募集終了全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約45

令和6年度「ALPS処理水関連の輸入規制強化を踏まえた水産業の特定国・地域依存を分散するための緊急支援事業(国内販路拡大等支援事業)」を実施する補助事業者(執行団体(事務局))の公募

基本情報

補助金額
10.1億円
補助率: 定額 間接補助先への補助内容の詳細は公募要領をご確認ください。
0円10.1億円
募集期間
2025-02-28 〜 2025-03-21
対象地域日本全国
対象業種漁業
使途販路拡大・海外展開をしたい

この補助金のまとめ

ALPS処理水の海洋放出に伴い、中国・香港・マカオ等が日本産水産物の輸入規制を強化した結果、ホタテ貝をはじめとする水産品の輸出が大幅に減少しています。本事業は農林水産省が推進する緊急対策として、輸出依存度の高い水産品の国内販路開拓・拡大を支援するものです。執行団体(事務局)となる補助事業者を公募し、その団体が国内の水産事業者(間接補助先)に対して販路拡大等の取組を支援します。補助総額は約10.1億円(定額)で、間接補助先への補助条件は公募要領に詳細が定められています。北海道産ホタテを中心とした国内需要の掘り起こし、新たな販売チャネルの構築、消費者への認知拡大などの取組が対象となり、輸出先の分散と国内市場の強化の両面から水産業の持続可能な発展を図ります。

この補助金の特徴

1

緊急性の高い国策事業

ALPS処理水放出を契機とした輸入規制強化に対応するための農林水産省による緊急支援事業です。ホタテ等の輸出減少が深刻な品目を対象に、国内販路の拡大を通じて水産業の経営安定化を図ります。

2

執行団体(事務局)公募方式

本補助金は国が直接事業者を支援するのではなく、まず執行団体(事務局)となる法人を公募します。選定された執行団体が実際の間接補助先(水産事業者等)への支援を行う二段階構造であり、業界団体・協同組合等が申請主体となります。

3

補助総額約10.1億円・定額補助

事業全体の補助上限は約10.1億円で、定額補助方式が採用されています。間接補助先への補助率・補助上限は公募要領で別途規定されており、個別事業者が受け取れる金額は要領の詳細確認が必要です。

4

国内販路拡大に特化した用途

輸出依存からの脱却を目的とし、国内小売・外食・加工業者への販路開拓、プロモーション活動、商談会開催など、国内市場における水産品の需要創出に関連する取組が支援対象です。

5

全国対応・漁業事業者が対象

対象地域は全国で、漁業・水産加工業等に従事する事業者が間接補助先として想定されています。特に輸出依存度が高い北海道等の水産業者にとって活用機会が大きい事業です。

ポイント

本事業はALPS処理水問題という時限的・緊急的な政策課題に対応するため設計された国策事業です。直接補助ではなく執行団体公募方式を採るため、業界団体や協同組合等が事務局として申請し、傘下の水産事業者に支援を届ける仕組みです。補助総額の規模・定額補助の性質から、執行団体の運営・管理体制が審査の核心となります。

対象者・申請資格

申請主体の要件

  • 法人格を有する団体であること(法人、協同組合、業界団体等)
  • 水産業に関連する業界団体・協同組合・民間法人等
  • 執行団体(事務局)として間接補助事業を管理・運営できる体制を有すること
  • 農林水産省の定める基準を満たす財務・コンプライアンス体制があること

対象事業・用途の要件

  • ALPS処理水関連の輸入規制強化の影響を受けた水産品(特にホタテ等)を対象とすること
  • 国内販路拡大、消費促進、新規取引先開拓に資する取組であること
  • 間接補助先(水産事業者等)への支援事業として設計されていること

間接補助先(水産事業者)の要件

  • 漁業・水産加工業・水産物流通業等に従事する事業者であること
  • 輸出依存度の高い品目(ホタテ等)を取り扱っていること
  • 国内販路拡大の取組を実施する意志・能力があること

ポイント

本事業の直接の申請者は「執行団体(事務局)」となる法人・団体です。個々の漁業者や水産加工業者が直接申請するのではなく、業界団体・協同組合等が事務局として申請し、傘下の事業者に支援を届ける仕組みです。事務局としての管理体制・実績が審査の重要要素となります。

あなたは対象?かんたん診断

8問の質問に答えるだけで、この補助金の対象かどうかを簡易診断できます。

申請ガイド

1

ステップ1: 公募要領の入手・精読

農林水産省または委託機関が公表する公募要領を入手し、執行団体の要件・審査基準・応募書類一覧を確認します。間接補助先への補助条件も公募要領に詳細が記載されているため、事業設計前に必ず確認が必要です。

2

ステップ2: 事業計画の策定

支援対象となる水産事業者の選定基準、支援メニューの設計(販路開拓支援・プロモーション・商談会等)、事業規模・予算計画、効果測定方法を含む事業計画書を策定します。実現可能性と政策目的への適合性が審査で重視されます。

3

ステップ3: 必要書類の準備

法人の登記書類、直近の財務諸表、事業計画書、収支予算書、事業実施体制図、過去の類似事業実績等を準備します。公募要領に指定された様式がある場合は、指定様式を使用します。

4

ステップ4: 書類提出・審査対応

定められた期限内に応募書類を提出します。書面審査後にヒアリングや追加資料提出が求められる場合があります。質問への回答は事業計画の論理的一貫性を保って対応します。

5

ステップ5: 採択・契約・事業開始

採択通知後に補助金交付申請を行い、交付決定を受けてから事業を開始します。実績報告・精算払いの手続きも公募要領に従って行います。

ポイント

本事業は執行団体の公募であるため、通常の補助金申請より高度な事業管理能力が求められます。間接補助先への支援設計、資金管理、実績報告体制を事前に整備したうえで申請することが採択の鍵です。農林水産省への窓口確認と早期の事前相談を推奨します。

審査と成功のコツ

政策目的との整合性
事業計画がALPS処理水問題への対応という政策目的に明確に呼応していることが最重要です。「なぜこの取組がホタテ等の国内販路拡大に直結するか」を数値目標とともに論理的に説明できる計画を策定してください。抽象的な計画より具体的な取引先候補・販売数量見込みを示した計画が評価されます。
執行団体としての管理体制の充実
二段階補助方式では、執行団体の事務局運営能力が直接評価されます。間接補助先の選定・審査プロセス、補助金の適正執行管理、実績報告のフローを明確に設計し、過去の類似事業での実績があれば積極的にアピールしてください。
対象水産品・対象地域の具体性
ホタテ等の輸出減少品目に絞り込み、具体的な産地・漁業者・流通業者との連携体制を示すことで、事業の実現可能性が高まります。北海道・東北等の主要産地との関係性を証明できる資料があれば添付します。
費用対効果の明確化
約10.1億円の大型補助事業であるため、投入コストに対する期待効果(販売額増加、取引先開拓件数、消費者認知向上等)を具体的な指標で示すことが求められます。KPIと測定方法を明確に設定した計画が高評価につながります。
迅速な申請準備と期限厳守
緊急支援事業のため公募期間が短い可能性があります。公募開始と同時に準備を始められるよう、事前に組織内の意思決定・書類準備を進めておくことが重要です。

ポイント

採択の決め手は「政策目的との整合性」と「執行団体としての管理能力」の二点です。単なる販路拡大事業ではなく、ALPS処理水問題という特定の政策課題への対応として位置づけ、かつ大規模な補助金を適正に執行できる体制を証明することが採択への近道です。

対象経費

対象となる経費

事務局運営費(5件)
  • 人件費(事業担当者)
  • 事務所賃料
  • 通信費
  • 消耗品費
  • その他管理費
販路開拓・プロモーション経費(5件)
  • 広告宣伝費
  • チラシ・パンフレット制作費
  • WEBサイト構築・運営費
  • SNS広告費
  • メディア掲載費
商談会・展示会関連費(5件)
  • 商談会開催費
  • 展示会出展費
  • 会場費
  • 備品・展示物制作費
  • 交通費・旅費
試食・PR活動費(4件)
  • 試食提供費
  • サンプル品製造費
  • 調理実演費用
  • 消費者向けイベント費
調査・分析費(4件)
  • 市場調査費
  • 消費者ニーズ調査費
  • 販売実績分析費
  • 外部コンサルタント費
物流・保管費(3件)
  • 国内輸送費
  • 冷凍・冷蔵保管費
  • 梱包資材費
加工・付加価値化費(4件)
  • 新商品開発費
  • 加工設備リース費
  • 包装デザイン費
  • 品質検査費

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 輸出関連経費(海外向け販売・輸送費等)
  • 土地・建物の取得費
  • 汎用性の高い設備・機械の購入費(事業専用でないもの)
  • 補助事業期間外の経費
  • 補助金の目的外使用に該当する経費
  • 他の補助金・助成金と重複する経費
  • 消費税(課税事業者の場合)
  • 接待・交際費

よくある質問

Q個々の漁業者や水産加工業者が直接申請できますか?
A

いいえ。本事業は「執行団体(事務局)」となる法人・団体を公募するものです。個々の漁業者・水産加工業者は、採択された執行団体を通じて間接補助先として支援を受ける仕組みです。

Q執行団体として申請できる組織はどのような団体ですか?
A

水産業に関連する業界団体、漁業協同組合、水産加工業者団体、民間法人等が想定されます。ただし、詳細な要件は公募要領に規定されるため、公表後に必ず確認してください。

Q補助率は何割ですか?補助上限はいくらですか?
A

執行団体への補助は定額(総額約10.1億円)です。執行団体から間接補助先への補助率・補助上限は公募要領に別途規定されています。間接補助先が受け取れる金額は公募要領でご確認ください。

Qホタテ以外の水産品も対象になりますか?
A

事業名称には「ホタテ等の輸出減顕著品目」と記載されており、ホタテを中心としつつも他の輸出減少が顕著な品目も対象となる可能性があります。対象品目の詳細は公募要領で確認してください。

Q現在ステータスが「受付終了」となっていますが、再公募の可能性はありますか?
A

本事業は令和6年度の緊急支援事業として公募されたものです。現在の公募は終了していますが、政策的必要性に応じて追加公募や後継事業が実施される可能性があります。農林水産省の最新情報をご確認ください。

Q北海道や東北以外の事業者でも申請できますか?
A

対象地域は全国です。ただし、事業内容がALPS処理水の影響を受けたホタテ等の国内販路拡大に直結していることが要件となるため、対象品目の産地・流通との関連性を示す必要があります。

Q間接補助先への支援はどのような形で行われますか?
A

執行団体が設計する支援メニューにより異なりますが、一般的に販路開拓支援、プロモーション費用の補助、商談会参加支援等が考えられます。具体的な支援内容は採択された執行団体の事業計画によります。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本事業はALPS処理水対応という特定政策目的のための緊急支援事業であるため、他の補助金との併用については公募要領の規定を厳守する必要があります。一般的な原則として、同一経費に対する複数の補助金の重複受給は認められません。ただし、異なる経費・異なる取組に対して別の補助制度を活用することは可能な場合があります。水産業向けの関連制度としては、水産庁所管の各種漁業経営安定対策、中小企業庁所管の事業再構築補助金・ものづくり補助金等が考えられますが、それぞれの要件・対象経費が異なるため、個別に確認が必要です。また、農林水産省・水産庁では本事業と並行してALPS処理水対応に関連する複数の事業を展開している場合があり、制度間の整合性・優先順位を確認することを推奨します。詳細は公募要領の「他の補助金等との関係」の章を確認し、不明点は農林水産省担当部署または公募窓口に事前照会してください。

詳細説明

事業の背景と目的

2023年8月、東京電力福島第一原子力発電所のALPS処理水の海洋放出が開始されました。これに対し、中国・香港・マカオ等が日本産水産物に対する輸入規制を大幅に強化した結果、北海道産ホタテをはじめとする水産品の輸出が激減する事態となりました。特にホタテは国内生産量の約40〜50%が中国向けに輸出されていたとされており、その打撃は北海道漁業・水産加工業にとって深刻なものでした。

本事業「ALPS処理水関連の輸入規制強化を踏まえた水産業の特定国・地域依存を分散するための緊急支援事業(国内販路拡大等支援事業)」は、こうした状況を踏まえ、農林水産省が令和6年度に実施した緊急支援パッケージの一環です。輸出依存度の高い水産品の国内販路を拡大することで、特定国・地域への依存からの脱却と、水産業経営の安定化を図ることを目的としています。

事業の仕組み(二段階補助方式)

本事業は、国が直接個々の水産事業者を支援するのではなく、「執行団体(事務局)」を公募・採択し、その執行団体が水産事業者(間接補助先)への支援を実施するという二段階補助方式を採用しています。

  • 第一段階:農林水産省が執行団体(事務局)を公募・選定。補助総額約10.1億円が定額で交付される。
  • 第二段階:採択された執行団体が、公募要領に基づき間接補助先(漁業者・水産加工業者・流通業者等)を選定し、国内販路拡大のための取組を支援する。

この方式により、業界全体を俯瞰できる業界団体・協同組合等が事務局として機能し、個々の事業者への支援を効率的・効果的に届けることが期待されています。

申請対象・要件

執行団体(事務局)の要件

  • 法人格を有すること(株式会社、協同組合、一般社団法人等)
  • 水産業に関連する事業または支援実績を有すること
  • 間接補助先の選定・管理・実績報告を適切に行える体制を有すること
  • 補助金の適正執行に必要な財務・コンプライアンス体制を有すること

間接補助先(水産事業者)の要件

  • 漁業・水産養殖業・水産加工業・水産物流通業等に従事する事業者
  • ALPS処理水関連の輸入規制強化の影響を受けた品目(ホタテ等)を取り扱っていること
  • 国内販路拡大の具体的な取組を実施する意志・能力があること

支援対象となる取組の例

  • 国内小売業者・外食チェーン・食品加工業者との商談会の開催・参加支援
  • 消費者向けプロモーション・広告宣伝活動(SNS、TV、WEB等)
  • 試食会・料理イベントを通じた消費者認知の向上
  • ECサイト・通販チャネルの構築・強化
  • ブランディング・パッケージデザイン改善
  • 新商品・加工品の開発と国内向け販売促進
  • ふるさと納税・ギフト需要の開拓
  • 学校給食・病院食・介護食向け販路開拓

補助金額・補助率

区分内容
補助総額約10.1億円(定額)
補助方式定額補助(執行団体への補助)
間接補助先への補助率・上限公募要領参照

執行団体への補助は定額方式のため、採択団体は予算の範囲内で間接補助先への支援を設計・実施します。間接補助先が受け取れる金額・補助率の詳細は公募要領に定められています。

スケジュール

本事業は令和6年度(2024年度)の緊急支援事業として公募が実施されました。現在の公募は受付終了となっています。後継事業・追加公募の可能性については農林水産省の公式情報を随時確認してください。

申請のポイント

  1. 政策目的との整合性を明示する:ALPS処理水問題への対応という緊急性・公益性を前面に出した事業計画を策定する。
  2. 執行団体としての実績・体制を証明する:過去の補助金事務局運営実績、傘下組合員・会員数、財務健全性をアピールする。
  3. 具体的な支援設計を示す:間接補助先の選定基準、支援メニュー、目標値(販売額・取引先数等)を定量的に示す。
  4. 迅速な申請準備:緊急支援事業のため公募期間が短い場合がある。公募開始前から準備を進める。

関連書類・リンク