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令和7年度カスタマーハラスメント防止対策推進事業 企業向け奨励金(第2回申請受付)

基本情報

補助金額
40万円
0円40万円
募集期間
2025-09-24 〜 2025-09-25
対象地域東京都
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 分類不能の産業 / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途雇用・職場環境を改善したい

この補助金のまとめ

東京都が推進するカスタマー・ハラスメント(カスハラ)対策支援の奨励金です。東京都カスタマー・ハラスメント防止条例の施行を背景に、東京しごと財団が都内中小企業を対象に実施しています。対象企業はカスハラ対策マニュアルの作成に加え、録音録画設備の整備・AI活用システムの導入・外部人材(弁護士等)の活用のいずれか1つの実践的取組を実施することで、40万円の奨励金を受け取ることができます。申請要件を満たした企業に定額で支給される仕組みであるため、補助率の概念はなく、費用対効果が明確に計算できる点が特長です。第2回は1,000件超の申請が集まり早期終了となったことからも、都内中小企業からの需要の高さが伺えます。カスハラ対策は単なる職場環境改善にとどまらず、従業員の離職防止や採用力強化にも直結するため、人材確保に悩む企業にとっても重要な施策といえます。

この補助金の特徴

1

定額40万円支給で費用計算が明確

マニュアル作成費・外部専門家費用・機器導入費など対策コストの一部を定額でカバー。補助率の制限がないため、予算計画が立てやすい。

2

2段階の取組要件で実効性を担保

マニュアル作成という「仕組みづくり」と、録音録画・AIシステム・外部人材活用という「実践的対策」の組み合わせを要件とし、形式的な対応でなく実効性のある取組を促進。

3

東京都条例に準拠した対策が評価対象

令和6年4月施行の東京都カスタマー・ハラスメント防止条例に基づく取組であるため、条例遵守の証明としても活用できる。

4

業種・規模を問わず広く対象

全業種・全規模(都内中小企業)が対象。小売業・飲食業・医療介護・運輸業など顧客接点の多い業種はとくに活用機会が大きい。

5

申請競争率が高く早期申請が重要

第2回・第3回ともに早期終了または上限設定あり。公募開始直後の申請準備が採択の鍵。

ポイント

定額40万円という明確なインセンティブで、マニュアル整備と実践的対策の2段階を要件とする実効性重視の奨励金です。東京都条例への対応実績としても機能し、業種・規模を問わず幅広い都内中小企業が活用できます。人気が高く早期終了するケースもあるため、次回公募への早期準備が不可欠です。

対象者・申請資格

企業要件

  • 都内に本店または主たる事業所を有する中小企業(中小企業基本法の定義に準拠)
  • 常時使用する従業員が在籍していること
  • 東京都の各種補助金・奨励金で不正受給等による制裁を受けていないこと

取組要件

  • カスタマー・ハラスメント防止対策マニュアルを新たに作成または既存マニュアルを改定していること
  • 以下の実践的取組のうち少なくとも1つを実施していること:録音録画設備の整備/AI活用システム(カスハラ対応チャット等)の導入/外部専門人材(弁護士・社労士等)の活用

除外要件

  • 同一事業での東京都または東京しごと財団からの重複支給を受けていないこと
  • 本奨励金を過去に受給済みの場合は対象外(回数制限がある場合)

ポイント

都内中小企業であることが大前提で、マニュアル作成+実践的取組1つという2段階の要件を満たす必要があります。全業種対応のため、顧客対応を伴うあらゆる業種が申請できますが、取組の実施時期と申請期間の整合性に注意が必要です。

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申請ガイド

1

ステップ1: 申請要件の確認と取組計画の立案

東京しごと財団の公式サイトで最新の公募要領を確認し、マニュアル作成と実践的取組1つの内容を決定します。取組内容によって必要な証拠書類が異なるため、事前整理が重要です。

2

ステップ2: カスハラ対策マニュアルの作成・整備

社内の対応手順、従業員への周知方法、エスカレーションフローを含むマニュアルを作成します。既存の就業規則や接客マニュアルとの整合性も確認しましょう。

3

ステップ3: 実践的取組の実施と証拠収集

録音録画設備の整備・AIシステム導入・外部専門家活用のいずれかを実施し、発注書・請求書・納品書・実施報告書などの証拠書類を収集・保管します。

4

ステップ4: 申請書類の作成と提出

Jグランツまたは東京しごと財団の申請システムから申請書を作成し、マニュアル、実施証拠、会社の基本情報を添付して提出します。

5

ステップ5: 審査・交付決定・奨励金受領

審査後に交付決定通知を受け取り、指定口座への振込を確認します。

ポイント

取組の実施証拠(写真・請求書・納品確認書等)を事前に丁寧に整備することが審査通過の鍵です。申請受付期間が短く早期終了する傾向があるため、公募開始と同時に申請できる体制を整えておくことが重要です。

審査と成功のコツ

証拠書類の事前準備を徹底する
申請前にマニュアル完成版・取組実施の証跡(写真、業者との契約書、請求書等)を完備しておきます。書類不備は審査落ちの主因です。
実践的取組は費用対効果の高いものを選ぶ
外部専門家(弁護士・社労士)活用は少額から対応できるケースもあり、導入障壁が低い選択肢です。AI活用システムは既存のチャットツール活用で対応できる場合もあります。
公募開始直後に申請する
第2回・第3回の事例が示すとおり、上限件数に達すると早期終了します。公募スケジュールをあらかじめ把握し、準備を公募開始前に完了させておきましょう。
条例趣旨に沿った取組として社内に定着させる
奨励金取得後も継続してカスハラ対策を運用することで、従業員の離職防止・採用力強化・ブランド向上への波及効果が期待できます。

ポイント

とにかく早期申請が最重要。公募開始前に書類を完備し、開始直後に申請できる体制を整えることで早期終了のリスクを回避できます。外部専門家活用が最も導入しやすい実践的取組の選択肢です。

対象経費

対象となる経費

マニュアル作成費(3件)
  • 外部コンサルタントへのマニュアル作成委託費
  • 社内作成に係る印刷・製本費用
  • 従業員研修・周知活動費
録音録画設備整備費(3件)
  • ICレコーダー・ボイスレコーダー購入費
  • 店舗・受付への監視カメラ・録画装置導入費
  • 関連する設置工事費
AIシステム導入費(3件)
  • カスハラ対応AIチャットボット導入費
  • クレーム分析・感情検知システム利用料
  • 初期設定・カスタマイズ費用
外部専門人材活用費(3件)
  • 弁護士への法的対応相談・顧問契約費
  • 社会保険労務士への就業規則整備費
  • カスハラ対策専門コンサルタントへの委託費
従業員教育・研修費(3件)
  • カスハラ対応研修の外部講師費
  • eラーニング教材の導入費
  • 研修教材・テキスト作成費

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • 通常の人件費(専従従業員の給与等)
  • 補助対象取組と直接関係のない設備購入費
  • 他の補助金・奨励金で既に補填されている経費
  • 消費税(課税事業者の場合)
  • 申請書類の作成代行費用
  • 取組実施前に発生した準備費用(交付決定前着手が認められない場合)

よくある質問

Qカスハラ対策マニュアルはどのような内容が必要ですか?
A

一般的には、カスタマー・ハラスメントの定義・判断基準、発生時の初期対応手順、上司・法務・外部専門家へのエスカレーションフロー、従業員の権利保護に関する規定が含まれることが求められます。東京都が公開しているガイドラインやひな形を参考に作成すると審査通過率が高まります。具体的な記載要件は公募要領で必ず確認してください。

Q取組②の3つの選択肢はどれが最も申請しやすいですか?
A

外部専門家(弁護士・社労士)の活用が最も導入障壁が低いとされています。単発の法律相談や就業規則の見直し依頼でも対応できる場合があり、費用も比較的少額に抑えられます。ただし活用の証拠書類(委託契約書・請求書・実施報告書等)の整備が必要です。各選択肢の詳細要件は公募要領を確認してください。

Q既にカスハラ対策を実施している企業は申請できますか?
A

一般的には、申請受付期間に合わせて新たに取組を実施したことが要件となります。既存の取組については、受付期間内に改定・追加実施した部分が対象となるかを公募要領で確認が必要です。既存マニュアルの「改定」は認められる場合もあります。

Q大企業グループの子会社でも申請できますか?
A

中小企業基本法に定める中小企業者であることが要件となります。親会社が大企業の場合でも、子会社自体が中小企業の規模要件(資本金・従業員数)を満たし、かつ大企業が株式の一定割合以上を保有していない場合は対象となる場合があります。みなし大企業の判定基準については公募要領を確認してください。

Q複数の事業所を持つ企業は1回の申請で全事業所分を申請できますか?
A

一般的に本奨励金は企業単位の申請です。複数事業所への展開について加算が認められるかどうかは公募要領の確認が必要です。各事業所で異なる取組を実施した場合の扱いについても、事前に東京しごと財団の窓口に確認することをおすすめします。

Q第3回の申請受付はいつ頃を予定していますか?
A

本ページ掲載の第3回は令和7年12月17日〜24日の受付でした。次回(令和8年度以降)の公募については東京しごと財団の公式サイトで確認してください。例年複数回実施される傾向がありますが、開始と同時に上限に達するケースもあるため、事前にメール通知登録等をご活用ください。

Q奨励金40万円の使途に制限はありますか?
A

本奨励金は対策取組に要した費用の実費精算でなく定額支給のため、受給後の使途指定はない場合が一般的です。ただし、取組の実施が受給要件であることは変わらないため、取組を実施せずに受給することはできません。使途の詳細制限については公募要領を必ず確認してください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本奨励金は東京都の単独事業であり、国の補助金との原則的な重複受給制限は設けられていない場合が多いですが、東京都・東京しごと財団の他事業との重複には注意が必要です。組み合わせ例として、厚生労働省の「人材確保等支援助成金(雇用管理制度助成コース)」は職場環境改善を目的とした助成金であり、カスハラ対策取組と親和性があります。また、IT導入補助金(経済産業省)を活用してAIシステムを導入し、その導入実績を本奨励金の「AI活用システム導入」要件の証拠として活用するという組み合わせも検討できます。ただし、同一経費への重複補助は一般的に認められないため、IT導入補助金で補助を受けたシステムとは別の取組として本奨励金の要件を満たす必要があります。東京都の「働き方改革推進支援助成金」など他の雇用関連支援と同時並行での申請も可能な場合がありますが、各事業の公募要領で重複制限を必ず確認してください。

詳細説明

カスタマーハラスメント防止奨励金とは

東京都は令和6年4月、全国初となるカスタマー・ハラスメント防止条例を施行しました。本奨励金はその条例に基づき、都内中小企業がカスハラ対策に取り組む際の費用を定額40万円で支援するものです。東京しごと財団が窓口となり、年間複数回の申請受付を実施しています。

奨励金の対象となる2段階の取組

本奨励金を受給するには、以下の2つの取組を両方実施する必要があります。

  • 取組①(必須):カスハラ対策マニュアルの作成・改定 顧客対応時の手順、エスカレーションフロー、従業員の権利保護に関する内容を盛り込んだマニュアルを整備します。
  • 取組②(選択肢1):録音録画設備の整備 窓口・コールセンター等への録音・録画機器の設置と運用開始
  • 取組②(選択肢2):AI活用システムの導入 クレーム分析・感情検知・AIチャットボット等の導入と活用
  • 取組②(選択肢3):外部人材の活用 弁護士・社労士・専門コンサルタント等の外部専門家を活用したカスハラ対応体制の整備

支給額と申請方法

要件を満たした企業に対し一律40万円が支給されます。補助率の概念がなく、対策に投じた費用の多寡にかかわらず定額が支給されるため、少ない投資で奨励金を受け取ることも可能です。申請はJグランツまたは東京しごと財団の指定システムを通じてオンラインで行います。

申請上の注意点

  • 早期終了のリスク:第2回は1,000件超で早期終了、第3回も2,000件上限。公募開始直後の申請が必須です。
  • 書類準備の徹底:マニュアルの完成版、取組実施証拠(写真・請求書・納品書等)を申請前に完備してください。
  • 取組の時期確認:申請受付期間と取組実施時期の整合性を公募要領で必ず確認してください。

カスハラ対策の経営効果

カスハラ対策は奨励金取得にとどまらず、従業員の離職率低下・採用力強化・顧客満足度向上・企業ブランディングなど多面的な経営効果をもたらします。東京都条例への対応実績として取引先や求職者へのアピールにも活用できます。

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