募集終了全国対象
普通
準備期間の目安: 約45

令和4年度 石油製品販売業構造改善対策事業費補助金(離島・SS過疎地等における石油製品の流通合理化支援事業のうち環境対応型石油製品販売業支援事業に係るもの)(執行団体公募)

基本情報

補助金額
1.8億円
補助率: 定額(10/10)
0円1.8億円
募集期間
2022-02-18 〜 2022-03-09
対象地域日本全国
対象業種分類不能の産業
使途安全・防災対策支援がほしい

この補助金のまとめ

本補助金は、離島やSS(サービスステーション)過疎地域における石油製品の安定供給を維持するため、環境対応型の設備導入を支援する制度です。経済産業省が所管し、執行団体を通じて運営されます。地方の過疎化が進む中、ガソリンスタンドの廃業が相次ぎ、生活インフラとしての燃料供給が危機的状況にある地域が増えています。本事業では、そうした地域のSSが環境負荷低減に資する設備(地下タンクの入替、老朽化設備の更新等)を導入する際の費用を全額(定額10/10)補助します。補助率が10/10という点は非常に魅力的ですが、執行団体公募という形式のため、まず執行団体として採択される必要がある点に注意が必要です。離島やSS過疎地で事業を営む石油販売業者にとって、設備の近代化と事業継続を同時に実現できる貴重な支援策といえます。

この補助金の特徴

1

補助率10/10の全額補助

本事業は定額(10/10)の補助率が設定されており、採択されれば対象経費の全額が補助されます。石油販売業者にとって自己負担なく環境対応型設備を導入できる極めて有利な制度です。設備投資の初期コストがネックとなっている事業者には特に魅力的です。

2

離島・SS過疎地に特化した支援

全国一律ではなく、離島やSS過疎地等の燃料供給が困難な地域に限定した支援です。地域のエネルギー安全保障の観点から、生活インフラとしてのSSを維持するための政策的意図が明確です。対象地域に該当するかどうかが採択の重要な判断基準となります。

3

環境対応型設備の導入促進

単なる経営支援ではなく、環境負荷の低減に資する設備導入が条件となっています。老朽化した地下タンクの入替や、省エネ型計量機の導入など、環境保全と事業継続の両立を図る設計です。

4

執行団体公募方式

補助金は個別事業者に直接交付されるのではなく、執行団体として採択された団体を通じて配分されます。業界団体や協会等が執行団体となり、傘下の事業者を取りまとめる形が一般的です。

ポイント

補助率10/10という破格の条件は、離島・SS過疎地の燃料供給維持が国の重要政策であることの表れです。ただし執行団体公募方式のため、個別事業者は業界団体等を通じた申請が前提となります。対象地域に所在するSSは、まず所属団体に相談することが第一歩です。

対象者・申請資格

対象地域

  • 離島地域(離島振興法等に基づく指定離島)
  • SS過疎地(最寄りのSSまでの距離が一定以上の地域)
  • その他、石油製品の安定供給が困難と認められる地域

対象事業者

  • 揮発油販売業者(ガソリンスタンド経営者)
  • 石油製品販売業を営む中小企業者
  • 上記地域で石油製品の販売を継続する意思のある事業者

対象事業

  • 環境対応型の地下タンク入替工事
  • 老朽化した計量機等の環境配慮型設備への更新
  • 土壌汚染防止のための設備改修
  • その他環境負荷低減に資する設備導入

ポイント

本事業の最大の要件は「立地」です。離島やSS過疎地等に該当するかどうかが採択の大前提となります。また、執行団体を通じた申請が必要なため、全国石油商業組合連合会等の業界団体への加入・相談が実質的に不可欠です。地域要件を満たすSSは積極的に活用を検討すべきです。

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申請ガイド

1

ステップ1:対象地域の確認

まず自社のSSが離島・SS過疎地等の対象地域に該当するか確認します。経済産業省資源エネルギー庁のウェブサイトや、所属する石油商業組合に問い合わせることで確認できます。

2

ステップ2:執行団体への相談

本事業は執行団体公募方式のため、個別事業者が直接応募することはできません。全国石油商業組合連合会や関連業界団体に連絡し、事業への参加意向を伝えます。

3

ステップ3:事業計画の策定

執行団体の指導のもと、環境対応型設備の導入計画を策定します。導入する設備の仕様、工事スケジュール、期待される環境負荷低減効果等を具体的にまとめます。

4

ステップ4:申請書類の作成・提出

執行団体が取りまとめる申請書類に必要な情報を提供します。見積書、事業計画書、地域の燃料供給状況等の資料を準備します。

5

ステップ5:採択後の事業実施と報告

採択後は計画に沿って設備導入を実施し、完了後に実績報告書を提出します。

ポイント

執行団体公募という形式上、個別事業者にとっての申請手続きは比較的簡素です。ただし、執行団体の公募スケジュールに合わせる必要があるため、早めの情報収集と団体への相談が重要です。設備の見積取得には時間がかかるため、検討段階から並行して進めましょう。

審査と成功のコツ

観点1:地域の燃料供給実態の明確化
申請にあたっては、対象地域における燃料供給の困難さを具体的なデータで示すことが重要です。最寄りSSまでの距離、地域住民の利用実態、SSがなくなった場合の影響等を定量的に整理しましょう。
観点2:環境対応効果の具体的提示
補助の趣旨が「環境対応型」である以上、導入設備による環境負荷低減効果を明確に示す必要があります。旧設備との比較データや、土壌汚染リスクの低減効果等を具体的に記載しましょう。
観点3:事業継続性の証明
補助金で設備を更新した後も長期的に事業を継続する計画を示すことが重要です。地域の需要見通しや経営計画を添えることで、投資効果の持続性をアピールできます。
観点4:業界団体との連携強化
執行団体方式では、業界団体との良好な関係が採択の鍵を握ります。日頃から組合活動に参加し、情報収集と信頼関係の構築に努めましょう。

ポイント

採択のポイントは「なぜこの地域のSSに支援が必要か」を説得力をもって示すことです。地域住民の生活への影響、防災拠点としての役割、環境リスクの低減効果を三位一体で訴求することで、審査員の理解を得やすくなります。

対象経費

対象となる経費

地下タンク関連(3件)
  • FRP二重殻タンクへの入替工事費
  • 鋼製強化プラスチック製二重殻タンク設置費
  • 既設タンクの撤去・処分費
計量機関連(3件)
  • 環境配慮型計量機の購入費
  • 計量機の設置工事費
  • 老朽計量機の撤去費
土壌汚染防止設備(3件)
  • 漏洩検知装置の設置費
  • 防液堤の設置・改修費
  • 油水分離装置の導入費
配管関連(2件)
  • 二重配管への更新費
  • 配管の腐食防止措置費
環境モニタリング設備(2件)
  • 地下水モニタリング設備費
  • 在庫管理システム導入費
付帯工事費(3件)
  • 舗装復旧費
  • 仮設工事費
  • 設計・積算費

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 日常的な設備保守・メンテナンス費用
  • 土地の取得費・賃借料
  • 人件費(自社従業員の通常業務分)
  • 事務所・店舗の建設・改修費(SS設備以外)
  • 車両の購入・リース費用
  • 消耗品費・燃料費等の運転資金
  • 他の補助金で既に補助を受けている経費

よくある質問

Q個別のガソリンスタンド事業者が直接申請できますか?
A

本事業は「執行団体公募」方式のため、個別のSS事業者が直接国に申請することはできません。全国石油商業組合連合会等の業界団体が執行団体として応募し、採択後にその団体を通じて個別事業者への支援が行われます。まずは所属する石油商業組合や業界団体に相談し、本事業への参加意向を伝えてください。

Q補助率10/10とは、本当に全額補助されるのですか?
A

定額(10/10)補助とは、補助対象経費として認められた費用の全額が補助されるという意味です。ただし、補助対象外の経費(日常的なメンテナンス費用や土地取得費等)は自己負担となります。また、交付決定額には上限が設定される場合がありますので、事業規模によっては一部自己負担が発生する可能性もあります。

Qどのような地域が「SS過疎地」に該当しますか?
A

SS過疎地の定義は、一般的に市町村内のSS数が3か所以下、または最寄りのSSまでの距離が一定以上(概ね15km以上)の地域を指します。ただし、具体的な基準は事業年度ごとの公募要領で定められます。自社のSSが該当するかどうかは、経済産業省資源エネルギー庁や所属する業界団体に確認することをお勧めします。

Q地下タンクの入替以外にも対象となる設備はありますか?
A

地下タンクの入替が代表的な対象事業ですが、それ以外にも環境対応に資する設備であれば対象となる可能性があります。具体的には、漏洩検知装置の設置、二重配管への更新、油水分離装置の導入、環境配慮型計量機への更新等が考えられます。対象設備の詳細は年度ごとの公募要領で定められますので、最新の情報を確認してください。

Q申請から補助金交付までどのくらいの期間がかかりますか?
A

執行団体の公募・採択に数か月、その後の個別事業者の選定・交付決定に1~2か月程度を見込む必要があります。設備工事の実施期間を含めると、全体で半年から1年程度のスケジュールが一般的です。年度内の事業完了が求められるため、早めの準備と申請が重要です。

Q他の補助金と併用することは可能ですか?
A

同一の対象経費について、他の国庫補助金との二重受給は認められません。ただし、補助対象経費を明確に区分できる場合は、異なる経費について他の補助金を利用することは可能です。例えば、タンク入替は本補助金、店舗のバリアフリー化は別の補助金、というような使い分けが考えられます。地方自治体の独自補助金との併用は、自治体の規定によります。

Q令和4年度の事業ですが、現在も申請可能ですか?
A

令和4年度の事業は既に公募期間が終了している可能性が高いです。ただし、同様の事業は毎年度予算措置がなされることが多いため、最新年度の公募情報を経済産業省や資源エネルギー庁のウェブサイトで確認してください。類似の支援制度が継続して実施されている場合があります。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は国庫補助金であるため、同一の対象経費について他の国庫補助金との併用(二重受給)は認められません。ただし、対象経費が明確に区分できる場合は、異なる経費部分について他の補助金を活用することは可能です。例えば、地下タンク入替を本補助金で行い、店舗の省エネ改修を別の補助金で行うといった使い分けは検討の余地があります。 地方自治体が独自に実施するSS支援事業との関係については、各自治体の制度設計によります。自治体補助金との併用が可能な場合もありますが、補助対象経費の重複がないよう注意が必要です。 石油販売業者が活用できる他の支援策としては、中小企業向けの設備投資減税や、政策金融公庫の低利融資等があります。これらは補助金とは性質が異なるため、併用して活用することで総合的な事業負担の軽減が可能です。

詳細説明

事業の背景と目的

日本の地方部、特に離島やSS(サービスステーション=ガソリンスタンド)過疎地域では、人口減少や需要低下に伴うSSの廃業が深刻な問題となっています。SSは単なる燃料販売拠点にとどまらず、災害時の緊急燃料供給拠点としても重要な役割を担っており、その維持は地域のエネルギー安全保障に直結します。

本事業は、こうした地域のSSが老朽化した設備を環境対応型の設備に更新する費用を全額補助することで、環境保全と事業継続の両立を支援するものです。経済産業省の石油製品販売業構造改善対策事業の一環として実施されています。

環境対応型設備とは

本事業で対象となる「環境対応型」の設備とは、主に以下のようなものを指します。

  • FRP二重殻タンク:従来の鋼製一重殻タンクに比べ、漏洩リスクが大幅に低減される地下貯蔵タンクです。消防法の規制強化により、老朽化した一重殻タンクからの切替が求められています。
  • 漏洩検知装置:地下タンクや配管からの石油製品の漏洩をリアルタイムで検知するシステムです。土壌汚染の未然防止に効果的です。
  • 二重配管:配管の二重化により、万が一の漏洩時にも外部への流出を防止します。
  • 環境配慮型計量機:ベーパーリカバリー機能等を備えた、大気汚染物質の排出を抑制する計量機です。

補助率と支援内容

本事業の最大の特徴は、定額(10/10)という補助率です。つまり、採択された場合、対象経費の全額が補助されます。SS事業者にとって設備更新の初期投資負担がゼロとなるため、経営体力の限られた過疎地のSSでも設備の近代化が可能になります。

執行団体公募方式について

本事業は「執行団体公募」という方式で運営されます。これは、経済産業省が直接個別のSS事業者に補助金を交付するのではなく、事業全体を管理・運営する「執行団体」を公募し、採択された団体を通じて個別事業者への支援が行われる仕組みです。

  • 執行団体の役割:補助金の交付申請受付、審査、交付決定、事業の進捗管理、実績報告の取りまとめ等を行います。
  • 個別事業者の対応:執行団体に対して参加申請を行い、その指導のもとで設備導入を進めます。

申請にあたっての留意事項

本事業への参加を検討する際は、以下の点に留意してください。

  • 対象地域の要件を満たしているか、事前に確認することが重要です。
  • 消防法に基づく地下タンクの期限内更新が迫っている場合、本事業の活用は特に有効です。
  • 執行団体の公募時期は年度によって異なるため、経済産業省や業界団体の情報を定期的にチェックしてください。
  • 設備更新後は、適切な維持管理を継続して行う義務があります。

対象地域の重要性

離島・SS過疎地におけるSSは、地域住民の日常生活だけでなく、農林水産業の燃料供給、緊急車両への給油、冬季の暖房用灯油の供給など、多面的な役割を果たしています。本事業を通じた設備更新は、これらの機能を将来にわたって維持するための重要な投資です。

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