募集終了全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約90

令和7年度 水力発電導入加速化事業費(既存設備有効活用支援事業)公募

基本情報

補助金額
11.3億円
補助率: 公募要領を参照
0円11.3億円
募集期間
2025-04-04 〜 2025-05-16
対象地域日本全国
対象業種電気・ガス・熱供給・水道業
使途新たな事業を行いたい / 研究開発・実証事業を行いたい / 災害(自然災害、感染症等)支援がほしい / 設備整備・IT導入をしたい / エコ・SDGs活動支援がほしい

この補助金のまとめ

新エネルギー財団(NEF)が執行する、既存水力発電設備の増出力・増電力量を支援する補助金です。老朽化した水力発電設備のリニューアル(リパワリング)や、ダム・導水路等の既存インフラを活用した出力増強工事を対象とし、可能性調査(調査事業)から実際の更新・増強工事(工事等事業)まで一貫して支援します。補助上限額は11億2,691万7千円と大規模で、補助率等の詳細は公募要領参照となっています。水力発電は資源小国・日本の純国産エネルギーとして政策的優先度が高く、2030年温室効果ガス46%削減目標および2050年カーボンニュートラルへの貢献が期待されています。令和7年度は予算超過で公募中止となった人気補助金です。

この補助金の特徴

1

調査事業と工事等事業の2フェーズ対応

既存水力発電設備の増出力・増電力量の可能性を調べる「調査事業」と、実際の更新・増強工事を実施する「工事等事業」の両方が補助対象です。まず調査から始め、可能性が確認できた後に工事申請するという段階的活用も可能です。

2

既存インフラの最大活用というコンセプト

本事業は新規水力発電所の建設ではなく、既存の発電設備・ダム・導水路等を活用した出力向上に特化しています。環境影響が少なく、開発リスクが低い「既設活用」というアプローチは、投資効率の観点からも優位性があります。

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レジリエンス強化事業も対象

近年の激甚化する自然災害により被害を受ける水力発電設備が増加しています。災害対策・レジリエンス強化に資する工事も補助対象となっており、防災・BCP(事業継続計画)の観点からも活用価値があります。

4

補助上限11億円超・大規模設備更新に対応

補助上限額は11億2,691万7千円と極めて大きく、大規模な発電設備の全面更新にも対応できます。老朽化した水力発電設備を現代の高効率機器に刷新するための財政支援として、電力会社から独立系発電事業者まで幅広く活用されています。

5

令和7年度は予算超過で公募中止

令和7年5月16日に予算超過により公募が中止されました。前年度からの継続分も含め需要が非常に高い補助金です。次年度公募への早期準備が採択に直結します。

ポイント

本補助金の戦略的価値は「既存資産の収益力向上」にあります。新規開発より低リスクで短期間で出力増強が実現できる既設活用は、電力会社・独立系発電事業者にとってコスト効率の高い再エネ拡大手段です。高経年化した設備の更新需要は全国的に潜在しており、競争倍率が高まる傾向があるため次年度に向けた早期準備が重要です。

対象者・申請資格

補助対象となる設備の条件

  • 既存の水力発電設備(水車・発電機・変圧器等)を有する発電所であること
  • 増出力または増電力量の可能性が見込まれる設備であること
  • 高経年化した設備のリニューアル(リパワリング)計画があること

対象となる事業の種類

  • 調査事業:増出力・増電力量の可能性調査(フィージビリティスタディ)
  • 工事等事業:発電設備の更新・改修工事、増出力・増電力量に資する工事

申請者の条件

  • 水力発電設備を所有または運営する法人・個人
  • 補助事業を確実に遂行できる経営基盤・技術力を有すること

レジリエンス強化事業の追加要件

  • 自然災害による被害リスクが確認されていること、または過去に被害実績があること
  • 災害対策工事の計画が具体化していること

ポイント

「既存の水力発電設備を所有・運営している事業者」が対象です。新規地点の開発事業者は本事業ではなく別の水力発電導入補助金の対象となります。継続分(前年度から事業継続中の案件)と新規分の両方が対象ですが、継続分は早い締切が設定されています。発電出力の規模制限については公募要領を確認する必要があります。

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申請ガイド

1

ステップ1:既存設備の現状分析と増出力可能性の確認

まず自社の水力発電設備の現状(設置年度・発電出力・稼働状況・老朽化状況)を整理し、増出力・増電力量の可能性を初期評価します。技術的な可能性分析には発電設備メーカーや専門コンサルタントとの事前相談が有効です。

2

ステップ2:調査事業か工事等事業かの判断

増出力の可能性が未確認であれば「調査事業」から申請します。すでに可能性調査が完了し工事計画が具体化している場合は「工事等事業」を直接申請できます。調査事業の結果を踏まえて次年度に工事申請する段階的活用も有効です。

3

ステップ3:公募説明会への参加と事前相談

新エネルギー財団が開催するオンライン公募説明会(Google Meet・Microsoft Teams方式)に参加します。説明会への参加申込は前日営業日の正午までに問い合わせメール(kisetsukatsuyou@nef.or.jp)で登録します。事前相談で補助対象範囲や申請書類の疑問点を解消することが重要です。

4

ステップ4:申請書類の作成・提出

Jグランツを通じて様式第1・様式第2本文まで申請します。ファイル容量(16MB)制限のため、様式第2別紙1以降は電子メールまたは電子媒体(CD-R等)で別途提出が必要です。継続分・新規分一次~最終の各締切に注意して計画的に準備します。

5

ステップ5:次年度公募への準備(令和7年度中止のため)

令和7年度は予算超過で中止のため、令和8年度公募開始に向けた準備(設備調査・工事設計・見積取得)を今から進めます。

ポイント

令和7年度は一次締切(5月13日)後に予算超過で公募中止となっています。次年度の公募では、公募開始直後の一次締切を狙うことが採択に有利です。継続分(前年度から継続中の案件)は別途早い締切が設定される可能性が高いため、継続案件は特に早めの準備が必要です。説明会への参加と担当者への事前相談が採択率向上の鍵です。

審査と成功のコツ

技術的実現可能性の明確な提示
増出力・増電力量の可能性調査や工事計画において、技術的な実現可能性を定量的に示すことが重要です。現在の発電出力から何%増加するか、年間発電電力量がどれだけ向上するかを具体的な数値で示した申請書が高評価を得ます。
費用対効果の明示
補助金を活用した工事投資に対して、増発電量・追加収益・CO2削減量等の効果を定量化して示します。国の再エネ拡大目標への貢献度として、増発電量(kWh/年)や設備容量(kW)の増加幅が審査で重視されます。
施工計画の具体性と実施体制の信頼性
工事等事業では、施工スケジュール・施工業者の選定・技術的リスクへの対応方針を具体的に記載することが重要です。実績のある専門施工業者との連携や、メーカーのサポート体制を示すことで事業の実施確実性をアピールできます。
レジリエンス強化の観点を追加
単なる出力増強だけでなく、防災対策・耐震補強・浸水対策等のレジリエンス強化要素を盛り込むことで、政策的意義を強化し採択評価を高めることができます。自然災害リスクマップ等を参照した根拠ある計画が評価されます。

ポイント

最重要ポイントは「増出力・増電力量の技術的根拠と定量的効果の明示」です。何kW増加するか、年間何MWhの発電量増加が見込めるかを専門家の知見に基づいて示した申請書が採択率を大きく高めます。設備メーカーや工事会社との連携による技術的裏付けが説得力の源泉です。

対象経費

対象となる経費

可能性調査費(調査事業)(4件)
  • 発電設備の現況調査・診断費
  • 増出力可能性の技術的調査費(測量・水量調査等)
  • フィージビリティスタディ(FS)費用
  • 環境影響予備調査費
設計費(工事等事業)(3件)
  • 更新・増強工事の基本設計費
  • 実施設計・詳細設計費
  • 施工計画策定費
工事費(工事等事業)(4件)
  • 水車・発電機等の主要発電設備更新費
  • 導水路・圧力鉄管等の土木設備改修費
  • 変圧器・開閉装置等の電気設備更新費
  • 制御システム・監視装置の更新費
レジリエンス強化工事費(3件)
  • 耐震補強工事費
  • 浸水・土砂災害対策工事費
  • 防災設備の整備費
工事監理費(2件)
  • 工事監理・品質管理費
  • 施工中の安全管理費

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 新規地点の水力発電所開発費(既設活用でない場合)
  • 発電設備の通常維持管理・定期点検費
  • 土地取得費・水利権取得費
  • 送電線・系統接続工事費(補助対象範囲外の部分)
  • 補助対象期間外に実施した事業の経費
  • 増出力・増電力量に直接関係しない設備更新費
  • 間接費・本部管理費(直接経費以外の按分費用)

よくある質問

Q調査事業と工事等事業はどちらから申請すべきですか?
A

既存設備の増出力・増電力量の可能性がまだ技術的に確認できていない場合は、まず「調査事業」から申請することを推奨します。調査によって実現可能性が確認できてから「工事等事業」に進む段階的活用が一般的です。すでに可能性調査が完了し工事計画が具体化している場合は、工事等事業を直接申請できます。

Q継続分と新規分の違いは何ですか?
A

継続分とは、前年度(令和6年度)にすでに補助金の交付決定を受けて事業を継続中の案件です。継続分は新規分より早い締切(令和7年度は4月30日)が設定されています。新規分は初めて本補助金に申請する案件で、一次・二次・最終と複数の締切が設けられます。継続案件は必ず継続分の締切を確認して対応してください。

Q水力発電設備の規模に制限はありますか?
A

本事業の詳細な対象規模については公募要領を参照してください。既存設備の有効活用を目的としているため、発電規模の範囲については同じ水力発電導入加速化事業費の他の事業(地域共生支援事業の20kW以上30,000kW未満等)と異なる場合があります。事前に新エネルギー財団の担当者(kisetsukatsuyou@nef.or.jp)に確認することを推奨します。

Qレジリエンス強化工事も補助対象になりますか?
A

はい、対象です。近年の激甚化する自然災害により水力発電設備への被害が増加していることを受け、耐震補強・浸水対策・土砂災害対策等の防災工事も補助対象として位置づけられています。増出力工事と防災工事を組み合わせた申請も可能です。

QJグランツで16MBの容量制限を超える場合はどうすればよいですか?
A

Jグランツでは様式第1と様式第2本文までを申請してください。様式第2別紙1以降の書類は、別途電子メールまたは電子媒体(CD-R等)により提出が必要です。複数のPDFは1つのZIPファイルにまとめてJグランツに登録してください。

Q補助率はいくらですか?
A

本事業の補助率については公募要領を参照する必要があります(jGrantsの情報では「公募要領を参照」とのみ記載)。調査事業と工事等事業で補助率が異なる場合があります。詳細は新エネルギー財団のウェブサイト(https://suiryokuhojo.nef.or.jp/)の公募要領または担当者(TEL:03-6810-0373)にご確認ください。

Q令和7年度は公募中止とのことですが、いつ次の公募がありますか?
A

令和7年度は令和7年5月16日に予算額超過により公募が中止されました。令和8年度の公募については、例年の傾向から4月頃に公募開始となる可能性が高いです。新エネルギー財団のウェブサイト(https://suiryokuhojo.nef.or.jp/)を定期的に確認し、公募開始の情報を早期にキャッチすることが重要です。公募開始直後に申請できるよう、今から設備調査・工事計画の準備を進めることを推奨します。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金(既存設備有効活用支援)は、固定価格買取制度(FIT)・非化石価値取引との組み合わせが基本戦略となります。設備更新後に出力増加分をFITまたはFIP(フィード・イン・プレミアム)で売電することで、補助金投資の早期回収が可能です。特にFIT認定を受けた既存設備の出力増強は、増加分のみFITを適用できるケースがあります(経産省への事前確認が必要)。また、環境省の「地域脱炭素移行・再エネ推進交付金」や各都道府県の再エネ導入支援補助金との組み合わせも検討する価値があります。ただし同一設備・同一経費への重複補助は禁止のため、工事費の按分計画を事前に整理してください。カーボンクレジット(Jクレジット)の発行も設備更新後の収益源として有効で、CO2削減量のクレジット化によるランニングコスト回収も視野に入れた資金計画の策定を推奨します。

詳細説明

事業の目的と背景

水力発電は純国産エネルギーとして、エネルギー自給率の向上・CO2フリー・安定電源・低コストという特性を持つ重要な電力源です。本補助金は、既存水力発電設備のリニューアルや増出力工事を支援することで、新規開発より低リスク・短期間で再エネを拡大することを目的としています。

補助対象事業の2種類

  • 調査事業:既存設備の増出力・増電力量の可能性を調査するフィージビリティスタディ。まず調査から始めたい事業者向け。
  • 工事等事業:実際の発電設備更新・増出力工事。水車・発電機の更新、導水路改修、電気設備更新等が対象。

レジリエンス強化事業

近年の激甚化する自然災害により被害を受ける水力発電設備が増加しています。耐震補強・浸水対策・土砂災害対策等のレジリエンス強化工事も補助対象となっており、防災・BCPの観点からも活用できます。

補助率・補助額

  • 補助率:公募要領を参照(調査事業・工事等事業で異なる場合あり)
  • 補助上限額:11億2,691万7千円

申請スケジュール(令和7年度)

令和7年度は一次締切(5月13日)後に予算超過により公募が中止となりました。令和8年度公募に向けた準備(設備調査・工事計画・説明会参加)を今から進めることを強く推奨します。

問い合わせ先

一般財団法人新エネルギー財団 水力地熱本部 水力業務部 既設活用補助事業担当
TEL:03-6810-0373 / E-mail:kisetsukatsuyou@nef.or.jp
詳細:https://suiryokuhojo.nef.or.jp/

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