【令和7年度】省CO2型システムへの改修支援事業(二次公募)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
## 主な特徴 - **補助上限5億円の大型補助金** — 工場・事業場の大規模なシステム改修に対応できる潤沢な補助額 - **幅広い対象法人** — 民間企業だけでなく、独立行政法人・地方独立行政法人・大学法人・社会福祉法人・医療法人・協同組合・一般社団法人等も応募可能 - **電化・燃料転換・熱回収等が対象** — CO2排出削減に直結する多様な技術・手法を幅広く支援 - **環境省SHIFT事業として実績豊富** — 継続的に実施されている信頼性の高い国の補助事業 - **全国対象** — 地域制限なく全国の事業場が対象 - **二次公募** — 一次公募で不採択・未応募だった事業者にとっての再チャンス
対象者・申請資格
## 対象者・資格要件ガイド ### 応募できる法人種別 - 民間企業(株式会社・合同会社等) - 独立行政法人 - 地方独立行政法人 - 大学法人(国立大学法人・学校法人) - 社会福祉法人 - 医療法人 - 協同組合(農業協同組合・生活協同組合等) - 一般社団法人・一般財団法人 等 ### 財務要件 - **連続の債務超過でないこと** — 直近2期以上連続して債務超過の状態にある法人は対象外 - 安定した事業運営が継続できる財務基盤を有すること ### 対象となる事業場 - 工場・事業場(製造業に限らず、業務用施設も含む) - 既存設備からの改修であること(新設は対象外の場合あり) ### 対象となる取組 - 電化(化石燃料ボイラーからヒートポンプへの転換等) - 燃料転換(重油から都市ガス・水素等への切替) - 熱回収(排熱の有効活用システムの導入) - その他省CO2に資するシステム改修 ### 注意点 - 個人事業主は対象外 - 国・地方公共団体は対象外 - 公募要領で定める要件を全て満たす必要あり
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申請ガイド
## 申請手続きガイド ### 申請の流れ 1. **公募要領・申請様式の確認** — 環境省またはSHIFT事業事務局のウェブサイトから入手 2. **事業計画の策定** — CO2削減量の算定、費用対効果の試算、実施スケジュールの作成 3. **省エネ診断の実施**(推奨) — 現状のエネルギー使用実態を把握し、改修計画の根拠とする 4. **申請書類の作成** — 事業計画書、経費内訳書、CO2削減計画書等を作成 5. **電子申請システムでの提出** — 所定の電子申請システムを通じて期限内に提出 6. **審査(書面・ヒアリング)** — 外部有識者による審査委員会で評価 7. **採択通知・交付決定** — 採択後、交付申請を経て事業開始 ### 申請期間 - **2025年9月4日~2025年10月3日**(約1ヶ月間) ### 必要書類(一般的な例) - 事業計画書 - CO2排出削減計画書 - 経費内訳書・見積書 - 法人の財務諸表(直近2期分) - 法人登記簿謄本 - その他公募要領で指定される書類 ### 重要な注意事項 - 交付決定前に着手した事業は対象外 - 申請期間が短いため、早期の準備開始が必須
審査と成功のコツ
## 採択のコツ・成功ガイド ### CO2削減効果を定量的に示す - 現状のCO2排出量と改修後の削減量を具体的な数値で算定 - 費用あたりのCO2削減量(コストパフォーマンス)が高いほど評価が上がる - 第三者機関による省エネ診断結果を活用すると説得力が増す ### 事業の波及効果をアピール - 同業他社への横展開の可能性 - 地域の脱炭素化への貢献 - 技術的な先進性・新規性 ### 実現可能性を担保する - 具体的な実施スケジュールと体制図を提示 - 設備メーカーや施工業者との連携体制を明確化 - 改修後の運用・保守計画も記載 ### 財務の健全性を示す - 自己負担分の資金調達計画を明示 - 債務超過でないことを財務諸表で証明 - 事業継続性のある経営基盤をアピール ### 過去の採択事例を研究する - SHIFT事業の過去の採択案件を調査し、求められる水準を把握 - 環境省の公表資料で評価ポイントを確認
対象経費
対象となる経費
電化設備費(3件)
- 電気ボイラー・電気炉等の導入費
- ヒートポンプ設備費
- 電動化生産設備費
燃料転換設備費(3件)
- 水素・アンモニア対応バーナー等の設備費
- バイオガス利用設備費
- LNG転換設備費
廃熱回収設備費(3件)
- 廃熱回収熱交換器費
- コジェネレーション設備費
- 排熱利用システム費
高効率設備費(4件)
- 高効率空調設備費
- 高効率照明(LED等)設備費
- 高効率モーター・インバーター費
- 省エネ型生産設備費
エネルギー管理システム費(2件)
- エネルギー管理システム(EMS)導入費
- 計測・モニタリング設備費
工事費(3件)
- 上記設備の設置工事費
- 電気・配管等附帯工事費
- 既存設備撤去費(補助設備に附帯するもの)
対象外の経費
対象外の経費一覧(6件)
- 補助事業と直接関係のない設備・工事費
- 汎用性の高い備品・消耗品・事務用OA機器
- 土地取得費・賃借料
- 直近2期連続債務超過がある事業者(申請資格なし)
- 採択前着手分の費用(事前手続きなしの場合)
- 消費税(課税事業者の場合)
よくある質問
Q個人事業主でも申請できますか?
いいえ、本事業は法人格を有する団体が対象です。民間企業・独立行政法人・大学法人・社会福祉法人・医療法人・協同組合等が応募可能で、個人事業主は対象外です。
Q補助率はどのくらいですか?
補助率は事業内容や申請者の規模により異なります。詳細は公募要領をご確認ください。補助上限額は5億円です。
Q新築の建物に導入する設備も対象になりますか?
本事業は既存の工場・事業場における「改修」を支援する事業です。新築・新設の設備は原則として対象外となります。
Q債務超過の企業は絶対に応募できないのですか?
「連続の」債務超過が不可とされています。直近1期のみの債務超過であれば応募可能な場合がありますが、詳細は公募要領で確認してください。
Q申請から採択までどのくらいかかりますか?
一般的に申請締切後2~3ヶ月程度で採択結果が通知されます。審査にはヒアリングが含まれる場合もあります。
Q他の補助金との併用は可能ですか?
同一の設備・事業に対して、国の他の補助金との併用は原則として認められません。ただし、対象経費が明確に区分できる場合は例外もありますので、事務局にご確認ください。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
省CO2型システム改修支援事業(環境省)は、経済産業省の省エネ補助金(省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業等)や中小企業省エネ補助金との組み合わせが検討できますが、同一設備・同一経費への重複補助は認められません。対象設備・経費を明確に区分することで、複数の補助金を効果的に活用できます。例えば、環境省補助金では電化設備・廃熱回収、経済産業省補助金では生産プロセスの高効率化設備、という区分が有効な場合があります。また、税制面ではカーボンニュートラル投資促進税制との組み合わせが有効です。SHIFT事業(脱炭素診断・計画策定支援)は申請前の活用が推奨されており、診断結果を申請書に活用することで申請の質が向上します。具体的な組み合わせ可否は各補助金の公募要領・担当窓口で確認してください。
詳細説明
事業の目的と背景
省CO2型システムへの改修支援事業は、環境省が推進するSHIFT(脱炭素サプライチェーン構築支援)事業の一環として実施される補助事業です。2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、工場・事業場における産業部門のCO2排出削減が急務となっており、本事業はその具体的な取り組みを支援します。
対象となる「省CO2型システム」の種類
本事業では、以下のような取り組みが「省CO2型システムへの改修」として対象となります(一般的な例示):
- 電化:ガスボイラー・ガス炉等を電気ボイラー・電気炉・ヒートポンプに転換
- 燃料転換:化石燃料から水素・アンモニア・バイオマス等の低炭素燃料に転換
- 廃熱・排熱回収:製造プロセスで発生する廃熱を回収・再利用するシステムの導入
- 高効率設備導入:省エネ型コンプレッサー・高効率モーター・LED照明等への更新
- エネルギー管理システム:工場全体のエネルギー消費をリアルタイムで可視化・制御するEMSの導入
申請要件の確認ポイント
本事業の申請にあたって特に重要な要件確認ポイントを以下に示します:
- 財務要件(連続債務超過):直近2期の決算書を確認し、連続して債務超過(負債総額>資産総額)でないことを確認する
- SHIFT事業への参加:公募要領でSHIFT事業登録の要否を確認し、必要な場合は早期に手続きを開始する
- CO2削減効果の定量化:現状のエネルギー使用量・CO2排出量の実績データを準備し、改修後の削減量を計算できる体制を整える
補助金の計算方法と資金計画
補助率3分の1、補助上限5億円の仕組みを理解した上で資金計画を立てることが重要です。
- 補助対象経費×1/3=補助金額(最大5億円)
- 補助対象経費×2/3=自己負担額
- 補助金は原則として後払い(実績報告審査後に支払い)のため、工事費等の立替資金が必要
- 大規模改修の場合は金融機関(政策金融機関を含む)からの融資との組み合わせも有効
採択審査のポイント
採択審査では以下の観点が評価されます:
- CO2削減効果の大きさと費用対効果:補助金1円あたりのCO2削減効果(t-CO2/万円)が高い計画が優位
- 計画の具体性・実現可能性:設備仕様・工事計画・スケジュール・コストの根拠が明確か
- バリューチェーンへの波及効果:取引先・業界全体への脱炭素化波及が期待できるか
- 脱炭素経営へのコミットメント:企業として長期的な脱炭素目標(SBTi認定等)を設定しているか