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やや難しい
準備期間の目安: 約45

令和3年度補正予算 災害時の強靱性向上に資する天然ガス利用設備導入支援事業費補助金(執行団体)

基本情報

補助金額
29.0億円
0円29.0億円
募集期間
2021-12-21 〜 2022-01-13
対象地域日本全国
対象業種分類不能の産業
使途安全・防災対策支援がほしい

この補助金のまとめ

本補助金は、令和3年度補正予算に基づき、災害時における都市ガス供給の強靱性向上を目的として創設された制度です。天然ガス利用設備の導入や、天然ガスステーション設備の機能維持・強化に要する経費を補助することで、災害発生時にもエネルギー供給を継続できる体制の構築を支援します。本事業は執行団体の公募形式であり、経済産業省 資源エネルギー庁が所管しています。補助上限額は約29億円と大規模な予算が確保されており、天然ガスインフラの防災対応力を抜本的に強化する狙いがあります。平時においても天然ガスはCO2排出量が少ないクリーンエネルギーであり、環境対策としての側面も兼ね備えています。災害時の事業継続計画(BCP)の観点からも、エネルギー供給源の多様化・強靱化は重要な経営課題であり、本補助金はその解決を後押しする制度です。

この補助金の特徴

1

大規模な補助予算で本格的な設備投資を支援

本事業には約29億円の予算が確保されており、天然ガス利用設備の導入やステーション設備の機能強化といった大規模な投資に対応できる制度設計となっています。執行団体を通じた補助スキームにより、広範な事業者への支援が可能です。

2

災害時のエネルギー供給継続を実現

地震や台風などの自然災害発生時にも、天然ガスによるエネルギー供給を継続できる体制を構築することが主目的です。ガス導管は地中に埋設されており、架空送電線と比較して災害に強い特性を持つため、防災インフラとしての活用が期待されています。

3

平時の環境対策にも貢献

天然ガスは化石燃料の中でCO2排出量が最も少なく、SOxをほとんど排出しない特性があります。災害対応と環境対策の両立を図ることができ、カーボンニュートラルに向けた移行期のエネルギーソリューションとしても位置づけられています。

4

天然ガスステーションの機能維持・強化も対象

新規設備の導入だけでなく、既存の天然ガスステーション設備の機能維持・強化も補助対象に含まれています。老朽化した設備の更新や非常用電源の設置など、災害対応力の底上げを包括的に支援します。

ポイント

約29億円の大規模予算で天然ガス利用設備の導入・強化を支援し、災害時のエネルギー供給継続と平時の環境対策を両立する補助金です。新規導入だけでなく既存設備の機能強化も対象となります。

対象者・申請資格

組織要件

  • 日本国内に拠点を有する民間団体等であること
  • 補助事業を的確に遂行できる組織体制・事業遂行能力を有すること
  • 適切な経営基盤を有し、安定的な事業運営が可能であること

財務要件

  • 補助金の適正な管理・執行ができる資金管理能力を有すること
  • 補助事業に係る経理その他の事務について適切な管理体制を備えること

事業要件

  • 天然ガス利用設備の導入または天然ガスステーション設備の機能維持・強化を行う事業であること
  • 災害時の強靱性向上に資する事業計画を有すること

留意事項

  • 本公募は執行団体の公募であり、最終的な補助事業者への補助は選定された執行団体を通じて実施される点に注意が必要です

ポイント

執行団体公募のため、日本に拠点を有し事業遂行能力・経営基盤・資金管理能力を備えた民間団体等が対象です。組織体制と財務基盤の両面で適格性が求められます。

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申請ガイド

1

ステップ1:公募要領の確認

経済産業省 資源エネルギー庁のウェブサイトまたは官報で公募要領を確認します。応募条件、補助対象事業、提出書類等の詳細を把握してください。

2

ステップ2:事業計画の策定

天然ガス利用設備の導入または天然ガスステーション設備の機能維持・強化に関する具体的な事業計画を策定します。災害時の強靱性向上にどのように資するかを明確にした計画が必要です。

3

ステップ3:申請書類の作成

公募要領に記載された様式に従い、事業計画書、収支予算書、団体の概要書類、経営基盤を示す書類等を作成します。

4

ステップ4:申請書の提出

所定の期限までに、経済産業省 資源エネルギー庁 電力・ガス事業部 ガス市場整備室宛てに申請書類一式を提出します。

5

ステップ5:審査・選定

外部有識者等による審査を経て、執行団体が選定されます。選定後は交付決定を受けて事業を開始します。

ポイント

公募要領を確認の上、災害時の強靱性向上に資する事業計画を策定し、所定の様式で申請書類を作成・提出します。執行団体公募のため、組織の事業遂行能力を示す書類が重要です。

審査と成功のコツ

事業遂行能力の明確な提示
過去の類似事業の実績や、補助金の執行管理に関する経験・ノウハウを具体的に示すことが重要です。特に大規模な公的資金の管理実績があれば、大きなアピールポイントとなります。
災害対応の具体的なシナリオ提示
単に設備導入の計画を示すだけでなく、想定される災害シナリオに対してどのようにエネルギー供給を継続するかの具体的な計画を提示しましょう。地域のBCP貢献度を定量的に示せると効果的です。
環境効果の定量的な説明
CO2削減量や大気汚染物質の低減効果など、環境面でのメリットを数値で示すことで、事業の社会的意義を強調できます。
広範な事業者への波及効果
執行団体として、多くの事業者に補助金を届けるための体制や計画を具体的に示すことが求められます。地域カバー率や対象事業者数の見込みなどを明示しましょう。
コンプライアンス体制の構築
補助金の適正執行に関する内部統制やチェック体制を明確にし、不正防止の仕組みが整備されていることを示すことが審査上有利に働きます。

ポイント

執行団体としての事業遂行能力、災害対応シナリオの具体性、環境効果の定量的説明、広範な波及効果、コンプライアンス体制の5点を明確に示すことが採択への鍵となります。

対象経費

対象となる経費

設備導入費(3件)
  • 天然ガス利用設備(コージェネレーションシステム等)の購入費
  • 天然ガスステーション設備の購入・更新費
  • 非常用発電設備の導入費
工事費(4件)
  • 設備の設置工事費
  • 配管工事費
  • 電気工事費
  • 基礎工事費
設備強化費(3件)
  • 既存天然ガスステーション設備の機能維持費
  • 耐震補強工事費
  • 防災機能強化に係る改修費
設計・調査費(3件)
  • 設備導入に係る設計費
  • 事前調査費
  • 環境影響評価費
事務費(4件)
  • 執行団体の事業管理に要する人件費
  • 旅費
  • 会議費
  • 通信費

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 天然ガス利用設備と直接関係のない一般的な建築工事費
  • 土地の取得費・賃借料
  • 補助事業に直接関係のない備品・消耗品の購入費
  • 交付決定前に着手した事業に係る経費
  • 他の補助金等により補助を受けている経費
  • 飲食・接待に係る費用
  • 補助事業の目的に合致しない設備の維持管理費

よくある質問

Qこの補助金の「執行団体公募」とは何ですか?
A

執行団体公募とは、経済産業省が補助金の交付・管理業務を担う団体を公募する仕組みです。選定された執行団体が、個別の事業者からの申請を受け付け、審査・交付を行います。つまり、最終的に設備導入を行う事業者が直接国に申請するのではなく、執行団体を通じて補助を受ける形になります。執行団体には事業全体の管理運営能力が求められ、補助金の適正な執行を担保する重要な役割を果たします。

Q天然ガス利用設備にはどのような設備が含まれますか?
A

天然ガス利用設備には、コージェネレーションシステム(熱電併給システム)、ガスヒートポンプ(GHP)、燃料電池、ガスボイラー、天然ガス自動車(NGV)向けの充填設備などが含まれます。いずれも災害時にも稼働可能な設計・仕様であることが求められます。また、既存の天然ガスステーション設備の機能維持・強化(耐震補強、非常用電源の設置等)も補助対象となります。具体的な対象設備は公募要領で詳細が示されます。

Q補助上限額の約29億円はどのように配分されますか?
A

約29億円は本事業全体の予算額であり、個別の事業者への補助額の上限ではありません。選定された執行団体がこの予算の範囲内で、個別の事業者への補助を実施します。個別事業者への補助額や補助率は、執行団体が策定する公募要領において定められます。予算の配分は、事業の効果や必要性、地域バランス等を考慮して決定されることが一般的です。

Q現在この補助金に申請することはできますか?
A

本補助金は現在「受付終了(closed)」のステータスとなっており、新規の申請を受け付けていません。令和3年度補正予算に基づく事業であるため、公募期間は既に終了しています。ただし、類似の目的を持つ補助金が今後の補正予算や当初予算で措置される可能性があります。最新の公募情報は経済産業省 資源エネルギー庁のウェブサイトや、jGrants(補助金申請システム)をご確認ください。

Q他の補助金と併用することはできますか?
A

原則として、同一の設備・経費に対して複数の国庫補助金を重複して受けることはできません。ただし、補助対象経費が明確に区分できる場合には、他の補助金との併用が認められるケースもあります。例えば、天然ガス設備の導入費用は本補助金で、建物の耐震改修費用は別の防災関連補助金でといった使い分けが可能な場合があります。併用の可否は個別の事業内容によって判断されるため、事前に執行団体や経済産業省に確認することをお勧めします。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は災害時の天然ガス利用設備の強靱性向上に特化した制度ですが、関連する他の支援策との組み合わせにより、より包括的な防災・環境対策が可能です。例えば、中小企業向けには「事業継続力強化計画」の認定を受けることで、税制優遇や金融支援を併せて活用できる場合があります。また、省エネルギー関連の補助金(省エネルギー投資促進に向けた支援補助金等)と組み合わせることで、エネルギー効率の向上と災害対応力の強化を同時に実現する計画を策定できます。ただし、同一の設備・経費に対して複数の国庫補助金を重複して受けることはできないため、補助対象経費の切り分けが必要です。自治体独自の防災関連補助金や、BCP策定支援の補助制度なども確認し、ソフト面とハード面の両面から災害対策を充実させることをお勧めします。

詳細説明

補助金の概要と背景

本補助金は、令和3年度補正予算において措置された「災害時の強靱性向上に資する天然ガス利用設備導入支援事業費補助金」です。近年頻発する大規模自然災害に対して、エネルギー供給の強靱性を確保することが喫緊の課題となっています。天然ガスは導管による供給が主体であり、地震等の災害時にも比較的早期に復旧が可能なエネルギー源として注目されています。

事業の目的

本事業は、以下の2つの目的を同時に達成することを目指しています。

  • 災害時の強靱性向上:天然ガス利用設備の導入や天然ガスステーション設備の機能維持・強化により、災害発生時にもエネルギー供給を継続できる体制を構築します。
  • 平時からの環境対策:天然ガスはCO2排出量が石炭の約6割、石油の約7割と少なく、SOx(硫黄酸化物)をほとんど排出しないクリーンエネルギーです。平時からの利用により、環境負荷の低減にも貢献します。

補助対象事業の内容

本事業の補助対象は大きく2つに分類されます。

  • 天然ガス利用設備の導入:災害時にも対応可能な天然ガス利用設備(コージェネレーションシステム、ガスヒートポンプ、燃料電池等)を新たに導入する事業
  • 天然ガスステーション設備の機能維持・強化:既存の天然ガスステーション(天然ガス自動車向け燃料供給施設等)の設備を更新・強化し、災害時の機能維持を図る事業

執行団体公募について

本補助金は執行団体の公募という形式を取っています。これは、経済産業省が直接事業者に補助金を交付するのではなく、補助事業の執行を担う団体をまず選定し、選定された執行団体が個別の事業者への補助を実施するという二段階の仕組みです。執行団体には、事業全体の管理・運営、申請受付・審査、補助金の交付・管理、実績報告の取りまとめなどの業務が求められます。

応募資格の詳細

執行団体に応募するためには、以下の要件を満たす必要があります。

  • 日本国内に拠点(本社または主たる事務所)を有すること
  • 補助事業を的確に遂行するに足る組織体制および事業遂行能力を有すること
  • 安定的な経営基盤を有すること
  • 補助金の適正な管理・執行に必要な資金管理能力を有すること
  • 民間団体等(一般社団法人、一般財団法人、NPO法人、株式会社等)であること

期待される効果

本事業の実施により、以下の効果が期待されています。

  • レジリエンスの向上:災害時にも安定したエネルギー供給が可能となり、地域社会のレジリエンス(回復力)が向上します。
  • BCP対策の強化:事業者のBCP(事業継続計画)におけるエネルギー確保の課題が解決され、事業活動の継続性が高まります。
  • 温室効果ガスの削減:天然ガスへの転換により、CO2排出量の削減に貢献します。
  • 分散型エネルギーの普及:天然ガスコージェネレーション等の分散型エネルギーシステムの普及が促進され、エネルギー供給の多様化が進みます。

お問い合わせ先

本補助金に関するお問い合わせは、経済産業省 資源エネルギー庁 電力・ガス事業部 ガス市場整備室までご連絡ください。公募要領や申請様式等の詳細は、経済産業省のウェブサイトに掲載されています。

関連書類・リンク