募集終了
普通
準備期間の目安: 約21

令和6年度 病院勤務者勤務環境改善事業・救急医療体制強化事業(実績報告)

基本情報

補助金額
金額未定
補助率: 【病院勤務者勤務環境改善事業】1/2(施設・設備整備事業は2/3)  【救急医療体制強化事業】1/4
募集期間
2024-10-29 〜 2025-05-31
対象地域東京都
対象業種医療、福祉
使途人材育成を行いたい / 雇用・職場環境を改善したい / 設備整備・IT導入をしたい

この補助金のまとめ

東京都が都内の民間病院を対象に実施する、医師・看護職員の勤務環境改善を包括的に支援する補助金です。医療人材の離職防止・定着促進・再就業支援を目的とし、復職研修から相談窓口設置、チーム医療推進、施設整備まで幅広い取り組みを補助します。救急医療体制の中核を担う病院(救急車年間受入2,000件以上)には、同事業の加算分として救急医療体制強化事業も適用されます。補助率はソフト事業が1/2、施設・設備整備が2/3と手厚く、都内の医療体制の安定確保という政策的優先度の高さが補助率に反映されています。コンサルタント目線では、医師働き方改革との連動で需要が高まる事業であり、看護補助者・医師事務作業補助者の配置研修支援は特に費用対効果が高い活用パターンです。

この補助金の特徴

1

幅広いソフト事業の補助

復職研修・就労環境改善(上限1,114万円)、相談窓口事業(上限709万円)、チーム医療推進の取組(上限670万円)の3カテゴリのソフト事業を補助対象としています。人材確保・定着に直結する取り組みを網羅的にカバーしており、病院の状況に応じて選択的に活用できます。

2

施設・設備整備への補助(補助率2/3)

院内助産・助産師外来の整備や休憩室・当直室の新築・増改築・改修に対し、施設504万円・設備381万円を上限として補助率2/3という高水準で支援します。ハード整備は初期投資が大きいため、この補助率は財政的に大きなインパクトがあります。

3

救急病院への加算事業

救急車年間受入2,000件以上の病院は、病院勤務者勤務環境改善事業に加えて救急医療体制強化事業(補助率1/4)の加算が受けられます。救急医療の最前線を担う病院に対する重点支援の仕組みです。

4

チーム医療推進による医師負担軽減

医師事務作業補助者・看護補助者の配置研修、助産師活用、認定看護師資格取得支援・特定行為研修受講支援が対象です。医師の働き方改革2024年問題への対応策として実践的に機能する支援内容です。

5

女性医師等のキャリア継続支援

仕事と家庭の両立支援のための相談窓口設置が補助対象に含まれており、出産・育児を機に離職した医師・看護職員の再就業を組織的に後押しする仕組みを構築できます。

ポイント

本補助金の最大の特徴は、ソフト・ハードの両面を一体で支援する包括性にあります。医師働き方改革対応が急務の都内病院にとって、補助率2/3の施設整備支援と合わせて複合的に活用することで、単年度での勤務環境改善の実現が可能です。実績報告フェーズのため、すでに事業を実施した病院が活用対象となる点に注意が必要です。

対象者・申請資格

対象施設の条件

  • 都内に所在する病院であること
  • 国立・独立行政法人・地方独立行政法人・都立病院は対象外
  • 民間病院(医療法人・社会医療法人・学校法人等が運営する病院)が主な対象

補助対象となる職員の条件

  • 医師(男女問わず、復職者含む)
  • 看護職員(看護師・准看護師・助産師)
  • 医師事務作業補助者・看護補助者の研修経費も対象

救急医療体制強化事業の加算要件

  • 都内において救急医療体制の中核を担う病院であること
  • 救急車年間受入件数が2,000件以上であること
  • 上記を満たす病院のみ加算事業(補助率1/4)の適用を受けられる

ポイント

対象は「都内の民間病院」に限定されます。国公立・行政法人病院は一切対象外です。診療所やクリニックではなく「病院」(20床以上の入院施設を持つ医療機関)が要件となります。救急加算を狙う場合は年間2,000件という救急受入実績の確認が最重要チェックポイントです。

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申請ガイド

1

ステップ1:対象事業の確認と計画立案

補助対象となる事業(復職研修・就労環境改善・相談窓口・チーム医療推進・施設整備)の中から、自院が実施する取り組みを確認します。本申請は「実績報告」フェーズであり、すでに事業実施済みの取り組みに対して報告・精算を行うプロセスです。

2

ステップ2:実績報告書類の準備

事業実績報告書、経費の支出を証明する領収書・請求書・振込明細等の証拠書類を整理します。施設整備費の場合は工事完了報告書・写真も必要です。

3

ステップ3:データ提出先への電子送付

実績報告はJグランツ経由ではなく、東京都保健医療局医療政策部医療人材課に直接電子データで提出します。提出先メールアドレス:S1150404@section.metro.tokyo.jp

4

ステップ4:報告書提出

提出締切(令和7年5月31日)までに書類一式を送付します。書類の郵送先は東京都保健医療局医療政策部医療人材課人材計画担当です。

ポイント

本事業は「実績報告」フェーズのため、新規申請ではなく既に交付決定を受けた病院が対象です。締切は令和7年5月31日です。実績報告は電子データ提出が基本のため、証拠書類の電子整理を早めに着手することが重要です。不明点は電話(03-5320-4441)で確認を取ることを推奨します。

審査と成功のコツ

証拠書類の完全性確保
支出の事実を証明する書類(領収書・振込明細・契約書)が揃っているかを最初に確認します。特に人件費系の経費は給与台帳・出勤記録との整合性が求められます。書類不備は補助金額の減額・不採択に直結します。
補助対象経費の区分明確化
ソフト事業(補助率1/2)とハード事業(補助率2/3)の経費を明確に区分して計上します。混在した経費処理は審査で不備指摘を受けやすいため、事業区分ごとに経費管理台帳を整備してください。
救急加算の事前確認
救急医療体制強化事業の加算を受ける場合は、救急車受入件数2,000件以上の実績データ(消防庁統計や院内記録)を事前に準備しておきます。
報告書の記載精度向上
実績報告書の事業成果欄には、取り組みによる具体的な効果(離職率の変化、復職者数、チーム医療による業務効率化の実績等)を数値で示すと評価が高まります。次年度申請を見据えた記録として活用することも重要です。

ポイント

最も重要なのは証拠書類の完全性と経費区分の明確化です。ソフト・ハードの補助率が異なるため、経費の仕分けミスは精算額に直接影響します。実績報告は採択後の「締めくくり」ですが、次年度申請の基礎データにもなるため丁寧な記録が中長期的な補助金活用につながります。

対象経費

対象となる経費

復職研修・就労環境改善費(4件)
  • 復職者向け指導担当者の人件費
  • 復職研修の実施に要する経費
  • 就労環境改善ツール・システム導入費
  • 育児支援環境整備費
相談窓口事業費(3件)
  • 相談窓口担当者の人件費
  • 相談業務に係る通信費・消耗品費
  • 情報提供資料の作成費
チーム医療推進費(4件)
  • 医師事務作業補助者・看護補助者の研修費
  • 助産師外来設置に係る研修費
  • 認定看護師資格取得支援費
  • 特定行為研修受講費
施設整備費(補助率2/3)(2件)
  • 院内助産・助産師外来の施設新築・改修費
  • 休憩室・当直室の新築・増改築・改修工事費
設備整備費(補助率2/3)(2件)
  • 院内助産・助産師外来に必要な医療機器・備品
  • 休憩室・当直室の設備・備品購入費

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 国立・都立・独立行政法人病院が行う取り組みへの費用
  • 診療所・クリニック等(病院以外の医療機関)の経費
  • 補助対象期間外に実施した事業の経費
  • 医師・看護職員以外の職種(事務職員等)のみを対象とした研修費
  • 補助対象事業と直接関係のない施設・設備整備費
  • 土地取得費・賃借料
  • 既存施設の通常の維持管理・修繕費(大規模改修を除く)
  • 消費税(免税事業者を除き原則対象外)

よくある質問

Q実績報告と新規申請の違いは何ですか?
A

本事業は「実績報告」フェーズの公募です。新規申請とは異なり、すでに東京都から補助金の交付決定を受けて事業を実施した病院が、実施した事業の内容と経費を報告・精算するプロセスです。まだ交付決定を受けていない病院は、次年度の公募開始を待つ必要があります。

Q都立病院や国立病院は申請できますか?
A

申請できません。本事業の対象は都内の民間病院に限定されており、国、独立行政法人、地方独立行政法人、都が設置する病院(都立病院等)はすべて対象外です。医療法人・社会医療法人・学校法人・宗教法人等が運営する民間病院のみが対象となります。

Q診療所・クリニックは対象になりますか?
A

なりません。医療法上の「病院」(入院ベッド20床以上の医療機関)のみが対象です。有床診療所(19床以下)や無床クリニックは対象外です。病床数については自院の開設許可証で確認してください。

Qチーム医療推進の取組として何が補助対象になりますか?
A

医師事務作業補助者および看護補助者の配置に伴う研修費用、助産師の活用(院内助産・助産師外来の設置)、看護師の認定看護師資格取得支援および特定行為研修の受講支援が対象です。これらは医師の業務負担を軽減し、働き方改革に対応するための取り組みとして位置づけられています。

Q救急医療体制強化事業の加算を受けるには何が必要ですか?
A

救急車の年間受入件数が2,000件以上であることが要件です。この実績を証明する書類(消防庁への報告実績、院内救急統計等)を実績報告書に添付する必要があります。加算事業の補助率は1/4であり、通常事業に上乗せして適用されます。

Q施設・設備整備の補助率はなぜ2/3と高いのですか?
A

院内助産室や休憩室・当直室の整備は初期投資額が大きく、財政基盤の弱い民間病院にとって導入障壁が高いため、政策的に補助率を高く設定しています。特に助産師外来の設置は産科医不足への対応策として都が力を入れている領域であり、ソフト事業(1/2)より高い補助率で支援されています。

Q実績報告書はどこに提出すればよいですか?
A

電子データによる提出先は東京都保健医療局医療政策部医療人材課で、メールアドレスはS1150404@section.metro.tokyo.jpです。郵送の場合は〒163-8001 新宿区西新宿二丁目8番1号 東京都保健医療局医療政策部医療人材課人材計画担当宛てに送付します。提出期限は令和7年5月31日です。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は東京都単独事業のため、国の補助金との重複受給が可能な場合があります。医師の働き方改革関連では、厚生労働省の「医師労働時間短縮計画策定支援事業」や「地域医療介護総合確保基金」との棲み分けを確認した上で、国都併用申請を検討する価値があります。また、医療DX推進の観点から、電子カルテ導入・AI診断補助ツール活用等に係る補助金(厚労省・経産省系)と組み合わせることで、医師事務作業補助者の業務効率化と連動した勤務環境改善を実現できます。施設整備については、老朽化設備の更新を兼ねた休憩室・当直室改修の場合、病院機能強化に係る融資(福祉医療機構等)と組み合わせることで自己資金負担を最小化できます。なお、同一経費に対して複数の補助金を重複申請することは原則として禁止されているため、経費の按分計画を事前に整理することが重要です。

詳細説明

事業の目的と背景

東京都が実施する本補助金は、都内の民間病院が取り組む医師・看護職員の勤務環境改善を包括的に支援することを目的としています。医療人材の不足・離職が深刻化する中、2024年4月から適用された医師の時間外労働上限規制(働き方改革)への対応が急務となっています。本事業はその対応を財政面から後押しするものです。

補助対象事業の詳細

以下の3カテゴリの事業が補助対象となります。

  • 勤務環境改善・再就業支援事業:復職研修(最大1,114万円)と就労環境改善、相談窓口事業(最大709万円)
  • チーム医療推進の取組:医師事務作業補助者・看護補助者の研修、助産師外来設置、認定看護師資格取得支援(最大670万円)
  • 施設・設備整備事業:院内助産室・助産師外来の整備、休憩室・当直室の新設・改修(施設504万円、設備381万円、補助率2/3)

救急医療体制強化事業(加算)

救急車年間受入2,000件以上の病院は、上記事業に加えて救急医療体制強化事業(補助率1/4)の加算が受けられます。都内の救急医療の中核を担う病院への重点支援として位置づけられています。

補助率と補助額上限

  • ソフト事業(復職研修・就労環境・相談窓口・チーム医療):補助率1/2
  • 施設・設備整備事業:補助率2/3
  • 救急医療体制強化事業(加算分):補助率1/4

対象施設と申請要件

都内に所在する民間病院が対象です。国立・都立・独立行政法人・地方独立行政法人が設置する病院は対象外です。本申請は実績報告フェーズのため、すでに交付決定を受けて事業を実施した病院が報告・精算を行うプロセスとなります。

申請手続き

実績報告書類は東京都保健医療局医療政策部医療人材課に電子データで提出します。提出期限は令和7年5月31日です。証拠書類(領収書・振込明細・工事完了報告書等)の整備が重要です。問合せ先:03-5320-4441(人材計画担当)

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