま揚げなど、鹿児島県には海外でも人気の高い特産品・ブランドが多数あります。これらのブランドを海外で模倣品・冒認出願から守るために、商標の海外出願は不可欠です。本補助金は冒認対策商標出願にも対応しており、すでに海外で第三者に商標を先取りされているケースでも活用可能です。

4

JETROの全国事業との連携体制

本事業は経済産業省・特許庁の「中小企業等海外出願・侵害対策支援事業」の一環として実施されており、JETRO(日本貿易振興機構)が全国統括しています。かごしま産業支援センターが地域窓口として申請受付を行いますが、JETROの知財支援ネットワークも活用できるため、海外知財に関する専門的なアドバイスも受けやすい環境が整っています。

ポイント

外国出願コストの1/2を補助する本制度は、海外展開を目指す鹿児島県の中小企業にとって極めて有用です。特に現地代理人費用や翻訳費用など「見えにくいコスト」をカバーできる点が実務上の大きなメリットです。出願前に知財戦略を明確化し、補助対象経費を最大限活用する計画を立てることを推奨します。

対象者・申請資格

企業規模要件

  • 中小企業基本法に定める中小企業であること
  • 鹿児島県内に主たる事業所を有すること
  • 中小企業に準ずる者(個人事業主等)も対象となる場合がある

出願要件

  • 外国特許庁へ特許・実用新案・意匠・商標の出願を行うこと
  • 日本国特許庁への先行出願(基礎出願)が完了していること、または予定されていること
  • PCT国際出願の国内移行段階も対象となる場合がある

事業計画要件

  • 海外展開に関する具体的な事業計画を有すること
  • 出願する知的財産権が自社の事業活動に直接関連すること
  • 冒認対策の場合は、海外での冒認出願の事実が確認できること

その他要件

  • かごしま産業支援センターの審査・推薦を受けること
  • 同一内容で他の補助金を受けていないこと
  • 税金の滞納がないこと

ポイント

鹿児島県内に事業所を持つ中小企業が主な対象です。出願する知的財産権と海外展開計画の整合性が審査のポイントとなるため、「なぜこの国に出願するのか」を明確に説明できる事業計画の準備が重要です。基礎出願が未完了の場合は先にそちらを進める必要があります。

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申請ガイド

1

ステップ1:知財戦略の策定と弁理士相談

まず自社の海外展開計画に基づき、どの国でどの知的財産権(特許・商標等)を取得するかを決定します。弁理士や知財専門家に相談し、出願先国の知財制度や費用見積もりを確認しましょう。INPITの知財総合支援窓口やJETROの無料相談も活用できます。

2

ステップ2:基礎出願の確認・実施

外国出願の前提として、日本国特許庁への基礎出願が必要です。優先権主張の期限(特許・実用新案12ヶ月、意匠・商標6ヶ月)に注意し、スケジュールを逆算して計画を立ててください。

3

ステップ3:かごしま産業支援センターへの事前相談

公募期間を確認し、申請前にかごしま産業支援センターの担当者に事前相談を行います。補助対象となる経費の範囲や必要書類について具体的な確認を取りましょう。

4

ステップ4:申請書類の作成・提出

事業計画書、出願費用の見積書、基礎出願関連書類等を準備し、所定の申請書類を作成します。海外展開の必要性と出願する知財の事業上の重要性を具体的に記載することがポイントです。

5

ステップ5:採択後の出願実行・実績報告

採択後に外国出願を実行し、完了後に実績報告書を提出します。補助金は実績確認後の精算払いとなるため、出願費用は一旦自社で立替える必要があります。領収書や請求書は全て保管してください。

ポイント

申請の最大のポイントは「事前準備」です。基礎出願の完了、出願先国の選定理由の明確化、費用見積もりの取得を早めに進めましょう。公募期間は限られているため、かごしま産業支援センターへの事前相談を通じて要件を確認し、書類不備のない状態で申請することが採択への近道です。

審査と成功のコツ

知財戦略と事業計画の一貫性を示す
審査では「なぜ海外出願が必要か」が問われます。海外展開計画と出願する知財の関連性を明確にし、出願先国を選んだ根拠(市場規模、取引先所在地、模倣品リスク等)を具体的に説明しましょう。漠然と「将来のため」ではなく、具体的な事業上の必要性を示すことが重要です。
出願先国の優先順位を明確にする
予算制約がある中で最大の効果を得るには、出願先国の優先順位付けが不可欠です。主要市場国、製造拠点国、模倣品リスクの高い国を優先し、限られた補助金額を戦略的に配分しましょう。一度に全ての国に出願する必要はなく、フェーズを分けた出願計画も有効です。
信頼できる現地代理人を選定する
外国出願の成否は現地代理人の質に大きく左右されます。弁理士ネットワークやJETROの紹介を活用し、対象国での実績が豊富な代理人を選定しましょう。費用の安さだけで選ぶと、権利化の確度が下がるリスクがあります。
冒認出願への早期対応
海外で自社ブランドが第三者に先取り出願されている場合、早期の対応が重要です。本補助金の冒認対策枠を活用し、異議申立や正当な権利者としての出願を速やかに行いましょう。放置すると対策コストが膨らみます。
費用見積もりの精度を高める
補助率1/2の制度のため、自己負担額の正確な把握が経営判断に直結します。複数の弁理士事務所から見積もりを取り、為替変動も考慮した現実的な費用計画を立てましょう。

ポイント

採択と権利化の両方を成功させるには、「事業戦略に裏付けられた知財出願」であることを明確に示すことが最重要です。出願先国の選定理由、現地代理人の選定、費用計画の精度を高め、補助金を最大限活用できる体制を整えてから申請に臨みましょう。

対象経費

対象となる経費

現地代理人費用(3件)
  • 外国弁理士・弁護士への出願手続き代行費用
  • 現地代理人の出願関連手数料
  • 中間処理(拒絶理由通知対応等)費用
翻訳費用(3件)
  • 明細書・請求項の翻訳費用
  • 出願書類の現地語翻訳費用
  • 優先権証明書の翻訳費用
出願料(3件)
  • 各国特許庁への出願手数料
  • PCT国際出願の国内移行手数料
  • 審査請求料
国内代理人費用(2件)
  • 国内弁理士の外国出願手続き費用
  • 出願書類の作成・チェック費用
その他出願関連費用(3件)
  • 優先権主張に係る費用
  • 出願に必要な証明書取得費用
  • 図面作成費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 日本国特許庁への国内出願費用
  • 出願後の権利維持費用(年金・更新料等)
  • 侵害訴訟・係争に関する費用
  • 渡航費・交通費・宿泊費
  • 社内人件費・間接経費
  • 補助事業期間外に発生した費用
  • 他の補助金で既に補助を受けている費用

よくある質問

Q個人事業主でも申請できますか?
A

中小企業基本法に定める中小企業者に該当する個人事業主であれば、申請可能です。鹿児島県内に主たる事業所を有し、海外で知的財産権を取得する具体的な計画があることが前提となります。詳細な要件はかごしま産業支援センターに事前相談で確認されることをお勧めします。事業規模や業種によって中小企業の定義が異なるため、自社が対象に該当するか不明な場合は早めに確認しましょう。

Q複数の国に同時に出願する場合、それぞれ補助を受けられますか?
A

複数国への出願であっても、同一の知的財産権に関する出願は原則として1件としてカウントされます。例えばPCT出願から複数国に移行する場合、移行先の各国分の費用を含めて1件あたりの上限額(特許は300万円)の範囲で補助を受けられます。ただし、異なる知的財産権(例:特許と商標)であれば別件としてそれぞれ補助対象となる可能性があります。具体的な取り扱いは出願形態により異なるため、事前にかごしま産業支援センターにご確認ください。

Q補助金の支払いはいつ行われますか?
A

本補助金は精算払い方式です。採択後に外国出願を実行し、出願完了後に実績報告書を提出して審査を受けた後に補助金が交付されます。つまり、出願にかかる費用は一旦全額を自己資金で立て替える必要があります。資金繰りに不安がある場合は、金融機関のつなぎ融資や鹿児島県の制度融資の活用も併せて検討しましょう。交付までの期間は実績報告の提出時期や審査状況により異なります。

Q既に出願済みの案件でも申請できますか?
A

原則として、補助金の採択決定前に行った出願は補助対象外となります。補助事業期間内に出願手続きを行うことが要件のため、出願前に申請し採択を受ける必要があります。スケジュールとしては、公募開始→申請→採択決定→出願実行→実績報告の順になります。優先権主張の期限が迫っている場合は、早めにかごしま産業支援センターに相談し、スケジュールの調整を行ってください。

Q冒認対策商標とは何ですか?
A

冒認対策商標とは、海外で第三者が無断で自社のブランド名やロゴを商標出願・登録しているケースに対抗するための出願です。特にアジア圏では、日本企業のブランドが現地の第三者に先取り出願される事例が多発しています。本補助金では冒認対策としての商標出願にも1件あたり上限30万円の補助があります。冒認出願を発見した場合、異議申立や無効審判と並行して正当な権利者として自ら出願を行うことが重要です。早期発見・早期対応が対策コスト削減の鍵となります。

Qどのような書類を準備する必要がありますか?
A

一般的に必要な書類は、補助金交付申請書、事業計画書、出願費用の見積書(弁理士事務所等からの見積り)、基礎出願に関する書類(出願番号の確認資料等)、会社概要がわかる書類(法人登記簿謄本等)、直近の決算書などです。冒認対策の場合は冒認出願の事実を示す資料も必要です。書類の詳細は公募要領で確認してください。不備があると審査に時間がかかるため、早めの準備と事前相談での確認が重要です。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は経済産業省・特許庁の「中小企業等海外出願・侵害対策支援事業」の一環であり、同一の出願に対して他の公的補助金との二重受給は認められません。ただし、異なる出願(例:特許は本補助金、別の商標は他の制度)であれば、それぞれ別の支援制度を活用することが可能です。 併用を検討できる制度としては、JETROの「中小企業等海外侵害対策支援事業」(模倣品対策・侵害調査に特化)があります。出願費用は本補助金でカバーし、権利取得後の侵害対策はJETRO事業を活用するという切り分けが効果的です。また、鹿児島県の海外展開支援事業や、中小企業庁の「海外ビジネス戦略推進支援事業」と組み合わせることで、知財保護と海外販路開拓を同時に推進できます。 なお、ものづくり補助金やIT導入補助金などの設備・システム投資系の補助金とは対象経費が異なるため、事業全体として複数の補助金を戦略的に活用することは十分可能です。申請前にかごしま産業支援センターに併用の可否を確認することをお勧めします。

詳細説明

制度の概要と背景

「中小企業等海外出願・侵害対策支援事業費補助金(中小企業等外国出願支援事業)」は、鹿児島県内の中小企業等が海外で知的財産権を取得する際の費用負担を軽減するための補助金制度です。経済産業省・特許庁が推進する全国事業の一環として、公益財団法人かごしま産業支援センターが鹿児島県の地域実施機関として運営しています。

グローバル化が進む中、海外市場での事業展開には自社の技術やブランドを知的財産権として適切に保護することが不可欠です。しかし、外国出願には現地代理人費用、翻訳費用、各国特許庁への出願料など、国内出願の数倍のコストがかかります。本補助金はこうした費用負担を軽減し、中小企業の海外知財戦略を後押しすることを目的としています。

補助内容の詳細

本補助金の補助率は1/2で、出願の種類によって上限額が異なります。

  • 特許・実用新案:1件あたり上限300万円
  • 意匠・商標:1件あたり上限60万円
  • 冒認対策商標:1件あたり上限30万円

補助対象となる経費は、外国出願に直接必要な費用に限定されます。具体的には、現地代理人費用(外国弁理士への手続き代行費用)、翻訳費用(明細書・請求項等の翻訳)、出願料(各国特許庁への手数料)、国内代理人費用(国内弁理士の外国出願関連費用)などが含まれます。

対象となる出願の種類

本補助金は以下の出願形態に対応しています。

  • パリルート出願:各国特許庁に直接出願する方式。優先権を主張する場合は基礎出願からの期限に注意が必要です。
  • PCT国際出願の国内移行:PCT出願を経由して各国に移行する方式。広い範囲の国をカバーする場合に有効です。
  • マドリッドプロトコル出願:商標の国際出願制度。複数国への商標出願を一括で行えます。
  • 冒認対策出願:海外で第三者に自社ブランドを先取り出願された場合の対抗出願。

鹿児島県の中小企業にとっての意義

鹿児島県は焼酎、黒豚、さつまいも、さつま揚げ、大島紬など、国内外で高い評価を受ける特産品・ブランドを数多く有しています。近年、アジアを中心にこれらのブランドの知名度が高まる一方、海外での模倣品や商標の冒認出願のリスクも増加しています。

本補助金を活用することで、鹿児島の地場産業が自社のブランドや技術を海外で適切に保護し、安心して海外展開を進めることができます。特に農産物加工品やクラフト製品など、ブランド価値が競争力の源泉となる業種にとって、商標の海外登録は事業戦略の根幹をなす重要な投資です。

申請から補助金受領までの流れ

本事業は年度ごとに公募が行われます。一般的な流れは以下の通りです。

  • 事前相談:かごしま産業支援センターに事前相談し、補助対象となるか確認
  • 申請書類の提出:公募期間内に事業計画書、見積書等の必要書類を提出
  • 審査・採択:かごしま産業支援センターによる審査を経て採択が決定
  • 外国出願の実行:採択後に出願手続きを実施
  • 実績報告:出願完了後に実績報告書・証拠書類を提出
  • 補助金の交付:実績確認後、補助金が精算払いで交付

申請時の注意点

本補助金を申請する際は、以下の点に特に注意が必要です。

  • 公募期間の確認:年度によって公募時期が異なります。かごしま産業支援センターのウェブサイトで最新情報を確認してください。
  • 基礎出願の要件:外国出願の前提として、日本国特許庁への基礎出願が必要です。優先権主張期限にも注意しましょう。
  • 精算払い:補助金は後払いのため、出願費用は一旦自己資金で賄う必要があります。資金計画を事前に立てておきましょう。
  • 為替リスク:外国出願費用は外貨建てのため、為替変動により実際の費用が見積もりと異なる場合があります。