【神戸市】令和3年度中小製造業投資促進等助成(③生産現場へのロボット導入に向けたシミュレーション)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
ロボット導入前の「シミュレーション」に特化した助成
製造ラインへのロボット実装を検討する企業が、本格導入前に実施するシミュレーション・検証活動を助成対象とします。実際の設備投資ではなく「検討・検証フェーズ」を支援する点が特徴であり、失敗リスクを最小化しながらロボット化への道筋を描けます。
補助率1/3以内・上限50万円の経費支援
シミュレーションに要した費用の最大1/3を助成します。上限は50万円で、コンサルティングや3Dシミュレーションソフト利用料、専門機関への委託費などが対象となり得ます。初期調査コストを確実に圧縮できます。
神戸市内中小製造業を対象とした地域密着型支援
神戸市内の主たる事業所(本社・生産工場・研究開発拠点)で1年以上継続して製造業を営む中小企業者が対象です。神戸市の産業振興政策の一環として、地域の製造業競争力の底上げを目的としています。
中小製造業のDX・自動化推進の起点となる制度
自動化・省人化の課題を抱える中小製造業にとって、ロボット導入シミュレーションは戦略的投資の出発点です。本助成を活用して検証結果を得ることで、次フェーズの設備投資助成(同制度の他メニュー)への申請にも活かせます。
ポイント
対象者・申請資格
事業者の規模要件
- 中小企業基本法に定める中小企業者であること
- 製造業を主たる事業として営んでいること
事業所の所在地要件
- 神戸市内に本社、生産工場、または研究開発拠点のいずれかが主たる事業所として存在すること
- 該当事業所において1年以上前から継続して製造業を営んでいること
事業内容要件
- 生産現場へのロボット導入を目的としたシミュレーション事業を実施すること
- 単なる設備購入ではなく、導入可否・効果検証を目的とした活動であること
除外要件(一般的な公的助成の慣行より)
- 過去に同制度で不正受給等の問題がないこと
- 神戸市税等の滞納がないこと
- 暴力団関係者でないこと
ポイント
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申請ガイド
Step 1: 公募要領の確認と事前準備
神戸市経済観光局工業課が公表する公募要領を入手し、助成対象経費の範囲・申請様式・提出書類一覧を把握します。締切は令和4年2月28日でしたが、次年度実施時も同様の流れが想定されます。
Step 2: シミュレーション計画の策定
どのような生産工程にロボットを導入するのか、導入目的と期待効果を明確にした上でシミュレーション計画を作成します。計画の具体性が審査上のポイントとなります。
Step 3: 見積取得と経費計算
シミュレーション委託先や使用ツールの見積を取得し、助成対象経費の総額を算出します。助成額の上限(50万円)と補助率(1/3以内)を踏まえ、自己負担額も試算します。
Step 4: 申請書類の作成と提出
所定の申請様式に必要事項を記入し、事業計画書・見積書・登記簿謄本等の添付書類とともに神戸市経済観光局工業課に提出します。
Step 5: 審査・交付決定の受領
神戸市による審査を経て交付決定通知が届きます。交付決定前に着手した費用は原則として助成対象外となるため、必ず決定通知後に実施します。
Step 6: 事業実施・完了報告と助成金受領
シミュレーション事業を実施後、完了報告書と証拠書類(請求書・領収書等)を提出し、確認を経て助成金が振り込まれます。
ポイント
審査と成功のコツ
観点1: シミュレーション目的の明確化
観点2: 実績あるシミュレーション機関との連携
観点3: 他の助成メニューとの連動計画
観点4: 早期申請と専門家の活用
観点5: 完了報告の証拠書類の整備
ポイント
対象経費
対象となる経費
シミュレーション委託費(2件)
- ロボット導入シミュレーション業務の外部委託費
- SIer(システムインテグレータ)への調査・分析委託費
ソフトウェア利用料(2件)
- 3Dロボットシミュレーションソフトの使用料・ライセンス費
- 生産ライン最適化ソフトウェアの利用費
専門家活用費(2件)
- ロボット導入可否診断のためのコンサルティング費用
- 技術専門家による現場調査・アドバイス費
調査・分析費(2件)
- 生産現場の動作分析・映像解析費用
- 工程分析・タイムスタディのための計測費
報告書作成費(1件)
- シミュレーション結果報告書の作成費用
対象外の経費
対象外の経費一覧(7件)
- ロボット本体・周辺機器等の設備購入費(別メニューの対象)
- 自社従業員の人件費・残業代
- 土地・建物の購入・改修費
- 汎用的なパソコン・タブレット等の購入費
- 飲食費・交際費・接待費
- 交付決定前に支出した費用
- 他の補助金・助成金と重複して申請する経費
よくある質問
Qシミュレーションとは具体的にどのような活動を指しますか?
生産現場にロボットを実際に設置する前に、3Dシミュレーションソフトや専門機関による解析を用いて、導入可能性・生産効率への影響・費用対効果などを事前に検証する活動を指します。実際のロボット購入や設備工事は含まれません。シミュレーション専門会社やロボットSIerへの委託、またはシミュレーションソフトを用いた自社内検証などが該当します。
Q本社が神戸市外にあっても申請できますか?
本社が神戸市外にあっても、神戸市内に生産工場や研究開発拠点等の「主たる事業所」があり、そこで1年以上継続して製造業を営んでいれば申請対象となります。ただし「主たる事業所」の定義については公募要領を確認の上、神戸市担当窓口に事前相談することをお勧めします。
Q補助率1/3とはどのように計算されますか?
対象経費の合計額に1/3を乗じた金額が助成額となります。例えば対象経費が120万円の場合、1/3の40万円が助成されます。150万円以上の場合は1/3の計算値が50万円を超えますが、上限は50万円ですので、助成額は最大50万円となります。自己負担は最低でも対象経費の2/3(つまり67%以上)となります。
Q申請から助成金受領まで、どのくらいの期間がかかりますか?
申請受付から交付決定まで数週間〜1か月程度、その後シミュレーション事業の実施期間(事業による)、完了報告から振り込みまで更に数週間程度かかります。全体として申請から受領まで数か月を見込む必要があります。事業完了期限も定められているため、公募要領でスケジュールを確認し、逆算して準備を進めることが重要です。
Q複数の工程に対するシミュレーションを1件の申請でまとめられますか?
1申請で複数工程のシミュレーションをまとめることは可能と考えられますが、その場合も対象経費全体の1/3・上限50万円の制約は変わりません。複数工程をまとめることで計画の規模は大きくなりますが、助成額の上限は変わらないため、スケープを絞って費用対効果の高い計画とすることも重要な戦略です。
Q令和3年度の制度は終了していますが、同様の制度は現在もありますか?
本制度の応募期間は令和4年2月28日に終了しています。ただし神戸市では毎年度、同様の中小製造業向け助成制度を実施しており、令和4年度以降も継続している可能性があります。最新の情報は神戸市経済観光局工業課(電話:078-984-0340)または神戸市公式ウェブサイトで確認することをお勧めします。
Qロボット導入シミュレーションを自社内で実施した場合も対象になりますか?
自社内でシミュレーションを実施する場合、自社従業員の人件費は一般的に助成対象外となります。ただし、シミュレーションに必要な外部のソフトウェア利用料や、専門家への一部委託費等は対象となり得ます。自社実施を検討する場合は、どの費用が対象となるかを公募要領で確認し、事前に担当窓口に相談することを強く推奨します。
Q助成金は先払いされますか?それとも後払いですか?
一般的な公的助成金と同様に、後払い(実績払い)方式です。シミュレーション事業を実施し費用を支払った後、完了報告書と証拠書類(請求書・領収書等)を提出し、神戸市による内容確認を経て助成金が振り込まれます。事業実施中は自己資金で立て替える必要があるため、資金繰りの計画も事前に行ってください。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本制度は「シミュレーション」に特化した助成であるため、他の制度と組み合わせることで段階的なロボット導入を実現できます。 まず同じ令和3年度の「中小製造業投資促進等助成」には、①設備投資、②IoT・AI導入、③シミュレーション(本制度)の複数メニューが存在します。シミュレーション結果を活用して①設備投資メニューへの申請につなげる「段階的活用」が最も効果的な戦略です。 国の制度では、経済産業省の「ものづくり補助金(ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金)」がロボット・自動化設備の導入に幅広く活用できます。本シミュレーションで得た導入計画書・効果測定データは、ものづくり補助金の事業計画書作成にも直接活用できます。 また、独立行政法人中小企業基盤整備機構が提供する「スマートものづくり応援隊」のIT専門家派遣や、兵庫県の産業振興施策との併用も検討に値します。 注意点として、同一経費への重複申請は原則禁止です。シミュレーション費用でこの制度を活用した後、別の設備投資助成を申請する場合は、対象経費が明確に分離されていることを確認してください。申請前に神戸市の担当窓口と他制度の窓口の両方に相談することを強く推奨します。
詳細説明
制度の概要と背景
「令和3年度中小製造業投資促進等助成(③生産現場へのロボット導入に向けたシミュレーション)」は、神戸市が市内中小製造業の競争力強化を目的として実施した助成制度です。
製造業における人手不足・生産性向上への要求が高まる中、ロボット導入は有力な解決策です。しかし中小企業にとってロボット導入は多額の投資を伴い、「本当に自社の生産ラインに適合するか」「投資対効果はあるか」を事前に検証することが困難でした。本制度はその検証コスト(シミュレーション費用)を公費で支援し、中小製造業のロボット化への第一歩を後押しします。
助成の対象と内容
対象事業者
神戸市内の主たる事業所(本社・生産工場・研究開発拠点のいずれか)で、1年以上継続して製造業を営む中小企業者が対象です。中小企業の定義は中小企業基本法に準じます(製造業の場合、資本金3億円以下または従業員300人以下)。
助成対象事業
生産現場へのロボット導入を目的として実施するシミュレーション事業が対象です。ロボット本体の購入や設備工事ではなく、あくまで「導入可能性・効果の検証」を行う活動に限られます。
助成額・補助率
- 補助率:対象経費の1/3以内
- 上限額:50万円
例えば、シミュレーション委託費として150万円を支出した場合、上限の50万円が助成されます。100万円の場合は約33万円(1/3)が助成額となります。
対象経費の考え方
本制度でいう「シミュレーション」に要した経費が対象となります。具体的には以下のような費用が想定されます。
- ロボット導入シミュレーション専門機関への委託費
- 3Dシミュレーションソフトウェアのライセンス・利用料
- 生産ライン解析・動作分析のための計測・調査費
- 専門コンサルタントによる導入可否診断費
一方、ロボット本体・周辺設備の購入費、自社人件費、汎用パソコン等は対象外となります。また、交付決定前に発生した費用は一切対象外ですので、申請前の着手には注意が必要です。
申請の流れ
- 公募要領の入手・確認:神戸市経済観光局工業課から公募要領を入手し、要件・スケジュール・提出様式を確認します。
- シミュレーション計画の策定:どの工程にロボットを導入するのか、目的・目標・手法を具体的に記述した計画書を作成します。
- 委託先の選定・見積取得:シミュレーションを実施する専門機関を選定し、見積書を取得します。
- 申請書の提出:所定の様式に必要事項を記入し、必要書類とともに提出します。
- 審査・交付決定:神戸市の審査を経て交付決定通知を受領します。この通知が届いてから事業を開始します。
- シミュレーション事業の実施:交付決定後、計画に基づいてシミュレーションを実施します。
- 完了報告・助成金受領:事業完了後、報告書と証拠書類を提出し、審査後に助成金が振り込まれます。
申請にあたっての注意事項
- 交付決定前着手は不可:申請前または交付決定通知前にシミュレーションに着手した費用は、いかなる場合も助成対象外です。
- 予算額に達し次第締め切り:申請受付期間中でも予算上限に達した場合は受付終了となります。早期申請が重要です。
- 完了報告書類の整備:請求書・領収書・成果物(報告書等)を適切に保管し、完了報告時に提出できるよう準備します。
- 他制度との重複確認:同一経費に対する他の補助金・助成金との重複申請は原則不可です。
問い合わせ先
神戸市経済観光局工業課
電話:(078)984-0340
〒651-0087 神戸市中央区御幸通6-1-12(三宮ビル東館4階)
受付時間:平日 9:00〜12:00、13:00〜17:00